eyes to me~私を見て

ペコリーヌ☆パフェ

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鮮烈なデビュー②

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暫くの中断の後に、番組は再開された。


ヤモリは機転を利かせ、プリキーは"美名の急病"により演奏が難しい、という事を番組再開時に淡々と言い謝罪し、視聴者に向かい、女子アナと共に深く頭を下げた。



プリキーの後のミュージシャンが次々とパフォーマンスをする中、楽屋で美名は震える身体に毛布をかけ、乱れる呼吸を必死に戻そうともがいていた。



「……はっ……ハアッ……」


苦しさに涙を滲ませる美名の口に真理が紙袋を宛がった。



「ほら、このまま息を吸ったり吐いたりしてみな?……大丈夫だから……そうそう……」



由清も側で心配して見つめている。



紙袋の中で呼吸を繰り返すうちに、息苦しさがかなり和らいだ。



「おお……大分顔色が戻ってきたぞ!」


「そうだね!」



真理と由清がホッとすると、志村が血相を変えてスマホを手に入ってきた。
その後ろにはペコと堺、ボンバーダイアモンドのメンバー達も勢揃いで来ている。








「美名ちゃん!」

「美名ちゃん――!大丈夫?」


志村を暗黒がバーンと大きな身体で押し退けて美名の手を取った。


志村は弾みで壁に頭をぶつけ、白目を剥いて倒れてしまう。


「志村さん!」

「おっさんも大丈夫かよ――!



由清と真理が駆け寄り抱き起こす。



美名は、胸を押さえて微かに笑った。



「あ……りがとう……皆さん……」



震えてはいるが、声を出すのは問題無さそうに見える。



「ちょっと見せて……」



瞬は美名の喉やリンパに触れてみた。



「うん……大丈夫そうだね……喉は……」



「うん……
多分……喉は……うっ」



美名は、突然しゃくりあげた。



「美名ちゃん」


髑髏川や狐面や瞬が痛ましい目で見た。



美名は、肩を震わせて涙を溢れさせた。



何が起きても負けない、そう決めて今日のステージをやり上げるつもりだったのに、動揺してパニックになってしまった。

ここまで恵まれたデビューをお膳立てされていたのに、失態を晒した自分が許せない。








「美名ちゃん……」


髑髏川が、そっと綺麗なハンカチを差し出す。



「あ――!猫さんっ!抜け駆けだ――!」
「何故にこんな良いタイミングでそんなあつらえたみたいなハンカチーフが出てくるんですか――!」
「しかも薔薇の刺繍入りコットン100パーのじゃないですか――!ひゃー!」






