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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)
292【挨拶回りの前後編44】十班の場合(二巡目)
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【パラディン大佐隊・第十班第一号ブリッジ】
十班長・ヒールド
「現段階で、うちは暫定九位か……」
副長・ジョンスン
「そして、三班より四つ下……このまま順位に変動がなければ、三班に〝飴ちゃん〟を四個献上しなくちゃならない……」
ヒールド
「……三個足りない」
ジョンスン
「ツケにしてもらうしかないな」
パラディン
『それでは、十班の二巡目の計測、開始します! 五、四、三、二、一、ゴー!』
***
【パラディン大佐隊・第一班第一号ブリッジ】
フィリップス
「十班、撮影は下手でも、タイムトライアルは強いと思ってたけどなあ」
ハワード
「撮影が下手って……そんなはっきり」
フィリップス
「とりあえず、一巡目よりはいいタイム出してほしいな。〇・〇一秒でもいいから」
ハワード
「それは……大佐しだいだな」
フィリップス
「おとっつぁんこそ、そんなはっきり」
***
【パラディン大佐隊・第十班第一号ブリッジ】
パラディン
『十班、お疲れ様! タイムは……五分十六秒五九! 一巡目よりちょっと悪くなっちゃったね! でも、すぐ下の七班の最終タイムが五分十七秒二三だから、順位は変わらないよ! よかったね!』
十班長・ヒールド
「嫌味だ……完全に嫌味だ……」
副長・ジョンスン
「そりゃ、嫌味も言われるだろ。悪いほうのタイム採用っていうルールじゃなかったら、うちは二班と四班の間になってたぞ」
ヒールド
「つまり、下から二番目……」
ジョンスン
「ああ。……〝留守番〟枠だ」
ヒールド
「……ちょっと医務室行ってきてもいいか」
ジョンスン
「ああ。何なら、基地に戻るまでいてもいいぞ。あとは〝護衛隊〟で、見てもまったく参考にならないからな。むしろ、精神衛生上悪い」
十班長・ヒールド
「現段階で、うちは暫定九位か……」
副長・ジョンスン
「そして、三班より四つ下……このまま順位に変動がなければ、三班に〝飴ちゃん〟を四個献上しなくちゃならない……」
ヒールド
「……三個足りない」
ジョンスン
「ツケにしてもらうしかないな」
パラディン
『それでは、十班の二巡目の計測、開始します! 五、四、三、二、一、ゴー!』
***
【パラディン大佐隊・第一班第一号ブリッジ】
フィリップス
「十班、撮影は下手でも、タイムトライアルは強いと思ってたけどなあ」
ハワード
「撮影が下手って……そんなはっきり」
フィリップス
「とりあえず、一巡目よりはいいタイム出してほしいな。〇・〇一秒でもいいから」
ハワード
「それは……大佐しだいだな」
フィリップス
「おとっつぁんこそ、そんなはっきり」
***
【パラディン大佐隊・第十班第一号ブリッジ】
パラディン
『十班、お疲れ様! タイムは……五分十六秒五九! 一巡目よりちょっと悪くなっちゃったね! でも、すぐ下の七班の最終タイムが五分十七秒二三だから、順位は変わらないよ! よかったね!』
十班長・ヒールド
「嫌味だ……完全に嫌味だ……」
副長・ジョンスン
「そりゃ、嫌味も言われるだろ。悪いほうのタイム採用っていうルールじゃなかったら、うちは二班と四班の間になってたぞ」
ヒールド
「つまり、下から二番目……」
ジョンスン
「ああ。……〝留守番〟枠だ」
ヒールド
「……ちょっと医務室行ってきてもいいか」
ジョンスン
「ああ。何なら、基地に戻るまでいてもいいぞ。あとは〝護衛隊〟で、見てもまったく参考にならないからな。むしろ、精神衛生上悪い」
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