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近くに
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住処の近くまできた。リュークは森林の中を興味深げに見回している。
「君はここに住んでるのか?なかなか住みやすそうだ。」
「えぇ…あなたはどこに住処はあるの?」
そう聞くと、彼は視線を逸らした。私は彼の格好を見て思った。住むところがないんだと、その時自分でも驚くことを口走っていた。
「もし…帰る家がないなら一緒に暮らさない?」
「えっ…!」
彼は驚いて口を開いたまま何も言わない。まずいことを言ってしまったと慌てて言い返した。
「何でもないの!ただ…行ってみただけ…。」
その時冷たい風が吹いた。降ろしていた髪が顔を覆う。急いで耳に髪をかけ、彼から目を逸らした。
「家はもうこの近くだから…。ありがとうっ…。」
私は歩き出した。
「……いいのか?」
彼が呟いた瞬間、背中が暖かかくなり優しく抱きしめられていた。
私は彼を愛してる。そう自覚した瞬間止まらなかった。
自分から彼の胸に飛び込んだ。
「もちろんよ…あなたの側にいたい。」
「君は…。」
「メソアよ…名前で呼んで…。」
「メソア…メソアっ!」
それからお互いの体温を欲するかのように激しく唇を繋げ合った。
しばらく歩いて、自分の住処の前に着いた。
「街の家程…立派じゃないけど…入って…。」
そう言って、彼を招き入れた。
部屋に入ってお互いの顔を見つめあった瞬間、自分達しかいないこの空間が嬉しくて仕方なかった。
彼と両手を繋ぎ合い、ソファに腰掛けた。
「私はあなたが何者でも愛してるわ…あなたは私に喜びをくれた人だもの…。」
「僕にとっても君は愛しい人…安らぎをくれる人だ。ずっと側にいたい。」
そうしてその夜、二人は寄り添い合い眠りについた。
それからは幸せな日々が続いていた。寝食を共にして、二人きりの時間を楽しんだ。
子供のようにはしゃいだり、見つめ合い寄り添い合いお互いの温もりを感じ合った。
この幸せをとられる事が恐ろしく思うほどに…。
ある夜、夕飯が終わり二人で寝る準備をしている時、リュークが火の始末をして、私が布団を整えて終えた。
私は整えた布団の上に腰掛けると、彼もその隣へと座った。
頭の中に二つの事が流れた。彼との未来のこと、暗く罪深い過去を…。
彼と共に歳をとり、生を終えるまで生きていきたい。しかし人を殺めて血に濡れたこの手を忘れてしまっていいのか…。
私が思い悩んでいるのがわかったのか、真剣な顔でこちらを見つめるリュークの姿があった。
その瞳から彼に自分の事を話しみるべきかと口を開こうとした。…が脳裏に彼に嫌われてしまう事を恐れてしまった。
「メソア?」
私の名前を呼ぶ彼に笑って誤魔化した。
「何でもないのよ…そうだ!この国には王太子がいるのよね!どんな方なの?」
話題を変えて始めの目的の人物の事を聞いた。
「………かわいそうなお人だよ。」
「え…?」
予想外の言葉だった。この国の人は王族に対して尊敬…敬愛の心を持つ人がほとんどだ。
「彼はあの大きなお城を統治する事を強要される…身動きの取れない身分の人なのさ…。」
「…そう…婚約やご結婚は?」
「してないよ…。それも自由ではないのだろうね…。それよりも君が王太子に興味を抱くなんて…妬けちゃうな…。」
顔を上げると彼が膨れた顔でこちらを見ていた。その様が可愛くて、彼を抱きしめた。
「ただ気になっただけよ!私にはあなたが1番素敵に見えるわ。」
「メソア…。」
「うん…。」
どちらからともなく唇を交わした。そして二人で眠るベッドへとゆっくり倒れていく。
「チュッ…メソア…。」
彼は私の上で私の肌へとキスを落としていく。
「滑らかで玉のようだ…。僕の可愛い人…。」
「あっ…んっ…リューク…あっ…!」
彼の愛撫を目で追う、緑色の瞳が鋭く光り情欲に染まった瞳がこちらをみて微笑む。
その光景を見つめていると体の熱がポッと上がる。
私の赤くなる頬を見つめながら彼が私の胸へと唇を近づけた。
彼の吐息が胸の先端にかかると、言葉にできないほどの恥ずかしさに震える。
「リューク…意地悪しないで…。」
「こんなに僕をそそる人が目の前にいるのに止めることなんてできないよ…。」
そういうとリュークに私の服を脱がした。そしてしばらく私の体を見つめたかと思うと胸の先端を口の中に含んだ。
「あっ…!」
言いようのない刺激が体の中を巡る。しかしそれが心地よくてもっとと思う気持ちとだめと思う気持ちが交差する。
「リュークっ…リュークっ…!」
「んっ…メソア…はぁ…。」
彼の瞳が縋るように私を見つめる。それが嬉しくて彼の金色の頭を撫でた。
リュークは顔を上げ唇を重ねた。少しの好きで彼の舌が私を弄る。
「んっ…はっんっ…。」
キスの間も、彼の手は私の胸を刺激する。しばらくすると、体のお腹の辺りがキュッとしてきた。
これは何なのわからないが、腰を揺らさなければ落ち着かなくなってきていた。
気にしないようにと、彼の首に手を回して、下の刺激を抑えようとしたが、我慢すればするほど、腰が動く。
そんな様子を見ていたリュークふっと笑って片手を私の足の間に触れた。
「ひゃっ…何を…っ!」
「大丈夫…僕に任せて…クチュッ…。」
彼に触れられて下が濡れていくのがわかった。
変化していく自分の体恐ろしくなり、震える体を止めようと彼のくびに尚手を回した。
するとリュークは手を止めないまま私の唇へとキスを落としてくれる。それが安心して自分の体に素直になれた。
「あっ…リューク…あああっ……!」
その時とてつもない感覚が体に走った。腰は激しく痙攣して大きな快感が流れ込んできた。
「はぁ…はぁ…これは…。」
「メソア…イったんだね。とても可愛いよ。」
「イった…?」
戸惑う私に彼は優しく微笑み、汗ばむ前髪に触れた。それが心地いい。
「あぁ…でもこれで終わりじゃないんだ。」
「えっ…!」
すると彼は私の上で仁王立ちになったその時彼の足の間から大きく逞しい物が見えた。
思わず見入っていると、彼は口を開いた。
「メソア…すまない…我慢ができそうにない…君を私のものにしたい…誰にも触れられず…私だけが触れていいところへ…。」
リュークの顔を見つめると、欲に塗れた表情をしつつも、怖がらせないように笑顔でいてくれる。
私自身も、彼を癒したいと一つ首を縦に振った。
「リューク…きて…。」
そういうとリュークはゆっくりと自分のものを私のところへと入ってきた。
「はっ…はっ!」
あまりの痛みに呼吸をする事をわすれてしまう。
「くっ…メソア…耐えてくれっ…!」
「ああ…。」
そして私の奥までいっぱいに彼のものが入りきった。
わたしの体が彼のものに慣れるまで彼は動かずにいてくれる。
「んっ…。」
しばらくすると、腰が動き出して何か物足りなさを感じていた。
「リューク…欲しい…。」
「メソアは僕を煽るのが上手だ…。」
そういうとリュークはゆっくりと律動し出した。
「あっ…リューク…気持ちいい…。」
彼に揺さぶられて、胸が上下に揺れる。そして声を抑えても我慢しきれないほどの快感が体を占める。
彼のものを食い締めて、自分もなお腰を動かしていた。
「んっ…くっ…メソア出る…。」
彼のものがわたしの中へと染み込んできた。
息をしながらわたしもまた高みへと昇っていったのだった。
狭いベッドの上で彼の胸に寄り添い幸せの余韻に浸った。
「いつまでもあなたの側にいたい…。」
彼が笑ってわたしの頭を撫でた。
目を閉じれば彼の体温が心地よくて、そのまま夢の世界へと入っていった。
「君はここに住んでるのか?なかなか住みやすそうだ。」
「えぇ…あなたはどこに住処はあるの?」
そう聞くと、彼は視線を逸らした。私は彼の格好を見て思った。住むところがないんだと、その時自分でも驚くことを口走っていた。
「もし…帰る家がないなら一緒に暮らさない?」
「えっ…!」
彼は驚いて口を開いたまま何も言わない。まずいことを言ってしまったと慌てて言い返した。
「何でもないの!ただ…行ってみただけ…。」
その時冷たい風が吹いた。降ろしていた髪が顔を覆う。急いで耳に髪をかけ、彼から目を逸らした。
「家はもうこの近くだから…。ありがとうっ…。」
私は歩き出した。
「……いいのか?」
彼が呟いた瞬間、背中が暖かかくなり優しく抱きしめられていた。
私は彼を愛してる。そう自覚した瞬間止まらなかった。
自分から彼の胸に飛び込んだ。
「もちろんよ…あなたの側にいたい。」
「君は…。」
「メソアよ…名前で呼んで…。」
「メソア…メソアっ!」
それからお互いの体温を欲するかのように激しく唇を繋げ合った。
しばらく歩いて、自分の住処の前に着いた。
「街の家程…立派じゃないけど…入って…。」
そう言って、彼を招き入れた。
部屋に入ってお互いの顔を見つめあった瞬間、自分達しかいないこの空間が嬉しくて仕方なかった。
彼と両手を繋ぎ合い、ソファに腰掛けた。
「私はあなたが何者でも愛してるわ…あなたは私に喜びをくれた人だもの…。」
「僕にとっても君は愛しい人…安らぎをくれる人だ。ずっと側にいたい。」
そうしてその夜、二人は寄り添い合い眠りについた。
それからは幸せな日々が続いていた。寝食を共にして、二人きりの時間を楽しんだ。
子供のようにはしゃいだり、見つめ合い寄り添い合いお互いの温もりを感じ合った。
この幸せをとられる事が恐ろしく思うほどに…。
ある夜、夕飯が終わり二人で寝る準備をしている時、リュークが火の始末をして、私が布団を整えて終えた。
私は整えた布団の上に腰掛けると、彼もその隣へと座った。
頭の中に二つの事が流れた。彼との未来のこと、暗く罪深い過去を…。
彼と共に歳をとり、生を終えるまで生きていきたい。しかし人を殺めて血に濡れたこの手を忘れてしまっていいのか…。
私が思い悩んでいるのがわかったのか、真剣な顔でこちらを見つめるリュークの姿があった。
その瞳から彼に自分の事を話しみるべきかと口を開こうとした。…が脳裏に彼に嫌われてしまう事を恐れてしまった。
「メソア?」
私の名前を呼ぶ彼に笑って誤魔化した。
「何でもないのよ…そうだ!この国には王太子がいるのよね!どんな方なの?」
話題を変えて始めの目的の人物の事を聞いた。
「………かわいそうなお人だよ。」
「え…?」
予想外の言葉だった。この国の人は王族に対して尊敬…敬愛の心を持つ人がほとんどだ。
「彼はあの大きなお城を統治する事を強要される…身動きの取れない身分の人なのさ…。」
「…そう…婚約やご結婚は?」
「してないよ…。それも自由ではないのだろうね…。それよりも君が王太子に興味を抱くなんて…妬けちゃうな…。」
顔を上げると彼が膨れた顔でこちらを見ていた。その様が可愛くて、彼を抱きしめた。
「ただ気になっただけよ!私にはあなたが1番素敵に見えるわ。」
「メソア…。」
「うん…。」
どちらからともなく唇を交わした。そして二人で眠るベッドへとゆっくり倒れていく。
「チュッ…メソア…。」
彼は私の上で私の肌へとキスを落としていく。
「滑らかで玉のようだ…。僕の可愛い人…。」
「あっ…んっ…リューク…あっ…!」
彼の愛撫を目で追う、緑色の瞳が鋭く光り情欲に染まった瞳がこちらをみて微笑む。
