294 / 869
294:自ら望んで海を出た
しおりを挟む
「みなさーん。残念でした!!
青いアヒルはこれにて失礼いたします!!
またどこかでお会いいたしましょう!!」
まだ、面をつけてるから、見れば笑う。みなが視線を外す。
その間を大きな袋を抱えて、広場をでた。
路地裏で袋を収納、面を外し、砂漠の民の服を脱ぎ、
先に買っておいたここの人たちと同じような服を着る。
これで、もうわからない。
落ち着いた頃に広場に戻り、買い物を楽しむことにした。
「おい!」
守衛さんだ。
「あ、さっきはありがとうございました。」
「お前たち、ん?服を変えたのか?」
「ええ、よくわかりましたね。さすが守衛さん。」
「それが仕事だ。それはいい。あれはなんだ?あの後はひどかったんだぞ?」
「え?なにかまずい?違反しましたか?」
「いや、そうじゃない。誰かが思い出して笑うたびに、皆が笑うし、
ぶ、俺も、仕事柄、笑い転げるわけもいかないし、
落ち着いたら落ち着いたで、あの甘い菓子の奪いあいだ。」
「子供同士で?」
「それは、俺が止めたよ。大人だよ、集めないで歌だけ聞いたやつらがな、
ずるいってよ。」
「笑ったから銅貨は渡せないけど、羽毛の報酬が菓子のつもりだったんですよ?」
「ああ、それはわかってる。苦しい想いをしたのにってことらしい。
それで、落ち着いた後に、菓子を食べてな、うまい、うまいって見せびらかすように
食べたやつがいるんだよ。そこから喧嘩だ。」
「あー、それは、そこまで考えなかった。迷惑かけましたね、守衛さんに。」
「俺か?ああ、止めるのは仕事だからいいさ。しかし、あの手は2度と使えんぞ?」
「ええ、ここではもうしませんよ。買い物が終われば出ますんで。」
「そうか?ま、楽しませてもらったよ。あんたたちは損したんじゃないか?
2リング払って、菓子を配って、手に入れたのはあの羽根だけだ。」
「ええ、十分手に入りましたんで。ありがとうございました。
あ、これ、ご迷惑をかけたみたいなんで、
よかったらどうぞ。」
袋に入れたクッキーを渡す。
「お!ありがたい!遠慮なくもらっておくよ。
まだ、向こうで文句を言ってるからな。これを配っておくさ。
いつまでここにいるんだ?」
「月が昇る前には出ます。」
「そうか、その時は門にはいないが、気を付けてな。」
「ええ、ありがとうございます。」
んー、喧嘩するとは思わなかった。
「愛しい人、子供がさっきからこっちを見てるぞ?」
「ん?ああ、最初に持ってきてくれた子だ。
少年!どうした?」
子供らしい子供に声を掛ける。
少年だよね?少女だったらどうしよう。
「さっきのねーちゃんだよな?」
「そうそう、お面がないのによくわかったね。」
「声で分かる。」
「そうか。少年は少年だよね?」
「?そうだ。あのさ、まだ羽根はあるんだ、持ってくるからあの甘いものと交換できない?」
「ん?羽根はもう一杯たまったからいらないよ?」
「・・・。さっきのトルガのおっさんにはなんで甘いのあげたんだ?」
「ああ、なんか、大人たちが喧嘩したって?よけいな仕事をさせたからね、そのお礼だよ。
少年?まだ甘いの欲しいの?もしかして取られた?」
「ううん、取られてない。取られそうになったけど、トルガのおっさんが助けてくれた。
でも、1つ食べた。あと2つ。
俺の家族4人なんだ。あと1つ欲しいんだ。」
「そうか、そうか。家近くなの?アヒルもいるの?そう?
じゃ、そのアヒルさん触らせてくれるかな?走っていくのを見ただけなんだ。
そのお代が甘いお菓子だ。どう?」
「ほんと?すぐ近く!行こう!早く!」
「うふふ。かわいいねー。ティス!アヒル見に行こう!」
「・・・・」
「?ダメ?」
「いや、現物をみれば、また笑ってしまう。」
「あははは!そう?あの子は大丈夫そうだったよ?」
「ねーちゃん!早く!」
そんなことはなかった。
ここだよ?と、大きな小屋に案内され、扉を開けた途端、
2人が噴出した。
「ね、ねーちゃん、じっくりみてて、ぶ、いいから、俺、そとに、あははは!にいるから!」
「愛しい人!わ、私もここにいる、から!!」
「はいはい。」
「お邪魔しまーす。」
おお、飼育小屋の匂い!うん、これは大丈夫!
