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覚悟を決めて部屋に入って彼女に近づくと、ドレスを脱がされ下着だけになって、シーツの間で身悶えていた。
こちらに背中を見せ、横たわる彼女の肩の細さが目についた。
彼女はこんなにか弱かっただろうか。
恐る恐る彼女に触れると、艶かしく声を出して反応する。
薬のせいで朦朧とする彼女が、何を夢見て涙を流すのか。
本当にこのまま彼女の純潔を散らすのが自分でいいのか。
自分の名を呼び涙を流す彼女を見て、なぜこうなる前に見つけ出せなかったのかと後悔する。
薬のせいで敏感になっているとは言え、反応が良すぎる。一体全体彼女を何故他の男に委ねようと思ったのか、己の愚かさを悟った。
ほんの少し前、自分は他の女性に求婚した。
儚げに見えて、しかし何か一本貫いたようなあの人に魅せられた。
あの人とセレニアは見た目も何もかも違う。
あの人には彼女を気遣う家族が居て、セレニアにはいない。
あの人は自らの意思で思い人に身を捧げたのに、セレニアは謀らずも命を救われんがために今から純潔を失うのだ。
彼女をしつこく迫る親戚から護るため、ティアナを諦めさせるため便宜結婚を申し出た。
この先彼女がこの関係を終わらせたいと思ってももう引き返せない。自分はどうしたいのか。
彼女をいずれは手放す?
彼女とのあの夜のキスは触れた唇から火花が散るかと思えるほどに熱かった。
自分の手で自らの秘所に手を伸ばし、何とか熱を散らそうとする仕草がいじらしく、すかさず手を出した。
まだ男を受け入れたことのないそこは、指一本でもやっとの狭さだったが、すでに濡れていてすんなりと飲み込む。
足を開かせ更に奥へと滑り込ませると、火傷しそうな位熱くなっていて、その感触に自分の下腹部が反応した。
後ろから包み込むように付き添い、思わず目の前に見えた脈打つ彼女の項に舌を這わせ、そのまま耳を食んだ。
指を増やして彼女の中をまさぐっていると、今度は胸を揉み始めた。
小振りなふたつの乳房を慣れない手付きで揉んですでに主張し始め勃った乳首をつまみ上げている。
片方の手を外させ、自分が代わりにその胸を包み込むと、手の中にすっぽり収まる大きさでも、その柔らかさと手に吸い付くような肌触りが心地よかった。
不意に彼女が自分の名を呼んで、こちらに顔を向ける。
自分に触れているのが私だと知っているのか。彼女の青い瞳は潤み、一筋涙が流れた。
喘ぎ声を発するその官能的な唇を塞ごうとして、思い止まった。
唇は彼女が自分で望んだ時に触れるべきだ。
薬で朦朧としている今は、奪うべきではない。
口づけは彼女が覚醒し、真に私との行為を自らの意思で望んだ時にこそ、交わすべきだ。
代わりに頬の涙に口づけしてから彼女を仰向けにし、足を持ち上げて大きく開かせた。
一度抜いた指を再び入れる。ぷっくりと膨れた愛芽が目に入り、そこに唇を寄せ舌で舐め上げると、指を入れていたところがきつく締まった。
ズボンの前をはだけ、自身の勃起したものから滲み出るものを彼女の割れ目にそっと擦り付けると、それだけで彼女のあそこがひくついた。
「セレニア……すまない。私を罵り憎んでも構わない。だが、このまま君を見捨てることは出来ない」
猛った自身をゆっくりと蜜口に挿入する。
最初抵抗を見せたかのように思ったが、先端が入ると彼女の膣壁が収縮し、引き込まれそうになる。
「は……あ……ああ」
痛みに顔をしかめながらも、一気に貫くと、彼女は恍惚の表情を浮かべた。
根本まで飲み込むと、彼女がぎゅっと抱きついてきた。
「ジーン……様」
これ以上ないほどに蕩けた声で囁かれ、彼女の中の自分が更に膨れ上がった。
こちらに背中を見せ、横たわる彼女の肩の細さが目についた。
彼女はこんなにか弱かっただろうか。
恐る恐る彼女に触れると、艶かしく声を出して反応する。
薬のせいで朦朧とする彼女が、何を夢見て涙を流すのか。
本当にこのまま彼女の純潔を散らすのが自分でいいのか。
自分の名を呼び涙を流す彼女を見て、なぜこうなる前に見つけ出せなかったのかと後悔する。
薬のせいで敏感になっているとは言え、反応が良すぎる。一体全体彼女を何故他の男に委ねようと思ったのか、己の愚かさを悟った。
ほんの少し前、自分は他の女性に求婚した。
儚げに見えて、しかし何か一本貫いたようなあの人に魅せられた。
あの人とセレニアは見た目も何もかも違う。
あの人には彼女を気遣う家族が居て、セレニアにはいない。
あの人は自らの意思で思い人に身を捧げたのに、セレニアは謀らずも命を救われんがために今から純潔を失うのだ。
彼女をしつこく迫る親戚から護るため、ティアナを諦めさせるため便宜結婚を申し出た。
この先彼女がこの関係を終わらせたいと思ってももう引き返せない。自分はどうしたいのか。
彼女をいずれは手放す?
彼女とのあの夜のキスは触れた唇から火花が散るかと思えるほどに熱かった。
自分の手で自らの秘所に手を伸ばし、何とか熱を散らそうとする仕草がいじらしく、すかさず手を出した。
まだ男を受け入れたことのないそこは、指一本でもやっとの狭さだったが、すでに濡れていてすんなりと飲み込む。
足を開かせ更に奥へと滑り込ませると、火傷しそうな位熱くなっていて、その感触に自分の下腹部が反応した。
後ろから包み込むように付き添い、思わず目の前に見えた脈打つ彼女の項に舌を這わせ、そのまま耳を食んだ。
指を増やして彼女の中をまさぐっていると、今度は胸を揉み始めた。
小振りなふたつの乳房を慣れない手付きで揉んですでに主張し始め勃った乳首をつまみ上げている。
片方の手を外させ、自分が代わりにその胸を包み込むと、手の中にすっぽり収まる大きさでも、その柔らかさと手に吸い付くような肌触りが心地よかった。
不意に彼女が自分の名を呼んで、こちらに顔を向ける。
自分に触れているのが私だと知っているのか。彼女の青い瞳は潤み、一筋涙が流れた。
喘ぎ声を発するその官能的な唇を塞ごうとして、思い止まった。
唇は彼女が自分で望んだ時に触れるべきだ。
薬で朦朧としている今は、奪うべきではない。
口づけは彼女が覚醒し、真に私との行為を自らの意思で望んだ時にこそ、交わすべきだ。
代わりに頬の涙に口づけしてから彼女を仰向けにし、足を持ち上げて大きく開かせた。
一度抜いた指を再び入れる。ぷっくりと膨れた愛芽が目に入り、そこに唇を寄せ舌で舐め上げると、指を入れていたところがきつく締まった。
ズボンの前をはだけ、自身の勃起したものから滲み出るものを彼女の割れ目にそっと擦り付けると、それだけで彼女のあそこがひくついた。
「セレニア……すまない。私を罵り憎んでも構わない。だが、このまま君を見捨てることは出来ない」
猛った自身をゆっくりと蜜口に挿入する。
最初抵抗を見せたかのように思ったが、先端が入ると彼女の膣壁が収縮し、引き込まれそうになる。
「は……あ……ああ」
痛みに顔をしかめながらも、一気に貫くと、彼女は恍惚の表情を浮かべた。
根本まで飲み込むと、彼女がぎゅっと抱きついてきた。
「ジーン……様」
これ以上ないほどに蕩けた声で囁かれ、彼女の中の自分が更に膨れ上がった。
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