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第六章『スワンプマンの号哭』
六
しおりを挟むその夜。
改めて当てがわれた部屋の奥の間、その一際豪奢な寝台で、やはり見事な刺繍のされた柔らかな毛布にくるまりながら、ロランはしかし苛立ちを消せずに、眠れずにいた。
なぜ僕はここに来てしまったんだろう?
そもそも本当に母は迎えに来てくださるのだろうか。
例として挙がる女性は地元で仕えていた侍女たちも含めるが、一番印象に強いのはどうしても直近で長い時間を過ごしたハーレィになる。
女性というのがあんな身勝手なものならば、母が自分を捨て置いて一人、東方で別の人を見繕うことだってあるかもしれない。……きっとそうだ。そうに違いない。
それにその方が母にとっても身軽で幸福なことではないか。見知らぬ土地で新たな人生を送るにも都合がいい……!
頭の中で疑心暗鬼は連鎖するようにつながって渦をまく。
なぜ、産まれてしまったんだろう?
こんな風に誰かを憎むくらいなら。
人はなぜ人を産むんだろう。
なぜ……人類を未だ続けているのだろう。
故郷〈コヨ・クラーマ〉で魔女狩りならぬ、吸血鬼狩りが始まったのは突然だった。
現代の〈アルカディア〉がそうであるように、宗教色の根強いこの地では、教会の影響力は計り知れなかった。神父様の言葉は王のそれに匹敵し、彼らが敵と定めたものは断じて敵となり。
悪魔と定めたものは、悪魔に。
吸血鬼に定められれば吸血鬼になる。
こんな理不尽が、神やら教皇やらの一存で当たり前のように起こる。
それが宗教の最たる悪辣な側面だろう。
意思の通わない、指揮者の棒に振り回されるだけの信者たちのために。
それは多数派、少数派の様相に似る。
そこに人の判断などはない。
崇められる神様が言った。この人は怪しい。その一言で全てがめちゃくちゃになる。誰もが自分は吸血鬼ではないと訴えたし、最も悲劇的なケースでは子供の潔白を証明し、庇うために親が自ら断首してみせたこともあった。
ミトコンドリアである親吸血鬼が死ねば、そこから派生した子吸血鬼も死ぬというのがこの地の俗説にあったのだ。
しかしそれでも、子供だけが後天的に噛まれて吸血鬼になったという可能性は捨てられないとして、処断するのが教会の審判だった。
ノストゥラ家もそうだった。
ある日突然黒い覆面をかぶった異端審問官たちがランタンと仰々しい飾り槍を手にやってきて、それだけで、家族の平和はなくなった。
抵抗し、無実を訴えた父は、すぐにも教会に召し上げられて、祖父母も後を追い、かろうじて事態を察知した母カミーラが遠縁を頼りに飛び出して二人は事なきを得た。
最後に見た故郷の景色は、刃物を振り回す狂人なんていなくとも、すでに地獄絵図だった。
誰もが隣人を疑い、自身の潔白をしつこく言葉尻につけるようになり、訴え、代わりとなる誰かを吊し上げ、皆必死になって善人を気取る一方、その行動には心など通わない。そのくせ教会の連中ときたら、吸血鬼と断じられた家族に何をしていたか知れたものではない。
そんな怒りや哀しみは国を隔てれば失せると思っていたのに、またここでも暴君の治世。
なぜ人を治める人というのは痛みを感じなくなるのだろう。
なぜそんな人が治める側に立ってしまうんだろう?
そんなことが続くばかりがこの世だとすれば、この世こそが地獄であって、その生活は地獄絵図に相違なく、そこに住む人々は世界をそのように育てた責任をとって、即刻終わらせるためにも皆で自害すべきだとさえ思ったのだ。
皮肉にも最後に今一度だけ信じてみようと惚れ込んだ女性、ハーレィがあんな人だったことが彼の邪気に更なる火をつけた。
それこそ神託。
つまり、所詮この世はそうなのだから絶望の中で死ねと神が自分にその運命を以てして伝えているようにしか思えなかった。
憎らしい。
少年の、過負荷に柔軟に解せない心は、すぐにも真っ黒に淀んでいく。
ところが。
とん、とん、とノックの音が聴こえた。
こんな夜中に?
ありえない。
僕の妄想が生み出した幻聴ではないか? とすら、初めは思ったものだったが、とん、とん、とその音は再度続いた。
確かに、誰かが部屋の戸を叩いている。
ならば野盗だ。どうでもいい。
怒りのままにそうして狸寝入りを決め込むこともできたが、しかし生来の生真面目さが幸いして、ロランは起き上がると、広い部屋の真っ暗闇の中を感覚で抜けて戸に向かった。
目はずっともう何も見たくなくて閉じていたこともあって、闇に慣れてもいる。ぼうっと暗がりに浮かび上がる通り道くらいは見えた。
「はい」
自分から発せられたとは信じ難いくらいに、低く、冷めた声色だった。
借宿だが、どうでもいい。
自分が処刑されても、誰も哀しまない。
「ハーレィよ」
その瞬間までそう思っていたはずが——なんて単純な心なんだろう。
その声を聴くと、まるでそうなるのを望んで待っていたかのように、とたんに気持ちが緩み出すのがわかって、ロランはしかし、ますます頑なに自己嫌悪する。
「……姫様」
声色にその表情が出ないように気を遣った。
幼稚だ。幼稚だ。まるで子供の対応。子供。
——情けない。
昼間に言われたハーレィの声が脳裏に蘇った。
そうだ。情けなくてなにがいけない。そうさせたのは姫様じゃないか。僕は怒りたいのだ。敬意が転じた憎しみを、怒りを、ハーレィに泥玉のように丸めてぶつけてやりたい。自分の感じた屈辱をそっくり同じようにわかってほしい。
手のかかる子供のわがままのように。
「……入っていい?」
「ここはあなたの城でしょう。好きにしてください」
「…………」
しかし待てども、言われた通りには戸を開けず、やがて短いため息。
それから、ハーレィはドア越しに続けた。
「……まだ許してないってわけね」
「…………」
「わかった。なら、ここでいい」
「…………」
「ロラン。私、あなたに謝りたくて。本当にごめんなさい。あなたに酷いことをしたわ。あなたの信頼を傷つけ、私はあなたを裏切った。本当にひどいクソアマね……主人、失格だわ」
「…………」
「謝っても許されるかわからないことは解ってる。気持ちを裏切ったんだもの、当然ね。けれど、これだけははっきり伝えたくて」
ハーレィは少し間を置いた。
深く呼吸する音が聴こえた気がした。
「私は楽しかったわ。あなたさえ許してくれるなら……私は、またあなたと……あなたの隣で読書したい」
「…………」
感覚的に、長い時間があった。
しかし実際は一分かそこらかもしれない。あるいは本当に十分とか、もっとかかったかもしれない。
でも、ハーレィは待っていた。
ロランの返事を。
彼にもそれくらいは解る。
ハーレィは待っている。自分が戸を開けて迎えてくれるのを——でも同時に、その信頼を裏切ったのが他ならない彼女だ。
裏切り返して、その心を傷つけてやりたくもあった。
鋭利な刃物にも似た生物の感情が、ロランの心で鎌首をもたげる。むしろ、立場が逆転した今こそ、強く押し寄せもする。
きっと二人はそうした人間への理解度という点で似た知見を持っていた。
だからこそ、まだ時間がいるか……とハーレィが諦めて踵を返そうとした時だった。
風に吹かれたような掠れた音がして、蝶番が鳴り、戸が開いた。
ハーレィは足元を照らすためのランタンを手に持っているが、それこそぼんやりと足元を確認するためのものにすぎず、中はかえって静まり返った暗黒が充満するように見えた。
ロランの姿は見えない。
けれど開いたということを返事だと受け取って、ハーレィは次の瞬間何があっても殉じる覚悟で部屋の中に入った。
すぐそこにロランがいた。
昼間見た時とは別人のように疑心暗鬼に取り憑かれ、鋭く研ぎ澄まされている。丸かった目は細く、あれだけ優しかった顔つきが、今はきつく強張っていた。
一方でハーレィはそれだけではない。暗闇の中、内装や家具や奥の間の寝台を灯りに透かし、窺うような神妙さで眺めながら、ロランを連れ立って奥へと進んだ。
その時すでに、ロランが今にも飛びかかってくるんじゃないかとか、そんな気持ちは失せていた。
殊に匂いが……部屋に漂う懐かしい匂いが彼女を虜にしている。
ハーレィはそうして今しがたまでロランが寝ていたであろう寝台にゆっくりと腰を下ろした。目の前のテーブルにランタンを置くと、かつて自分がそうされたみたいに、隣をぽんぽんと叩いて、ロランを導いた。
ロランが無理に顔をしかめたまま、言われるがままにそこに腰を下ろすと、ハーレィはそっと、その頭を横から抱きしめた。
かつて、自分がぐずったとき、母にそうされたみたいに。
「——よし、よし。ごめんね、ロラン。私が悪かった。だからもうそんな顔をするのはやめて……私を許して? お願い……」
一度、一度、大切に、しっとりと撫で付けるようにして、ロランの頭に自分の顔をくっつけて抱きしめる。
そうするうち次第にその膝の上で硬く握りしめられていた拳が優しく解けだして、ハーレィの背中に、お腹に伸びた。
ロランは顔をハーレィの胸に押し付けると、再びさめざめと泣き出した。
その間もずっと、ハーレィは彼の人生を抱擁するように背を撫で続けるのだった。
◇
「恩を着せるわけじゃないけど」
ハーレィは天蓋を眺めるように宙を仰ぎながら言った。
「ここね、私のママ様の部屋だったの」
「え……えっ! そんな……」
「だから、気にしなくていいって前置いたでしょ」
ハーレィはすぐに切り返し、ロランの頭にも軽く拳を落とすが、極めて軽くだ。そして、その声色に昼間のような鋭さはなかった。
そんな風に接触を交えられるほうが嬉しいものだ。ロランは照れるようにハーレィに叩かれた頭をさすり、彼女は続けた。
「もういない人のために空けとくより、今生きてる人に使われるほうがよっぽどいいわ——それなのに! あのパパ様ったら、ねぇ聴いてよ。あの人、今もときどきママ様のドレス持ち出して泣いてたりするのよ。逆だろ、普通! まったく情けないったらないわ……」
「で、でも……」
ロランは昼間喧嘩したことも鑑みて一瞬躊躇ったが——ハーレィもロランの意見を尊重するようにその目を見つめ、待ってくれている——今の距離なら……ううん、もっと近づきたい気持ちを偽らずに踏み込んで話した。
「……でも、そういうことがあるから、姫様も安心してるんじゃないんですか。自分は産まれてきてよかったんだって」
「……解ってるっつーの。マリーみたいなこと言うな」
ハーレィは悔しげに返した。
二人は寝台の縁に腰掛けて、ロランはハーレィがとうとうとして語るのを隣でじっと聴いていた。
「ママ様はね、私が七歳の時に流行病で亡くなったの。その時思ったわ。この世に特別なことなんて一つもないんだって。ママ様みたいな人でも神様はずっと残していてはくれず、むしろずっと早くに奪っていくのだから、そういうことなのよ」
ハーレィはとうとうと語り聞かせた。
——ママ様が死んでしまったことは確かに哀しかったし、寂しかったけれど、特段変わりのあることでもないと思っていた。私は泣きもせず、棺に入れられ、花を添えられて、その上から土を被せられていく母を見送ったわ。
だって、私は生前に、それだけの愛をすでに頂いていると思っていたから。
病気になってからも、それでなかなか相手をしてもらえなくなって私がぐずったときも、ママ様はいつも私を愛し、そして私もママ様といられる時にはうんと甘えてたから。ママ様はその生涯で自分に出来うる限りの情を示していてくれたし、私も返すことはできていたのだとね。
欲を言えばきちんと大人になった私も見てもらいたかったけれど、戦争や飢饉やそういった外因で引き裂かれる親子も多い中、そんな風に思えること、それ自体がもう私は満たされているってことだと納得していたのよ。
けれど、そうして普段通りにしている私を見て、周りの大人たちは訝った。そして、こんな風に言うの。
「この度はご愁傷様でした。姫様におかれましては大変おいたわしゅうございます……」
私はそれこそ解せず、不思議な顔をして返した。
「労しい……? 何が? ママ様が死んだのは自然のことよ。寂しいけれど、誰だって最後には必ずいなくなるなんてわかりきっていることじゃない。それをなぜ? なぜ、あなたは今になって殊、改まるように何度も仰るの?」
すると、しばらく周りの大人たちはひそひそと囁き合ってから。
「ハーレィ姫様はまだ幼く、何が起きたのか理解しておられぬご様子だ」
こんな風に言った。
私はもう腹が立って腹が立って、しょうがなかった。
この私を子供だからとバカにしたこともそうだけど、それ以上に周りの人間たちの鈍感さってやつにね。
そしてその時、気付いたの。
これが人間の生み出した社会という死海なのだと。
この人たちは生きてない。
本人たちは生きているつもりでも、私から見ればそれは違う。
ケースによって画一された取るべき行動、表情というものがあって、それに則さなければ異常とみなし、動揺を見せるのがその証拠。なぜって、自然を見ればわかるでしょう? この世は混沌なものよ。同じものなんて本来一つとしてありえない。
昨日と今日を比べるだけでも全然違う。同じ木に見えて枝葉のつき方はそれぞれ違うし、形や匂いに色、味も皆、違いがあって当然。誰かが違ったことをしたからといって動揺することなんてないわ。
それなのに、この人たちは同じであることが自然であると思っているから。
そう、まさに人々ね。人々の中の一人でいることを望み、そのことに浸りきっているから。
同じように考え、行動し、皆だいたい同じ場所に辿り着くように足並みをそろえて死ぬまでの間行進することを生きることだと思っている。
だから同じような言葉に同じような返答をし、それを連綿と続けることを苦にも思わず、あるいは違和感を抱くこともなく続けられるのよ。
私にとってそれは生きることじゃない。
死んでるのと同じ。
違わなければ、同じであることは、いてもいなくてもかわらないのなら、それはいないのと同じでしょう?
無駄だと思った。
私が嫌いなものはポーズだけのクズと言ったわね?
まだあるわ。
無意味に流れるだけの時間を過ごすこと。
彼らとのコミュニケーションがまさにそれね。
定型句のやりとりで意味もなく時間を潰すくらいなら、それならば何度どもっていようとも、私は懸命に本心を伝えようとするその人の意見を尊重する。
その勇気のほうが、べらべらと喋る有象無象の戯言より、遥かに気高く強い人の証明と思うから。
私はだから、代わりの話し相手を求めていた。
それに……気付いたらもうね、居ても立っても居られなくて。すぐにもここから走り出して、いなくなってしまいたかった。
彼らと一切関わり合いにならないで済むどこかへ行きたくて、でもその時の自分にはどこへ行って、何をすればいいのかもわからなくて、途方に暮れていた。
そんな時、あの大書庫を見つけた。
私は迷い込むようにあの場所を訪れ、あの本棚の間を見て周り、試しに一冊手にとって読んでみた。
見たこともない言語に、見たこともない表現。
まるで理解できなかった。
口で言うだけで、私だって何もわからないのではないか。
それが悔しくて、悔しくて、気付けば棚をひっくり返すように手当たり次第に読める本を探していた。
今の私でも理解できる本。
そこから始めた。
それから毎日毎日、侍女のマリーに頼んで部屋にいるアリバイを作ってもらって、私自身は大書庫にこもった。ときどき部屋に持ち帰り、マリーに教えてもらったこともあった。
マリーはね、その頃にやってきた使用人の一人で、私には勿体無いくらいの出来た人。パパ様にお願いして、私の付き人にしたの。あんな女性になりたいと思って、その口調や振る舞いも真似してるの。本人には内緒だけど。
「それからそれから……」
ハーレィはそれこそ年相応の子供のように話し込み、また一つ間を置くと丁寧に切り出した。
これが最たる目的だった。これを言いたくて、夜更かししているのだ。
「私の好きな小説があってね。その中に出てくる登場人物がこれまた実に物事の芯を捉えた良いことを言うんだけど……」
しかし、肝心のロランはすでにうつらうつらと船を漕ぎ始めていた。
それもそうだ。ハーレィが尋ねて、ロランを慰め、話し始め……と、すでに相当の時間が経っている。
鎧戸の外を見るのが少し怖くなるくらいの間隔が空いている。
「ちょっと……ロラン?」
「あ……はっ——姫様……も、申し訳ございません……もう僕……」
「解るけど、あとちょっと。これで終わりにするから……ねぇ……」
「はい……平気です……起きてます、から……」
しかし、相当無理をしているようだ。言った側からロランの首はこくりこくりと項垂れ、一方で自分が遠回しにしたせいもありハーレィも責めるに責められず、
「もう……あとすこしだから——」
と複雑な面持ちで肩を揺すったその時だ。
ロランの肩ががくりと落ちた。
そして、彼はそのままもたれかかるようにハーレィのほうに倒れ込み、ずしりと頭を膝の上に乗せ、そのまま寝入ってしまったのだった。
「ちょ——!」
驚天動地に瞬間、慌てふためくハーレィだったが、一方でどうしたって拭いようのない膝の重みと、すぅすぅと、そこで実に気持ちよさげに寝息を立てるロランのあまりのあどけなさに、彼女は困惑した。
まるで子供だ。……いや実際にロランはまだ子供だが、さながら、そう……自分の子供を見ているような境地に晒されて。
ハーレィは、
「……政治の腐敗に言及したセリフなんだけど、要は政治に限ったことじゃない。言いたいこと言えなくなったら信頼は終わりってこと。だからね、ロラン。怒らせちゃったけど、私ね、嬉しかったのよ。姫様だからって、こんな性格だからって、誰もが無条件でひれ伏す中、それでも……それでも勇気を出して私に意見してくれる、あなたみたいな臣下を……私は、ずっと探してたんだ——」
そのおでこを撫でながら愛しげに眺めて言った。
「おやすみなさい。……で、私はどうしよう。これ……」
寝た子を起こすのも可哀想だと、ハーレィは器用に毛布をかきあつめて被さり、そのまま横になるのだった。
翌朝。
部屋を確認しに訪れたマリーは、奥の間の寝台にバッテンを描くように重なって寝転がる二人を見つけると、珍しく面食らって立ち止まったものの、すぐにそっと毛布をかけなおした。
その足で侍女長の元に行き、二人がちょっとした風邪を召したことにして、その日の礼拝を中止にするのだった。
応援ありがとうございます!
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