「初めまして!アヒルを見るのが初めてなんで、
ここの家の少年に案内してもらいました。
もし、良かったら触ってもいいですか?あ、いいですか?
おお!つるつる。ここの抜け毛?胸元だと思うんですが、
これをね、集めて服を作ろうと思って。
あ?なんで笑ってるのか?外の2人?んー、よくわかんないんですけど、
歌があるんですよ、アヒルの歌。それをうたったら、あんなんで。
え?そうですか?」
どんな歌?というので、歌ってやる。
クーアーと一緒に歌ってくれた。
俺たちは自ら望んで海を出たんだと教えてくれた。
それに体は弱くなっていない、むしろ強くなったらしい。
そうなんだ。まちがった歌だったねというと、
そのほうがおかしいから構わないと許可をもらった。
歌のお礼に、尻尾の羽根を何本かもらった。お礼だからいいよね。
お面の飾りにしようと思う。
お礼を言って、外に出ると、2人ともうなだれていた。
「あ、歌が聞こえた?あははは、ごめんよ。
お礼に羽根をもらったよ。きれいだね。
あ、少年、ありがとう。これね。アヒルに会わせてくれたお代ね。
日持ちはするけど、早めに食べてね。」
「やった!こんなに?いいの?」
「もちろん!もし、あの広場にいた子が、あんたに嫌がらせしてきたら、腕をこうね、
で、ズンタッタって歌えば、大丈夫だよ、しばらくは。」
「ぶ!!お、俺がダメ!!」
「ああ、そうか、そこは、うん、がんばれ!」
「明日もする?」
「ううん、もうこれからここを出るよ?アヒルに会えてよかった。
ありがとうね。アヒルさんは歌を覚えたみたいだよ?」
「そうなの?アヒルって歌うんだ。」
「いやー、クークーアーだったけど。」
「あはははは!それも面白いね!ねーちゃんありがとう!」
「こちらこそ!」
マティスは、ずっとおなかをさすっていた。
ポンポンいたいいたい状態のようだ。すまぬ。
「愛しい人、マトグラーサとの国境沿いに森があるそうだ。
そこにリンゴがある。少年がおしえてくれた。」
やっと、腹の痙攣が落ち着いたので、彼女に教えてやる。
「わ!すごい情報をもらったんだね。ここから近い?」
「アヒルで2日だそうだ。赤馬で1日、ならば、砂漠の民でも1日。
しかし、飛べばすぐだろう。」
「よし!行こう!そのまえに腹ごしらえだ!!」
アヒルを見た後、また広場に戻って、
何食わぬ顔で屋台の食べ物を食べた。
メイガのスープと、厚切りのハム。彼女はパンにはさんで食べていた。
スープにはメイガの赤い粉をこっそり振りかけている。
「うん、おいしいね。体があたたまる。」
「これは、いいな。」
「あんまりたくさんいれたら、辛くてダメだけどね。ちょっとだけがいいね。
さ、リンゴを探しに行こう。ここには売ってなかったでしょ?」
「少し時期が早いらしい。いまはマトグラーサの向こう、ダカルナまで広がる森で、
雨の日まで、ここでは雪の日までだな、そのころまでに、実りが来るらしい。」
「ん?リンゴはなに?木の実?草の実?まさか動物?」
「植物だよ。蔓なる実だ。とても小さい。それが木々に絡みながら成長していく。
それを蔓ごと酒にしたのが、お前が気にいっていたリンゴ酒だ。」
「蔓かー。その実だけでは食べないの?お酒にするんじゃなくて。」
「小さいからな。それを食べるのは面倒だ。
だから蔓ごと酒にする。」
「なるほど。ちょっと苦味があるのは蔓せいかな?
よし!ニックさんとの約束の時間まで、リンゴを収穫しに行こう!」
広場を抜け、門を出る。
上空をかなりの速さで飛ぶことになるので、
毛皮以外のものを着こむ。耳も隠すように細長くした毛布を巻く。
ごうぐるを付け、マトグラーサの国境沿いの森へと進んだ。
青いアヒルはこれにて失礼いたします!!