「今は、君達と漫才してる場合じゃないんだよ」



狐面達がキャアキャア騒ぐのを、髑髏川はギロッと睨んで黙らせ、美名に向き直る。



「……西野未菜に、何か言われてた?」



「……っ」



美名の表情が凍り付いた。



「なぁにい?またあのぶりっ子女かよ!」


真理が志村を介抱しながら喚いた。








「違ったらごめん。
後ろから見てたら……
未菜ちゃんに何か話しかけられてた様に見えたからさ……」



「……」



美名は涙を溜めた目で首を振るが、髑髏川は食い下がる。



「何か……あるなら良かったら話して?
何か俺達に出来ることがあるかも知れない」



優しい言葉に涙が塞き止められずに溢れるが、美名は首を振り続けた。



「い……言えな……っ……」



西野の冷水を浴びさせる様な凍てついた囁きが甦る。



――『元カレにヤられたんですって?
御愁傷様』――



自分には、綾波が居るし真理や由清、志村だって心に寄り添ってくれている。
ポキノンの堺やペコ、桃子やマイカ、三広や亮介も。


沢山の人達に支えられているのは解っている。


だから、いつまでもあの事に囚われてはいけないと思うのに、思い通りにならない自分の心と身体が堪らなくもどかしくて疎ましかった。









「美名ちゃん……」


髑髏川が静かに聞くが、美名は壊れてしまうのではないか、と思う程に首を振り続ける。



「本人が云いたくないって言ってんだ!
もういいだろ?」



真理がやって来て、美名を抱き締めた。



「真理くん……でも」



「でも、じゃねーよ!
……あんた、あんたもまさか美名に良からぬ事を企んでんじゃないだろうなあ?
だとしたら許さねぇからな!」



「そんな!僕はただ」



真理と髑髏川が言い合いになると、暗黒がふと右手を上げて二人の間に割り込む。



「アンコ?」



怪訝な顔をする髑髏川に、暗黒はすまなそうに言った。



「猫さん……
ゴメン……多分、俺のせいだ」



「?」



その場に居た全員が暗黒を見た。








「俺……未菜ちゃんに……この間のパーティの事を聞かれて……
つい……話しちゃったんだ……」



美名の心臓がバクリと鳴る。



「……アンコ、まさか」



髑髏川が目を見開いた。


「ごめんなさい……!
美名ちゃんが、翔大に誘拐された事……
話しちゃったんだ!
本当にゴメン!
まさか……未菜ちゃんがそこまで美名ちゃんに意地悪するとは思わなかったんだよ――!」



