寂しいからそばにいて(仮)【『無冠の皇帝』スピンオフ】

有喜多亜里

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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)

15【引っ越しついでに演習編12】再び第十一班第一号にて

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【パラディン大佐隊・第十一班第一号ブリッジ】

ロノウェ
「畜生! あと八隻で〝全艦殲滅〟できたのに!」

レラージュ
「さすがにそれは無理でしょう。向こうだって現役の意地があるでしょうし」

ロノウェ
「俺らだって現役だ!」

レラージュ
「砲撃としては引退してたようなものでしょう。でもまあ、護衛としては及第点はとれてると思いますよ。とりあえず作戦どおり、〈オートクレール〉を無傷で突破させることには成功しましたから」

ロノウェ
「……すごかったよなあ、あの軍艦ふね。あれを攻撃参加させてたら、今までもっと楽に勝ててたよな」

レラージュ
「それより殿下は〈フラガラック〉の護衛のほうを優先させてたってことでしょう。無人艦の遠隔操作や有人艦の攻撃に不安があって」

ロノウェ
「なら、今はもうコールタン大佐一人で護衛は充分ってことか? それじゃあ大佐、護衛に戻れねえじゃねえか!」

レラージュ
「俺は大佐の今回の異動、元ウェーバー大佐隊には悪いですが、一時的な措置だと思っていますよ。護衛の〝大佐〟、一人はやっぱりまずいでしょう。最低二人はいないと、どちらかに何かあったとき……」

ロノウェ
「おい。それ、エリゴールの前では絶対言うなよ?」

レラージュ
「班長に言われなくてもわかっていますよ。俺だって、元四班長に切られたくないですから」

ロノウェ
「そうか。……わかってりゃいい」

レラージュ
「本当に、こういう方面では賢いですね、班長は。……俺とは違って」
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