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8月 リリィさんと海 (前編)
5 可愛いリリィさん3
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俺達は、少し早く席に座っていたのだが、時間が経つに連れ、そろそろとばかりに他の連中も会場に入って来た。
千絵ちゃんが俺の隣に座るリリィさんを見つけ、
「て、店長の妹さんですか!」
人見知りのはずなのに興奮してぐいぐい来る。
「可愛い、この少し垂れた目、薄茶色の瞳と少しあがり気味の細い眉、は、鼻筋綺麗……、理想だ。嫁にください」
何言ってんんだこいつ。人見知れよ!キャラ設定忘れんなよ!リリィさんは、笑顔のまま固まっている。
「千絵ちゃん? 怖いから少し離れようか」
俺がハアハアしている千絵ちゃんからリリィさんを引き離すと、
「か、可愛い、俺の嫁! 美少女は正義!」
両腕を出して、ゾンビのように取り付こうとしている。
「千絵ちゃんあっち行こうね、シッシッ!」
くそ、わきまえているといった以前の俺の信頼を返せ。
千絵ちゃんが俺の隣に座るリリィさんを見つけ、
「て、店長の妹さんですか!」
人見知りのはずなのに興奮してぐいぐい来る。
「可愛い、この少し垂れた目、薄茶色の瞳と少しあがり気味の細い眉、は、鼻筋綺麗……、理想だ。嫁にください」
何言ってんんだこいつ。人見知れよ!キャラ設定忘れんなよ!リリィさんは、笑顔のまま固まっている。
「千絵ちゃん? 怖いから少し離れようか」
俺がハアハアしている千絵ちゃんからリリィさんを引き離すと、
「か、可愛い、俺の嫁! 美少女は正義!」
両腕を出して、ゾンビのように取り付こうとしている。
「千絵ちゃんあっち行こうね、シッシッ!」
くそ、わきまえているといった以前の俺の信頼を返せ。
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