98 / 98
甘く淫らなラブロマンスの長編版(※短編の続きではありません)
帰りの馬車で
しおりを挟む※予定を変更した内容で番外編を投稿させていただきました。
こちらの話は現在開催中のBL小説大賞というお祭りを読者様により楽しんでいただけたらという思いから、他の拙作とコラボしています。
そのためBL小説大賞終了後に削除させていただく可能性が高いです。
大変申し訳ございませんが、前触れなく削除の可能性があること予めお含みおきくださいませ。
コラボ先の小説の国を訪れた帰りの馬車でのラッドレン殿下とミーネのお話です。
R18シーンになりますので閲覧の際は周囲にご注意ください。
ちなみにこちらの話は、いつか大幅改稿できたら、メイドに変装して視察について行こうとしたミーネがラッドレン殿下にお仕置きされる、という内容に変更して本編へ入れたいと考えております。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
バタン、と馬車の扉の閉まる音。
グロウドリック王国ジオケイ王弟殿下の仲立ちで訪れた国からの帰り道。
今、馬車の中は私と殿下のふたりきり。
心なしか、ピリリと緊張した空気を感じる。
なぜかしら……。
膝の上でギュッと手を握りしめる。
その手に汗が滲んでいるのが自分でも分かった。
進行方向に向かって座る殿下の隣の席で、私は固まったかのように身体を動かせずに座っている。
「さて、と」
こっちへおいで、と言いながら隣にいる私の手を軽くひくと、殿下は膝の上に私を座らせた。
「ミーネ、俺の前で他の男性を素敵だなんて褒めたりしてはダメだよ」
殿下は俯いていた私の顎に指を添えると、クイッと上を向かせた。
「んッ」
キスをされて、舌がヌルリと絡められる。
夜の時間に似合うような、深い口付け。
今は昼間で馬車のカーテンが閉まっていても分かるくらい、外は明るいのに。
口の中を殿下に貪られて翻弄されて。
チュ、と音を立てて上唇が吸われた。
長いキスが終わり、殿下の唇が離れていく。
「んンッ」
ちぅ……と鎖骨の少し下あたりを殿下に吸われた。
いつの間にかドレスの背中の釦が外され胸元が広くあいていたらしい。
痕がつきそうなくらい強く吸われて、でも直後にレロ……と舐められ思わず鼻から抜けるような声が漏れてしまう。
頭の中がほわほわして、何も考えられない。
蕩けてだらしなくなっているであろう私の顔を見て、殿下が小さく笑った。
「気持ちよくなるのは我慢して、罰を与えようとしているのだから」
青いドレスの裾から手を差し込んで、殿下が私の太腿の外側を撫でた。
ピクッ、と身体が反応して揺れる。
太腿を触られた事は何度もあるのに、いつになっても慣れなくて。
毎回ドキドキしてしまうのはどうしてかしら。
撫でられているだけなのに、もの凄く気持ちよくて意思とは関係なく膝をモゾモゾ擦りあわせてしまう。
「で、んか……やめ、て……くださ……」
「やめないよ」
スルリとドロワーズを脱がされ、再び太腿を撫でられた。
今度は腿の内側を。
脚の付け根にある小さな突起へ触れるか触れないかの所を掠めながら。
ゾクゾクする快感が背中を駆けていく。
「ッ……ん……っ……」
「もう二度としないように、たくさんお仕置きして覚えてもらわないとね」
二度としないようにと殿下が言っているのは、向こうの国の宰相のクラウド様と騎士団長のレイン様を素敵だと褒めた事だと思う。
あちらの王太子妃のネージュ様に、あのふたり素敵でしょう、と話しかけていただいたので、素敵ですね、と返した。
ラッドレン殿下が気にするから独身の男性を話題にしない方がいいですよ、と事前にベルマリーから言われていたけれど。
あのおふたりは女性に興味がなく一途に想っている男性のお相手がいると聞いていたから話題にしても大丈夫だと思っていた。
お仕置き……って、何をされるのかしら……
ふとそんな事を考えたら、なぜか下腹の奥がヒクッと疼いた。
「顔がすごく赤いな、大丈夫かい?」
殿下の手がそっと私の頬に触れる。
そんな些細な刺激だったのに私は、ん、と高い声を上げながら身体をビクリと震わせてしまった。
殿下にされると、何もかもが気持ちいい。
身体を強張らせて快楽に耐える。
でも殿下は、私が何かを怖がっていると誤解したみたいだった。
眉を寄せ、心配そうな表情で私を見つめている。
「ごめんよミーネ、お仕置きなんて言って怖がらせて。大丈夫、もう何もしないよ」
……ぇ、しないの?