またどこかでお会いいたしましょう!!」
まだ、面をつけてるから、見れば笑う。みなが視線を外す。
その間を大きな袋を抱えて、広場をでた。
路地裏で袋を収納、面を外し、砂漠の民の服を脱ぎ、
先に買っておいたここの人たちと同じような服を着る。
これで、もうわからない。
落ち着いた頃に広場に戻り、買い物を楽しむことにした。
「おい!」
守衛さんだ。
「あ、さっきはありがとうございました。」
「お前たち、ん?服を変えたのか?」
「ええ、よくわかりましたね。さすが守衛さん。」
「それが仕事だ。それはいい。あれはなんだ?あの後はひどかったんだぞ?」
「え?なにかまずい?違反しましたか?」
「いや、そうじゃない。誰かが思い出して笑うたびに、皆が笑うし、
ぶ、俺も、仕事柄、笑い転げるわけもいかないし、
落ち着いたら落ち着いたで、あの甘い菓子の奪いあいだ。」
「子供同士で?」
「それは、俺が止めたよ。大人だよ、集めないで歌だけ聞いたやつらがな、
ずるいってよ。」
「笑ったから銅貨は渡せないけど、羽毛の報酬が菓子のつもりだったんですよ?」
「ああ、それはわかってる。苦しい想いをしたのにってことらしい。
それで、落ち着いた後に、菓子を食べてな、うまい、うまいって見せびらかすように
食べたやつがいるんだよ。そこから喧嘩だ。」
「あー、それは、そこまで考えなかった。迷惑かけましたね、守衛さんに。」
「俺か?ああ、止めるのは仕事だからいいさ。しかし、あの手は2度と使えんぞ?」
「ええ、ここではもうしませんよ。買い物が終われば出ますんで。」
「そうか?ま、楽しませてもらったよ。あんたたちは損したんじゃないか?
2リング払って、菓子を配って、手に入れたのはあの羽根だけだ。」
「ええ、十分手に入りましたんで。ありがとうございました。
あ、これ、ご迷惑をかけたみたいなんで、
よかったらどうぞ。」
袋に入れたクッキーを渡す。
「お!ありがたい!遠慮なくもらっておくよ。
まだ、向こうで文句を言ってるからな。これを配っておくさ。
いつまでここにいるんだ?」
「月が昇る前には出ます。」
「そうか、その時は門にはいないが、気を付けてな。」
「ええ、ありがとうございます。」
んー、喧嘩するとは思わなかった。
「愛しい人、子供がさっきからこっちを見てるぞ?」
「ん?ああ、最初に持ってきてくれた子だ。
少年!どうした?」
子供らしい子供に声を掛ける。
少年だよね?少女だったらどうしよう。
「さっきのねーちゃんだよな?」
「そうそう、お面がないのによくわかったね。」
「声で分かる。」
「そうか。少年は少年だよね?」
「?そうだ。あのさ、まだ羽根はあるんだ、持ってくるからあの甘いものと交換できない?」
「ん?羽根はもう一杯たまったからいらないよ?」
「・・・。さっきのトルガのおっさんにはなんで甘いのあげたんだ?」
「ああ、なんか、大人たちが喧嘩したって?よけいな仕事をさせたからね、そのお礼だよ。
少年?まだ甘いの欲しいの?もしかして取られた?」
「ううん、取られてない。取られそうになったけど、トルガのおっさんが助けてくれた。
でも、1つ食べた。あと2つ。
俺の家族4人なんだ。あと1つ欲しいんだ。」
「そうか、そうか。家近くなの?アヒルもいるの?そう?
じゃ、そのアヒルさん触らせてくれるかな?走っていくのを見ただけなんだ。
そのお代が甘いお菓子だ。どう?」
「ほんと?すぐ近く!行こう!早く!」
「うふふ。かわいいねー。ティス!アヒル見に行こう!」
「・・・・」
「?ダメ?」
「いや、現物をみれば、また笑ってしまう。」
「あははは!そう?あの子は大丈夫そうだったよ?」
「ねーちゃん!早く!」
そんなことはなかった。
ここだよ?と、大きな小屋に案内され、扉を開けた途端、
2人が噴出した。
「ね、ねーちゃん、じっくりみてて、ぶ、いいから、俺、そとに、あははは!にいるから!」
「愛しい人!わ、私もここにいる、から!!」
「はいはい。」
「お邪魔しまーす。」
おお、飼育小屋の匂い!うん、これは大丈夫!
「初めまして!アヒルを見るのが初めてなんで、
ここの家の少年に案内してもらいました。
もし、良かったら触ってもいいですか?あ、いいですか?
