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3年生夏休み
8月29日(火)晴れ 友人との夏休みⅢ
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夏休み39日目の焼き肉の日。
夏のやり残しを回収すべく、本日はいつメンの4人で遊びに行くことになった。
さすがに夏休みの終盤になると塾や予備校も容赦してくれるようで、大倉くんと本田くんも暇だったことから予定を合わせられた。
「いや、それだと俺だけ暇だったみたいじゃん」
「実際、松永はどんな夏休みを過ごしてたんだ?」
「夏休み恒例行事をやりつつ、普段は筋トレしてた」
「じゃあ、勉強は……」
「宿題は終わってるぜ」
「いや、そこは当然だろう」
「そりゃあ、お三方と比べたらしてないだろうけど……一応、親や茉奈ちゃんが買って来た教材をやったりしたよ」
「伊月さんまで買って来たのか……」
部活に来ている時は松永の話題に一切触れていなかったけど、伊月さんはしっかり松永へ鞭を入れていたようだ。
まぁ、それが身に付いているかは話が別だろうけど。
「ところで、あと何分待ち?」
「20分だ。この時期に予約なしはさすがにこうなったか」
松永の問いかけに本田くんはそう言いながら少し申し訳なさそうな顔をする。
とりあえずカラオケへ行くことになったけど、夏休み終盤で遊び場所が限られる中だと、当然のように満席だった。
「昨日、行くって決めたからなー ぽんちゃんがもう少し早く既読してくれたら……」
「す、すまん。このところスマホを見ない時間が増えていたから……」
「それだと栗原から連絡来た時困らないの?」
「そこは送り合う時間を決めているかなら。お互いの勉強の邪魔をしないように」
「真面目だねー クラさんとこの予備校は? やっぱ空気はピリついてた?」
「そ、そんなことはないよ。教室よりは静かだけど、基本は普段の学校と変わらない感じ。ただ、ボクが知らない人の中でポツンといるだけで……」
「さぞ寂しかったろうに。でも、その中で可愛い子ちゃんを見つて、密かに見ていたり……」
「し、してないよ! 全然……そんな……」
「えっ。なんかあるやつじゃん! 予備校で見つけた美少女ってこと!? 写真は!?」
「だ、だから、違うってばぁ! 仮にいたとして写真撮れないでしょ!」
久しぶりに集まってみたらやっぱり話の中心に立ってくれるのは松永で、あまり会えなかった数十日で忘れてしまいそうになった感覚がすぐに戻って来る。
「りょーちゃんは……路子ちゃんとずっと一緒だった夏休みでしょ?」
「なんで決め付けたんだ」
「塾と部活と俺らといなかった休日って考えたらほぼ一緒でしょう」
「それは……そうだったかも」
「いいことじゃんかー おっ、そろそろか?」
「いやまだあと7分待ちだ」
「そっか。まぁ、このままここで駄弁っててもいいんだけど」
その後、少しだけ待ち時間が伸びたけど、それも含めて楽しく過ごせたお出かけだった。
ギリギリにはなったけど、夏休みの間に集まれて良かったと思う。
夏のやり残しを回収すべく、本日はいつメンの4人で遊びに行くことになった。
さすがに夏休みの終盤になると塾や予備校も容赦してくれるようで、大倉くんと本田くんも暇だったことから予定を合わせられた。
「いや、それだと俺だけ暇だったみたいじゃん」
「実際、松永はどんな夏休みを過ごしてたんだ?」
「夏休み恒例行事をやりつつ、普段は筋トレしてた」
「じゃあ、勉強は……」
「宿題は終わってるぜ」
「いや、そこは当然だろう」
「そりゃあ、お三方と比べたらしてないだろうけど……一応、親や茉奈ちゃんが買って来た教材をやったりしたよ」
「伊月さんまで買って来たのか……」
部活に来ている時は松永の話題に一切触れていなかったけど、伊月さんはしっかり松永へ鞭を入れていたようだ。
まぁ、それが身に付いているかは話が別だろうけど。
「ところで、あと何分待ち?」
「20分だ。この時期に予約なしはさすがにこうなったか」
松永の問いかけに本田くんはそう言いながら少し申し訳なさそうな顔をする。
とりあえずカラオケへ行くことになったけど、夏休み終盤で遊び場所が限られる中だと、当然のように満席だった。
「昨日、行くって決めたからなー ぽんちゃんがもう少し早く既読してくれたら……」
「す、すまん。このところスマホを見ない時間が増えていたから……」
「それだと栗原から連絡来た時困らないの?」
「そこは送り合う時間を決めているかなら。お互いの勉強の邪魔をしないように」
「真面目だねー クラさんとこの予備校は? やっぱ空気はピリついてた?」
「そ、そんなことはないよ。教室よりは静かだけど、基本は普段の学校と変わらない感じ。ただ、ボクが知らない人の中でポツンといるだけで……」
「さぞ寂しかったろうに。でも、その中で可愛い子ちゃんを見つて、密かに見ていたり……」
「し、してないよ! 全然……そんな……」
「えっ。なんかあるやつじゃん! 予備校で見つけた美少女ってこと!? 写真は!?」
「だ、だから、違うってばぁ! 仮にいたとして写真撮れないでしょ!」
久しぶりに集まってみたらやっぱり話の中心に立ってくれるのは松永で、あまり会えなかった数十日で忘れてしまいそうになった感覚がすぐに戻って来る。
「りょーちゃんは……路子ちゃんとずっと一緒だった夏休みでしょ?」
「なんで決め付けたんだ」
「塾と部活と俺らといなかった休日って考えたらほぼ一緒でしょう」
「それは……そうだったかも」
「いいことじゃんかー おっ、そろそろか?」
「いやまだあと7分待ちだ」
「そっか。まぁ、このままここで駄弁っててもいいんだけど」
その後、少しだけ待ち時間が伸びたけど、それも含めて楽しく過ごせたお出かけだった。
ギリギリにはなったけど、夏休みの間に集まれて良かったと思う。
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