184 / 349
砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)
166【交換ついでに合同演習編71】訓練二日目:新技誕生
しおりを挟む
【パラディン大佐隊・第六班第一号ブリッジ】
六班長・ラムレイ
「前半と同じく六班横一列! 〝レフト〟には学習能力がないのか!?」
クルーA
「どうしても一斉突破したいみたいですね。こっちは両翼を横にしましたから、向こうにとってはやりやすくなりました」
ラムレイ
「同時にこっちもやりやすくなった。向こうは外側と各班の間を必ず通る。それを狙って撃ちもらしたら、非常に不本意だが、護衛隊形縦にして〝卑怯撃ち〟だ」
クルーA
「あの〝横縦ぐるり〟を考えた人が〝卑怯撃ち〟も考えたなんて……!」
副長
「現実は非情だ」
ラムレイ
「……中央は八班か。班の並びはかなり変えてるな」
クルーA
「〝先生〟を〝卑怯撃ち〟したという十二班は左端です。おそらく、三班の外側を通るつもりではないかと」
ラムレイ
「前言撤回。〝レフト〟、多少は学習したな」
クルーA
「でも正直、今日の三班は、どこの班の手にも余ると思いますが」
ラムレイ
「それでも、三班には〝護衛隊〟をぶつけておくのがいちばん無難だ。前半でも後半でも〝レフト〟で生き残っていたのは十二班だけだ」
クルーA
「うちは前半も後半も全滅しましたね……」
ラムレイ
「俺は後半の全滅だけは誇りに思っている!」
副長
「確かに!」
クルーA
「でも……〝先生〟、何も言ってくれませんでしたね……」
ラムレイ
「いいんだ! それが〝先生〟だから!」
クルーB
「見返りを求めなくなったのか、諦めたのか」
副長
「たぶん、諦めた……」
***
【パラディン大佐隊・第一班第一号ブリッジ】
フィリップス
「十二班長、大正解だ! 心おきなく〝今日だけ三班長〟と戦ってくれ!」
十二班長・ザボエス
『おいおい……あれじゃ戦いようがねえだろ。的になりにいくようなもんだ』
フィリップス
「それなら、せめて三班の班長艦だけでも道連れにしていけ。三班は〝今日だけ三班長〟さえいなくなれば、以前の三班に戻る」
十二班長・ザボエス
『まあ、確かにな。向こうもそれわかってるから、絶対班長艦だけは落とさせねえ。……うちは突破は諦めて、三班の〝元四班長撃ち〟を狙ったほうがにいいかもしれねえな』
フィリップス
「なるほど、それもありだな。問題は中央の六班か。一班だけだから、両脇に艦首を向けて、心おきなく撃ちまくれる」
五班長・ロング
『何か、十二班より、俺たちのほうが危険じゃないか?』
フィリップス
「だから〝無旋回〟に〝盾〟になってもらって、その隙に六班を突破しよう。……〝無旋回〟。おまえのとこだけは〝最初から縦〟状態だ。十二班みたいに〝海蛇〟になって避けるなよ?」
八班長・ブロック
『はあ……?』
***
【パラディン大佐隊・第三班第一号ブリッジ】
副長補佐
「団体で向かってこられると、〝魚〟というより、まるで戦車のような……」
エリゴール
「確かに、前から見ると横一列は迫力あるな。でもまあ、一応一斉掃射しろ。〝魚〟の〝頭〟を狙って」
クルーたち
「了解!」
クルーA
「班長! 十二班が急旋回してうちの真横に……!」
エリゴール
「俺はまた余計なことを教えちまったかな。……全艦急速前進! 左に旋回しながら十二班を横から撃て!」
クルーたち
「了解!」
エリゴール
「まずは〝頭〟だ! 〝頭〟を潰せ! 十二班の〝頭〟は〝レフト〟の〝頭〟の一つでもある! ここで十二班を全滅させておけば後が楽だ!」
***
【パラディン大佐隊・第一班第一号ブリッジ】
十二班長・ザボエス
『一班! 面目ねえ!』
ハワード
「十二班長! どうした!?」
十二班長・ザボエス
『三班を〝元四班長撃ち〟しようとして、こっちが〝新・元四班長撃ち〟された! 情けねえことに全滅だ!』
フィリップス
「〝新・元四班長撃ち〟? 何じゃそりゃ?」
十二班長・ザボエス
『護衛隊形で旋回して、うちを横から撃った! あまりの速さに呆然として逃げそこねた!』
フィリップス
「何で三班にそんな真似が!?」
十二班長・ザボエス
『〝開き〟の応用だ! あれは副班長隊が急旋回する! 今の三班は今までの三班とは別人……いや別班だ!』
フィリップス
「さすが元四班長! ここに来てまた新たな技を!」
ハワード
「ただ、その技名……何とかならないか?」
フィリップス
「〝開脚屈伸〟のおとっつぁんに他人がつけた技名をとやかく言える資格はない! が、俺もそう思う! とりあえず十二班長! あんたにはこの一言を! ……この役立たずがっ!」
十二班長・ザボエス
『……それが聞けるなら、全滅されるのも悪くねえなあ……』
フィリップス
「どうしよう、おとっつぁん! 罵れば罵るほど逆効果に!」
ハワード
「たぶん、それも〝護衛隊〟魂……」
六班長・ラムレイ
「前半と同じく六班横一列! 〝レフト〟には学習能力がないのか!?」
クルーA
「どうしても一斉突破したいみたいですね。こっちは両翼を横にしましたから、向こうにとってはやりやすくなりました」
ラムレイ
「同時にこっちもやりやすくなった。向こうは外側と各班の間を必ず通る。それを狙って撃ちもらしたら、非常に不本意だが、護衛隊形縦にして〝卑怯撃ち〟だ」
クルーA
「あの〝横縦ぐるり〟を考えた人が〝卑怯撃ち〟も考えたなんて……!」
副長
「現実は非情だ」
ラムレイ
「……中央は八班か。班の並びはかなり変えてるな」
クルーA
