【R18】超女尊男卑社会〜性欲逆転した未来で俺だけ前世の記憶を取り戻す〜

広東封建

文字の大きさ
79 / 89
五章

78-初潮

しおりを挟む
 
「あ……アレ……?」

『コクリ』

 未だ意味を理解出来ず聞き返す俺に対し、乙音は恥ずかしそうに頷いた。
 目を潤ませ、頬はみるみるうちに真っ赤に染まっていく。
 一瞬何を言い出すのかと戸惑ったものの、ここまで明らかな態度を見せられれば自ずと勘付いてくる。

 恐らく『アレ』というのは―――

「生理……?」

「―――ッ!」

 俺が無神経に発した言葉に、乙音は更に顔を赤らめ、ギュッと手を握り締めながら俯いた。

「い、いつから……?」

「先週金曜日……学校から家に帰ってから……」

 ということはその状態で2日間の休日を挟み、この林間学校を迎えたということだ。
 道理で朝から様子がおかしい筈だった。
 乙音は初めて身に訪れた身体の変化に戸惑いながら、今日一日を過ごしていたのだから。
 普通の授業ですら大変だっただろうに、普段とは違う屋外で一日中歩いたり料理を作ったりというのは、さぞ辛い一日だっただろう。

「そ、そうか。そ、その……生理痛は、大丈夫か?」

 正直生理の辛さなど男には全く分からないが、精一杯知識をフル活用しながら、乙音の身を気遣う。

「生理痛は最初の方だけだったから大丈夫……
 で、でも……そ、それ以外のヤツが、想像以上で……」

 そう言いながら乙音はモジモジと身を捩った。
 それ以外というのは恐らく、初潮を迎えた女子の身に起こる、性欲増大のことだろう。
 やはりあんなに性を毛嫌いしていた乙音も、初潮による性欲の爆発には抗えなかったのか。
 道理でいつもより色っぽく見えていた訳だ。

「わ、私……自分がこんな風になるなんて思ってなくて……
 エッチなことばっかり考えてる皆を、バカみたいって思ってたのに……
 生理になってから日に日に、エ、エッチな気持ちが強くなっていって……
 わ、私どうしたらいいのか分からなくてっ……!」

 乙音は身体の変化に心がついていかない、二次性徴の典型的な症状に悩まされているのだろう。
 今まで潔癖気味だった乙音ならば尚更だ。

「ひ、一人で、してみたりとかは……」

 俺は昂る興奮を必死に抑えながら訊ねると、乙音は目口をギュッと閉じ、小さく頷いた。

「わ、私もこんな下品なことっ、し、したく無かったんだけど……
 で、でも身体がどうしようもなくて、手が勝手に伸びちゃって……
 そ、そしたら、し、信じられないくらい気持ち良くて……」

 あの乙音が、本当に自慰に及んだとは。
 その姿を想像し、股間が否応無く起き上がってしまう。

「こ、こんなに気持ちいいなんて知らなくてっ……でもっ触っても触っても身体が収まらなくて……!
 こんな風にっエッチなことに夢中になっちゃう自分が嫌でっ……!」

 心と身体のギャップに苦しむ乙音を他所に、俺はどんどん興奮が高まっていく。

「セ、セックスしたくなったのか?」

『……コクリ』

「もっと、気持ち良いことがしたい……のか?」

『……コクリ』

 俺の質問に、乙音は恥を堪えながら頷く。

 乙音が―――セックスを求めている。

 そのことに俺の頭は沸騰しそうな程に熱くなった。
 最早痛い程盛り上がる自分の股間にも気付かぬ程に―――

「あ、あんた、それ……」

「えっ―――」

 乙音に指差され我に返ると、そこにはジャージのズボンが高々と山を作っていた。

「あっ、こ、これはっ」

 しまった。
 乙音に見られた―――

 慌てて股間を押さえるが時既に遅し。
 明らかに誇張されたそれを見誤る訳がない。
 乙音の驚いた顔を見るに、最早言い逃れは出来ない。
 乙音の追及を覚悟し、俺は固く目を瞑った。すると―――

「そっ……か。游子もアレ……来てたんだ」

「……ん?」

 俺も、とは一体どういうことだろうか。
 俺にも生理が……?
 いやいや何を言っているんだ。
 見るからに息子をおっ立てている俺に、生理など来る筈もない。

 だが乙音は俺の股間を見て、妙に安心した表情を浮かべている。

(ま、まさかとは思うけど……)

 まさか乙音は、コレを―――

 アレと勘違いしているのでは。

「わ、私にもソレ……た、試させてくれない?」

 乙音がモジモジしながら手を伸ばしてくる。
 まさか男根を引っこ抜いて貸してと言っている訳ではないだろう。
 これはどうやら間違いない。

「自分の手じゃ収まらなくて……でも親に頼む勇気も出ないし……
 でも、游子が使ってるやつなら、私も苦にならないわ」

 乙音は、俺の股間にあるソレを―――

「少し……試させてよ。そのバイブ」

 偽物と勘違いしている。

「い、いやでもこれは、その~……」

「何よ……と、友達が困ってるんだから、た、助けてくれたって良いじゃない……」

「た、助けたいのは山々なんだけど……さ、流石にこれは貸せないというか、物理的に不可能というか……」

 ジリジリと後退る俺に、乙音はゆっくり近付いてくる。
 余程性欲が抑えられずに苦しんでいるのだろう。
 発情した乙音に襲い掛かりたい衝動と、正体がバレることへの恐れの狭間で、俺の股間の山はどんどん盛り上がっていく。
 それに触発されるように、乙音の息も荒くなっていく。

「何意味分かんないこと言ってるのよ……
 い、いいから、ちょっとだけ……ちょっとだけで良いから、貸してっ!」

『ガバッ』

「うわっ―――」

 突然、我慢ならなくなった乙音が俺の身体に飛び付いてくる。

『ガララッ!』

 俺はその勢いに体制を崩し、そのまま後ろに倒れた。

「い、痛てて……」

 床に置いた薪の上に倒れ込み、背中に鈍い痛みが走る。
 だがその痛みのお陰で、俺の頭は冷静さを取り戻した。

 兎に角今ここで正体をバラすのはマズい。
 一旦乙音を冷静にさせ、ここから脱出する方法を模索するべきだ。
 変なことを考えるのは止めて、茜か圓先生に連絡を―――

 そう思い直したところで、目の前に覆い被さる乙音の顔が固まっていることに気が付いた。


 乙音が下を見つめながら、言葉を失っている。

「嘘……」

 乙音が漏らした言葉に、恐る恐る視線の先を見るとそこには―――

「へっ―――」

 乙音の手によってズボンがずり下げられ、剥き出しになった男根が高く天井を向いていた―――
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...