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19 外はダメ
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ガゼボで散々抱かれた。
誰かが見ているかも、という思考はすぐに霧散した。だって気持ち良すぎる。紘伊だけ裸に剥かれて、膝に乗せられて奥まで貫かれて——ハーツの肩越しには綺麗な湖と満天の星が煌めいていた。こんなのもう二度と味わえない。理想の相手に愛してると言われながら抱かれてる。その気分なんて最高に決まっている。
ただ目覚めると天蓋のベッドで、たぶんもうハーツは出かけたんだろう。早々にベッドから落とされて、ベランダへ追いやられた。
タオル生地の高級だろうけどローブ姿でベランダにいるって、きっとマナー違反なんだろうなと思う。
中庭や向かいの建物に人影を見つけると、しゃがんで身を隠したけど。窓に鍵を掛けられてしまった。気候は暖かくて凍える事はないけど、トイレとかどうしようかな、お腹が空いたな、とか余計な事に気を取られる。
「どうした?」
下から声が掛かる。すごく恥ずかしい。覗いてみれば獅子族だけどハーツではなく、騎士服かな、腰に剣があってマントを付けていた。中世のヨーロッパっぽい。陰に隠れたままやり過ごしたけど、すぐに執事がやって来て鍵を開けてくれた。とりあえずトイレに行き、シャワーを浴びる。部屋に戻れば執事が待っていた。
「大変ご迷惑をお掛けしました」
「いえ、大丈夫です」
ソファに座って一息つく。
「ハーツェリンド様に報告致します。二度とこのような事がないよう注意致します」
「いえ、伝えなくて良いです。大した事ではありませんから」
ぐうーと腹が鳴る。嫌なタイミングだ。すぐに食事の用意がされた。
「先ほど下にいらした方はどなたですか?」
食べながら執事に聞く。
「ハーツェリンド様の親類にあたる方です」
「えっと、獅子族はみんな親類なんじゃないの?」
「いいえ、そうではありません。人でも全員が親類ではないと思いますが」
なるほど、規模が違う。人という種族と獅子という種族が同じなのだ。外人が日本人を見て区別が付かないと言うのと同じ。見慣れない種族の見目の差は難しい。とりあえずハーツとその他が見分けられるだけでも安堵する。
獅子族の中でもハーツは紘伊の理想ど真ん中だとわかった。
「見られて良かった? 俺の存在は秘密じゃなかった?」
「それは問題ございません。でなければ昨夜ご一緒に散歩などなさりませんから」
執事の発言を聞いてドキッとする。まさか昨夜のアレを見られていたのでは? 顔が赤くなる。見られたとしても遠目からで、誰とまでは分からないだろうと思っていた。まさか親類に見られていた? そう思って執事を見たら、曖昧な笑みを見せられた。恥ずかしすぎる。
「ヒロイさまに羞恥心があってようございました」
一礼を残して去って行く執事の背を視線で追いながら、もっと早く教えてくれよと思う。けどこの施設の広さだ。個人だけの持ち物だと思う方がおかしかった。たぶんホテル並みの広さがある。まさか親類全てが住んでいる、なんて事はないよな? 怖い考えが浮かんで、考えないようにする。もう終わった事だ。次から気をつけよう。
誰かが見ているかも、という思考はすぐに霧散した。だって気持ち良すぎる。紘伊だけ裸に剥かれて、膝に乗せられて奥まで貫かれて——ハーツの肩越しには綺麗な湖と満天の星が煌めいていた。こんなのもう二度と味わえない。理想の相手に愛してると言われながら抱かれてる。その気分なんて最高に決まっている。
ただ目覚めると天蓋のベッドで、たぶんもうハーツは出かけたんだろう。早々にベッドから落とされて、ベランダへ追いやられた。
タオル生地の高級だろうけどローブ姿でベランダにいるって、きっとマナー違反なんだろうなと思う。
中庭や向かいの建物に人影を見つけると、しゃがんで身を隠したけど。窓に鍵を掛けられてしまった。気候は暖かくて凍える事はないけど、トイレとかどうしようかな、お腹が空いたな、とか余計な事に気を取られる。
「どうした?」
下から声が掛かる。すごく恥ずかしい。覗いてみれば獅子族だけどハーツではなく、騎士服かな、腰に剣があってマントを付けていた。中世のヨーロッパっぽい。陰に隠れたままやり過ごしたけど、すぐに執事がやって来て鍵を開けてくれた。とりあえずトイレに行き、シャワーを浴びる。部屋に戻れば執事が待っていた。
「大変ご迷惑をお掛けしました」
「いえ、大丈夫です」
ソファに座って一息つく。
「ハーツェリンド様に報告致します。二度とこのような事がないよう注意致します」
「いえ、伝えなくて良いです。大した事ではありませんから」
ぐうーと腹が鳴る。嫌なタイミングだ。すぐに食事の用意がされた。
「先ほど下にいらした方はどなたですか?」
食べながら執事に聞く。
「ハーツェリンド様の親類にあたる方です」
「えっと、獅子族はみんな親類なんじゃないの?」
「いいえ、そうではありません。人でも全員が親類ではないと思いますが」
なるほど、規模が違う。人という種族と獅子という種族が同じなのだ。外人が日本人を見て区別が付かないと言うのと同じ。見慣れない種族の見目の差は難しい。とりあえずハーツとその他が見分けられるだけでも安堵する。
獅子族の中でもハーツは紘伊の理想ど真ん中だとわかった。
「見られて良かった? 俺の存在は秘密じゃなかった?」
「それは問題ございません。でなければ昨夜ご一緒に散歩などなさりませんから」
執事の発言を聞いてドキッとする。まさか昨夜のアレを見られていたのでは? 顔が赤くなる。見られたとしても遠目からで、誰とまでは分からないだろうと思っていた。まさか親類に見られていた? そう思って執事を見たら、曖昧な笑みを見せられた。恥ずかしすぎる。
「ヒロイさまに羞恥心があってようございました」
一礼を残して去って行く執事の背を視線で追いながら、もっと早く教えてくれよと思う。けどこの施設の広さだ。個人だけの持ち物だと思う方がおかしかった。たぶんホテル並みの広さがある。まさか親類全てが住んでいる、なんて事はないよな? 怖い考えが浮かんで、考えないようにする。もう終わった事だ。次から気をつけよう。
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