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異変
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王都を出て2日目、順調だった旅は急に雲行きが怪しくなる。
「あんたらどこに向かってるんだ?」
馬に乗って反対側から走ってきた男に馬車を止められて聞かれる。
「フランベルグ領中心部だ」
護衛の男性が警戒しながら答える。
「フランベルグ家の家紋があったからそうだと思った。賊のことを聞いて向かっているのか?」
男が言った言葉に不穏なものが混じる。
「賊とはなんだ?」
「やっぱり知らずに向かってたのか。止めて良かった。何の用かは知らないが引き返した方がいい。俺も逃げてきたところなんだ」
「知らせてくれた事、感謝する。詳しく教えてもらっていいか?」
「ああ、もちろんだ。多分今もだが、街が賊に襲われている。100か200かわからないが、数え切れない数の賊が急に襲ってきたんだ。騎士や冒険者が動いてくれているはずだが、街はパニックになっている。俺はたまたま馬の世話をしている時だったからここまですぐに逃げてこられたが、他の人達がどうなったかはわからない。知らなかったってことは俺がこの道を通っている先頭なんだろう。このまま進めば俺が嘘を言っていないことはわかるはずだ。俺はこのまま逃げさせてもらうが、あんたらも逃げたほうがいい」
「お嬢様、どうなされますか?」
護衛の男性がローザに判断を仰ぐ。
「……これをその方に。どうするのかの判断は少し待ってくれ」
動揺して答えられないローザの代わりにアメリが答える。
「これはお嬢様からの感謝の気持ちだ。逃げる際に俺達のようにフランベルグ領に向かっているものがいたら声を掛けて欲しい」
護衛が男に謝礼を渡す。
「何も持たずに来たから助かる。見かけた人には教えるから任せてくれ」
男はそう言って走っていった。
「ローザ、どうする?」
アメリがローザに聞く
「…………。」
ローザは震えるだけで答えない
「しっかりしろ!行くのか、引き返すのか?どちらにしても迷っている時間はない」
アメリがローザの肩を揺らしながら言った。
「あ、、ああ……い、行くわ。……いえ、あなた達を巻き込むわけにはいかないわ。私だけ行くから、みんなは学院に引き返して。護衛を2つに分けてちょうだい。私と行く方は死ぬかもしれないわ。許してちょうだい」
ローザが決める。
「死ぬかもしれないんだぞ。ローザが行ったところで何も出来ないかもしれない。それでも行くのか?」
アメリがローザに声を荒げて言う。
「何も出来ないかも知れないけど、何もせずに逃げて後から後悔はしたくないわ」
「それなら私も行こう。1人だけ危険に向かわせるわけにはいかない」
アメリも一緒に行くと言う
「それはいけないわ。私のわがままに巻き込むわけにはいかない。みんなは逃げて」
ローザはアメリが一緒に行くことは認めないようだ。
「僕が行くよ。僕なら大丈夫だと思うから」
僕は2人に言う。
「エルクなら確かに大丈夫かも知れないわ。でも危険に巻き込むことには変わりない。付き合わせるわけにはいかないわ」
「アメリは引くつもりはなさそうだよ。アメリが行くよりは僕が行った方がいいでしょ?迷ってる時間はないよ」
「……わかったわ。ありがとう」
ローザが僕が行くことを認める。
「何を言っているんだ。私も行くぞ」
アメリは諦める気がないようだ。
「アメリ、諦めなさい。ローザが貴族であるあなたを連れていけないのはわかるでしょう?私も行きたいのを我慢しているのだから、あなたも諦めなさい」
「……くそ。エルク、ローザを頼んだ」
「うん、任せて!」
「エルクが行くなら私も行くわ。エルクがやり過ぎないか心配だからね」
お姉ちゃんも行くらしい。行く理由は納得いかないけど……
「聖女様にまで迷惑を掛ける訳にはいかないわ」
「私はエルクについて行くだけよ。一緒に村に帰るんだから。それから護衛はいらないわよ。人数は少ない方が動きやすいからね」
お姉ちゃんは有無を言わせないつもりのようだ。
「……ありがとうございます」
ローザにもそれは伝わったようだ。
僕とお姉ちゃん、それからローザの3人で引き続きフランベルグ領に向かう。
