金髪ド派手な憧れの先輩を後ろから呼び止めて告ったら、高校デビューしたウザい幼なじみでした

 金城先輩は見た目こそ派手だし、目つきも悪いし、恐そうな印象があるけど……ほんとは優しい人だって知ってる。 この1年、先輩を目で追いかけるだけの毎日だったけど、今日から学年が上がり、先輩は3年生となり、3月には卒業して離れてしまう。だから、ここで行動を起こさなきゃって思った。あと1年間黙って先輩のことを見つめてるだけで終わるより、たとえ砕け散っても告白したら、何か変わるかもしれない。「あ、あの……私……
 ずっと、好きで……目で、追いかけてました……
 もし良かったら、私と付き合ってください」
 先輩、なんて答えるんだろう。

 不安な気持ちで背中を見つめていると、先輩がくるりとこちらを向いた。

 金城先輩じゃ、ない……
 どころか……

「あ、|歩《あゆむ》……」

 私が告白したのは、近所に住む幼なじみの1個下の歩だった。
24h.ポイント 21pt
0
小説 26,112 位 / 194,092件 恋愛 11,924 位 / 58,690件

あなたにおすすめの小説

憧れの先輩に告白されて舞い上がってたら、怪しいビジネスに誘われました

奏音 美都
恋愛
「俺……朋子ちゃんのこと、前からいいなって思ってたんだよね。良かったら、付き合ってくれないかな」  う、嘘……  私、今……山代先輩に、告白されてるの!? 憧れてた山代先輩に告白されて舞い上がってたら…… 「俺の知り合いでさ、投資でめちゃめちゃ儲けてる奴がいるんだよね。それで、そいつが会社起こしてて、100万預けたら、3ヶ月ごとに1万を配当金として受け取れるんだ。1年預けたら4万もらえるって凄くね?  俺の信頼してる人だから絶対に怪しくないし、今度会ってやってくんないかな?」  いやいや、それポンジ・スキームでしょ!!詐欺ビジネスじゃん!!

【第一部完】月を狩る者狩られる者

緋村燐
恋愛
高校を中退した波多 望は、数年後ヴァンパイアハンターとして活躍していた。 ある新月の日、違反行為をした吸血鬼を追いつめ倒したとき、朔夜と名乗る吸血鬼が望の前に現れた。 「望、ゲームを始めようか」 戦う女主人公と、吸血鬼の恋。 野いちご様 ベリーズカフェ様 エブリスタ様 カクヨム様 Nolaノベル様 にも掲載しています。

憧れの先輩にハンカチを拾ってもらおうとしたら、拾い上げた別の男がストーカーになりました

奏音 美都
恋愛
 生徒会長で学年トップの成績、テニス部部長を務め、インターハイにも出場した経験があり、モデルにスカウトされたこともある憧れの河野先輩と知り合うきっかけがほしくて、後ろを歩く先輩に向けてハンカチを落としたんだけど…… 「これ、落としましたよ」 拾ってくれたのは、チビでデブでニキビだらけの顔に分厚いメガネ、肉付きのいい頬に分厚い唇……厨二病入っててキモイって、女子が噂してた山田だった。

異世界に来ちゃったけど、甘やかされています。

猫野 狗狼
恋愛
異世界に気がつくと転移していた主人公吉原凪。右も左もわからなかったが一つだけわかったことがある。それは女性が少ないこと!深くフードをかぶり近くにあった街に訪れた凪はあてもなくフラフラとさ迷っていたが、ふと目に付いた先にあった張り紙を見て宮廷魔術師になることを決める。 これは、女性が希少な世界に転移した凪が出会ったイケメン達に甘やかされたり成長したりする話。 お気に入り500人突破!いつも読んで下さり、ありがとうございますm(_ _)m 楽しんで頂けたら幸いです。 一週間に1〜2話のペースで投稿します。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…

ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。 しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。 気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…

暇つぶしに恋愛を〜 ありえない恋をするまで 君に会いたい

みー
恋愛
葉が、片想いしていた有が亡くなって20年近くたち、自分のせいで亡くなったと、長い間苦しんできた。有の息子だと言う人が手紙を持って現れた、有は20歳の時、学生別居婚で、離婚もせず別々の生活だったらしい、葉は有をずっと独身だと思っていた、有の秘密を持って有の息子七(ナナ)が葉の前に、まるで有本人のように、そっくりだった、葉は、、奇跡が起きたと

憧れの先輩を空き教室に呼び出したら、間違えておじいちゃん先生に告白しちゃいました

奏音 美都
恋愛
新入生のオリエンテーションで知り合って、色々と優しく教えてもらったことをきっかけに好きになった秋山先輩。会えば挨拶は交わすけど、それから先に進むことはなくて……ここで一歩踏み出そうと、告白することを決意した。  窓から教室へと振り返り、ギュッと目を瞑って勇気を振り絞って大声で叫ぶ。 「あなたのことが、ずっと好きでした!!」 けれど、そこにいたのはおじいちゃん先生だった。