ゴックン、その口で食べるの？ ／Osaka発ドラァグドライブ、掛け違いの旅

【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども（中部編） 】

29: 信州、湖めぐり ③花人生

　豊田飯山ＩＣを起点にして、千曲川沿いに北上し野沢温泉へ。
　ところが諏訪ＩＣから豊田飯山ＩＣまでが、ゴールデンウィーク渋滞で全くのカメ状態。
　予定では、野沢から白根山とか湯田中温泉も巡るつもりでいたけど、時間不足で野沢温泉だけに、、。
　昼食で取った「笹すし」も、チラシすしが笹の葉の上に載せてあるだけで、わざわざ遠回りした意味なし。
　（クルミが具としてプラスされていたのが信州らしいけど、ぽろぽろ落ちるのでいらいらした。）

　時間ロスだらけの旅程だったけど、途中で予定外に「いいやま菜の花祭り」を見ることが出来たので、差し引き０ぐらいにはなったかな。
　菜の花に限らず、コスモスもひまわりも、作地面積が巨大になると壮観だ。
　飯山の菜の花畑は、バックがアルプスと千曲川だから余計に素敵だし。

　アンにとってスキー以外の野沢は初めて。
　「大湯」は思い切り熱くて汚かったです。、、がっくし。
　麻釜は天然巨大調理場って感じ。

　この日の宿泊地は長野市のシティホテル（温泉にしなかったのは予約がとれなかっただけの話）。
　夕食がついていないので市内に繰り出す。
　善光寺にも行ってみたんだけど、門前通りなんかは昔とイメージががらっと変わっていて吃驚した。
　ここで昔、北野カルチュラルセンターでアラーキーの「荒木経惟　花人生」展が開催していたのを良く憶えている。
　今、「花人生」の写真集は、手にはいるのかな？
　それにしてもやっぱりアラーキー・荒木経惟って凄い写真家ですね。
　撮ってる写真と、撮ってる本人の生き様が等価で、両方とも凄いという状況は、意外にあまりなくて、その辺りが氏へのリスペクト理由の一つ。

　アンはわけあって、このギャラリーに入れなかったんだけど、長野駅の構内に女陰を模した花の写真のどでかい垂れ幕が下がっているのに吃驚したのを今でも憶えている。
　でもあれが、男根イメージだったら絶対無理だったろうと思うけど（笑）。

　夕食で美味しかったもの。
　山菜の天ぷら・ワサビの花のおろしあえ。味噌焼き。みんな素材がいいんだね。
　他にも色々食べたけど、調理上の「味」自体はあまり美味しいとは思えなかった（笑）。
　昨今のTV等で登場する旅のグルメリポーター達は、口にするものを、なんでもかんでも「美味い、美味しい」と連発するから、視聴者にも奇妙な刷り込みが発生しつつあるようだけど、やっぱり料理の腕とか、地域性とかは間違いなく存在してる。
　調理上の「味」は、東京は別にして、やっぱり大阪と京都の値打ちみたい。