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第一章
忘れてくれよ-1
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「なあ、夕姫」
「ん?」
あの後、私が胸の高鳴りに耐えられなくて無理矢理手を解いた。
日向は残念そうにしていたけど、今度は少しの距離をあけながら駅前を通り、ぐるりと回って元の道に戻る。
もう一度視界に入る雪だるまを眺めながら歩いていると、
「聞いてもいいか?」
と日向が正面を向いたまま声をかけてきた。
「なにを?」
「……どうして、彼氏と別れたんだ?」
「……あぁ、それ」
「星夜から聞いてたんだ。結婚の話も出てたって」
「はは、そういえば浮かれてそんな話したかも」
幼馴染だからか、お兄ちゃんは昔から日向にだけ口が軽くなる。
いつだか電話でそんな話をした覚えがあるから、すぐに日向にも話したのだろう。
「私ね、二股かけられてたの」
「は?」
「ていうか、私の方が浮気相手だったんだって。酷いと思わない?」
へらりと笑えば、日向の表情は悲痛に歪む。
「やめてよ、日向がそんな顔しないでよ。もっと虚しくなる」
「だってお前……」
「いいの。気付かなかった私が悪いんだ。友達に教えてもらったの。私以外の女の人と歩いてるとこ見たって。それで、問い詰めたら認めた。"お前が浮気相手だ"って。"もうお前いらね"って。……自分が浮気相手だとも思わずに結婚の口約束に浮かれてたのが馬鹿みたい……」
「……ごめん。つらいこと思い出させた」
「ううん。いいの」
強がるけど、思い出したらまた泣きそうになってしまう。
「それがついこの間のこと。それで、しんどくてやっぱり一人じゃ寂しくて。気がついたら東京駅にいた。偶然新幹線のチケットのキャンセルが出てたみたいで、すぐ買って、飛び乗ってきたの」
「夕姫……」
だけど、少しだけでも言葉にして話したら気持ちが楽になったような気がした。
「ごめんね、新年早々暗い話で。……そろそろ帰ろうか。家でみかん食べよ。お母さんが箱買いしてたやつあったから」
無理矢理笑顔を作ると、再びぐいっと腕を引かれて。
気が付けば日向の胸の中にすっぽりと身体がおさまっていた。
「……日向?」
「……無理して笑うな。泣きたかったら泣いていいんだよ」
「泣きたくなんか……」
「嘘つけ。お前は笑ってるつもりかもしれねぇけど、泣くの我慢してるのバレバレなんだよ。俺には嘘つくな」
こんなとこ、誰かに見られたらどうしようとか、なんでこんなに日向が優しいのかとか。
私のことわかりすぎててなんか怖いとか。
頭の中でいろんな感情がぐるぐる回っているけれど。
「なん、で……我慢してるのバレてんの……そんな優しくされたら、泣いちゃうじゃん……」
「何年一緒にいると思ってんだ。こーんなチビだった頃から知ってんだ。お前のことならなんでもわかる」
「チビって言わないでよ……ほんっと……日向のばかぁ……」
私の背中に回る手。
コートの上からでもわかる、その温かさ。
日向の言葉と声が優しくて、じわりと滲んだ涙が次第に溢れ出す。
ポロポロとこぼれ落ちていく雫は、日向のグレーのコートを黒く染めていく。
「ハッ、馬鹿上等だよ」
あんなやつのことで、泣きたくないのに。
弱いところなんて、誰にも見せたくないのに。
「お前のこと一人で泣かすくらいなら、いくらでも馬鹿になってやる」
どうして、日向はそんなに優しいの。
どうして、日向の前では私は弱くなってしまうのだろうか。
そのまましばらく日向の胸を借りて、泣き続けていた。
*****
涙が落ち着いた頃。
「……ありがとう。落ち着いた。もう大丈夫」
恥ずかしさにしばらく顔を上げられなかったけど、ずっとこのままでいるわけにもいかず意を決して抱きついていた身体を離した。
「本当か? 無理してない?」
心配そうに覗き込む日向に、今度こそ笑いかける。
「……うん。だって、いつまでもうじうじ泣いてられない。あんな奴のことなんか早く忘れて、私も前に進まないと」
日向の前で泣くなんて、いつぶりだろう。
鼻がぐずぐずいってるし、目も赤くなってるかもしれない。
お父さんとお母さんに心配かけるわけにもいかないし、もうちょっと散歩続けたほうがいいかな……なんて考えていると、日向は私の手を取りどこかへ向かって歩き出す。
「ちょっと、日向、どこ行くの?」
「……俺ん家」
「え?」
「目真っ赤に腫れてる。そんな顔で家帰ったら家族に心配かけるだろ。少し俺ん家で休んでけ」
私と同じことを考えていたらしい日向に、拍子抜けした。
「……ありがとう」
散歩を続けるには少し寒かったから、ありがたくお邪魔することにした。
「ただいまー」
「お邪魔します……」
「どーせ誰もいないから入って。埃っぽいかもしれないけど。今暖房入れるから」
「ありがとう」
久しぶりに入った日向の実家。
日向の言う通り家の中は暗くて暖房も付いておらずに肌寒い。
お正月だというのに誰もいないのは、昔からのこと。母子家庭で育った日向。日向のお母さんは家に帰らないことが多く、子どもの頃からひとりぼっちで家にいることがほとんどだった。
そんな境遇を知ったお兄ちゃんが家に呼ぶようになり、さらにはクリスマスや年末年始も一人と知り、自然とイベントごとも一緒に過ごすようになった。
両親は息子がもう一人増えたようだと喜んでいたし、日向も誰かと一緒に過ごすのがたのしかったようだった。
それがきっかけで毎年日向は我が家で年越しするようになったのだ。
今でも毎年我が家に来ているのは、お父さんとお母さんが無理矢理呼んでるんだと思う。
日向も二人には頭が上がらないってよく言ってるから、多分そうなんだと思ってる。
「どうした?」
「ううん。懐かしいなって思って」
「俺も久しぶりに入ったからなんか変な感じする」
玄関で靴を脱いで、家の中を見渡すと家具の一つ一つがあの頃よりも小さく感じて、自分の成長を実感する。
「日向、おばさんは……?」
「あー……男のところじゃね?」
「……そっか」
「お前が気にすることじゃねぇから」
「でも」
「俺を何歳だと思ってんだ。そんなことでいちいち落ち込むほど子どもじゃねぇよ。ほら、俺の部屋行くぞ」
「うん」
日向のお母さんは日向を一人にしてどこへ行っているのかずっと疑問だった。だけど、よく恋人のところへ入り浸っていると知った時は衝撃だった。
幼い子どもを放置して自分は恋人との時間を楽しんでいたなんて。信じられなかったのを覚えてる。
それが原因で昔は日向もかなり荒れていたけれど、高校生くらいから割り切ったのか気にしている様子は無い。
案内された日向の部屋は少し埃があったけれど、昔のまま綺麗だった。
「ん?」
あの後、私が胸の高鳴りに耐えられなくて無理矢理手を解いた。
日向は残念そうにしていたけど、今度は少しの距離をあけながら駅前を通り、ぐるりと回って元の道に戻る。
もう一度視界に入る雪だるまを眺めながら歩いていると、
「聞いてもいいか?」
と日向が正面を向いたまま声をかけてきた。
「なにを?」
「……どうして、彼氏と別れたんだ?」
「……あぁ、それ」
「星夜から聞いてたんだ。結婚の話も出てたって」
「はは、そういえば浮かれてそんな話したかも」
幼馴染だからか、お兄ちゃんは昔から日向にだけ口が軽くなる。
いつだか電話でそんな話をした覚えがあるから、すぐに日向にも話したのだろう。
「私ね、二股かけられてたの」
「は?」
「ていうか、私の方が浮気相手だったんだって。酷いと思わない?」
へらりと笑えば、日向の表情は悲痛に歪む。
「やめてよ、日向がそんな顔しないでよ。もっと虚しくなる」
「だってお前……」
「いいの。気付かなかった私が悪いんだ。友達に教えてもらったの。私以外の女の人と歩いてるとこ見たって。それで、問い詰めたら認めた。"お前が浮気相手だ"って。"もうお前いらね"って。……自分が浮気相手だとも思わずに結婚の口約束に浮かれてたのが馬鹿みたい……」
「……ごめん。つらいこと思い出させた」
「ううん。いいの」
強がるけど、思い出したらまた泣きそうになってしまう。
「それがついこの間のこと。それで、しんどくてやっぱり一人じゃ寂しくて。気がついたら東京駅にいた。偶然新幹線のチケットのキャンセルが出てたみたいで、すぐ買って、飛び乗ってきたの」
「夕姫……」
だけど、少しだけでも言葉にして話したら気持ちが楽になったような気がした。
「ごめんね、新年早々暗い話で。……そろそろ帰ろうか。家でみかん食べよ。お母さんが箱買いしてたやつあったから」
無理矢理笑顔を作ると、再びぐいっと腕を引かれて。
気が付けば日向の胸の中にすっぽりと身体がおさまっていた。
「……日向?」
「……無理して笑うな。泣きたかったら泣いていいんだよ」
「泣きたくなんか……」
