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気配
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森にある馬車道を通る
昔は商人が馬車を引いていた道だか今はほぼ通っておらず雑草が自由に道に生えている
「雑草だらけ」
「山が放棄されてからはこの道を通る商人は減ったのが原因かと」
「なるほどねぇ」
「この付近にも魔物は現れるので冒険者でも無ければ来ませんしね」
「噂をすれば……魔物3体」
「振り切れますがどうします?」
「どうせすぐ終わるから倒す。そう言えば大剣状態に戻すのは?」
「起動です」
「了解、止まらず進んでいいからねぇ」
馬車から飛び降りて起動と発言して魔導具の効果を発動させる
すると腕輪が大剣に変化する
私は草を掻き分けて森の中に入る
魔物が居るのは森の中、入ってすぐに気配をまた確認する
すぐに3体を目視する
小型の人型に近い黒いモヤのかかった魔物
素早く接近して大剣を振るう、重いが力を込めて振り切る
2体の魔物は反応出来ずに真っ二つに切り裂かれて倒れる
「最後の1体」
大剣を引き突きを繰り出して貫く
倒したのを確認して解除と言い腕輪に戻して進んでいる馬車に飛び乗る
「少しは速度落としましたが動いてる馬車に余裕で飛び乗りますか」
「脚力に自信あるからね」
「そ、そうですか」
馬車は真っ直ぐ進んでいく
魔物が近くに通ったのを確認して私は飛び降りて魔物を仕留めて飛び乗る
弱い魔物相手では張り合いが無い
……もう少し骨のある奴が出てきて欲しいんだけどなぁ
魔物が居ない時は仮眠を取る
それから暫く馬車で2時間程進むと山が近くなる
そして悪寒がする
仮眠していた私は飛び起きる
……とんでもない気配、これはドラゴンゾンビかな?
クレマを見る
クレマも感じたようで身体が震えている
「これは恐らく……」
「ドラゴンゾンビ?」
「……だと思います。これ程の寒気を感じる程の魔物となれば」
「これ絶対向けられてるな」
「向けられてるとは?」
「私達は既にテリトリーに入ってる」
端的に言うと見られている、そう感じてしまう
山の頂上で私達2人の気配を感じ取ったのか
まだ山に近くなっただけで山には着いていない
「……どうします?」
私は少し考える
ドラゴンゾンビはこちらを既に捕捉しているが接近して来る様子は無い
侵入者への警告なのかもしれないが
「このまま山の麓までは行きたいかな。ただあんまり長居はしない方がいいかも」
冷や汗をかく
このレベルの寒気は久し振りに感じた
……今逃げても本気で追いかけて来たら多分逃げ切れない。もう奴の範囲内に入ってる
今回ドラゴンゾンビと戦う気は無い、ただ試し斬りに来ただけ
接近する気が無いのなら引かない
ただ麓で魔物と戦ったらすぐに帰る、ドラゴンゾンビを迂闊に刺激をしないように気を付ける
それから20分足らずで山の麓に着く
瘴気が強く先程出てきた魔物など比では無い強さを持つ魔物が辺りを彷徨いている
「着きました」
「これが瘴気か」
「はい、瘴気は濃いと見えます」
木々の隙間から薄紫色の霧が出ている
視界を遮る程では無いがこれが瘴気だとすぐに理解する
……ドラゴンゾンビの気配が一段と強くなった
「クレマは馬車で待機、ドラゴンゾンビが来たら即逃げ」
クレマに指示を出して馬車を降りる
そして起動と言って大剣に形を変化させる
「分かりました」
クレマは魔力銃を抱える
馬車から援護するつもりのようだ
近くの気配を探る
ドラゴンゾンビの気配が強く他の魔物の気配の察知が難しくなっているがかなり近くに1体魔物が居る事に気付く
……近い、丁度良い
魔物に接近する
2mはある魔物で手には棍棒のような武器を持った太っているような見た目の魔物
こちらに気づいて攻撃を仕掛けてくる
……早くは無いが遅いわけでもない
攻撃を躱して魔物の動きを見る
私は魔物との経験は少ない
初めて戦う魔物となれば戦い方を知らない
敢えて攻め込まずに相手の攻撃パターンを確認する
……棍棒主体で足技は無し、棍棒のリーチを上手く使った戦い方、迂闊に踏み込んでは来ない
攻撃を躱し動きを確認しながら隙を探す
攻撃パターンや隙を知っていれば同じタイプの魔物と戦った時に役に立つ
「もう良いか」
一通り棍棒の攻撃を見たと思い攻撃に入る
棍棒の攻撃を避けて接近して懐に入る
魔物は棍棒を持たない腕で殴りかかってくるが大剣で腕を縦に真っ二つに割く
「硬くない……いやこの大剣が良いのか」
力を込めて横薙ぎに斬る
大剣は魔物の腹を捉えて食い込む
更に力を込めて振り切ると魔物は真っ二つになり上半身が後ろに倒れ消滅し始める
「良いねぇこの大剣、よく切れる」
余り馬車から離れないように気をつけて近くの魔物を探す
ドラゴンゾンビが来てすぐに逃げられるように
追い付かれたら迎撃を考えるが逃げ切れるならそれに越した事は無い
別の魔物を見つけて戦闘を始める
先程と同じで攻撃を避けて攻撃パターンを確認してから攻撃に転じて大剣で切り裂く
「2体目、試し斬りだけどもう少し倒したいな。奥は……辞めとこう。ここでも機嫌を損ねるかも知れない」
馬車の近くで魔物が来るのを待つ
