ゴックン、その口で食べるの？ ／Osaka発ドラァグドライブ、掛け違いの旅

【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども（中部編） 】

28: 信州、湖めぐり ② 日本最古の「温泉保養施設」

　昨日の体調と比べると、自分自身でかなり元気になっているのが判る。
　やっぱり基本は睡眠だね。
　それと肉体的に疲れ切っている方が眠りが深い。
　お仕事内容によっては、食事と排泄・洗浄みたいなコントロールに気を使わないといけないケースもあるけれど、今回は、そのあたりを全く気にしなくて良かったし。

　で昨夜のメモのホロー。
　片倉館っていうのは、日本最古の「温泉保養施設」と言われている建物だそうだ。
　最古と言っても、昭和初期の建物なんだけど、なんと言うか不思議な郷愁に満ちた建物の中に、玉砂利を引き詰めた大浴槽があるのね。
　此処は上諏訪温泉ということなんだけど、泉質がどうのと言うより、施設自体の魅力に気持ちが飲み込まれてしまう感じ。

　国の重要文化財に指定されてる「お風呂」って、ここと道後温泉本館以外ちょっと急には思い浮かばない。
　百人ぐらいが一度に入れそうなこの浴槽、かなり深い作りで、お湯が首もとぐらいまで来る。
　名前は「千人風呂」というらしいけど、縦に隙間なく人体を湯船に突っ込んだら本当に可能かも。
　浴槽の底に黒い玉砂利が敷いてあって、思わず健康足踏みをしてしまうんだけど、その時にお尻がお湯の中でプリンプリン上下してちょっといい気分なのだ。

　メモの二つめ、エミュール・ガレってみなさん知ってます？
　信州では、安曇野アートヒルズミュージアム内のエミール・ガレ美術館で詩の作品を鑑賞できます。
　ガレは日本文化をヨーロッパに伝えて、ヨーロッパでのジャポニスムの原動力になった人物の一人なんですよ。
　彼のガラス作品は、確か宍道湖湖畔の美術館にもコレクションがあったはず。
　ちょっと上手く説明出来ないけど、アン、この人の作品、大好きなんです。
　形が官能的ですしね。

　でもエミール・ガレのランプなんかのレプリカ作って、中にＬＥＤを仕込んでるのを見ると、なんとなく心が痛みます。
　いやＬＥＤが悪いってわけじゃなく、、、アンみたいにドライブが好きな人間からすると信号機にＬＥＤが使われてから、どれだけ視認性が高く便利になったか、それってもう、電気代云々のレベルじゃないですもんね。
　その他、光源を必要とする各分野では、ＬＥＤの導入によって革命的な出来事が次々と起こっている筈。
　それでもエミール・ガレにＬＥＤはなぁ（笑）。

　メモで残っているのは、あと食べ物ね。
　野菜類は凄く美味しい。
　最近じゃ何処にいたって産地直送品を食べる事が可能な筈なのに、やっぱり産地というか地元で食べる方が美味しい。
　スーパーとかとは流通ルートが違うのかしら。
　これ他の実体験で言うと、大阪で北海道産のジャガイモとかの野菜類が簡単に手に入るけど、なぜかジャガイモは北海道で食べる方が圧倒的に美味しい。
　それとも単に気分の問題（笑）？
　それと言わずと知れた野沢菜ね。
　美味しいから、お土産に持って帰っても、家に帰るとそれほどでもない食べ物の代表ですね、あれは、、。