アメリ達は王都へと戻って行く。
なんだか嫌な気がしたので、みんなにはシールドを掛けたけど、足りない気がしたので身体強化と脚力強化も掛けておいた。……腕力強化も掛けておこう。
必要ないだろうけど、気になったのにやらずに後で後悔するのは嫌だ。
「エルクも聖女様もありがとう。本当は1人で行くのは心細かったわ」
ローザが言う。
「ローザは友達だからね。助けられる力があるのに助けない理由はないよ」
「困っている人がいたら助けなさいと神父様がいつも言っていたわ。街が襲われているなら怪我をした人が大勢いるでしょう?私は神父様の教えを守るだけよ」
お姉ちゃんが少し恥ずかしそうに言った
「お姉ちゃんは素直じゃないね」
「……うるさい。そんな事言ってないで急ぐわよ。エルク、わかってるわよね?」
「う、うん。ローザ、馬にスキルを使うから操縦しにくくなるかも知れないけど頼むね」
「え、ええ、わかったわ」
僕は馬車を引く馬に身体強化と脚力強化のスキルを掛ける。
「わわわわ」
馬車のスピードか一気に増す。
途中、あの男の人から聞いていた通り逃げる人達とすれ違う。
やはりあの男の人が、言っていた事は本当のようだ。
フランベルグ領に入り、中心街に近づくにつれて喧騒が増していく。
そして街に入り、僕達は地獄絵図を見る。
逃げ惑う人達とそれを追う武装した男達。
騎士に衛兵、冒険者が応戦してはいるけど、明らかに人手が足りていない。
ガギン!
女性が斬られそうになっているのが見えて、僕は咄嗟に女性にシールドを掛ける。
「あ!?」
ガギン!
斬ろうとした男が不審がりながらも再度斬りつけ、またシールドによって防がれる。
「どうするの?」
僕は逃げる人を襲っている人を土魔法で拘束しながらローザに聞く
「……お父様のところに行くわ。エルクは向かいながらで可能な範囲でいいから街の人を助けて欲しい」
「わかったよ」
僕は見える範囲で襲われている人にはシールドを掛け、襲っている人を拘束し、騎士達にはシールドと身体強化魔法を掛けながら進む。
自分達にはシールドと身体強化の他に隠密も掛けているので、進行を邪魔されることもなく屋敷に到着した。
「あ、あああ」
ローザが惨状を見て声を漏らす
屋敷は見るも無惨に壊されていた
「あんたらどこに向かってるんだ?」
馬に乗って反対側から走ってきた男に馬車を止められて聞かれる。
「フランベルグ領中心部だ」
護衛の男性が警戒しながら答える。
「フランベルグ家の家紋があったからそうだと思った。賊のことを聞いて向かっているのか?」
男が言った言葉に不穏なものが混じる。
「賊とはなんだ?」
「やっぱり知らずに向かってたのか。止めて良かった。何の用かは知らないが引き返した方がいい。俺も逃げてきたところなんだ」
「知らせてくれた事、感謝する。詳しく教えてもらっていいか?」
「ああ、もちろんだ。多分今もだが、街が賊に襲われている。100か200かわからないが、数え切れない数の賊が急に襲ってきたんだ。騎士や冒険者が動いてくれているはずだが、街はパニックになっている。俺はたまたま馬の世話をしている時だったからここまですぐに逃げてこられたが、他の人達がどうなったかはわからない。知らなかったってことは俺がこの道を通っている先頭なんだろう。このまま進めば俺が嘘を言っていないことはわかるはずだ。俺はこのまま逃げさせてもらうが、あんたらも逃げたほうがいい」
「お嬢様、どうなされますか?」
護衛の男性がローザに判断を仰ぐ。
「……これをその方に。どうするのかの判断は少し待ってくれ」
動揺して答えられないローザの代わりにアメリが答える。
「これはお嬢様からの感謝の気持ちだ。逃げる際に俺達のようにフランベルグ領に向かっているものがいたら声を掛けて欲しい」
護衛が男に謝礼を渡す。
「何も持たずに来たから助かる。見かけた人には教えるから任せてくれ」
男はそう言って走っていった。
「ローザ、どうする?」
アメリがローザに聞く
「…………。」
ローザは震えるだけで答えない
「しっかりしろ!行くのか、引き返すのか?どちらにしても迷っている時間はない」
アメリがローザの肩を揺らしながら言った。
「あ、、ああ……い、行くわ。……いえ、あなた達を巻き込むわけにはいかないわ。私だけ行くから、みんなは学院に引き返して。護衛を2つに分けてちょうだい。私と行く方は死ぬかもしれないわ。許してちょうだい」
ローザが決める。
「死ぬかもしれないんだぞ。ローザが行ったところで何も出来ないかもしれない。それでも行くのか?」
アメリがローザに声を荒げて言う。
「何も出来ないかも知れないけど、何もせずに逃げて後から後悔はしたくないわ」
「それなら私も行こう。1人だけ危険に向かわせるわけにはいかない」
アメリも一緒に行くと言う
「それはいけないわ。私のわがままに巻き込むわけにはいかない。みんなは逃げて」
ローザはアメリが一緒に行くことは認めないようだ。
「僕が行くよ。僕なら大丈夫だと思うから」
僕は2人に言う。
「エルクなら確かに大丈夫かも知れないわ。でも危険に巻き込むことには変わりない。付き合わせるわけにはいかないわ」
「アメリは引くつもりはなさそうだよ。アメリが行くよりは僕が行った方がいいでしょ?迷ってる時間はないよ」
「……わかったわ。ありがとう」
ローザが僕が行くことを認める。
「何を言っているんだ。私も行くぞ」
アメリは諦める気がないようだ。
「アメリ、諦めなさい。ローザが貴族であるあなたを連れていけないのはわかるでしょう?私も行きたいのを我慢しているのだから、あなたも諦めなさい」
「……くそ。エルク、ローザを頼んだ」
「うん、任せて!」
「エルクが行くなら私も行くわ。エルクがやり過ぎないか心配だからね」
お姉ちゃんも行くらしい。行く理由は納得いかないけど……
「聖女様にまで迷惑を掛ける訳にはいかないわ」
「私はエルクについて行くだけよ。一緒に村に帰るんだから。それから護衛はいらないわよ。人数は少ない方が動きやすいからね」
お姉ちゃんは有無を言わせないつもりのようだ。
「……ありがとうございます」
ローザにもそれは伝わったようだ。
僕とお姉ちゃん、それからローザの3人で引き続きフランベルグ領に向かう。
アメリ達は王都へと戻って行く。
なんだか嫌な気がしたので、みんなにはシールドを掛けたけど、足りない気がしたので身体強化と脚力強化も掛けておいた。……腕力強化も掛けておこう。
必要ないだろうけど、気になったのにやらずに後で後悔するのは嫌だ。
「エルクも聖女様もありがとう。本当は1人で行くのは心細かったわ」
ローザが言う。
「ローザは友達だからね。助けられる力があるのに助けない理由はないよ」
「困っている人がいたら助けなさいと神父様がいつも言っていたわ。街が襲われているなら怪我をした人が大勢いるでしょう?私は神父様の教えを守るだけよ」
お姉ちゃんが少し恥ずかしそうに言った
「お姉ちゃんは素直じゃないね」
「……うるさい。そんな事言ってないで急ぐわよ。エルク、わかってるわよね?」
「う、うん。ローザ、馬にスキルを使うから操縦しにくくなるかも知れないけど頼むね」
「え、ええ、わかったわ」
僕は馬車を引く馬に身体強化と脚力強化のスキルを掛ける。
「わわわわ」
馬車のスピードか一気に増す。
途中、あの男の人から聞いていた通り逃げる人達とすれ違う。
やはりあの男の人が、言っていた事は本当のようだ。
フランベルグ領に入り、中心街に近づくにつれて喧騒が増していく。
そして街に入り、僕達は地獄絵図を見る。
逃げ惑う人達とそれを追う武装した男達。
騎士に衛兵、冒険者が応戦してはいるけど、明らかに人手が足りていない。
ガギン!
女性が斬られそうになっているのが見えて、僕は咄嗟に女性にシールドを掛ける。
「あ!?」
ガギン!
斬ろうとした男が不審がりながらも再度斬りつけ、またシールドによって防がれる。
「どうするの?」
僕は逃げる人を襲っている人を土魔法で拘束しながらローザに聞く
「……お父様のところに行くわ。エルクは向かいながらで可能な範囲でいいから街の人を助けて欲しい」
「わかったよ」
僕は見える範囲で襲われている人にはシールドを掛け、襲っている人を拘束し、騎士達にはシールドと身体強化魔法を掛けながら進む。
自分達にはシールドと身体強化の他に隠密も掛けているので、進行を邪魔されることもなく屋敷に到着した。
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