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欲望のお楽しみ編_ネコの章
勝負始め
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『ネコちゃん、ちんちんだよ! ちんちん!』『おっきが上手♪ おっきが上手♪』『ちんちんがんばれ♡ がんばれ♡』
今までもよりも多い量のコメントが流れていく。どれも翔斗の勃起を促そうとしている類だが、なんということはない。翔斗の性感を刺激するようなものは見当たらない。
勝った。内心でそう確信した途端に、ご褒美がチラついて性器が反応する。
「っ……ふぅー……」
落ち着け。まだ勝ってない。勝った後のことは意識してはいけない。ただ深呼吸をして、心を落ち着けることだけ考えていればいい。
『オ〇ンコ! オ〇ンコ!』『アタシ女だけど、いまじゅくじゅくに濡れてる』『ちんちん45454545454545』
「……」
コメントの流れがいつの間にか下品になっている。性的な単語や文章で直接刺激する作戦のようだ。残り時間が二分を切ったことで焦っているのだろう。
性器はもうショーパンの上からでは存在を確認できないほどに落ち着いていて、コメントは絶賛空回り中だ。残る不安要素は、リサしか残っていない。
リサは何もしないと言っていた。あの言葉は本当なのだろうか。嘘ではないにしても、ルールの穴を突くようなことをしてきてもおかしくはない。
そもそも、この状況をリサは予見していたのか。翔斗が勝てばセックスするという条件の中、リサはいまどんな顔をしているのか。
ちらりと様子を窺うと、リサは微笑んでいた。淫靡な雰囲気なんて微塵もなく、その服の下の肉体を強調するでもなく。ノートPCの隣で、ニコニコと翔斗に笑みを送っている。
これは、どういう表情なのだろうか。翔斗が勝ちそうで焦っているわけではない。むしろ、翔斗が有利なのを喜んでいるように見えなくもない。もしかして、リサも望んでいるのだろうか。翔斗とセックスをしたいと、リサも……。
リサがノートPCの画面を指さす。コメントから目を離さないというルールを忘れていた。慌てて画面に視線を戻すと、相変わらずコメントは下品なものが目立っていた。
リサやミミが相手ならまだしも、見ず知らずの人間から淫語を書き込まれても興奮なんてしない。射精寸前まで昂っていれば話は別かもしれないが、生憎もう性器は完全に萎えている。
『改めて見ると、ネコちゃんの服装やばくない? 痴女でしょこれww』
「っ!」
それは、もう勝負を諦めた者たちが始めた雑談コメントだった。
今までもよりも多い量のコメントが流れていく。どれも翔斗の勃起を促そうとしている類だが、なんということはない。翔斗の性感を刺激するようなものは見当たらない。
勝った。内心でそう確信した途端に、ご褒美がチラついて性器が反応する。
「っ……ふぅー……」
落ち着け。まだ勝ってない。勝った後のことは意識してはいけない。ただ深呼吸をして、心を落ち着けることだけ考えていればいい。
『オ〇ンコ! オ〇ンコ!』『アタシ女だけど、いまじゅくじゅくに濡れてる』『ちんちん45454545454545』
「……」
コメントの流れがいつの間にか下品になっている。性的な単語や文章で直接刺激する作戦のようだ。残り時間が二分を切ったことで焦っているのだろう。
性器はもうショーパンの上からでは存在を確認できないほどに落ち着いていて、コメントは絶賛空回り中だ。残る不安要素は、リサしか残っていない。
リサは何もしないと言っていた。あの言葉は本当なのだろうか。嘘ではないにしても、ルールの穴を突くようなことをしてきてもおかしくはない。
そもそも、この状況をリサは予見していたのか。翔斗が勝てばセックスするという条件の中、リサはいまどんな顔をしているのか。
ちらりと様子を窺うと、リサは微笑んでいた。淫靡な雰囲気なんて微塵もなく、その服の下の肉体を強調するでもなく。ノートPCの隣で、ニコニコと翔斗に笑みを送っている。
これは、どういう表情なのだろうか。翔斗が勝ちそうで焦っているわけではない。むしろ、翔斗が有利なのを喜んでいるように見えなくもない。もしかして、リサも望んでいるのだろうか。翔斗とセックスをしたいと、リサも……。
リサがノートPCの画面を指さす。コメントから目を離さないというルールを忘れていた。慌てて画面に視線を戻すと、相変わらずコメントは下品なものが目立っていた。
リサやミミが相手ならまだしも、見ず知らずの人間から淫語を書き込まれても興奮なんてしない。射精寸前まで昂っていれば話は別かもしれないが、生憎もう性器は完全に萎えている。
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