元戦闘奴隷なのに、チャイニーズマフィアの香主《跡取り》と原住民族の族長からの寵愛を受けて困っています

さくらんこ

文字の大きさ
上 下
107 / 208
過去編

6

しおりを挟む
【九鬼】

こういう時に彼はボクの事を出すのか。
少し優越感に浸りながら、二人と一匹の様子を見つめる。

「……そう、ですね…きっと喜ぶのではないでしょうか?」

執事の言っていることはハズレではない。
ボクはこれを望んで彼を放置したのだから。
ただ、お互いがボクを使って性への刺激を正当化しようとしているのは、見ていて面白かった。

執事はそのまま左千夫クンのペニスへとゆっくりと手を伸ばす。
ライネスはそれに反応したのか、彼の尻へと移動し陰嚢を徐に舐め始めた。
優しい手つきで扱き始めると、執事の股間も膨らんでいっているようだ。
もっと激しいのを望んでいたけど、これはこれで異質と言うか、中々見る事のできない光景だろう。

「若い人のここは……やはりいいですね……」

ぽつりと呟いた執事の顔は、欲に満ち溢れていた。


【神功左千夫】

若い人と表現されるとどう返していいか分からない。
確かに彼は見た目は若く見えるが初老と言ってもいいくらいの年齢なのだろうか。
僕が想像したのとは違い、物凄く優しい手つきでペニスを扱かれる。

「はぅ、……ッ、ぁ………ん、は、……や、噛まない…でッ」

自然にもっとと強請る様に腰を押し付けてしまう。
そして、自然と両手は地面から離れ、執事の腕の服を掴んだ。
チリンチリンと鈴の音を慣らしながら腰を揺らめかせていると、アナルプラグから伸びている尾に犬が触れる。
何を擦るのかと思えば陰嚢を舐めまわされた。
それよりも噛まれる噛まれるかもしれない恐怖に僕は腰を逃がす。

「ライネスは調教されてますからね…、無闇に噛んだりしませんよ。」

目の前の執事はそう言った。
安堵感が増してくると大きな舌が気持ち良くて仕方なくなってくる。
自然と前屈みになると、誤って調度目の前にある執事の股間部分に顔を埋める様に逃げてしまった。

「はぅ……ぁ、……焦らさないで……」

根元のコックリングを更にギチギチにするほど僕のペニスは脈打っていた。


【九鬼】

優しい手つきで執事は彼のペニスを扱いている。
執事の下半身に彼の顔が埋もれると、少しばかり表情が変わった気がした。

「……こんなに硬くなっているのに……とても辛そうだ」

執事はコックリングに手をかけた。
外してやれば楽になれると思っているのだろうが、その手は戸惑っていた。
もちろんボクがつけたから、無闇に外すわけにはいかないと思っているんだろう。
そして、左千夫クンの頭を片方の手で撫でる。

「も、もし、貴方がよろしければ、私の……舐めていただけませんか?」

左千夫クンの裏筋を指先でなぞりながら、執事は熱っぽい口調で彼に言葉を落とした。
ライネスは相変わらず荒い息で左千夫クンの陰嚢からアナル付近を懸命に舐めている。
隣にいるリンが物欲しそうな声で小さく鳴く。
頭を撫でてやると、ボクの股間もガチガチに膨らんでいた。


【神功左千夫】

優しい手つきが性感を擽る。
段々と我慢しているのが辛くなってくるが、触れられたリングを取ることは許されないだろう。
埋めた顔を上げると欲に満ちた視線が僕に絡む。
僕が数々見てきた欲望に満ちた眼差しが其処にあった。

「いつもの…ことなので……ぅ、…は……はい。」

僕は両手を使い、ズボンの前を寛げると同時にペニスを下着から引き摺り出した。
大きいが歳を感じることができるペニスを喉奥まで頬張る。
そうすると尻が持ち上がるのでライネスが更に大きく舌を伸ばしてきた。

「はぅ……は、……ん……ッ、おおき……ッ」

執事のペニスを舐めるとそれは更に力を持ち始めた。
使いこまれたここと容姿との不釣り合いに自然と喉が鳴る。
ジュルジュル音を立てながら、頬張り、僕はアナルプラグに付いた尾をゆさゆさと揺らした。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

美形×平凡の子供の話

めちゅう
BL
 美形公爵アーノルドとその妻で平凡顔のエーリンの間に生まれた双子はエリック、エラと名付けられた。エリックはアーノルドに似た美形、エラはエーリンに似た平凡顔。平凡なエラに幸せはあるのか? ────────────────── お読みくださりありがとうございます。 お楽しみいただけましたら幸いです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜

きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員 Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。 そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。 初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。 甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。 第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。 ※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり) ※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り 初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

皇帝陛下の精子検査

雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。 しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。 このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。 焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます

まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。 貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。 そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。 ☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。 ☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

処理中です...