暗黒は、美名の足元に土下座をして頭を床に擦り付けた。




「――!」



美名は、真理の腕を掴む指に力を込めて唇を震わせた。










「アンコ――!バカヤロー!」

「何してくれてんだよお前は――!」


狐面と瞬が暗黒を怒鳴りながらポカポカ殴る。


髑髏川は青ざめて、美名に頭を下げた。



「ゴメン――美名ちゃん!……メンバーがこんな軽口をするなんて……
リーダーの俺の責任だ……」



「……て、あの事……知れ渡ってるのかよ」



真理が呆然と呟いた。



「パーティに二百人以上居たし……
誰かが美名ちゃんと翔大に注目してたのかも……」



由清が志村の背中をさすりながら静かに言った。



「そ……んな……色んな人に知られてるなんて」



「美名ちゃんは悪くないし、少なくとも俺達は何も思ってないし、関係ないよ!」



うつむく美名の顔を覗き込み、髑髏川はきっぱり言った。






「猫さん……」



「悪いのはあの翔大って奴だし、意地悪をした西野未菜だよ!
美名ちゃんは悪くない!」



『お前はお前だろ――!』


髑髏川の言葉に、あの晩、綾波が叫んだ言葉が蘇り重なる。



何故、今、綾波がここに居ないのか、切なくて堪らなくなった。


悔しくて心細くて、怖くて堪らないのに。

会いたくて身体が千切れそうに辛いのに。




その時、楽屋のドアに外から手をかけたペコと堺は中の会話を聞いて顔を見合わせた。




「また、西野未菜でしたね」


堺は優しげな目を鋭くさせた。



「……私達もマスコミの端くれ……
マスコミの人間を敵に回すと恐ろしい、て事を小娘に教えてあげなくちゃだわね……
ホホホホ」



ペコは、女王様眼鏡のレンズをキラリと煌めかせた。









「けれど……
このままでいいの?」



髑髏川が真剣な声で問い掛けると、美名は俯いていた顔を上げた。




「このままチャンスをフイにして、泣いたままで居たい?」



「――!」



美名は涙を溢して首を振る。



「……けどよ、そんな事を言ったって……」


真理が言いかけた時、



「ちょっと~皆さん!美名ちゃんとお話させてちょうだい!」



志村がいつの間にか起き出して来て、真理を羽交い締めにした。




「うっおおお――!
脅かすなよおっさん――!」



「脅かしてないわよ!
だって皆さん白熱してて声をかけても気がつかなかったから~!!
ねえ?」



志村は、真理の耳にフッと息を吹き掛ける。



「ひゃああああ
やめろ――!」










「由清くん、ちょっとこの子をお願い」


志村は真理をひょいと放り投げるが、由清はさっと避けてしまう。



「ぐおおおっ――避けるかよ普通――!」


真理はゴミ箱の中に頭から入ってしまい、喚きながらヌッと頭を出した。


「いや……普通避けるでしょ」



「お前は――!」



ギャンギャン言い合う二人を他所に、志村は土下座したままの暗黒を一瞥する。



「取り敢えず、顔を上げなさい。
あなたの気持ちは分かったし、責める気もないから」



暗黒は涙でグシャグシャの黒い顔を上げるが、黒い化粧が取れかって、何とも言えず不気味な様相になっていた。



「ぎゃ――」
「早く顔を塗り直すんだ――!」



狐面と瞬が二人がかりで暗黒の顔を塗り始める。










「美名ちゃん、電話よ」



志村はにっこり笑うと、スマホを美名に渡す。



戸惑いの表情を浮かべながら、美名は耳にスマホを当てた。




「……もしもし」



『……随分とそっちは賑やかだな』



耳から入り込んで来たのは、ずっと聴きたくてたまらなかった、夢にまで見ていた、愛しい人の声だった。



危うくスマホを床に落としそうになり、美名は慌てて両手で握り締める。


『どうした……
久々に話すのに……
愛の言葉も無いのか?……ん?……お姫様?』



「あ……ああ……」



嗚咽が溢れて、うまく言葉にならない。


スマホを持つ掌も、指も、当てている耳も熱さと驚きと喜びに震えていた。


そんな美名を、志村と髑髏川は優しい笑顔で見つめていた。



美名の桜色の、咲き溢れる様な唇からやっとの思いで焦がれる思いがあふれ出た。



「つ…… 剛……さん……!」












『泣いてるのか……?』


「つ……よしさ……わ……たしっ」




甘く苦しい嗚咽と涙が込み上げて、沢山の言いたい事があるのにどうしても言葉にならず、胸を震わせて息をするだけで精一杯だ。


綾波の静かな息遣いが電話の向こうから感じられる。

ただそれだけで、たまらなく幸せだった。


いつの間にか、真理と由清、暗黒達も、周りで固唾を飲んで見守っている。



『いいか……美名。
良く聞きなさい』



静かに、言い聞かせる様に綾波が話す。



美名は、スマホを握り締めて涙を流しながら頷いた。




『いいか……
今は、俺の言葉だけを信じろ。
……お前は、とびきりの歌姫だ……
誰にもお前の真似は出来ない……
俺の言う事を、ちゃんと聞いてるな?』



「は……はいっ」



美名は力強く頷く。









向こうで小さく笑うのが聞こえて、胸の中の全部が甘く疼いた。



『誰かに何を言われようと、雑音だと思え。
お前はお前の音楽をやるんだ……』



「剛さん……で、でも」



『……ちゃんと最後まで聞くんだ……ん?』



「……!は、はい……」



美名は涙をグイと拭う。


『いいか、何とかしてミュージックスタイルで歌うんだ。
……ヤモリさんは話の分かる人だ……
志村さんと一緒にヤモリさんに頼み込め』



「……で、でも」



あの様な失態を犯して、また演奏の枠を取ってくれ等と、虫の良い願いを聞いて貰えるとはとても思えない。



『お前の夢だろう……
チャンスには死に物狂いでしがみついてかじりついてこそ、だぞ。
それに……お前の夢が、俺の夢でもあるんだからな?』



「……!」









美名が綾波と話している横で、志村が腕を組み思案していると、髑髏川が手を挙げて申し出る。




「あの……
僕達は今日トリなんですけど、トークの時間を削って、その分プリキーの演奏の時間にしたらどうでしょうか」



「えっ……でも」



志村が目を丸くするが、顔を塗り終えてますます真っ黒くなった暗黒が言った。



「そうさせて下さい!
半分……いや、殆どが俺のせいだし……
俺達も、プリキーさんの夢に、美名ちゃんの夢に乗っかりたいんですよ!」


「俺もです!歌が上手な女性歌手は沢山知ってるけど、美名ちゃんみたいな歌姫は何処にも居ません!」



「皆でヤモリさんに直談判しますよ――!」



瞬と狐面も熱くなって拳を固めている。



「お、俺らだって頼みに行くぜ――!
なんなら殴ってでも言う事聞かせて」



「真理!それはダメ!」



「……あんた達……」



志村は半分呆れていたが、やがてその目に強い光が帯び始める。



「そうね……
諦めたらそこで終わりよ……
やるだけやりましょう!さて、そうと決まればヤモリさんの所へいくわよ――!」



「お――!」



皆、元気に拳を突き出して楽屋から飛び出して行ってしまった。








「……あ……み、みんな!」


美名が慌てると、綾波のくつくつ笑う声がした。


『ほらな……
お前は皆に愛される……それも天賦の才能なのさ……
まあ、俺は……他の誰よりもお前を愛してるけどな」



「――!」



耳からとびきりの甘い愛の囁きが流れ込み、胸が焼けてしまいそうになる。



『さあ、お前も行け……行って、もう一度チャンスを掴むんだ』



「剛さん……っ」



『俺が……何度あの世に足を引っ張られてもまた戻って来たのはな……
お前と一緒に夢を叶える為だ……』



「……!」




『さっきも言っただろう?
お前の夢は俺の夢だ。
……そして、お前を俺は絶対に離さないからな……』



「……つよ……しさっ……」


美名の瞳が涙で盛り上がる。










『テレビにお前が映るのを待ってるからな……
俺だけじゃなくて、周りでギャーギャー皆何か言ってるぞ』


電話の向こうで、三広や亮介の賑やかな声が聞こえてきて、美名は笑いを溢した。




『いいか……
俺は、お前だけを見ている……
例え、俺がそこに居なくても……
お前を見てるぞ……』




「は、はい……
私を……見ていて……下さ……い……」



不安と、何処かへ消えてしまいたい様な厭世感で一杯だった心はいつの間にか柔らかく解れていた。


綾波が美名を解したのだ。



『さあ……行ってこい』



「は、はい!」



『……ちょっと待て』



「……?」



『久々なんだ……キスしてから行け』



「えっ!?えっ……だっだっ……てこれは電話」



美名は狼狽えて真っ赤になる。








『……周りにもう誰も居ないだろ?なら恥ずかしがる事はないだろうが』


「そういう問題じゃなくてっ……」



『電話口でチュッて軽くやってくれりゃいいんだよ……
さあ、やってみろ』



「……っ」



『やらなきゃ……
後でお仕置きが待ってるぞ?』



「なっ……!ひ、酷い……っ」



美名の全身が火がついた様に熱くなる。




『まあ、それも楽しいからどっちでもいいけどな俺は』



「も、もうっ!
剛さんのバカ――!
変態――!知らないっ!」


思いきり怒鳴って電話を切ってしまうと、美名はテーブルに志村のスマホを置いてドカドカと足音を立てて楽屋から出て行った。





――――








病室のベッドで半身を起こしてスマホを見つめ、腹を抱えて笑う綾波を祐樹が呆れて見た。




「全く……生還した途端……お前はどうしようもないな!」



「でも、綾ちゃんが生き返って良かっだ――!
綾ぢゃ――ん!」



「うお――!綾ちゃん――!」



綾波は、涙で顔をグシャグシャにして抱きつこうとする三広と亮介の顔を拳でガシッと掴んでガードする。



「ほれ、お前ら、テレビから目を離すなよ?
とびきりの歌姫のステージを一秒足りとも見逃したら許さんからな!
おい、野村起きろ!また眠いのか――!」



「はっ!」



綾波に言われて、立ったままでグラグラしていた野村がパチリと目覚める。



「さあさあ、皆さん、眠気覚ましにいかが?」



菊野が珈琲を淹れてきた。



綾波が、カップを受け取り菊野に静かに笑いかけた。


菊野も笑いながら、その瞳には涙が浮かんでいた。



綾波はテレビを睨みながら、画面の向こうに美名の姿を見ていた。





(例えそこに映って居なくても、俺にはお前の姿が見えるぞ……
美名……
見ているから……
頑張れ……!)













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