おお!つるつる。ここの抜け毛?胸元だと思うんですが、
これをね、集めて服を作ろうと思って。
あ?なんで笑ってるのか?外の2人?んー、よくわかんないんですけど、
歌があるんですよ、アヒルの歌。それをうたったら、あんなんで。
え?そうですか?」
どんな歌?というので、歌ってやる。
クーアーと一緒に歌ってくれた。
俺たちは自ら望んで海を出たんだと教えてくれた。
それに体は弱くなっていない、むしろ強くなったらしい。
そうなんだ。まちがった歌だったねというと、
そのほうがおかしいから構わないと許可をもらった。
歌のお礼に、尻尾の羽根を何本かもらった。お礼だからいいよね。
お面の飾りにしようと思う。
お礼を言って、外に出ると、2人ともうなだれていた。
「あ、歌が聞こえた?あははは、ごめんよ。
お礼に羽根をもらったよ。きれいだね。
あ、少年、ありがとう。これね。アヒルに会わせてくれたお代ね。
日持ちはするけど、早めに食べてね。」
「やった!こんなに?いいの?」
「もちろん!もし、あの広場にいた子が、あんたに嫌がらせしてきたら、腕をこうね、
で、ズンタッタって歌えば、大丈夫だよ、しばらくは。」
「ぶ!!お、俺がダメ!!」
「ああ、そうか、そこは、うん、がんばれ!」
「明日もする?」
「ううん、もうこれからここを出るよ?アヒルに会えてよかった。
ありがとうね。アヒルさんは歌を覚えたみたいだよ?」
「そうなの?アヒルって歌うんだ。」
「いやー、クークーアーだったけど。」
「あはははは!それも面白いね!ねーちゃんありがとう!」
「こちらこそ!」
マティスは、ずっとおなかをさすっていた。
ポンポンいたいいたい状態のようだ。すまぬ。
「愛しい人、マトグラーサとの国境沿いに森があるそうだ。
そこにリンゴがある。少年がおしえてくれた。」
やっと、腹の痙攣が落ち着いたので、彼女に教えてやる。
「わ!すごい情報をもらったんだね。ここから近い?」
「アヒルで2日だそうだ。赤馬で1日、ならば、砂漠の民でも1日。
しかし、飛べばすぐだろう。」
「よし!行こう!そのまえに腹ごしらえだ!!」
アヒルを見た後、また広場に戻って、
何食わぬ顔で屋台の食べ物を食べた。
メイガのスープと、厚切りのハム。彼女はパンにはさんで食べていた。
スープにはメイガの赤い粉をこっそり振りかけている。
「うん、おいしいね。体があたたまる。」
「これは、いいな。」
「あんまりたくさんいれたら、辛くてダメだけどね。ちょっとだけがいいね。
さ、リンゴを探しに行こう。ここには売ってなかったでしょ?」
「少し時期が早いらしい。いまはマトグラーサの向こう、ダカルナまで広がる森で、
雨の日まで、ここでは雪の日までだな、そのころまでに、実りが来るらしい。」
「ん?リンゴはなに?木の実?草の実?まさか動物?」
「植物だよ。蔓なる実だ。とても小さい。それが木々に絡みながら成長していく。
それを蔓ごと酒にしたのが、お前が気にいっていたリンゴ酒だ。」
「蔓かー。その実だけでは食べないの?お酒にするんじゃなくて。」
「小さいからな。それを食べるのは面倒だ。
だから蔓ごと酒にする。」
「なるほど。ちょっと苦味があるのは蔓せいかな?
よし!ニックさんとの約束の時間まで、リンゴを収穫しに行こう!」
広場を抜け、門を出る。
上空をかなりの速さで飛ぶことになるので、
毛皮以外のものを着こむ。耳も隠すように細長くした毛布を巻く。
ごうぐるを付け、マトグラーサの国境沿いの森へと進んだ。
11
あなたにおすすめの小説
男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜
タナん
ファンタジー
オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。
その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。
モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。
温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。
それでも戦わなければならない。
それがこの世界における男だからだ。
湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。
そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。
挿絵:夢路ぽに様
https://www.pixiv.net/users/14840570
※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”
どたぬき
ファンタジー
ある日乗っていた飛行機が事故にあり、死んだはずの井原は名もない世界に神によって召喚された。現代を生きていた井原は、そこで神に”ダンジョンマスター”になって欲しいと懇願された。自身も建物を建てたい思いもあり、二つ返事で頷いた…。そんなダンジョンマスターの”はじまお”本編とは全くテイストの違う”普通のダンジョンマスター物”です。タグは書いていくうちに足していきます。
なろうさんに、これの本編である”はじまりのまおう”があります。そちらも一緒にご覧ください。こちらもあちらも、一日一話を目標に書いています。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。
黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。
そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。
しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの?
優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、
冒険者家業で地力を付けながら、
訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。
勇者ではありません。
召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。
でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる