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紘伊の想いがエルに伝わると、エルはその願いを叶えようとする。でもこんなにすぐに願いを叶えられて、紘伊は自分の中にあった願いの重さに気づいた。
「これ、いいな、ヒロイ」
信じられないと紘伊は思う。
この状況をつくったエルは、場所が獣人国だと分かると久しぶりの変化を楽しむように浮かれて出て行ってしまった。きっと今頃、人化を解いて竜の姿に戻っているはずだ。
「ヒロイ?」
なぜあちらから一気に飛んで、飛んだ先がハーツの上、ハーツの腹の上にまたがっている状態なんだか。恥ずかしすぎて顔を上げられない紘伊の思いを汲んでか、ハーツは紘伊の膝を撫でている。
ハーツもハーツだ。なぜ王城内にいるのに、テラスのカウチで昼寝をしているのか。お付きの者が距離は置いているが控えているし。紘伊の出現で衛兵が駆け寄ろうとしていた。
しかもここ、王城内のハーツ滞在用の客間続きのテラスだ。他者の視線が気になりすぎる。しかも紘伊は存在を知られてはダメな扱いになっているのに。
「久しぶりに会えたんだ、顔を見せて欲しい」
手を繋がれ、半身を起こしたハーツの腕に捕えられた。久しぶりのハーツの匂いに胸が高鳴る。顔を上げたら大好きなハーツが愛しいっていう目で見つめていてくれて、もう周りの状況なんて気にしていられないくらい、抱きしめてキスしたくてたまらなくなる。
「ハーツ」
名を呼べば「ん?」っと返事をしてくれて、望んでいたキスが頬に触れ、位置をずらしながら軽いキスをされて、唇を合わせる。時折、見つめあって、愛しさを分け合って——抱き上げられて運ばれて行くと続く予感に高揚して、もうダメだった。周りなんて気にしているのはもったいない。ハーツが好き。ハーツに触れて欲しい。そればかりになって行く。
ハーツから退出の指示が出されたのだろう。部屋にいた従者はいなくなっているし、ドアも閉められている。窓を閉めて鍵をして、カーテンまで閉めたのは、エルが戻って来た時に見られない為だ。紘伊が気にするのをハーツは分かっている。ハーツ的には、エルがチビで竜の姿だった時には気にしなかっただろ? と内心では思っている。エルの人化を見たから、エルが架空の生物から人に昇格し、気になり出した紘伊だった。
たくさんキスをして、服を脱がされて、いっぱい触ってもらえる。獣毛を撫でて嗅いで痺れるほど喜びを感じている。抱き合うのも久しぶりで——堪えきれない体が何度もハーツを求めた。
「好きなんだ、ハーツ」
ハーツは忙しいから紘伊と会わなくても時がすぐに過ぎるのだと思う。でも紘伊は待つばかりで、一日がとても長く感じている。種族の違いもあるんだろう。
「ここにいるか?」
ハーツの誘いはとても魅力的だ。でも他の獣人にまだ道が繋がっている事を知られてはいけない。そういう政治的な駆け引きを紘伊は煩わしく思うけど、ハーツの生き方に口出しはしたくない。
紘伊は首を振る。
「今は俺に集中して」
せっかく会えたんだから、時間が許す限り愛して欲しい。
「愛してる、ハーツ」
熱に浮かされ、涙目でハーツを見つめれば、内を満たす質量が増した。
「これ、いいな、ヒロイ」
信じられないと紘伊は思う。
この状況をつくったエルは、場所が獣人国だと分かると久しぶりの変化を楽しむように浮かれて出て行ってしまった。きっと今頃、人化を解いて竜の姿に戻っているはずだ。
「ヒロイ?」
なぜあちらから一気に飛んで、飛んだ先がハーツの上、ハーツの腹の上にまたがっている状態なんだか。恥ずかしすぎて顔を上げられない紘伊の思いを汲んでか、ハーツは紘伊の膝を撫でている。
ハーツもハーツだ。なぜ王城内にいるのに、テラスのカウチで昼寝をしているのか。お付きの者が距離は置いているが控えているし。紘伊の出現で衛兵が駆け寄ろうとしていた。
しかもここ、王城内のハーツ滞在用の客間続きのテラスだ。他者の視線が気になりすぎる。しかも紘伊は存在を知られてはダメな扱いになっているのに。
「久しぶりに会えたんだ、顔を見せて欲しい」
手を繋がれ、半身を起こしたハーツの腕に捕えられた。久しぶりのハーツの匂いに胸が高鳴る。顔を上げたら大好きなハーツが愛しいっていう目で見つめていてくれて、もう周りの状況なんて気にしていられないくらい、抱きしめてキスしたくてたまらなくなる。
「ハーツ」
名を呼べば「ん?」っと返事をしてくれて、望んでいたキスが頬に触れ、位置をずらしながら軽いキスをされて、唇を合わせる。時折、見つめあって、愛しさを分け合って——抱き上げられて運ばれて行くと続く予感に高揚して、もうダメだった。周りなんて気にしているのはもったいない。ハーツが好き。ハーツに触れて欲しい。そればかりになって行く。
ハーツから退出の指示が出されたのだろう。部屋にいた従者はいなくなっているし、ドアも閉められている。窓を閉めて鍵をして、カーテンまで閉めたのは、エルが戻って来た時に見られない為だ。紘伊が気にするのをハーツは分かっている。ハーツ的には、エルがチビで竜の姿だった時には気にしなかっただろ? と内心では思っている。エルの人化を見たから、エルが架空の生物から人に昇格し、気になり出した紘伊だった。
たくさんキスをして、服を脱がされて、いっぱい触ってもらえる。獣毛を撫でて嗅いで痺れるほど喜びを感じている。抱き合うのも久しぶりで——堪えきれない体が何度もハーツを求めた。
「好きなんだ、ハーツ」
ハーツは忙しいから紘伊と会わなくても時がすぐに過ぎるのだと思う。でも紘伊は待つばかりで、一日がとても長く感じている。種族の違いもあるんだろう。
「ここにいるか?」
ハーツの誘いはとても魅力的だ。でも他の獣人にまだ道が繋がっている事を知られてはいけない。そういう政治的な駆け引きを紘伊は煩わしく思うけど、ハーツの生き方に口出しはしたくない。
紘伊は首を振る。
「今は俺に集中して」
せっかく会えたんだから、時間が許す限り愛して欲しい。
「愛してる、ハーツ」
熱に浮かされ、涙目でハーツを見つめれば、内を満たす質量が増した。
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