もちろん、しないのが普通ですが……。
殿下の言葉に落胆している自分に戸惑ってしまう。
先ほど掠められた脚の付け根が、切なそうにヒクヒク震えているのが自分でも分かった。
……殿下、本当に何もしないのですか?
そう思っていたら、殿下の手で優しく頭を撫でられた。
「酷い事は、何もしない。ね、ハグしよう。俺の方を向いて、両膝を座面にのせられる? 俺の脚を跨ぐようにして。そう、そんな感じ」
殿下は柔らかく微笑んでいた。
いつもの優しい殿下で、全く怒っていないと分かりホッとする。
私は殿下の笑顔が嬉しくて嬉しくて。
正面から向き合う形で殿下の脚の上に跨って座る。
すると殿下が私の背中へ腕をまわし、ギュッと抱きしめてくれた。
幸せな気持ちに包まれる……けど。
私は先ほどドロワーズを脱がされている。
馬車が揺れるとドレスの生地に直接お尻を擦られて、ァ、と声を漏らしてしまった。
そして馬車が大きく揺れた拍子に腰へまわされた殿下の腕でグッと抱きしめられて。
下着に覆われることなく無防備だった陰核が、ドレスの生地に軽く擦られビクンと身体が跳ねる。
「ア……ッ」
再び声を上げてしまい、慌てて口を閉じた。
でも殿下は、何かを察してしまったらしい。
青いドレスの裾から手を差し込むと、私の脚の付け根を撫でた。
「もうこんなになってしまったのか」
困ったように微笑む殿下。
たくさん濡れていたのだと思う。恥ずかしい……。
顔を見られたくなくて、ポスリと殿下の肩に顔をうずめた。
「淫らだね。どうして欲しい?」
お尻に何かが触れ、反射的に殿下の肩からバッと顔を上げすぐに下を向く。
殿下の手が、私の着ているドレスの裾から差し込まれていた。
向かい合う形で殿下に跨っている私。
そして青いドレスの中に、殿下の両手が入れられている。
殿下の手は触れるか触れないかの強さで、私のお尻をそっと撫でた。
ただそれだけの刺激なのに、身体の奥がゾクゾクッと震えてしまう。
服を着たままなのに直接お尻を触られているなんて恥ずかしい。
裸の方がまだマシかもしれない。
「殿下、おやめください……」
「本当にそう思っているのかな?」
ヌプ……と、脚の付け根にある穴へ何かが入ってきた。
「ひ、ァ、ァアッ!?」
おそらくこの感触は、殿下の、指。
青いドレスの中で殿下の手が、くちゅッ、くちゅッ、と音を立てながら私の穴のナカを擦っている。
親指で陰核をクニクニ押し潰すようにして弄りながら。
気もち、ぃぃ……
私のナカに挿れているのとは反対の手で、いつの間にかドレスの釦をすべて外し中の下着もずらしてしまった殿下。
露わになった私の乳首を、ぱくりと殿下が咥えた。
「んッ!」
じゅッと胸の先端に吸いつかれ、長く強く吸われている。
少し、痛いくらい。
なのに、気持ちいい。
私を吸う殿下の唇の感触、ゾクゾクする。
吸われていた乳首が、レロ……と舐められた。
「ゃ、ァッ」
殿下は唇を胸から離すと、今度は指の腹でスリ……と私の乳首を撫でた。
「ミーネ……もう二度と俺の前で他の男を褒めたりなんてしないと約束してくれ」
「んンっ、するッ、ァ、やくしょ、くしゅる」
唾液で濡れているからヌルヌル胸の先端を滑る殿下の指。
しかも脚の付け根に挿し込んだ指も水音を立てながら蠢いている。
「ん、んンっ……ァ、ン……ッ」
「ミーネは俺の妻だよ、俺だけを見て、分かった?」
「ん、ゎかっ、ァ、アッ、れんか、だけっ」
頭の中……、気持ちいいしか考えられない。
