222 / 443
3-84.お土産披露
3
しおりを挟む
「次はルークのだよ」
俺はルークが海に潜って採ってきた海藻を取り出した
わかめや昆布、海苔なんかもあるから母さんの目が輝いた
そういや昆布出汁って無かったんだっけ?
今使ってるのは魔物素材の鶏ガラとか干し肉が多いからこれは面白いことになりそう
さっきの魚介にカツオも入ってるから母さんなら最終的に、鰹節まで作りそうな気がする…
「海藻?」
「ああ。基本的に食用だけど薬草としての効果のあるものが結構多いみたいだ」
そういえばシャノンの鑑定では”薬草として使用可”としか表示されてないけど俺の鑑定では”○○の材料”的な表記だったんだよな
中には育毛剤の材料ってのもあって俺は思わず噴き出したのを思い出していた
「ルーク頑張って潜ってたもんね」
「…それは言わなくていい」
シャノンの言葉に真っ赤になるルークをみんなが笑う
2人共俺が漁に行ってる時に採取してたみたいだから、その様子もよく見てたんだろう
「こっちもかなりの種類ね?」
「セトイカは思ったより資源に恵まれてるんだな。できればこれがこっち迄届けばいいんだが…」
「だよね。魚もだけど薬草が新鮮なまま届けば言うことない。セトイカでその話はしてきたんだ。いつかこの魚が俺たちの町に届くのを楽しみにしてるって」
「それが実現すれば食文化が大きく変わりそうね」
「薬の開発も進むかもしれないわ」
「薬に関しては届くのを待つより人を送る方が早いだろうがな」
あ、これはひょっとしなくてもコーラルさん案件か
「セトイカとここの中間くらいにある町までは道が整備される予定だしそれが少しずつ広がって行けば可能性はあると思うんだよね」
ルークがニヤニヤしながら言った
「その顔で言うってことは整備される原因に心当たりがありそうだな?」
父さんがルークではなく俺を見ながら言う
ルークの奴余計なことを…
「オルフィを出てから盗賊に襲われてた商人を助けたってのは知らせただろ?」
「あぁ、そんな話もあったな?助けた商人の娘に気に入られて迫られたんだったか」「近くの町まで追いかけてきて濡れ衣を着せられそうになったから返り討ちにしたんだよね?」
「そ。その商人からの損害賠償がかなりの額になるんだけど、あんな奴の金を受け取りたくなかったから、セトイカに向けた道の整備に当ててもらうことにしたんだ」
「道が整備されれば魔物も寄ってきにくくなるか」
なぜかこの世界の魔物にはそういう習性があるらしい
道を整備する際に魔物除けの何かが施されてるのかもしれないけど
「その件に関してはその町の領主が俺らの素性を把握してたからコーラルさんにも報告が行ってると思う」
「そうなのね。この旅で随分お世話になったんじゃない?リトスの件もあるし」
「その分おバカさんの掃除もしてるからいいんじゃない?」
「セトイカの領主とかね」
ルークとシャノンは得意げに言う
「そのお詫びと言っては何だけど、道中で手に入れた魔物のレア素材はコーラルさんのいる時にお披露目ってことで」
「…何を手に入れたか気にはなるがそういうことなら仕方ないな」
心底残念そうに言うのはカルムさんだ
カルムさんはとにかくレア素材に目がない
「だが、早く見たい気持ちは消せんな」
カルムさんはよっぽど早く見たかったらしく、その日の晩にコーラルさんを呼びつけっていた
俺はルークが海に潜って採ってきた海藻を取り出した
わかめや昆布、海苔なんかもあるから母さんの目が輝いた
そういや昆布出汁って無かったんだっけ?
