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しおりを挟む【 5番 の ヴォウ 様 の発言です。 】
【 40秒以内 でお願いします。 】
「ヴォウッ!!」
吠えた。ーー吠え真似だった。
獣を想起させるような、迫力あるその声から感じたのは、威圧というより興奮だった。
「5番ですー。名前なんて誰にも呼んで貰えないでしょうから、どうでも良いんですけどね~?
ヴォウなんて呼びづらいし、バウでもボウでもお好きにどうぞ。
こだわりなんてありませんから。
今、3人分も発言聞いて、ここまで考察関連の発言をしない僕を、皆さんはどう思いますかー?
フフフフ、僕の考えは……あははっ、今の僕には何も言えません!
いじょーっ!!」
【 6番 の オノレ 様 の発言です。 】
【 40秒以内 でお願いします。 】
「6番、オノレ。用心棒で、5番をガード。
結果が出てないから5番が生贄じゃないのが私視点では確定。
可能であれば、みんなにも5番を除いていて生贄陣営を探して欲しい。
発言の短さからも社会人に協力的でないとみなし、敵陣営と予想。
捕獲指名第一候補……2周目の発言次第だけど。
就活生は2番を信用してる。はっきり言い切ったし、役職も指名先も濁す3番は偽物だと思ってるわ」
5番が中身の無い発言で終わらしたのに対し、時間一杯まで手慣れた報告をする6番。
略語も多用し、自らの考察を落とす。
あくまで自分の視点の情報である事を理解しつつ、仲間に提案もする。
右指名をした理由は、護衛先の発言を聞き、自分の発言にてより多く情報を落としたかったからだろう。
”社会人陣営として勝利に有利な発言をした“ーーそう、アピールする為に。
右隣護衛。
つまり、隣の席。
ーーそれが仇になったな、6番。
このウイルス人狼には、席順に影響が出る役職がある。
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