殿下の手が気もちよすぎて、脳が溶けてしまいそう。
「っ……んァ……んン……」
胸元から首、首から耳へ、つーっと殿下の舌が這い上がっていく。
そして私の耳に、くちゅりと舌が挿し込まれた。
いつの間にか乳首を撫でていた手は、私の腰へとまわされている。
「ぁ、れ、んかッ、ゅび……そこらっ、め」
私の耳を舌先でクチュクチュ舐りながら、脚の付け根に挿し込まれた殿下の指はナカの気持ちいい所をスリスリ擦り続けた。
背中を駆け上ってくるような快感から逃れたくて身体を捩る。
でもナカを虐めるのとは反対の腕で、殿下は私の腰をグッと抱きしめ逃がしてくれない。
私の耳を嬲っていた殿下の舌が止まり、低くて甘い声で囁かれた。
「腰、揺れてる」
「っ……」
殿下に指摘されて恥ずかしいのに、腰が揺れてしまうのを止められない。
ふ、と小さく笑う殿下の息が耳にかかり、快感でビクッと肩が震えた。
「いやらしいね、可愛いけど」
可愛いって言われるの、もの凄く恥ずかしい。
でも私の身体は嬉しそうに、ナカに挿れられた殿下の指をキュゥッと締めつけてしまった。
それに気付いたのか、私の耳元から顔を離した殿下が私の顔を覗き込む。
蠱惑的に微笑む殿下と目が合った。
「こんな風に俺の指を締めつけて。イきそうかな、俺の可愛いミーネ」
「ッんン、っ、ァアッんッ」
ビクンビクンと身体が震える。
殿下に「俺の可愛いミーネ」と言われた直後に。
恥ずかしい……
淫らに喘いでいる姿を、殿下に全部見られている。
乱れた呼吸を整えようとしていたら、整わないうちに再び殿下の指が動き始めた。
しかも私の耳元で、優しく囁きながら。
「可愛いよ」
「っひぅ、んンッ、ん、」
「ぁ、また、きゅぅって締まった」
「んン、ぁ、ッ、ぁ、ぁああっ」
再び限界が近づいてきている。
その証拠に私の太腿が、痙攣するように揺れ始めた。
「すごく可愛い」
「イ、くっ、イッちゃ、ぅのっっ、だか、らぁ、らめ」
酸素が届かず思考もぼんやりしている私の脳。
なのに、悪魔からの宣告のような囁きだけはハッキリと聞こえてきた。
「イッてはダメだよ。お仕置きだから我慢して」
「ひぅ、がまッ、れき、なッ、ァ、ん」
気持ち、よすぎ、て。
「まだだよ。我慢できるよね」
「んっ、ァ、ァ、ァ」
ふふ、と楽しそうに小さく笑う殿下の声が聞こえた。
「あともう少しだけ、我慢できる?」
「ァアッ、もぅ、らめ……っ」
「限界かな、イきたい?」
「ん、も、りゃめ、なの、れんか……ッ」
器用に指で、クパ、と私の陰核を広げた殿下。
ぬちゅッぬちゅッと音を立て私の敏感な陰核を擦りながら殿下が少し掠れた声で囁いた。
「いいよミーネ、イッて」
「んっ、ぁッ、っ、ァ、ァ、アアッ」
喉を反らして嬌声を上げた私の目の前で星が散る。
気付いたら私は予定されていた宿泊先のベッドで寝ていて、ベルマリーがラッドレン殿下に「明日からは私も同じ馬車に乗りますからね!」とぷんすかしながら言っているところだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
※こちらの番外編は、この一話で完結になります。
42
お気に入りに追加
7,430
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(203件)
あなたにおすすめの小説
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!?
*こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。
――
ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。
そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。
その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。
結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。
が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。
彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。
しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。
どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。
そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。
――もしかして、これは嫌がらせ?
メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。
「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」
どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……?
*WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。
悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~
一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、
快楽漬けの日々を過ごすことになる!
そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
悪役令嬢なのに王子の慰み者になってしまい、断罪が行われません
青の雀
恋愛
公爵令嬢エリーゼは、王立学園の3年生、あるとき不注意からか階段から転落してしまい、前世やりこんでいた乙女ゲームの中に転生してしまったことに気づく
でも、実際はヒロインから突き落とされてしまったのだ。その現場をたまたま見ていた婚約者の王子から溺愛されるようになり、ついにはカラダの関係にまで発展してしまう
この乙女ゲームは、悪役令嬢はバッドエンドの道しかなく、最後は必ずギロチンで絶命するのだが、王子様の慰み者になってから、どんどんストーリーが変わっていくのは、いいことなはずなのに、エリーゼは、いつか処刑される運命だと諦めて……、その表情が王子の心を煽り、王子はますますエリーゼに執着して、溺愛していく
そしてなぜかヒロインも姿を消していく
ほとんどエッチシーンばかりになるかも?
【R18】お飾りの妻だったのに、冷徹な辺境伯のアレをギンギンに勃たせたところ溺愛妻になりました
季邑 えり
恋愛
「勃った……!」幼い頃に呪われ勃起不全だったルドヴィークは、お飾りの妻を娶った初夜に初めて昂りを覚える。だが、隣で眠る彼女には「君を愛することはない」と言い放ったばかりだった。
『魅惑の子爵令嬢』として多くの男性を手玉にとっているとの噂を聞き、彼女であれば勃起不全でも何とかなると思われ結婚を仕組まれた。
淫らな女性であれば、お飾りにして放置すればいいと思っていたのに、まさか本当に勃起するとは思わずルドヴィークは焦りに焦ってしまう。
翌朝、土下座をして発言を撤回し、素直にお願いを口にするけれど……?
冷徹と噂され、女嫌いで有名な辺境伯、ルドヴィーク・バルシュ(29)×魅惑の子爵令嬢(?)のアリーチェ・ベルカ(18)
二人のとんでもない誤解が生みだすハッピ―エンドの強火ラブ・コメディ!
*2024年3月4日HOT女性向けランキング1位になりました!ありがとうございます!
【R18】利害一致のお飾り婚だったので初夜をすっぽかしたら大変なことになった
春瀬湖子
恋愛
絵に描いたような美形一家の三女として生まれたリネアだったが、残念ながらちょっと地味。
本人としては何も気にしていないものの、美しすぎる姉弟が目立ちすぎていたせいで地味なリネアにも結婚の申込みが殺到……したと思いきや会えばお断りの嵐。
「もう誰でもいいから貰ってよぉ~!!」
なんてやさぐれていたある日、彼女のもとへ届いたのは幼い頃少しだけ遊んだことのあるロベルトからの結婚申込み!?
本当の私を知っているのに申込むならお飾りの政略結婚だわ! なんて思い込み初夜をすっぽかしたヒロインと、初恋をやっと実らせたつもりでいたのにすっぽかされたヒーローの溺愛がはじまって欲しいラブコメです。
【2023.11.28追記】
その後の二人のちょっとしたSSを番外編として追加しました!
※他サイトにも投稿しております。
【R18】寡黙で大人しいと思っていた夫の本性は獣
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
侯爵令嬢セイラの家が借金でいよいよ没落しかけた時、支援してくれたのは学生時代に好きだった寡黙で理知的な青年エドガーだった。いまや国の経済界をゆるがすほどの大富豪になっていたエドガーの見返りは、セイラとの結婚。
だけど、周囲からは爵位目当てだと言われ、それを裏付けるかのように夜の営みも淡白なものだった。しかも、彼の秘書のサラからは、エドガーと身体の関係があると告げられる。
二度目の結婚記念日、ついに業を煮やしたセイラはエドガーに離縁したいと言い放ち――?
※ムーンライト様で、日間総合1位、週間総合1位、月間短編1位をいただいた作品になります。
ハズレ令嬢の私を腹黒貴公子が毎夜求めて離さない
扇 レンナ
恋愛
旧題:買われた娘は毎晩飛ぶほど愛されています!?
セレニアは由緒あるライアンズ侯爵家の次女。
姉アビゲイルは才色兼備と称され、周囲からの期待を一身に受けてきたものの、セレニアは実の両親からも放置気味。将来に期待されることなどなかった。
だが、そんな日々が変わったのは父親が投資詐欺に引っ掛かり多額の借金を作ってきたことがきっかけだった。
――このままでは、アビゲイルの将来が危うい。
そう思った父はセレニアに「成金男爵家に嫁いで来い」と命じた。曰く、相手の男爵家は爵位が上の貴族とのつながりを求めていると。コネをつなぐ代わりに借金を肩代わりしてもらうと。
その結果、セレニアは新進気鋭の男爵家メイウェザー家の若き当主ジュードと結婚することになる。
ジュードは一代で巨大な富を築き爵位を買った男性。セレニアは彼を仕事人間だとイメージしたものの、実際のジュードはほんわかとした真逆のタイプ。しかし、彼が求めているのは所詮コネ。
そう決めつけ、セレニアはジュードとかかわる際は一線を引こうとしていたのだが、彼はセレニアを強く求め毎日のように抱いてくる。
しかも、彼との行為はいつも一度では済まず、セレニアは毎晩のように意識が飛ぶほど愛されてしまって――……!?
おっとりとした絶倫実業家と見放されてきた令嬢の新婚ラブ!
◇hotランキング 3位ありがとうございます!
――
◇掲載先→アルファポリス(先行公開)、ムーンライトノベルズ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
本日、最新話を拝読しました。
最後の、ネイブルさんのつぶやき。
印象的なシーンはいくつもありましたが、自分的にはそちらが、とても印象的でした。
弓はあと様。
いつも楽しく素敵な世界を発表してくださり、本当にありがとうございます。
これまでもこれからも。ずっと、ファンです……!
柚木ゆず様
今回も感想をくださり本当にありがとうございます!
いつも優しく励ましてくださる柚木ゆず様に、感謝の気持ちでいっぱいです♪
これからも楽しんでいただけるように執筆がんばります♪♪
お久しぶりです。
やっとある程度活動が再開できるようになったので、またこちらの世界にお邪魔させていただきました。
もちろん。以前のように明日も、こちらや他の世界に、お邪魔させていただきますね。
柚木ゆず様
お忙しいなか感想をくださり、本当にありがとうございます!
またお会いできて嬉しいです♪♪
こちらの話は今後も番外編を投稿したいと考えております☆彡
もしよろしければまた遊びにいらしてください♪
大人しく寝る…の選択肢は無い。
(*´ 艸`)フフ♡
ぱら様
こちらの話も読んでくださり本当にありがとうございます!
しかも感想までいただけてすごく嬉しいです♪
ラッドレン殿下、寝てくれませんでした……
おそらく次回、大人しく寝る
……の選択肢は、やはり無さそうです☆彡