今使ってるのは魔物素材の鶏ガラとか干し肉が多いからこれは面白いことになりそう
さっきの魚介にカツオも入ってるから母さんなら最終的に、鰹節まで作りそうな気がする…
「海藻?」
「ああ。基本的に食用だけど薬草としての効果のあるものが結構多いみたいだ」
そういえばシャノンの鑑定では”薬草として使用可”としか表示されてないけど俺の鑑定では”○○の材料”的な表記だったんだよな
中には育毛剤の材料ってのもあって俺は思わず噴き出したのを思い出していた
「ルーク頑張って潜ってたもんね」
「…それは言わなくていい」
シャノンの言葉に真っ赤になるルークをみんなが笑う
2人共俺が漁に行ってる時に採取してたみたいだから、その様子もよく見てたんだろう
「こっちもかなりの種類ね?」
「セトイカは思ったより資源に恵まれてるんだな。できればこれがこっち迄届けばいいんだが…」
「だよね。魚もだけど薬草が新鮮なまま届けば言うことない。セトイカでその話はしてきたんだ。いつかこの魚が俺たちの町に届くのを楽しみにしてるって」
「それが実現すれば食文化が大きく変わりそうね」
「薬の開発も進むかもしれないわ」
「薬に関しては届くのを待つより人を送る方が早いだろうがな」
あ、これはひょっとしなくてもコーラルさん案件か
「セトイカとここの中間くらいにある町までは道が整備される予定だしそれが少しずつ広がって行けば可能性はあると思うんだよね」
ルークがニヤニヤしながら言った
「その顔で言うってことは整備される原因に心当たりがありそうだな?」
父さんがルークではなく俺を見ながら言う
ルークの奴余計なことを…
「オルフィを出てから盗賊に襲われてた商人を助けたってのは知らせただろ?」
「あぁ、そんな話もあったな?助けた商人の娘に気に入られて迫られたんだったか」「近くの町まで追いかけてきて濡れ衣を着せられそうになったから返り討ちにしたんだよね?」
「そ。その商人からの損害賠償がかなりの額になるんだけど、あんな奴の金を受け取りたくなかったから、セトイカに向けた道の整備に当ててもらうことにしたんだ」
「道が整備されれば魔物も寄ってきにくくなるか」
なぜかこの世界の魔物にはそういう習性があるらしい
道を整備する際に魔物除けの何かが施されてるのかもしれないけど
「その件に関してはその町の領主が俺らの素性を把握してたからコーラルさんにも報告が行ってると思う」
「そうなのね。この旅で随分お世話になったんじゃない?リトスの件もあるし」
「その分おバカさんの掃除もしてるからいいんじゃない?」
「セトイカの領主とかね」
ルークとシャノンは得意げに言う
「そのお詫びと言っては何だけど、道中で手に入れた魔物のレア素材はコーラルさんのいる時にお披露目ってことで」
「…何を手に入れたか気にはなるがそういうことなら仕方ないな」
心底残念そうに言うのはカルムさんだ
カルムさんはとにかくレア素材に目がない
「だが、早く見たい気持ちは消せんな」
カルムさんはよっぽど早く見たかったらしく、その日の晩にコーラルさんを呼びつけっていた
132
あなたにおすすめの小説
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
できない子に転生しましたが、家族と食卓があれば十分です ―人間不信だった私が、ゆっくり育つ異世界生活―
愛朱ひいろ
ファンタジー
人の顔色ばかり伺い、心を壊した26歳の会社員女性。
彼女は死後、異世界で「できない子」として転生する。
魔法は使えない。
体は不器用で、成長も人より遅い。
前世の記憶のせいで、人と関わることが少し怖い。
けれどこの世界には、
見守り支えてくれる両親と、
あたたかい食卓があった。
泣いて、つまずいて、できないことに落ち込みながら、
彼女は少しずつ「できないままでも、生きていていい」と知っていく。
これは、
最強でもチートでもない主人公が、
家族と食事に支えられながら、ゆっくり育ち直す
生活密着型・異世界転生×成長×グルメファンタジー。
……の、予定です。
毎日更新できるように執筆がんばります!
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした。今さら戻れと言われても、もうスローライフ始めちゃったんで
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。
家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、
優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、
俺は必死に、置いていかれないようについていった。
自分には何もできないと思っていた。
それでも、少しでも役に立ちたくて、
誰にも迷惑をかけないようにと、
夜な夜な一人でダンジョンに潜り、力を磨いた。
仲間を護れるなら…
そう思って使った支援魔法や探知魔法も、
気づかれないよう、そっと重ねていただけだった。
だけどある日、告げられた。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、優しさからの判断だった。
俺も分かっていた。だから、何も言えなかった。
こうして俺は、静かにパーティを離れた。
これからは一人で、穏やかに生きていこう。
そう思っていたし、そのはずだった。
…だけど、ダンジョンの地下で古代竜の魂と出会って、
また少し、世界が騒がしくなってきたようです。
◇小説家になろう・カクヨムでも同時連載中です◇
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる