薪割りむすめと氷霜の狩人~夫婦で最強の魔法具職人目指します~

狐系クール女子×くまさん系おおらか男子。
「旦那が狩って嫁が割る」
これは二人が最高の温かさを作る物語。

分厚い雪と氷に閉ざされた都市国家シャトゥカナル。極寒の地で人々の生活を支えているのが、魔物と呼ばれる異形たちの毛皮や牙、爪などから作られる魔法具である。魔物を狩り、魔法具を作るものたちは「職人」と呼ばれ、都市の外で村を作り生活していた。

シャトゥカナルに住む女性ライサは、体の弱い従妹の身代わりに職人たちが住む村スノダールへ嫁ぐよう命じられる。野蛮な人々の住む村として知られていたスノダール。決死の覚悟で嫁いだ彼女を待っていたのは……思わぬ歓待とのほほん素朴な旦那様だった。

こちらはカクヨムでも公開しております。
表紙イラストは、羽鳥さま(@Hatori_kakuyomu)に描いていただきました。
24h.ポイント 0pt
243
小説 193,811 位 / 193,811件 ファンタジー 44,505 位 / 44,505件

あなたにおすすめの小説

お嫁さんはフェアリーのお墨付き~政略結婚した傷物令嬢はなかなか幸せなようです~

かべうち右近
恋愛
腕に痣があるために婚約者のいなかったミシェルは、手に職をつけるためにギルドへ向かう。 しかし、そこでは門前払いされ、どうしようかと思ったところ、フェアリーに誘拐され…!? 世界樹の森に住まうフェアリーの守り手であるレイモンの嫁に選ばれたミシェルは、仕事ではなく嫁入りすることになるのだが… 「どうせ結婚できないなら、自分の食い扶持くらい自分で稼がなきゃ!」 前向きヒロイン×やんちゃ妖精×真面目ヒーロー この小説は別サイトにも掲載しています。 6/16 完結しました!ここまでお読みいただきありがとうございました! また続きの話を書くこともあるかもしれませんが、物語は一旦終わりです。 お気に入り、♥などありがとうございました!

パピヨン

田原更
ファンタジー
宙に浮く上層、平地にある中層、地下にある下層の三層構造の都市トリタヴォーラ。 中層の五番通りで暮らすフルールは、亡き父のあとを継いだアクセサリー職人だ。 周囲の人々は、みな、親切で温かかった。悩みの種は、酒に溺れる叔父さんくらいだ。 ある日、フルールは幼なじみのエディが働く酒場に届け物に行く。そこで、フルールは美しい蝶を見かける。 蝶は、トリタヴォーラでは神聖視される生き物だ。月の出ない夜、蝶は鱗粉の代わりに宝石を降らせる。その宝石には魔力が宿り、人々に魔法を授けるのだ。 宝石の恩恵にあずかるのは、上層に暮らす裕福な人々だけだった。魔法を使えるのも、上層の人々だけ。フルールたち中層の人々は、宝石を見ることさえ、ほとんどない。 蝶を見かけた直後、フルールは、上層から宝石が降ってくるのを目撃した。フルールは、宝石の持ち主に語りかける。 持ち主は、この宝石は魔力の宿っていないごみだと語るが、宝石の純粋な美しさに感動したフルールにとって、それはまさしく宝だった……。 フルールは宝石を手に入れ、新しいアクセサリーを世に生み出す。フルールのアクセサリー作りは、この都市トリタヴォーラを揺るがす事件へと、彼女を巻き込んでいくが……。 アクセサリー作りを愛するフルールの、成功と挫折のファンタジー。

旦那様、私をそんな目で見ないでください!

星野しずく
恋愛
間野響介は大学で歴史学の教鞭をとる33歳の若き助教授だ。そんな間野家に新しくやってきた家政婦倉持静音は28歳の美しい女性だった。そんな若い女性と一つ屋根の下で暮らすことになった響介は、本人の意思に反して徐々に静音のペースに巻き込まれていくことになる。

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~

雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。 他作品の詳細はこちら: 『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】 『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】 『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】

悪役聖女の教育係~推しの破滅フラグは私が全部へし折ります!~

ヒツキノドカ
恋愛
“万能の聖女”と呼ばれた私は、一か月前の事故で力の大半を失った。 婚約者だったフェリックス王太子殿下にあっさり捨てられ、王命によって冷徹なフォード・レオニス公爵様のもとへと嫁がされる。 私を愛する気はない? 全然OKです。 私には他にやるべきことがありますので。 この世界は私が転生前に読んでいたネット小説のもの。 そして私は物語におけるラスボス聖女の教育係だ。 私は教え子のアイリスを立派な聖女に育てて死亡フラグを回避しなくてはならないんだけど ……この子、何だか可愛くない? 天使? 天使なの? 原作知識を使いつつアイリスと楽しく過ごしていたら、いつの間にか民衆の人気ものに。 旦那様に興味を持たれたり、他の聖女に対立されたりと大変な事態。 いや、私、教え子を愛でるのに忙しいんですけど! ―ーーーーー ―ーー ※『悪役聖女の教育係に転生しました。このままだと十年後に死ぬようです……』のリメイク版です。元ネタとはいろいろ違いますが、ああそういう世界なんだな、くらいで流していただけると嬉しいです。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

何もかも私の被害妄想だったと?

ぽんぽこ狸
恋愛
 フィリスは、友人のダイアナと婚約者のブルースが自分の悪口を言っているのを聞いてしまった。たしかに、普通の令嬢とは違いフィリスは聖女だし魔法学園の授業を途中で抜けて仕事に行くこともあった。  それでも、彼らと対等になるためにフィリスは馴染もうと必死に努力をしていた。    しかしそんなフィリスの努力はまったく報われておらず、彼らは悪口を聞かれたことも適当にごまかしても問題ないと思っている様子で、心が折れて学園から抜け出し実家に帰った。  出迎えたのは母だった。しかし母もフィリスの気にしすぎだというし、家を継ぐために養子に来ている兄はフィリスが帰ってきた事実を疎んでいる。  悩んでいるうちに、ダイアナとブルースが屋敷にやってきて被害妄想はやめて大人になれと言ってくるのだった。 他人に左右されてばかりな主人公がどうにか自分の指標を見つけるお話です。

前世の真実、それは今世の偽の記憶、春は去り

日室千種・ちぐ
恋愛
「二人の魂が、いつまでも共に在りますように」 声を重ねて、恋の成就を疑わずに祈った。 幸せで、遠い、過去の記憶。 *作者の作品で唯一のアンハッピーエンドです* *** 孤児院出身の組紐職人であるフォルセは魔術師メギナルと出会い、失っていた幼い頃の記憶を思い出す。孤児院に入る前のフォルセは、少年メギナルと婚約をしていた仲だった。 せめて職人としてメギナルに認めてもらいたいと「春を閉じ込める紐」の考案に力を入れるフォルセ。 だがある時、メギナルに貴族令嬢の婚約者がいることを知る。 これは過去の記憶にすがった愚かな魔術師と、春色の娘の話。