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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)

319【予定は未定編19】臨時三班副班長の離任

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【パラディン大佐隊・第三班第六号待機室】

エリゴール
「じゃあ、俺は一班のヒラに戻る。副班長代行、あとは頼む」

副班長代行・ヒルベルト
「そんなあっさり!」

エリゴール
「たぶん、おまえがそのまま副班長に任命されると思うから、次の副長、早いうちに決めとけよ」

ヒルベルト
「……そうですか。とりあえず、副長補佐は決めておきます」

エリゴール
「ああ、そうしとけ」

班員たち
(元四班長がああ言ったってことは、副長が副班長になるんだな。……特に何も変わらないような……?)

 ***

【パラディン大佐隊・第三班第一号待機室】

 エリゴール、入室。
 ざわつく室内。

クライン(班長代行)・ホフマン(副長)
「元四班長!? なぜここに!?」

エリゴール
「なぜって、これから班長会議だろうが。ついでに、移動車に乗せてもらおうと思ってな。……あ、ヒラだから俺が運転しないといけないな」

クライン
「いえ! 俺が運転します! 自分で運転しないと車酔いしてしまうので!」

ホフマンと班員たち
(嘘だな)

第六号から異動してきた操縦士
(艦長、嘘ついてる……でも、気持ちはとってもよくわかります! 元四班長に運転手はさせられない!)

エリゴール
「そうか。それならしょうがないな。……運転頼む」

クライン
「はい! 喜んで!」

 ***

【パラディン大佐隊・第三班第二号待機室】

第二号艦長・ハミルトン
「くそう! 班長になりてえ!」

副長
「え、副班長飛ばしていきなり班長ですか? 素行的に無理だと思いますけどいきなりどうして?」

ハミルトン
「だってよう! 班長だったら、ミーティングや班長会議で元四班長に会えるじゃねえか!」

副長
「そのためだけに班長になりたいんですか? ……プライス元班長より班長になる資格ないですね」

ハミルトン
「どさくさにまぎれて俺よりひでえこと言ってるな」
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