【R18】超女尊男卑社会〜性欲逆転した未来で俺だけ前世の記憶を取り戻す〜

広東封建

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五章

77-幽閉

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「―――クソッ! 開かないっ……!」

 あれから30分程経っただろうか。
 窓一つない小屋に突然閉じ込められ、何とか扉を開こうと悪戦苦闘するも、固く閉ざされた扉はびくともしない。

 一体誰が俺達を閉じ込めたのか。
 普通鍵を閉めるのは中を確認してからだろう。ひょっとして圓先生がやったのだろうか。

(或いはあの3人が……?)

 そのように考えたところで、俺は頭をブンブンと横に振った。

(い、いやいやダメだ)

 単に中が見えなくて俺達の存在に気付かなかっただけかもしれない。
 誰とも分からぬ犯人を勝手に想像するのは良くないと思い直し、俺は不毛な犯人探しから思考を逸した。

 だが―――

『ビクッビクッ』

 俺の股間は全く言うことを聞かず、どんどん劣情に苛まれていく。
 こんな所で女子と二人きりという、余りにもベタなラブコメイベントが現実に起こり、この後の目眩く展開を想像するまでもなく興奮が昂る。
 対する乙音は早々と脱出を諦め、一人床を見つめながら座り込んでいた。

「ど、どうしようか……出口は他に無いみたいだし……」

「別に……そのうち誰かが気付いて開けてくれるでしょ。
 ジタバタしたって仕方ないわ」

 どきまぎしながら話し掛ける俺に対し、乙音は随分と落ち着いた様子だ。
 落ち着いている、というのは単に俺が一人で焦っているからそう見えただけかもしれないが。

 朝から元気がない上に、閉じ込められた状況で膝を抱え込みながら下を向く乙音の姿。
 妙に肩で息をしているような気配すら感じる。
 やはり口では冷静さを装ってはいても、心には不安を感じているのだろうか。

 もしこれが茜とかだったら、きっと今頃パニックになって泣いていただろう。
 いや、ひょっとしたらそんなこともお構いなしに二人でセックスしてたかも……
 ああでも今の茜は3人に気を遣ってるし……

(ん? 茜……
 ―――そうだ!
 茜か圓先生にホロで連絡して助けて貰えば良いんだ)

 先程トイレの脇で圓を呼び出したことを思い出す。
 ホロを使えば外にいる人間にも連絡が可能だ。
 ならば誰かに閉じ込められてしまったことを伝えようと、俺は画面にホロを出そうと手をかざした。だがそこで―――

『―――ピクッ』

 不意に俺は思い留まり、ホロを出現させるのを止めた。
 そして乙音の方にチラリと視線を向ける。

(乙音と……二人きり……)

 もしここで脱出出来ても、俺は何処かに隠れてオナニーするだけ。
 圓先生は帰るまで俺とセックスしないつもりみたいだし、茜も実羽達に気を遣って俺の求めにも応じようとしない。

 だけど、

 今俺の目の前には、

 他の女子が……


(い、いやいや何考えてるんだ俺は!
 乙音は友達だぞ!?)

 突然湧いた邪な思いに、俺は自分の愚かさを悔いた。

 性に興味を持たない友人を犯すなど、あの3人にされたことよりもっと酷い仕打ちだ。
 以前圓と共に道端で女を犯したのとは訳が違う、正真正銘のレイプになってしまう。
 とはいえ俺の理性とは裏腹に、頭の中はどんどんエロい気持ちに支配されていく。

(乙音の奴……
 こうやって黙っているとやっぱ美人だな。
 パイ乙と呼ばれるだけあって胸もデカいし)

 静かに座る乙音を見つめながら、俺はゴクリと唾を飲んだ。
 暗い密室に二人きりでいるせいか、或いは俺の性欲が溜まりまくっているからか、いつもより乙音が格段にエロく見える。

 や、ヤバい……

「はぁっ……」

 ヤりたい……

「はぁっ……はぁっ……」

 乙音と―――

「ゴクリ……」

 セックスしたい。


 俺が徐々に乙音への劣情を高めていく。

『初潮前の処女を犯すのはとっても気持ちいい』

 以前、圓が俺に言い聞かせた言葉が脳裏に蘇る。
 今なら誰にもバレない。
 今はまだ性に関心のない乙音も、俺とセックスしたら、エロいことが好きになるかもしれない。

 俺の手で、女を―――

 スケベに出来る。

 震える手が徐々に乙音の方へと伸びていく。
 もう、したい。
 セックスしたい。
 乙音と、セックスしたい。

 その時だった―――

「ね、ねぇ……」

 先程まで黙り込んでいた乙音が、不意に口を開いた。

「へ!? な、何!?」

 唐突な問い掛けに俺は思わず狼狽える。
 伸ばした手を速攻で戻し、何事もなかったかのように振る舞う。

(いかんいかん……
 危うく乙音に襲い掛かるところだった)

 俺は理性を失いかけていた頭を振り払い、冷静さを取り戻す。

「あ、あのね……ちょっと相談したいことがあって……」

 そう語る乙音は、何やら視線を逸しながらモジモジと身を捩っている。

 こんなところで相談とは、一体何なのだろうか。
 他の人には言えないような内容?

(はっ! ま、まさか、とうとう乙音にまで正体がバレたのか!?
 そのせいで俺への態度がおかしかったのか!?)

 随分と気まずそうな乙音の様子に、俺は悪い予感が募る。

「あ、あのね……」

 ま、マズい……

「じ、実は私―――」

 まさか、乙音にまで……

 俺はジリジリと後退りながら、乙音の言葉を待ち受ける。
 乙音にまで男であることがバレたら……
 い、いやでも乙音は俺が男でも友達って言ってたし……

 中々切り出さない乙音に、俺はあれやこれやと思考を張り巡らせる。
 だが、次に乙音の口から出た言葉は、俺が予想だにしない内容だった―――


「私ね、とうとう……


 アレが来たの」
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