「嘘つけ。お前は笑ってるつもりかもしれねぇけど、泣くの我慢してるのバレバレなんだよ。俺には嘘つくな」
こんなとこ、誰かに見られたらどうしようとか、なんでこんなに日向が優しいのかとか。
私のことわかりすぎててなんか怖いとか。
頭の中でいろんな感情がぐるぐる回っているけれど。
「なん、で……我慢してるのバレてんの……そんな優しくされたら、泣いちゃうじゃん……」
「何年一緒にいると思ってんだ。こーんなチビだった頃から知ってんだ。お前のことならなんでもわかる」
「チビって言わないでよ……ほんっと……日向のばかぁ……」
私の背中に回る手。
コートの上からでもわかる、その温かさ。
日向の言葉と声が優しくて、じわりと滲んだ涙が次第に溢れ出す。
ポロポロとこぼれ落ちていく雫は、日向のグレーのコートを黒く染めていく。
「ハッ、馬鹿上等だよ」
あんなやつのことで、泣きたくないのに。
弱いところなんて、誰にも見せたくないのに。
「お前のこと一人で泣かすくらいなら、いくらでも馬鹿になってやる」
どうして、日向はそんなに優しいの。
どうして、日向の前では私は弱くなってしまうのだろうか。
そのまましばらく日向の胸を借りて、泣き続けていた。
*****
涙が落ち着いた頃。
「……ありがとう。落ち着いた。もう大丈夫」
恥ずかしさにしばらく顔を上げられなかったけど、ずっとこのままでいるわけにもいかず意を決して抱きついていた身体を離した。
「本当か? 無理してない?」
心配そうに覗き込む日向に、今度こそ笑いかける。
「……うん。だって、いつまでもうじうじ泣いてられない。あんな奴のことなんか早く忘れて、私も前に進まないと」
日向の前で泣くなんて、いつぶりだろう。
鼻がぐずぐずいってるし、目も赤くなってるかもしれない。
お父さんとお母さんに心配かけるわけにもいかないし、もうちょっと散歩続けたほうがいいかな……なんて考えていると、日向は私の手を取りどこかへ向かって歩き出す。
「ちょっと、日向、どこ行くの?」
「……俺ん家」
「え?」
「目真っ赤に腫れてる。そんな顔で家帰ったら家族に心配かけるだろ。少し俺ん家で休んでけ」
私と同じことを考えていたらしい日向に、拍子抜けした。
「……ありがとう」
散歩を続けるには少し寒かったから、ありがたくお邪魔することにした。
「ただいまー」
「お邪魔します……」
「どーせ誰もいないから入って。埃っぽいかもしれないけど。今暖房入れるから」
「ありがとう」
久しぶりに入った日向の実家。
日向の言う通り家の中は暗くて暖房も付いておらずに肌寒い。
お正月だというのに誰もいないのは、昔からのこと。母子家庭で育った日向。日向のお母さんは家に帰らないことが多く、子どもの頃からひとりぼっちで家にいることがほとんどだった。
そんな境遇を知ったお兄ちゃんが家に呼ぶようになり、さらにはクリスマスや年末年始も一人と知り、自然とイベントごとも一緒に過ごすようになった。
両親は息子がもう一人増えたようだと喜んでいたし、日向も誰かと一緒に過ごすのがたのしかったようだった。
それがきっかけで毎年日向は我が家で年越しするようになったのだ。
今でも毎年我が家に来ているのは、お父さんとお母さんが無理矢理呼んでるんだと思う。
日向も二人には頭が上がらないってよく言ってるから、多分そうなんだと思ってる。
「どうした?」
「ううん。懐かしいなって思って」
「俺も久しぶりに入ったからなんか変な感じする」
玄関で靴を脱いで、家の中を見渡すと家具の一つ一つがあの頃よりも小さく感じて、自分の成長を実感する。
「日向、おばさんは……?」
「あー……男のところじゃね?」
「……そっか」
「お前が気にすることじゃねぇから」
「でも」
「俺を何歳だと思ってんだ。そんなことでいちいち落ち込むほど子どもじゃねぇよ。ほら、俺の部屋行くぞ」
「うん」
日向のお母さんは日向を一人にしてどこへ行っているのかずっと疑問だった。だけど、よく恋人のところへ入り浸っていると知った時は衝撃だった。
幼い子どもを放置して自分は恋人との時間を楽しんでいたなんて。信じられなかったのを覚えてる。
それが原因で昔は日向もかなり荒れていたけれど、高校生くらいから割り切ったのか気にしている様子は無い。
案内された日向の部屋は少し埃があったけれど、昔のまま綺麗だった。
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