「〝先生〟を〝卑怯撃ち〟したという十二班は左端です。おそらく、三班の外側を通るつもりではないかと」
ラムレイ
「前言撤回。〝レフト〟、多少は学習したな」
クルーA
「でも正直、今日の三班は、どこの班の手にも余ると思いますが」
ラムレイ
「それでも、三班には〝護衛隊〟をぶつけておくのがいちばん無難だ。前半でも後半でも〝レフト〟で生き残っていたのは十二班だけだ」
クルーA
「うちは前半も後半も全滅しましたね……」
ラムレイ
「俺は後半の全滅だけは誇りに思っている!」
副長
「確かに!」
クルーA
「でも……〝先生〟、何も言ってくれませんでしたね……」
ラムレイ
「いいんだ! それが〝先生〟だから!」
クルーB
「見返りを求めなくなったのか、諦めたのか」
副長
「たぶん、諦めた……」
***
【パラディン大佐隊・第一班第一号ブリッジ】
フィリップス
「十二班長、大正解だ! 心おきなく〝今日だけ三班長〟と戦ってくれ!」
十二班長・ザボエス
『おいおい……あれじゃ戦いようがねえだろ。的になりにいくようなもんだ』
フィリップス
「それなら、せめて三班の班長艦だけでも道連れにしていけ。三班は〝今日だけ三班長〟さえいなくなれば、以前の三班に戻る」
十二班長・ザボエス
『まあ、確かにな。向こうもそれわかってるから、絶対班長艦だけは落とさせねえ。……うちは突破は諦めて、三班の〝元四班長撃ち〟を狙ったほうがにいいかもしれねえな』
フィリップス
「なるほど、それもありだな。問題は中央の六班か。一班だけだから、両脇に艦首を向けて、心おきなく撃ちまくれる」
五班長・ロング
『何か、十二班より、俺たちのほうが危険じゃないか?』
フィリップス
「だから〝無旋回〟に〝盾〟になってもらって、その隙に六班を突破しよう。……〝無旋回〟。おまえのとこだけは〝最初から縦〟状態だ。十二班みたいに〝海蛇〟になって避けるなよ?」
八班長・ブロック
『はあ……?』
***
【パラディン大佐隊・第三班第一号ブリッジ】
副長補佐
「団体で向かってこられると、〝魚〟というより、まるで戦車のような……」
エリゴール
「確かに、前から見ると横一列は迫力あるな。でもまあ、一応一斉掃射しろ。〝魚〟の〝頭〟を狙って」
クルーたち
「了解!」
クルーA
「班長! 十二班が急旋回してうちの真横に……!」
エリゴール
「俺はまた余計なことを教えちまったかな。……全艦急速前進! 左に旋回しながら十二班を横から撃て!」
クルーたち
「了解!」
エリゴール
「まずは〝頭〟だ! 〝頭〟を潰せ! 十二班の〝頭〟は〝レフト〟の〝頭〟の一つでもある! ここで十二班を全滅させておけば後が楽だ!」
***
【パラディン大佐隊・第一班第一号ブリッジ】
十二班長・ザボエス
『一班! 面目ねえ!』
ハワード
「十二班長! どうした!?」
十二班長・ザボエス
『三班を〝元四班長撃ち〟しようとして、こっちが〝新・元四班長撃ち〟された! 情けねえことに全滅だ!』
フィリップス
「〝新・元四班長撃ち〟? 何じゃそりゃ?」
十二班長・ザボエス
『護衛隊形で旋回して、うちを横から撃った! あまりの速さに呆然として逃げそこねた!』
フィリップス
「何で三班にそんな真似が!?」
十二班長・ザボエス
『〝開き〟の応用だ! あれは副班長隊が急旋回する! 今の三班は今までの三班とは別人……いや別班だ!』
フィリップス
「さすが元四班長! ここに来てまた新たな技を!」
ハワード
「ただ、その技名……何とかならないか?」
フィリップス
「〝開脚屈伸〟のおとっつぁんに他人がつけた技名をとやかく言える資格はない! が、俺もそう思う! とりあえず十二班長! あんたにはこの一言を! ……この役立たずがっ!」
十二班長・ザボエス
『……それが聞けるなら、全滅されるのも悪くねえなあ……』
フィリップス
「どうしよう、おとっつぁん! 罵れば罵るほど逆効果に!」
ハワード
「たぶん、それも〝護衛隊〟魂……」
1
あなたにおすすめの小説
今日もBL営業カフェで働いています!?
卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とBL営業をして腐女子のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ
※ 不定期更新です。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
親衛隊は、推しから『選ばれる』までは推しに自分の気持ちを伝えてはいけないルール
雨宮里玖
BL
エリート高校の親衛隊プラスα×平凡無自覚総受け
《あらすじ》
4月。平凡な吉良は、楯山に告白している川上の姿を偶然目撃してしまった。遠目だが二人はイイ感じに見えて告白は成功したようだった。
そのことで、吉良は二年間ずっと学生寮の同室者だった楯山に自分が特別な感情を抱いていたのではないかと思い——。
平凡無自覚な受けの総愛され全寮制学園ライフの物語。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
血のつながらない弟に誘惑されてしまいました。【完結】
まつも☆きらら
BL
突然できたかわいい弟。素直でおとなしくてすぐに仲良くなったけれど、むじゃきなその弟には実は人には言えない秘密があった。ある夜、俺のベッドに潜り込んできた弟は信じられない告白をする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる