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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)
16【引っ越しついでに演習編13】再び第十二班第一号にて
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【パラディン大佐隊・第十二班第一号ブリッジ】
ヴァッサゴ
「生き残った艦数はたった一隻でも、〈フラガラック〉の定位置まで行ければ、うちが勝ったことになるのか……」
ザボエス
「釈然としねえが、元ウェーバー大佐隊は納得してるんだろうな」
ヴァッサゴ
「それどころか、自分たちを責めているかもしれない」
ザボエス
「うちと違って真面目そうだからな。変に思いつめたりしなきゃいいが」
ヴァッサゴ
「でも、状況が全然違うから単純に比較はできないが、元ウェーバー大佐隊よりダーナ大佐隊のほうが強かったような気がする」
ザボエス
「え? ダーナ大佐隊に砲撃指導したのは、元ウェーバー大佐隊だろ?」
ヴァッサゴ
「そうだが、ダーナ大佐隊は無人艦みたいに正確に軍艦を動かしてくるんだ。元ウェーバー大佐隊にはそういう怖さはなかった。……〝全艦殲滅〟されといて言うのも何だが」
ザボエス
「やっぱり、護衛艦だと勝手が違うな。何というか……機能多すぎ?」
ヴァッサゴ
「心配するな。今回はそんな言い訳しなくても、誰も〝全艦殲滅〟されたことを責めたりしないから」
ザボエス
「言い訳って……」
ヴァッサゴ
「大佐もエリゴールも、そんな理由で俺らをここから追い出したりはしないさ……」
ザボエス
「……そうか。それがおまえのトラウマなんだな……」
ヴァッサゴ
「生き残った艦数はたった一隻でも、〈フラガラック〉の定位置まで行ければ、うちが勝ったことになるのか……」
ザボエス
「釈然としねえが、元ウェーバー大佐隊は納得してるんだろうな」
ヴァッサゴ
「それどころか、自分たちを責めているかもしれない」
ザボエス
「うちと違って真面目そうだからな。変に思いつめたりしなきゃいいが」
ヴァッサゴ
「でも、状況が全然違うから単純に比較はできないが、元ウェーバー大佐隊よりダーナ大佐隊のほうが強かったような気がする」
ザボエス
「え? ダーナ大佐隊に砲撃指導したのは、元ウェーバー大佐隊だろ?」
ヴァッサゴ
「そうだが、ダーナ大佐隊は無人艦みたいに正確に軍艦を動かしてくるんだ。元ウェーバー大佐隊にはそういう怖さはなかった。……〝全艦殲滅〟されといて言うのも何だが」
ザボエス
「やっぱり、護衛艦だと勝手が違うな。何というか……機能多すぎ?」
ヴァッサゴ
「心配するな。今回はそんな言い訳しなくても、誰も〝全艦殲滅〟されたことを責めたりしないから」
ザボエス
「言い訳って……」
ヴァッサゴ
「大佐もエリゴールも、そんな理由で俺らをここから追い出したりはしないさ……」
ザボエス
「……そうか。それがおまえのトラウマなんだな……」
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