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54.商業ギルドでの登録も完了、そして子ベアーの名前決定
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冒険者ギルドを出てすぐに、商業ギルドへ行った僕達。冒険者ギルド同様、受付のカミラさんに、商業ギルドのギルドマスター、バーナードさんを呼んでもらい。僕達だけで話しを聞いてもらった。
ちなみにバーナードさんはルドルフさんとは正反対で、商業人らしく、相手と取引することも多いから、ピシッとした洋服を着てる。だけど実は洋服の中に、ナイフと、小さな細い剣を隠し持っていて。そこら辺の冒険者にも負けない実力者なんだよね。
この前も、商業ギルドの前で揉めていた冒険者達を、騎士隊が駆けつける前に片付けて、道の端に積み重ねていたからね。ちなみのその時の冒険者達上実力は、中くらいって感じだったかな?
でも、中くらいと言っても、人数がいたらね。12人ほどいた冒険者達を、5分もしないで片付けたんだよ。煩いって文句を言いながら。だからバーナードさんは冒険者から結構恐れられている。
そんなバーナードさんだけど、僕達の話しを聞いて、さすがに最初は驚いていた。だけどすぐにいつも通りのバーナードさんになって。僕に、良かったな、おめでとう、と行ってくれて。
バーナードさんは僕の魔獣契約のレベルが低いことと、他の魔法も回復魔法は中の上だけど、他はまぁ、うん、って感じだったから、とっても心配してくれていたんだ。だから今回スノーベアーと契約できたことと、契約したセレン達の攻撃力が強くなって、とっても喜んでくれた。
アンセルと契約できたのはたまたまだろうし、セレン達の力が上がったのは、セレン達の努力の結果だから、僕は何もしていないんだけどさ。でも喜んでもらえて嬉しかった。
そうして商業ギルドでも登録を済ませた僕達。まさかのバーナードさんも隠蔽魔法を使えるっていう。レアな魔法を使える人が2人も居るなんて。そして2人共、国に報告してないと……。うん、まぁ、うん。
こうして商業ギルドでの登録も済ませた僕達は、登録の石に絵を描いて貰うために、そのお店へと向かった。サイズ的に小さいからすぐに終わるってことで、その場で待っている事に。時間がかかる場合は翌日以降に取りにくるんだ。
待つこと1時間くらい。綺麗な雪の結晶の絵が仕上がった。アンセルの方のインクには、発光する素材が混ぜてあって。それで描いた雪の結晶は、光って浮き上がっているように見える、とても綺麗な絵だった。色は白だ。
子ベアーの方は、インクにラメのような物が混ぜてあって、キラキラ光り、本物の雪の結晶に見える、こちらもとっても綺麗な絵だった。ちなみの色は、白に金色が少し混ざっている感じだろうか。
子ベアーはとっても気に入ったようで、すぐに首に白いリボンで結びつけ。ファッションショーのように格好をつけながら、何回もお店の中を往復していた。
いや、本人は格好をつけているつもりなんだけど、ただただ可愛く見えるだけで。でも本人は格好良いと思っているんだから、可愛いとは言わずに、格好良いと言っておいたよ。
こうして全ての準備を終えた僕達。その後は少し街の中を周る事に。子ベアーは今までに、街へ近づいた事があっても、もちろん中に入ったことはなかったし、僕達と一緒に入っても、僕の家から出たことはなかったから。あっちにそっちに大騒ぎだった。
そしてアンセルの方だけど。お父さんとのお酒選びに、かなり集中していた。店主さんが、子供なんだろう? 飲んで大丈夫なのか? とちょっと引き気味で聞いてくるくらいに。
だからお酒を選んだ後に、お母さんに子供の姿なんだから、少しは気を付けてもらわないとって、お父さんと一緒に怒られていたよ。
後はお菓子や、子ベアーに新しいおもちゃを買ったり、みんなが寝るための、新しいベッドを買ったり。ベッドはどうなるか分からなかっから、今までは家にある物で済ませていたんだ。でもこれから家で暮らすんだから、新しいのがないとって。
これにも子ベアーは大喜び。自分で持って帰るって。おもちゃとベッドの入っている袋を、ズルズル引っ張りながら帰っていて。途中からセレン達が後ろから持って手伝っていたよ。
他にも色々と買い込んで帰ったら僕達。最後にもう1つ大切な事が待っていた。アンセルが子ベアーのニックネームを決めたって。お酒を買い終わってから、ずっと考えていたらしい。
『息子よ、今日からお前はテディーだ。そうだ? 良い名だろう?』
『テディー……、僕は今日からテディー。うん、テディー、可愛い!! パパ、ありがとう!!』
子ベアー改テディーに決定!! どうしてその名前にしたのか聞いたら、何となくだった。でもテディーか。テディーベアーみたいで可愛いから良いか。
「じゃあ、今日からテディーだな。テディー良かったね」
『うん!! ぼくテディー!!」
しっかりと名を言ってから、登録の石と自分を確認したら、ちゃんと子ベアーからテディーに変更されていた。もちろん隠蔽はそのままに。良かった良かった。
さぁ、明日からアンセルとテディーとの、新しい生活の始まりだ!!
*********
「そっちは確認したか?」
「ああ、何も問題はない」
「おい、そっちはどうだ?」
「こっちも何もない」
「よし、今度は向こうを調べに行くぞ。オーランドさん達からの情報だからな。何もなければそれで良いが、もしもそれ以外にも問題があれば大変だ」
「ここは子供が来る森だからな。子供達が襲われたら困る」
「前にも数件、事件があったからな」
「よし、移動するぞ!! 移動している時も警戒を怠るな!!」
「それにしてもオークジェネラルか。なんだってこんな所に」
「オークジェネラルが移動してきたなんて、情報は1件もなかったんだがな」
「何でも良い。居なければ問題はないんだからな。だがもし居た時は、しっかりと討伐しないと」
「ほら、お前達、遅れるな!!」
「「「はい!!」」」
ズズズ、ズズ、ズズズ……。ズズズ……。
ちなみにバーナードさんはルドルフさんとは正反対で、商業人らしく、相手と取引することも多いから、ピシッとした洋服を着てる。だけど実は洋服の中に、ナイフと、小さな細い剣を隠し持っていて。そこら辺の冒険者にも負けない実力者なんだよね。
この前も、商業ギルドの前で揉めていた冒険者達を、騎士隊が駆けつける前に片付けて、道の端に積み重ねていたからね。ちなみのその時の冒険者達上実力は、中くらいって感じだったかな?
でも、中くらいと言っても、人数がいたらね。12人ほどいた冒険者達を、5分もしないで片付けたんだよ。煩いって文句を言いながら。だからバーナードさんは冒険者から結構恐れられている。
そんなバーナードさんだけど、僕達の話しを聞いて、さすがに最初は驚いていた。だけどすぐにいつも通りのバーナードさんになって。僕に、良かったな、おめでとう、と行ってくれて。
バーナードさんは僕の魔獣契約のレベルが低いことと、他の魔法も回復魔法は中の上だけど、他はまぁ、うん、って感じだったから、とっても心配してくれていたんだ。だから今回スノーベアーと契約できたことと、契約したセレン達の攻撃力が強くなって、とっても喜んでくれた。
アンセルと契約できたのはたまたまだろうし、セレン達の力が上がったのは、セレン達の努力の結果だから、僕は何もしていないんだけどさ。でも喜んでもらえて嬉しかった。
そうして商業ギルドでも登録を済ませた僕達。まさかのバーナードさんも隠蔽魔法を使えるっていう。レアな魔法を使える人が2人も居るなんて。そして2人共、国に報告してないと……。うん、まぁ、うん。
こうして商業ギルドでの登録も済ませた僕達は、登録の石に絵を描いて貰うために、そのお店へと向かった。サイズ的に小さいからすぐに終わるってことで、その場で待っている事に。時間がかかる場合は翌日以降に取りにくるんだ。
待つこと1時間くらい。綺麗な雪の結晶の絵が仕上がった。アンセルの方のインクには、発光する素材が混ぜてあって。それで描いた雪の結晶は、光って浮き上がっているように見える、とても綺麗な絵だった。色は白だ。
子ベアーの方は、インクにラメのような物が混ぜてあって、キラキラ光り、本物の雪の結晶に見える、こちらもとっても綺麗な絵だった。ちなみの色は、白に金色が少し混ざっている感じだろうか。
子ベアーはとっても気に入ったようで、すぐに首に白いリボンで結びつけ。ファッションショーのように格好をつけながら、何回もお店の中を往復していた。
いや、本人は格好をつけているつもりなんだけど、ただただ可愛く見えるだけで。でも本人は格好良いと思っているんだから、可愛いとは言わずに、格好良いと言っておいたよ。
こうして全ての準備を終えた僕達。その後は少し街の中を周る事に。子ベアーは今までに、街へ近づいた事があっても、もちろん中に入ったことはなかったし、僕達と一緒に入っても、僕の家から出たことはなかったから。あっちにそっちに大騒ぎだった。
そしてアンセルの方だけど。お父さんとのお酒選びに、かなり集中していた。店主さんが、子供なんだろう? 飲んで大丈夫なのか? とちょっと引き気味で聞いてくるくらいに。
だからお酒を選んだ後に、お母さんに子供の姿なんだから、少しは気を付けてもらわないとって、お父さんと一緒に怒られていたよ。
後はお菓子や、子ベアーに新しいおもちゃを買ったり、みんなが寝るための、新しいベッドを買ったり。ベッドはどうなるか分からなかっから、今までは家にある物で済ませていたんだ。でもこれから家で暮らすんだから、新しいのがないとって。
これにも子ベアーは大喜び。自分で持って帰るって。おもちゃとベッドの入っている袋を、ズルズル引っ張りながら帰っていて。途中からセレン達が後ろから持って手伝っていたよ。
他にも色々と買い込んで帰ったら僕達。最後にもう1つ大切な事が待っていた。アンセルが子ベアーのニックネームを決めたって。お酒を買い終わってから、ずっと考えていたらしい。
『息子よ、今日からお前はテディーだ。そうだ? 良い名だろう?』
『テディー……、僕は今日からテディー。うん、テディー、可愛い!! パパ、ありがとう!!』
子ベアー改テディーに決定!! どうしてその名前にしたのか聞いたら、何となくだった。でもテディーか。テディーベアーみたいで可愛いから良いか。
「じゃあ、今日からテディーだな。テディー良かったね」
『うん!! ぼくテディー!!」
しっかりと名を言ってから、登録の石と自分を確認したら、ちゃんと子ベアーからテディーに変更されていた。もちろん隠蔽はそのままに。良かった良かった。
さぁ、明日からアンセルとテディーとの、新しい生活の始まりだ!!
*********
「そっちは確認したか?」
「ああ、何も問題はない」
「おい、そっちはどうだ?」
「こっちも何もない」
「よし、今度は向こうを調べに行くぞ。オーランドさん達からの情報だからな。何もなければそれで良いが、もしもそれ以外にも問題があれば大変だ」
「ここは子供が来る森だからな。子供達が襲われたら困る」
「前にも数件、事件があったからな」
「よし、移動するぞ!! 移動している時も警戒を怠るな!!」
「それにしてもオークジェネラルか。なんだってこんな所に」
「オークジェネラルが移動してきたなんて、情報は1件もなかったんだがな」
「何でも良い。居なければ問題はないんだからな。だがもし居た時は、しっかりと討伐しないと」
「ほら、お前達、遅れるな!!」
「「「はい!!」」」
ズズズ、ズズ、ズズズ……。ズズズ……。
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