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過去編
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【九鬼】
左千夫クンから見えない場所へと隠れると、リンと一緒に木陰から彼を見守る。
こういうのも中々興奮する。
暫く彼は悶えるように蹲っていたが、そこに誰か、いや、何かが現れた。
ボクはそれを知っている。
先ほどの執事の犬だ。
犬は左千夫クンに気づき近寄ると、身体の匂いを嗅ぎ始めた。
お尻の匂いを重点的に嗅いだ後、彼の身体を長い舌で舐めながら、ぐるぐると周りを回っている。
そして、すぐに先ほどの執事が現れた。
一瞬驚いたような表情を見せたが、執事は左千夫クンの側へと寄ると、その場へ膝をついた。
「あなたは先ほどの……。大丈夫、ですか?九鬼様は…?」
あの執事は優しい。
年相応に落ち着いており、皆からも慕われている。
ボクの言う事もちゃんと聞いてくれるし。
ただ、あの執事の最大の秘密をボクは知っている。
そして、この公園が実はどう言った意味で使用されているかという事も。
【神功左千夫】
僕の目の前に現れたのは一匹の犬だった。
動物と言うのは人より質が悪いことを僕はこの前身を持って知っている為に犬から守る様に身を小さくする。
変に刺激しなければ大丈夫だと僕の周りを回るドーベルマンを視線だけが追う。
しかし、大きな舌で体を舐めまわされると気持ち良くて仕方が無い。
「はっ、……舐めないで……ッ、……んんッ」
そして、悶えてると先程擦れ違った九鬼のお仕えの方が目の前に居た。
先程とは違い、年相応の落ち付いた私服を身に纏っている。
絡んだ視線の先が涙でぶれる。
「その、……僕が粗相をしてしまって……なので、ここで待ってい…ます。」
震える声でそう告げた。
もしかしたら彼はここには帰ってこないかもしれない。
それは僕が一番理解してるのに早く彼に会いたくて仕方無くて頭を垂れた。
【九鬼】
「粗相……九鬼様は厳しいお方ですからね」
執事はそう言って項垂れている彼の頭を撫でてやっていた。
まるで本当に左千夫クンが犬のようだ。
彼の周りをぐるぐるとまわっていたドーベルマンが立ち止まると、尿道バイブの先端の鈴に興味を持ち始めた。
その鈴を狙って、前足を伸ばして遊び始める。
「…こら、ライネス、止めなさい…」
それを制止させようと執事の手がドーベルマンの前足へと伸びる。
しかし、視線は明らかに左千夫クンの勃起したペニスへと注がれていた。
「立派な物をお持ちですね……貴方がよろしければ、も、もう一度触ってもいいですか?」
かかった。
と言うよりも、あの執事がゲイだという事をボクは知っていた。
この公園も巷じゃ有名なハッテン場として知られている。
それをもちろん左千夫クンは知らない。
階段ですれ違ったのは偶然だったが、これはいい働きをしてくれるかもしれない。
【神功左千夫】
骨ばった手が僕の頭を撫でる。
自然と視線が上がったがその隙にライネスと言う、彼の犬、もしくは屋敷の犬が僕のペニスをつついた。
その刺激に自然と背中が丸くなる。
更に彼は僕の想像のしていない言葉を落としたのだ。
「……あ、その……ッ、……その方が、九鬼は……喜ぶと、思いますか……?」
立派と言われればそうなのかもしれない。
しかし僕の周りはペニスが立派な人物が多すぎるので今一つ実感が沸かなかった。
そして、九鬼は僕に誰か来るかもしれないと言っていた。
それは他人に遊ばれて来いと言う意味だったのかもしれない。
僕より長年使えて居るだろうこの執事の方が彼の思考が分かるかと逆に質問で返した。
「……喜ぶなら……どうぞ、触ってください……ッ」
正直、もう快楽を抑えられないと言うこともあるが、それ以上に彼がそれを求めて居るかどうかを知りたかった。
左千夫クンから見えない場所へと隠れると、リンと一緒に木陰から彼を見守る。
こういうのも中々興奮する。
暫く彼は悶えるように蹲っていたが、そこに誰か、いや、何かが現れた。
ボクはそれを知っている。
先ほどの執事の犬だ。
犬は左千夫クンに気づき近寄ると、身体の匂いを嗅ぎ始めた。
お尻の匂いを重点的に嗅いだ後、彼の身体を長い舌で舐めながら、ぐるぐると周りを回っている。
そして、すぐに先ほどの執事が現れた。
一瞬驚いたような表情を見せたが、執事は左千夫クンの側へと寄ると、その場へ膝をついた。
「あなたは先ほどの……。大丈夫、ですか?九鬼様は…?」
あの執事は優しい。
年相応に落ち着いており、皆からも慕われている。
ボクの言う事もちゃんと聞いてくれるし。
ただ、あの執事の最大の秘密をボクは知っている。
そして、この公園が実はどう言った意味で使用されているかという事も。
【神功左千夫】
僕の目の前に現れたのは一匹の犬だった。
動物と言うのは人より質が悪いことを僕はこの前身を持って知っている為に犬から守る様に身を小さくする。
変に刺激しなければ大丈夫だと僕の周りを回るドーベルマンを視線だけが追う。
しかし、大きな舌で体を舐めまわされると気持ち良くて仕方が無い。
「はっ、……舐めないで……ッ、……んんッ」
そして、悶えてると先程擦れ違った九鬼のお仕えの方が目の前に居た。
先程とは違い、年相応の落ち付いた私服を身に纏っている。
絡んだ視線の先が涙でぶれる。
「その、……僕が粗相をしてしまって……なので、ここで待ってい…ます。」
震える声でそう告げた。
もしかしたら彼はここには帰ってこないかもしれない。
それは僕が一番理解してるのに早く彼に会いたくて仕方無くて頭を垂れた。
【九鬼】
「粗相……九鬼様は厳しいお方ですからね」
執事はそう言って項垂れている彼の頭を撫でてやっていた。
まるで本当に左千夫クンが犬のようだ。
彼の周りをぐるぐるとまわっていたドーベルマンが立ち止まると、尿道バイブの先端の鈴に興味を持ち始めた。
その鈴を狙って、前足を伸ばして遊び始める。
「…こら、ライネス、止めなさい…」
それを制止させようと執事の手がドーベルマンの前足へと伸びる。
しかし、視線は明らかに左千夫クンの勃起したペニスへと注がれていた。
「立派な物をお持ちですね……貴方がよろしければ、も、もう一度触ってもいいですか?」
かかった。
と言うよりも、あの執事がゲイだという事をボクは知っていた。
この公園も巷じゃ有名なハッテン場として知られている。
それをもちろん左千夫クンは知らない。
階段ですれ違ったのは偶然だったが、これはいい働きをしてくれるかもしれない。
【神功左千夫】
骨ばった手が僕の頭を撫でる。
自然と視線が上がったがその隙にライネスと言う、彼の犬、もしくは屋敷の犬が僕のペニスをつついた。
その刺激に自然と背中が丸くなる。
更に彼は僕の想像のしていない言葉を落としたのだ。
「……あ、その……ッ、……その方が、九鬼は……喜ぶと、思いますか……?」
立派と言われればそうなのかもしれない。
しかし僕の周りはペニスが立派な人物が多すぎるので今一つ実感が沸かなかった。
そして、九鬼は僕に誰か来るかもしれないと言っていた。
それは他人に遊ばれて来いと言う意味だったのかもしれない。
僕より長年使えて居るだろうこの執事の方が彼の思考が分かるかと逆に質問で返した。
「……喜ぶなら……どうぞ、触ってください……ッ」
正直、もう快楽を抑えられないと言うこともあるが、それ以上に彼がそれを求めて居るかどうかを知りたかった。
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