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歓喜の雄叫び。
異様な熱気の渦。

この異常な状況に、次第に感覚が麻痺していく。



──ズッズッズッズッ、

はっ、は、、はぁ、は、っ……


重く痺れる脳内。
出口の見えない、残酷な悪夢。

暴力的に腰を打ち付けられ、その度に内臓を強く圧し上げられる。その痛みと苦しさから逃れようと、顎を突き上げ浅い呼吸を何度も繰り返す。

「……」

雑草を千切った時のような、青臭い臭い。そこに、甘い匂いが微かに混じる。
軽い眩暈がし、瞼を柔く閉じれば……激しく身体を揺さぶられているせいか、車酔いをした時のような寒気が襲い、吐き気を催す。

重く痺れる脳内。
金属の棒で、脳幹をぐちゃぐちゃに引っ掻き回されたような……鈍い痛み。

心では拒絶しているのに。容赦なく与えられる強い刺激に、身体は順応しようとしていて。


「……っ、!」


精神と身体が、引き裂かれる。

……僕が、壊されていく───






「……」

とろりと襞の隙間から溢れ、割れ目に沿って伝い流れる……放たれた精液。

カチャ、
膝立ちをした太一が、自身のジーンズを直しベルトを締める。


ああ……終わったんだ……
……この異常な、公開レイプが……

薄目を開けてぼんやりと太一を眺めれば、鋭く尖った双眼が僕を見下ろす。

多分、太一は……誇示したかったんだと思う。
ハイジの女である僕を、チームメンバーの前でレイプする事で、自分がほんとうのリーダーであると……

重い瞼を、そっと閉じる。
悪夢のような行為が終われた事に、安堵の溜め息をつきながら。


「……オイ、」


心臓を突き刺すような、太一の声。
と同時に、頭部を片手で鷲掴まれる。

「勝手にくたばってんじゃねぇよ。儀式はまだ、終わってねぇ」

こめかみを、キリキリと圧迫される。瞼を半分程持ち上げれば、太一の冷めた眼が僕を貫く。

「……ぎ、しき……?」

太一の言葉に、理解が追いつかない。
一体、何の話をしているんだ……

「まだ解んねぇのか、姫」
「……」
「お前はもう、ハイジのオンナじゃねぇ。ここにいるチーム全員の公衆便所オンナになるんだよ」

「……ぇ……」


太一の言葉に、瞼が大きく持ち上がる。




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