52 / 177
【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(中部編) 】
08: 愛知 豊川稲荷 地方を応援しようね
しおりを挟む
最近、お仕事の方が忙しくて(と言っても景気が良くなったって訳じゃないんですが)なかなか好きな旅行にも出かけられません。
でも全然、旅行に出かけなくなった訳じゃないんですよ。
1泊や2泊程度の近場の小旅行なら、時々時間を工面して出かけてます。
そんな中、最近、印象に残ったのが愛知は豊川市の豊川稲荷ですかね。
豊川稲荷は日本三大稲荷の1つで有名ですよね。
三大稲荷の一つである伏見稲荷神社は、地元ってか大阪人なら「すずめの焼鳥でも食べにイコカっ、」ってノリが通用する場所なので、過去に何度か行ったコトがあります。
まあ光景的には、鳥居の連なる小道に着物を着させた女の子を立たせたら大学の映画サークル(そんなんが今あるかどうか知りませんが)なんかでも、それなりに実験的な映像が撮れるみたいな感じですかね。
基本、全体的には庶民臭プンプンの場所なんですが。
一方、豊川稲荷の方は、そんな伏見稲荷の感覚を引きずっていくと吃驚しちゃいます。
門前街の方はどちらも良く似たものなんですが、本体の方は全然雰囲気が違います。
綺麗ってゆーか、厳かってゆーか、格式を感じるってゆーか、空気感が違うってゆーかまあそんな感じですね。
オチョボ稲荷さんも行ったコトがあるんですが、豊川稲荷と比べると失礼だけど同じオイナリさんとは思えない。
大阪で言えば新世界とキタくらいの違い(伏見稲荷はミナミって感じ?)違いがありますね。両方とも好きだけど。
それもそのはずで、豊川稲荷って実は神社じゃなくて「お寺」さんなんですよね。
これ初めて知りました。
知識だけじゃなくて実際行ってみると、実感します。
正式名は「円福山 豊川閣 妙厳寺」、、。
枳尼天を鎮守とするんだそうです。
枳尼天って夢枕獏さんの小説に出てきそうですが、中世には霊孤と同一の存在とみなされたりして、オキツネ様と全然関係ないわけじゃないようです。
で、豊川稲荷に行ったら御利益祈願に「オン シラバッタ ニリ ウン ソワカ」ですよ。
え?覚えられない?
大丈夫、お寺中、手を合わせる場所に行ったらこのカンペがあちこちに貼ってあります。
「オン シラバッタ ニリ ウン ソワカ」魔界転生っ!!(笑)
そして豊川稲荷の最大のビューイングスポットは1,000体以上の狐の石像が安置されている霊狐塚。
石像の狐の顔が全部違っていて(勿論、身体も)、中には「これ犬とちゃうのん?」「いやこれ狼やで」というのもあって、それ見てるだけで飽きません。
霊狐塚は薄暗い林の中にあるわけだし、モチーフが狐だから霊的な感じがしないでもないですが、アンはこの一体一体を奉納した人々の切なる願いを感じて、そっちの方に圧倒されました。
そうそう、もう一つの見所である「千本のぼり」も同じですね。
圧倒的なビジュアルに加えてスピリチュアルなものを感じるのは、その一本一本に願いや祈りが込められているからでしょう。
豊川稲荷のおみやげは「宝珠まんじゅう」。
えっ別に喜楽屋さんの回し者じゃありませんよ。
誰が唱えようが、「地方創世」は日本の必須課題に違いありません。
アンも密かに協力しようと思ってます。
観光地に行ったら「○カの一つ覚え」で良いし、全然スタイリッシュでなくて良いから地元のお土産を買いましょう!
そうそうアンは、「折角なら境内で開かれる骨董市に合わせて」って感じで豊川稲荷に行ったのですが、京都のそれとかと比べて、なんか寂しかったです。
これが都会だと「オシャレでナウなヤング達」が、何かないかと物色にやってくるんですけどね。
地方だと、その弾自体が切れてるんですよね。
今更、可能性があるのかどうか判りませんが、やっぱ「地方創世」ですよん。
PS 所で園子温監督の「ちゃんと伝える」いう映画をご存じでしょうか?
ロケ地は豊川稲荷の門前を中心にした愛知県東三河地区です。
狐の置き物など豊川稲荷の門前町の風情がスクリーンの中にちらほらと。
EXILEのAKIRAの映画初主演でもあるそうですよ、ファンの方は一見の価値有り?
