夜空に瞬く星に向かって

松由 実行

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第四章 Bay City Blues (ベイシティ ブルース)

18. 地味な逃走劇

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 Section 4: Bay City Blues (ベイシティ ブルース)
 第十八話
 title: 地味な逃走劇
 
 
■ 4.18.1
 
 
 目立たないようにゆっくりと、他の避難民達が歩く流れに乗って移動する。
 ショッピングセンターの正面の出口は兵士が固めており、そこから外に出ようとすればアデール同様に見咎められて面倒な事になるだろうが、少し離れた脇の方の出入り口であれば兵士がマークしていないかも知れない。
 ブラソン達は軍内部に明確な包囲封鎖命令をまだ確認していないが、スペゼ市に展開している軍警兵士達はテロリスト確保のため、現場判断で避難民が集合している拠点を半封鎖しているようだ。
 俺が入ってきた時にはまだ、正面入り口前にビークルを止めて周囲警戒を行っている程度だった兵士達は、多分今は出入り口の周りを固めて避難民の出入りを監視しているに違いなかった。
 
 相手は重武装したテロリストなのだ。普通そんなテロリストが、逃走のためとは言え全武装を解除して避難民の中に紛れ込んだりする筈はなく、状況が収束した時点で市街地全域を包囲封鎖できていないなら、もうとっくにテロリストはどこか遠くに逃げてしまったと考えるのが普通と思うのだが。
 念には念を入れて、という話なのか、ただ単にヌルいのか。
 まあ実際、実行犯のアデールはそういう避難民に紛れ込んでいたので、あながち全然見当違いの行動とも言えないのだが。
 
 効率や利便性を追求すると似たような形になるのだろう、このダラバッヤパ・ショッピングセンターの中の構造は、地球にある中型のそれによく似ている。
 中央の大きな通りと、枝のように分かれる少し狭い通り。その両脇に連なる商店。要所要所に存在するリフトと階段。隅の方に目立たないように作られている休憩用のスペースと、トイレ。
 
「従業員用の出入り口か、非常用の小さな出入り口は近くにあるか?」
 
 ノバグに問う。
 
「フロアマップ上にマークします。緑が一般客も使える出入り口で、青が従業員専用のものです。」
 
 ちょうどすぐ近くに従業員専用の出入り口があるのを見つけた。
 
「ノバグ、これを使う。センサー類に割り込めるか?周囲に兵士は?」
 
「現在当該入り口付近には誰も居ません。割り込みいつでも可能です。」
 
 辺りを気にしながら、少し奥まった場所にある従業員用通路へのドアをくぐる。
 現実の視野で、辺りに人が居ない事を警戒しつつ、AARで視野の中央に開いているマップを見ながら従業員用の通路を移動する。
 
「マサシ。止まってください。外周を定期巡回している兵士が通り過ぎます。」
 
 見れば、マップの従業員用出入り口の100mほど北側から、赤色の輝点が二つゆっくりと降りてくる。
 
「マサシ。上階から従業員が四人、非常階段を使用して降りてきます。」
 
 運の悪い話だ。
 見れば、今俺が居る場所のすぐ近くにある非常階段に黄色の輝点が四つ、ゆっくりと移動しているのが分かる。
 足音を立てないように通路を移動し、従業員用の出入り口すぐ近くで止まる。
 出入り口は両開きのドアになっており、その両側に商品が入っていると思われるパッキングケースなどが積み上げてある。
 パッキングケースの山の間に入り込んで息を殺す。
 階段を降りてきた従業員達の会話が聞こえてくる。
 四人の内二人がこちらにやって来た。
 
「全く迷惑な話だ・・・ところで、水の入ったコンテナってのはどれだ?」
 
「確か搬入口の近くにあったと思うけどな。今朝納品チェックした時にちょうど業者が持ってきて、その辺りに放り出してた。」
 
 搬入口というのは、今俺の目の前にあるこのドアの事か。まずいな。
 徐々に二人の足音が近付いてくる。
 
「おい、これでいいだろう。これも飲料水パックだ。四百本入りコンテナだ。」
 
「それは・・・?駄目だ駄目だ。これはワーソウのだろう。後で店主が怒鳴り込んでくるぞ。」
 
「同じ四百本じゃねえか。大丈夫だ、って。これにしよう。」
 
「バッカ、お前そんなだからこの間もナブッコの納品でミスったんだろうが。ちゃんとタグ通りの物持って行かないと、後で検収の時に揉める元だろう。まだ学習してないのか。」
 
 いや、学習してくれなくて良いから、お前たちの近くにあるそのコンテナ持って行け。こっちに来るな。
 マップの上では、ちょうど定期巡回の兵士達が、従業員用出入り口の前を通過するところだった。
 二人の従業員が話をしている辺りで、重い大きな音がした。
 
「あっ、だからそれじゃねえ、って言ってるだろうが。止めろって。」
 
 どうやら、一人が強引に適当な飲料水コンテナを持って行こうと動かしているようだ。
 その時、金属音を立てて従業員用出入り口が開いた。
 
「どうした。何があった。」
 
 どうやらコンテナを動かした時の大きな音が、ちょうどドアの外に差し掛かっていた兵士達にも聞こえたらしい。
 外から兵士がドアを開けて、顔を覗かせる。
 俺が隠れている場所は直接見えないと思うが、距離にして2mも離れていない。
 かなりまずい。
 
「ああ、いや、何でも無い。店舗事務所に持っていく水を探しているだけだ。人が沢山居るもんでベンダーの水が売り切れちまってね。」
 
「本当か。念のため一応チェックする。」
 
「勘弁してくれよ。泥棒がこんなに堂々としてるかっての。」
 
「こんな混乱に乗じて良からぬ事をする奴もいない訳じゃないからな。」
 
 そう言って二人の兵士がドアを開けて中に入ってきた。
 その足音が俺のすぐ後ろを通っていく。
 俺が隠れているパッキングケースの山はそれほど大きなものでは無い。
 音を立てないように注意して、脚を曲げ、出来るだけ身体を小さくする。
 ヤクザと癒着しきっていて市街地で重装甲スーツがライフルぶっ放しまくっても出てこないような軍警が、なにをこんな時だけ真面目に職務に忠実に行動していやがるんだ。早くどこかに行け。
 
 首を動かして見る事さえ出来ない後方から、幾つもの電子音が聞こえる。
 チップIDリーダーで従業員達のチップ情報を読み取り、IDサーバに問い合わせているのだろう。
 見つからないように小さく折りたたんでいる脚が痛くなってくるが、僅かでも動かして音を立てる訳には行かない。
 この静かな中で、ほんの小さな音でも立てると気付かれる。
 
「良いだろう。確認が取れた。」
 
「全く、勘弁してくれよ。」
 
 兵士が男たちの元を離れる。俺のすぐ後ろを足音が通過する。
 
「ん?」
 
 すぐ後ろで兵士たちが立ち止まる。
 見つかったか?
 
「ここにも水のコンテナがあるじゃないか。これではいかんのか。」
 
 独りの兵士の足音が、出入り口前に空いた通路からこちらに向かってくる。
 兵士の声は、俺が隠れているケースの山のすぐ向こうから聞こえてくる。
 兵士の言っている水のコンテナは、今俺の眼の前にある。
 
「おい、やめろよコグ。それは俺達の仕事じゃないぜ。」
 
「勘弁してくれよ。そんなところから取り出すより、こいつを持って行った方が楽に決まってる。」
 
 兵士の足音が止まる。
 俺の後ろ、1mあるかどうかだ。
 
「ふむ。それもそうか。」
 
 兵士の声がすぐ後ろから聞こえる。
 しかし兵士は、すぐ眼の前のケースの山の陰でうずくまり息を潜めている俺には気付かず、向きを変えて出入り口前に戻っていった。
 思わず安堵のため息を吐きそうになるが、それさえもまずい。どんな小さな音さえも立ててはならない。
 兵士たちの足音は遠ざかり、そしてドアを開けて外に出て行った。
 このショッピングセンターの従業員と思しき二人は、兵士に作業を邪魔されたことについてひとしきり悪態を付きながら、重い音を立てながら飲料水が入ったコンテナを動かして、従業員用通路をどこかに消えていった。
 
 二人の足音が聞こえなくなったところで、俺は深く息を吐き、強ばっていた全身の力を抜いた。
 立ち上がり、おかしな曲げ方をしていたおかげで少々痛む脚を動かす。
 ノバグから送られてくる情報が投影されているマップを確認し、付近にもドアの外にも人を示す輝点がないことを確認し、足音を忍ばせて出入り口のドアに近づいた。
 ゆっくりと重いドアを開ける。
 顔を外に突き出し、誰もいないことを確認してからドアの隙間に体を滑り込ませて外に出る。
 
「左前方20m程の所に路地があります。ここから離れることが出来ます。」
 
 ノバグの示した方向に目を向けると、通路と思しき建物の切れ目に緑色の点滅するマーカーが重なって表示され、マップには逃走経路が緑色の線となって点滅していた。
 左右をもう一度見回して誰もいないことを確認すると、俺は出入り口の前を離れて路地に駆け込んだ。
 
 アデールは軍警の重装甲スーツ相手に派手にやり合っているというのに、俺の方はなんと地味な逃走劇だろう、と半ば呆れながら走った。
 
 
■ 4.18.2
 
 
 その後、しばらく市街地を移動した後、ステルスと光学迷彩を掛けて地上を駆けてきたアデールと合流した。
 ビークルを拾うのに策があると言っていたアデールだが、その策とは酷いものだった。
 
 ノバグに付近のビークルの動きをモニタさせ、一番近いビークルの到着地点、つまり誰かが脱出のためにビークルを呼んだ地点に先回りする。
 運良く空いたビークルを捕まえることが出来、そのビークルがやってくるのを待っている乗客を光学迷彩を掛けたアデールが殴り倒した。
 なにが起こったか理解できずに昏倒し意識を失った乗客の代わりに、到着したビークルに乗り込む。
 そこにノバグを割り込ませて、ビークルを呼びつけた乗客の気が変わってビークルに乗らなくなり、代わりにたまたま近くにいた俺がそのビークルを拾ったように信号を書き換えた。
 交通管制局に飛ぶ信号には何も矛盾がない。殴り倒された本来の乗客が意識を取り戻し、軍警にでも訴え出ない限り問題として発覚することはない。
 その乗客が何時間後に息を吹き返すのか知らないが、そのころには俺達はとっくにレジーナに戻っている。
 光学迷彩を掛けていたアデールが暴行を働いた現場など付近のカメラに映っていないだろうし、ノバグがセンサー情報に割り込んで何もなかったことにしている。そもそも面倒な事になったとしても、レジーナに乗ってさえいれば逃げ出してしまえばいいのだ。
 
 ペニャットに向けて高度を上げていくビークルの中で、ここ数時間のブラソンの調査の結果を知らされた。
 
「例の貨物船ドーピサロークの足取りが掴めない。あれ以上詳しいことが分からない。フドブシュ・ステーションの出航確認は、ニラバンフナ星間輸送の方でも受信して確認している。その後アリョンッラ星系を離脱してデフォーラ星系に行く途中で、近くにあるビダラヤという鉱山遊星に自力ジャンプで立ち寄って、それからデフォーラ星系に再ジャンプする予定だったようだ。そこまでは分かっている。
「だが、ビダラヤに到着したかどうかが分からない。予定日を過ぎても、いつになってもデフォーラに姿を見せなかった、ということだけしか分からない。」
 
 ビダラヤという鉱山は知らないが、定期航路を大きく外れたところにその手のものがあるのはよくある話だ。
 物質転換機でどんなものでも作り出せる今の世の中とは言え、もちろんそれもタダではない。付近にふんだんにエネルギーが取り出せる恒星系が無くて物質転換機のランニングコストが高い場合や、必要な材料が低付加価値の元素であるため物質転換機を使うと酷く割高になってしまう場合など、コストのバランスの点から鉱山星の方が安くあがるのであればそちらを使うのが当然だった。
 そのような鉱山は大概定期航路から大きく外れたところにぽつんと存在する遊星であったり、テラフォーミングの対象にさえならないような惑星ばかり抱える太陽系であったりする。
 もちろんそんな辺鄙な場所にジャンプステーションがあるわけが無く、ジャンプ船による定期的な物資の補給が必要となる。
 
 輸送船ドーピサロークはその様な辺境の鉱山星への定期補給の任を負っていたのだろう。
 何を届ける予定だったのか俺には知る由もないが、依頼された荷物を鉱山星に届けようと定期航路を外れた所を海賊に目を付けられ、襲われたものだと考えられた。
 しかしもしそうだとすると、エイフェの足取りの追跡と救出がまたさらに難しくなる。
 そもそも襲った海賊が何者か分からず、その海賊がどこにエイフェを売り払ったかも分からない。
 非合法の人身売買で子供の生体などいくらでも裏取引されているし、そんな情報を他人から覗き見られる恐れのあるネットワーク上に残しておくバカもいないだろう。
 量子通信で現地のネットワークに割り込む事も出来ず、これは現地に足を運んで、靴の底をすり減らしながら地道に聞き込んでいくしかないだろうと思った。
 
「ブラソン、フドブシュ・ステーションを中心に網を張って活動している海賊は分かるか?」
 
「無理だ。そんなことが分かるようなら、警察がとっくに奴らを一網打尽にしている。」
 
 当然海賊もジャンプ船を使っている限り、連中の活動宙域というのは非常に広い。船が遭難した場所が分かったからといって、例えば「ここを縄張りにしている海賊はこいつ等だ」という風に特定が出来るわけではない。ジャンプ船と儲け話があれば、その気になれば銀河の反対側からでも海賊はやってくる。
 
「行くしかないな。」
 
 俺の呟きを、ビークルの中で横の席に座っているアデールも肯定した。
 
「すまない。面倒を掛ける。」
 
 この件について、何度目かの謝罪をブラソンが口にする。
 
「お互い様だろ。それは言いっこ無しだ。」
 
 俺達の間に何となく弛緩した空気が流れ始めたところに、堅い口調のノバグが割り込んできた。
 
「マサシ、ブラソン。ペニャット停泊中の船で、バペッソ関連企業の所有であると推測してマークしていた船数隻に妙な動きがあります。」
 
 俺はウンザリという顔で横にいるアデールを見た。
 アデールは凄みのある怪しげな笑いを顔に浮かべ、眼鏡の奥の瞳が光ったような気がした。
 
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