その光景を見つめていると体の熱がポッと上がる。
私の赤くなる頬を見つめながら彼が私の胸へと唇を近づけた。
彼の吐息が胸の先端にかかると、言葉にできないほどの恥ずかしさに震える。
「リューク…意地悪しないで…。」
「こんなに僕をそそる人が目の前にいるのに止めることなんてできないよ…。」
そういうとリュークに私の服を脱がした。そしてしばらく私の体を見つめたかと思うと胸の先端を口の中に含んだ。
「あっ…!」
言いようのない刺激が体の中を巡る。しかしそれが心地よくてもっとと思う気持ちとだめと思う気持ちが交差する。
「リュークっ…リュークっ…!」
「んっ…メソア…はぁ…。」
彼の瞳が縋るように私を見つめる。それが嬉しくて彼の金色の頭を撫でた。
リュークは顔を上げ唇を重ねた。少しの好きで彼の舌が私を弄る。
「んっ…はっんっ…。」
キスの間も、彼の手は私の胸を刺激する。しばらくすると、体のお腹の辺りがキュッとしてきた。
これは何なのわからないが、腰を揺らさなければ落ち着かなくなってきていた。
気にしないようにと、彼の首に手を回して、下の刺激を抑えようとしたが、我慢すればするほど、腰が動く。
そんな様子を見ていたリュークふっと笑って片手を私の足の間に触れた。
「ひゃっ…何を…っ!」
「大丈夫…僕に任せて…クチュッ…。」
彼に触れられて下が濡れていくのがわかった。
変化していく自分の体恐ろしくなり、震える体を止めようと彼のくびに尚手を回した。
するとリュークは手を止めないまま私の唇へとキスを落としてくれる。それが安心して自分の体に素直になれた。
「あっ…リューク…あああっ……!」
その時とてつもない感覚が体に走った。腰は激しく痙攣して大きな快感が流れ込んできた。
「はぁ…はぁ…これは…。」
「メソア…イったんだね。とても可愛いよ。」
「イった…?」
戸惑う私に彼は優しく微笑み、汗ばむ前髪に触れた。それが心地いい。
「あぁ…でもこれで終わりじゃないんだ。」
「えっ…!」
すると彼は私の上で仁王立ちになったその時彼の足の間から大きく逞しい物が見えた。
思わず見入っていると、彼は口を開いた。
「メソア…すまない…我慢ができそうにない…君を私のものにしたい…誰にも触れられず…私だけが触れていいところへ…。」
リュークの顔を見つめると、欲に塗れた表情をしつつも、怖がらせないように笑顔でいてくれる。
私自身も、彼を癒したいと一つ首を縦に振った。
「リューク…きて…。」
そういうとリュークはゆっくりと自分のものを私のところへと入ってきた。
「はっ…はっ!」
あまりの痛みに呼吸をする事をわすれてしまう。
「くっ…メソア…耐えてくれっ…!」
「ああ…。」
そして私の奥までいっぱいに彼のものが入りきった。
わたしの体が彼のものに慣れるまで彼は動かずにいてくれる。
「んっ…。」
しばらくすると、腰が動き出して何か物足りなさを感じていた。
「リューク…欲しい…。」
「メソアは僕を煽るのが上手だ…。」
そういうとリュークはゆっくりと律動し出した。
「あっ…リューク…気持ちいい…。」
彼に揺さぶられて、胸が上下に揺れる。そして声を抑えても我慢しきれないほどの快感が体を占める。
彼のものを食い締めて、自分もなお腰を動かしていた。
「んっ…くっ…メソア出る…。」
彼のものがわたしの中へと染み込んできた。
息をしながらわたしもまた高みへと昇っていったのだった。
狭いベッドの上で彼の胸に寄り添い幸せの余韻に浸った。
「いつまでもあなたの側にいたい…。」
彼が笑ってわたしの頭を撫でた。
目を閉じれば彼の体温が心地よくて、そのまま夢の世界へと入っていった。
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