でも全然、旅行に出かけなくなった訳じゃないんですよ。
1泊や2泊程度の近場の小旅行なら、時々時間を工面して出かけてます。
そんな中、最近、印象に残ったのが愛知は豊川市の豊川稲荷ですかね。
豊川稲荷は日本三大稲荷の1つで有名ですよね。
三大稲荷の一つである伏見稲荷神社は、地元ってか大阪人なら「すずめの焼鳥でも食べにイコカっ、」ってノリが通用する場所なので、過去に何度か行ったコトがあります。
まあ光景的には、鳥居の連なる小道に着物を着させた女の子を立たせたら大学の映画サークル(そんなんが今あるかどうか知りませんが)なんかでも、それなりに実験的な映像が撮れるみたいな感じですかね。
基本、全体的には庶民臭プンプンの場所なんですが。
一方、豊川稲荷の方は、そんな伏見稲荷の感覚を引きずっていくと吃驚しちゃいます。
門前街の方はどちらも良く似たものなんですが、本体の方は全然雰囲気が違います。
綺麗ってゆーか、厳かってゆーか、格式を感じるってゆーか、空気感が違うってゆーかまあそんな感じですね。
オチョボ稲荷さんも行ったコトがあるんですが、豊川稲荷と比べると失礼だけど同じオイナリさんとは思えない。
大阪で言えば新世界とキタくらいの違い(伏見稲荷はミナミって感じ?)違いがありますね。両方とも好きだけど。
それもそのはずで、豊川稲荷って実は神社じゃなくて「お寺」さんなんですよね。
これ初めて知りました。
知識だけじゃなくて実際行ってみると、実感します。
正式名は「円福山 豊川閣 妙厳寺」、、。
枳尼天を鎮守とするんだそうです。
枳尼天って夢枕獏さんの小説に出てきそうですが、中世には霊孤と同一の存在とみなされたりして、オキツネ様と全然関係ないわけじゃないようです。
で、豊川稲荷に行ったら御利益祈願に「オン シラバッタ ニリ ウン ソワカ」ですよ。
え?覚えられない?
大丈夫、お寺中、手を合わせる場所に行ったらこのカンペがあちこちに貼ってあります。
「オン シラバッタ ニリ ウン ソワカ」魔界転生っ!!(笑)
そして豊川稲荷の最大のビューイングスポットは1,000体以上の狐の石像が安置されている霊狐塚。
石像の狐の顔が全部違っていて(勿論、身体も)、中には「これ犬とちゃうのん?」「いやこれ狼やで」というのもあって、それ見てるだけで飽きません。
霊狐塚は薄暗い林の中にあるわけだし、モチーフが狐だから霊的な感じがしないでもないですが、アンはこの一体一体を奉納した人々の切なる願いを感じて、そっちの方に圧倒されました。
そうそう、もう一つの見所である「千本のぼり」も同じですね。
圧倒的なビジュアルに加えてスピリチュアルなものを感じるのは、その一本一本に願いや祈りが込められているからでしょう。
豊川稲荷のおみやげは「宝珠まんじゅう」。
えっ別に喜楽屋さんの回し者じゃありませんよ。
誰が唱えようが、「地方創世」は日本の必須課題に違いありません。
アンも密かに協力しようと思ってます。
観光地に行ったら「○カの一つ覚え」で良いし、全然スタイリッシュでなくて良いから地元のお土産を買いましょう!
そうそうアンは、「折角なら境内で開かれる骨董市に合わせて」って感じで豊川稲荷に行ったのですが、京都のそれとかと比べて、なんか寂しかったです。
これが都会だと「オシャレでナウなヤング達」が、何かないかと物色にやってくるんですけどね。
地方だと、その弾自体が切れてるんですよね。
今更、可能性があるのかどうか判りませんが、やっぱ「地方創世」ですよん。
PS 所で園子温監督の「ちゃんと伝える」いう映画をご存じでしょうか?
ロケ地は豊川稲荷の門前を中心にした愛知県東三河地区です。
狐の置き物など豊川稲荷の門前町の風情がスクリーンの中にちらほらと。
EXILEのAKIRAの映画初主演でもあるそうですよ、ファンの方は一見の価値有り?
0

お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説


ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ふと思ったこと
マー坊
エッセイ・ノンフィクション
たまにはのんびり考えるのも癒しになりますね。
頭を使うけど頭を休める運動です(笑)
「そうかもしれないね」という納得感。
「どうなんだろうね?」という疑問符。
日記の中からつまみ食いをしてみました(笑)
「世界平和とお金のない世界」
https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる