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「凄いじゃないかビー!」
湯原の想像を軽く超えてあまりにも効果の高い回復薬であったことから、思わず手放しで喜ぶ湯原はビーを懐に優しく抱えて羽を優しく撫でている。
撫でられているビーは、その大きな瞳を閉じて湯原の腕の中で気持ちよさそうにしている。
さりげなく、デルやスラビ、そして水野の眷属であるレインやスラエ、チェーまでもが何となく羨ましそうにしているのだが、ダンジョンマスターの二人は、今は喜びを嚙みしめていたので気が付けなかった。
「イーシャちゃん、プリマちゃん、良かったですね!」
「「はい、なの!!ビーさん、ありがとうなの!!」
最近は痛みもなくなって気にする頻度は減っていたが、残り二週間程度で症状は進行して痛みもぶり返すと知っていたので、時折怖くなっていた二人。
まさかここまで劇的に改善するとは思わなかったので、その喜びも凄い事になっている。
「なんでか、体力も有り余っているなの!」
「ホントなの!」
同時に体力も回復する事が出来たらしく、これ以上ない状態になっている。
「本当か?凄いなビー!その薬、無理をしない範囲でどのくらいできるんだ?」
絶対の主と言う立場である為に、命令を出してしまえば自らの限界を超えて作業する事は目に見えているので、無理のない範囲と言う言葉を忘れない湯原。
「我が主。今のレベル、今のダンジョンの状態であれば、一週間に一本との事です。ところで、回復されたお二人の契約は如何致しましょうか?今であれば、何の問題もなく実行できますが?」
ビーの意思を通訳しつつも少し前に決めていた契約魔法、奴隷契約についてどうするかを確認するデル。
「「直ぐしたいなの!!」」
ウジウジしていると決心が鈍りそうな湯原と水野は、イーシャとプリマの二人の勢いに乗る形で即実行する事にした。
契約魔法が得意な<魔人族>のデルにしてみれば、呼吸をするのと同じ様な感覚で行使できるらしく、あっという間に契約は完了し、イーシャとプリマの二人の右手首には黒い模様が少しだけ浮かび上がっていた。
その模様を嬉しそうに見ているイーシャとプリマの二人を見て、ホッとする湯原と水野。
仮に奴隷と言う名前の立場であっても、仲間として共に活動すればこの世界ではそれほど忌諱感は無いのだろうと判断した。
「じゃあ、これからはダンジョンのレベルアップに力を入れて行こう。イーシャとプリマの二人は、形上は安全かもしれないけど、まだまだ何があるか分からないから、暫くは今までと同じで頼むよ?」
二人の傷も癒えて、漸くダンジョン強化にだけ意識を向けられるようになったので、どのようにダンジョン強化をするかに話しが移行する。
「某が思うに、差し当たり、某達が仕留めた食用以外の魔物をダンジョンで吸収するのが宜しいかと思います」
実は、イーシャとプリマの二人のおかげで最近ダンジョンのレベルが5にまで上昇したのだが、それ以上上昇する事は無かった。
その時に得た保有レベルによって各眷属のレベルは14にまで上昇しているのだが、今のところはそこで打ち止めだ。
恐らくイーシャとプリマの二人のレベルの関係も有るのだろうが、今回奴隷契約をした事によって仲間と判断され、侵入者と言う立場を捨てる事になった為に、二人のレベルが上がってもダンジョンのレベルは上がらないだろう……と、イーシャとプリマの二人には聞こえないように、こっそりとデルとレインがそれぞれの主人に告げている。
二人のマスターの力になりたいと意気込んでいる二人が、逆にダンジョンのレベルアップの妨げになってしまったと言う事を気にさせないようにする為だ。
「であれば、チェーの出番かと思います。チェーであれば生きたまま魔物を確保できますので、侵入者の存在によるレベルアップの期待と、その後の吸収によるレベルアップが見込めます」
レインの提案によって、最も捕縛能力の高いチェーが獲物を捕まえ、強制的に各ダンジョンに連れ込む。
その後は各ダンジョン所属の眷属によって内部に閉じ込め、生存が難しくなった時や、この場所への来訪者の気配を感じた時点で始末した上でダンジョンに吸収する事にした。
漸く自分の出番かと全身で喜びを表すチェーは、シャランと一度音を立てると、蛇のようにウネウネしながら移動して、いつの間にか地中に潜り見えなくなる。
「ご主人様。スラビが同じ様に捕まえる事が出来るそうで、出撃を望んでおりますが?」
ピョンピョン跳ねるスライムBのスラビ。
収納が出来るので、不意打ちで魔物を収納してしまえば簡単に捕まえる事が出来るのだ。
「そうなの?無理をしないでくれれば、是非お願いしたい。頼んでも良いか?スラビ!」
ピョンピョン跳ねると、森の方に向かって消えて行くスラビ。
「では、某達は護衛と内部の清掃を始めさせていただきます」
残った人型のデルとレイン、ビーとスラエの各眷属と共にダンジョンに戻っていく湯原達だ。
こうして順調にダンジョンレベルを上げている一方で、他のマスターや冒険者組は……
湯原の想像を軽く超えてあまりにも効果の高い回復薬であったことから、思わず手放しで喜ぶ湯原はビーを懐に優しく抱えて羽を優しく撫でている。
撫でられているビーは、その大きな瞳を閉じて湯原の腕の中で気持ちよさそうにしている。
さりげなく、デルやスラビ、そして水野の眷属であるレインやスラエ、チェーまでもが何となく羨ましそうにしているのだが、ダンジョンマスターの二人は、今は喜びを嚙みしめていたので気が付けなかった。
「イーシャちゃん、プリマちゃん、良かったですね!」
「「はい、なの!!ビーさん、ありがとうなの!!」
最近は痛みもなくなって気にする頻度は減っていたが、残り二週間程度で症状は進行して痛みもぶり返すと知っていたので、時折怖くなっていた二人。
まさかここまで劇的に改善するとは思わなかったので、その喜びも凄い事になっている。
「なんでか、体力も有り余っているなの!」
「ホントなの!」
同時に体力も回復する事が出来たらしく、これ以上ない状態になっている。
「本当か?凄いなビー!その薬、無理をしない範囲でどのくらいできるんだ?」
絶対の主と言う立場である為に、命令を出してしまえば自らの限界を超えて作業する事は目に見えているので、無理のない範囲と言う言葉を忘れない湯原。
「我が主。今のレベル、今のダンジョンの状態であれば、一週間に一本との事です。ところで、回復されたお二人の契約は如何致しましょうか?今であれば、何の問題もなく実行できますが?」
ビーの意思を通訳しつつも少し前に決めていた契約魔法、奴隷契約についてどうするかを確認するデル。
「「直ぐしたいなの!!」」
ウジウジしていると決心が鈍りそうな湯原と水野は、イーシャとプリマの二人の勢いに乗る形で即実行する事にした。
契約魔法が得意な<魔人族>のデルにしてみれば、呼吸をするのと同じ様な感覚で行使できるらしく、あっという間に契約は完了し、イーシャとプリマの二人の右手首には黒い模様が少しだけ浮かび上がっていた。
その模様を嬉しそうに見ているイーシャとプリマの二人を見て、ホッとする湯原と水野。
仮に奴隷と言う名前の立場であっても、仲間として共に活動すればこの世界ではそれほど忌諱感は無いのだろうと判断した。
「じゃあ、これからはダンジョンのレベルアップに力を入れて行こう。イーシャとプリマの二人は、形上は安全かもしれないけど、まだまだ何があるか分からないから、暫くは今までと同じで頼むよ?」
二人の傷も癒えて、漸くダンジョン強化にだけ意識を向けられるようになったので、どのようにダンジョン強化をするかに話しが移行する。
「某が思うに、差し当たり、某達が仕留めた食用以外の魔物をダンジョンで吸収するのが宜しいかと思います」
実は、イーシャとプリマの二人のおかげで最近ダンジョンのレベルが5にまで上昇したのだが、それ以上上昇する事は無かった。
その時に得た保有レベルによって各眷属のレベルは14にまで上昇しているのだが、今のところはそこで打ち止めだ。
恐らくイーシャとプリマの二人のレベルの関係も有るのだろうが、今回奴隷契約をした事によって仲間と判断され、侵入者と言う立場を捨てる事になった為に、二人のレベルが上がってもダンジョンのレベルは上がらないだろう……と、イーシャとプリマの二人には聞こえないように、こっそりとデルとレインがそれぞれの主人に告げている。
二人のマスターの力になりたいと意気込んでいる二人が、逆にダンジョンのレベルアップの妨げになってしまったと言う事を気にさせないようにする為だ。
「であれば、チェーの出番かと思います。チェーであれば生きたまま魔物を確保できますので、侵入者の存在によるレベルアップの期待と、その後の吸収によるレベルアップが見込めます」
レインの提案によって、最も捕縛能力の高いチェーが獲物を捕まえ、強制的に各ダンジョンに連れ込む。
その後は各ダンジョン所属の眷属によって内部に閉じ込め、生存が難しくなった時や、この場所への来訪者の気配を感じた時点で始末した上でダンジョンに吸収する事にした。
漸く自分の出番かと全身で喜びを表すチェーは、シャランと一度音を立てると、蛇のようにウネウネしながら移動して、いつの間にか地中に潜り見えなくなる。
「ご主人様。スラビが同じ様に捕まえる事が出来るそうで、出撃を望んでおりますが?」
ピョンピョン跳ねるスライムBのスラビ。
収納が出来るので、不意打ちで魔物を収納してしまえば簡単に捕まえる事が出来るのだ。
「そうなの?無理をしないでくれれば、是非お願いしたい。頼んでも良いか?スラビ!」
ピョンピョン跳ねると、森の方に向かって消えて行くスラビ。
「では、某達は護衛と内部の清掃を始めさせていただきます」
残った人型のデルとレイン、ビーとスラエの各眷属と共にダンジョンに戻っていく湯原達だ。
こうして順調にダンジョンレベルを上げている一方で、他のマスターや冒険者組は……
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