ゴックン、その口で食べるの? /Osaka発ドラァグドライブ、掛け違いの旅

Ann Noraaile

文字の大きさ
165 / 177
【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(番外編) 】

11: 大阪LOVERとアイマスク

しおりを挟む
 車のFM放送で、ドリカムの「大阪LOVER」を改めてじっくり聞いた。
 夕暮れ時の渋滞の中で、結構アンニュイな時間が流れてたもので、『毎週は会えないから けんかだけは避けたいし』の下りでちょっとぐっと来ちゃいました。

 でも生粋の大阪人としては、あの中華メロディアレンジがカチンと来るんやんかいさぁ(今くるよ師匠風で、笑)。
『よう、こんなん(メロディ)つこてくれるわ、トーキョーのあんたらから見たらオーサカって、正体不明のエキゾな外国かいな。』ってな感じやけど、それがこの曲のスタンスを受けての事やったら、、つまりやな、大阪LOVERの主人公である東京オンナの感性が、日本標準やったら、ちょっと可愛すぎて怖いがなって事なんか?
 それになんかこの曲、拗くれた「お洒落」戦略が、見え隠れしとるちゅーねん。

 この曲から受けるんは、東京のハイソなお嬢様がオーサカの野卑で無骨な男の元に天下るって感じやんけ。
 どうあがいても、全部が逆バージョンにしか聞こえへん、アンにしたらそこんことが一番腹立つちゅーねん(笑)。

 何が『覚悟はもうしてるって 大阪のおばちゃんと呼ばれたいんよ』や、覚悟なんかせんでも大阪の女はほっとても「大阪のオバハン」になるんやって!

 アカンアカン、オーサカ弁ってほんま暴走するワ。FEPに変な癖つくからこれ以上やめとこ(笑)。



 アイマスクをした人間に対して介添えが一人というペアが、団体で大阪駅を歩いていた。
 看護訓練の為の実習なのだろう。
 結構、今風の若い子達がたくさん参加していたから、もしかしたら専門学校の授業なのかも知れない。

 ペア同士でアイマスクを交換したら、両方の立場が理解できる訳でなかなか効率的な授業になるかも知れない。
 それに、平日の昼下がりの一時でも、さすがは西の玄関口・大阪駅、人通りは激しく絶える事がないから、この訓練、かなりハードだと思う。

 アンが、なぜ昼下がりのこんな時間に北を歩いていたかと言うと、どうしてもあるデジタルカメラが気になっていて、お仕事の合間にヨドバシカメラへチェックに出掛けていたのだ。
 カメラを見に行った癖に、アンクレット付きのピンヒールブーツを履いた子だとか、真っ黄色なニットセーターと、まだらにブリーチアウトしたジーンズというシンプルなスタイルをした子を見かけて、ああいうのもいいなぁとか思いながら、ぼーっと歩いていた時だったから、件の一団と遭遇した時にはちよっと吃驚した。

 安眠用アイマスクの生地の下に更に黒い布をしている人達が、10人ちかく縦列で歩いて来るのだから、誰にとっても異様といえば異様だろうと思う。
 でも本当に吃驚したのは、この集団とすれ違う際に、彼らを肩で突き飛ばすように歩いていった一人の若者を見た時だ。

 突き飛ばされたのは、看護訓練を受けるよりは、ちょっとグレードの低いお水やってた方が似合うようなお姉さん風二人組だったんだけど、介護役のお姉さんは、激しくその若者を睨み付けていた。
 それも、正義感というか、憤りの言葉が似合わない「なんだてーめーやるのか、ぶっころすゾ」方面の怒りね。

 なかなか複雑な気分になったな~。
 何とも言えないよ。
 これが本当に視覚障害者と介添人のペアなら、「テーメーふざけんな」って相手の答えは、決まっているんだけど、、。
 チャラ男VS隠れヤンキーだとね、、。
 ・・ちょっと日本の縮図って感じかな。








しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

処理中です...