その間もしっかりドラゴンゾンビに意識を割く
「麓なので魔物が少ないのだと思います」
「そうだねぇ」
「奥行きますか?」
「うーん、動きないし行きたい気はするけど試し斬りだし良いや。そう言えば調査に関してはしなくていいの?」
今回、山に向かう理由として調査という名目を使っている
「あくまで名目なので、それに既に情報は得ました」
「情報?」
「山に近づくだけで認識されると言うのは初情報です」
「今まではそうじゃなかったって事?」
「最近通った冒険者達からもそのような報告は有りません」
新しい情報は有益だと判断されれば情報料が渡される
その為報告がないという事は前例が無い、もしくはそれを発見した生存者が居ないかのどちらか
「私が勇者だからドラゴンゾンビが反応したとか?」
冗談交じりに言う
「有り得るかも知れません」
「だとしたら面倒になりそう」
雑談しながら近くに魔物が現れるのを待つ
昔は商人が馬車を引いていた道だか今はほぼ通っておらず雑草が自由に道に生えている
「雑草だらけ」
「山が放棄されてからはこの道を通る商人は減ったのが原因かと」
「なるほどねぇ」
「この付近にも魔物は現れるので冒険者でも無ければ来ませんしね」
「噂をすれば……魔物3体」
「振り切れますがどうします?」
「どうせすぐ終わるから倒す。そう言えば大剣状態に戻すのは?」
「起動です」
「了解、止まらず進んでいいからねぇ」
馬車から飛び降りて起動と発言して魔導具の効果を発動させる
すると腕輪が大剣に変化する
私は草を掻き分けて森の中に入る
魔物が居るのは森の中、入ってすぐに気配をまた確認する
すぐに3体を目視する
小型の人型に近い黒いモヤのかかった魔物
素早く接近して大剣を振るう、重いが力を込めて振り切る
2体の魔物は反応出来ずに真っ二つに切り裂かれて倒れる
「最後の1体」
大剣を引き突きを繰り出して貫く
倒したのを確認して解除と言い腕輪に戻して進んでいる馬車に飛び乗る
「少しは速度落としましたが動いてる馬車に余裕で飛び乗りますか」
「脚力に自信あるからね」
「そ、そうですか」
馬車は真っ直ぐ進んでいく
魔物が近くに通ったのを確認して私は飛び降りて魔物を仕留めて飛び乗る
弱い魔物相手では張り合いが無い
……もう少し骨のある奴が出てきて欲しいんだけどなぁ
魔物が居ない時は仮眠を取る
それから暫く馬車で2時間程進むと山が近くなる
そして悪寒がする
仮眠していた私は飛び起きる
……とんでもない気配、これはドラゴンゾンビかな?
クレマを見る
クレマも感じたようで身体が震えている
「これは恐らく……」
「ドラゴンゾンビ?」
「……だと思います。これ程の寒気を感じる程の魔物となれば」
「これ絶対向けられてるな」
「向けられてるとは?」
「私達は既にテリトリーに入ってる」
端的に言うと見られている、そう感じてしまう
山の頂上で私達2人の気配を感じ取ったのか
まだ山に近くなっただけで山には着いていない
「……どうします?」
私は少し考える
ドラゴンゾンビはこちらを既に捕捉しているが接近して来る様子は無い
侵入者への警告なのかもしれないが
「このまま山の麓までは行きたいかな。ただあんまり長居はしない方がいいかも」
冷や汗をかく
このレベルの寒気は久し振りに感じた
……今逃げても本気で追いかけて来たら多分逃げ切れない。もう奴の範囲内に入ってる
今回ドラゴンゾンビと戦う気は無い、ただ試し斬りに来ただけ
接近する気が無いのなら引かない
ただ麓で魔物と戦ったらすぐに帰る、ドラゴンゾンビを迂闊に刺激をしないように気を付ける
それから20分足らずで山の麓に着く
瘴気が強く先程出てきた魔物など比では無い強さを持つ魔物が辺りを彷徨いている
「着きました」
「これが瘴気か」
「はい、瘴気は濃いと見えます」
木々の隙間から薄紫色の霧が出ている
視界を遮る程では無いがこれが瘴気だとすぐに理解する
……ドラゴンゾンビの気配が一段と強くなった
「クレマは馬車で待機、ドラゴンゾンビが来たら即逃げ」
クレマに指示を出して馬車を降りる
そして起動と言って大剣に形を変化させる
「分かりました」
クレマは魔力銃を抱える
馬車から援護するつもりのようだ
近くの気配を探る
ドラゴンゾンビの気配が強く他の魔物の気配の察知が難しくなっているがかなり近くに1体魔物が居る事に気付く
……近い、丁度良い
魔物に接近する
2mはある魔物で手には棍棒のような武器を持った太っているような見た目の魔物
こちらに気づいて攻撃を仕掛けてくる
……早くは無いが遅いわけでもない
攻撃を躱して魔物の動きを見る
私は魔物との経験は少ない
初めて戦う魔物となれば戦い方を知らない
敢えて攻め込まずに相手の攻撃パターンを確認する
……棍棒主体で足技は無し、棍棒のリーチを上手く使った戦い方、迂闊に踏み込んでは来ない
攻撃を躱し動きを確認しながら隙を探す
攻撃パターンや隙を知っていれば同じタイプの魔物と戦った時に役に立つ
「もう良いか」
一通り棍棒の攻撃を見たと思い攻撃に入る
棍棒の攻撃を避けて接近して懐に入る
魔物は棍棒を持たない腕で殴りかかってくるが大剣で腕を縦に真っ二つに割く
「硬くない……いやこの大剣が良いのか」
力を込めて横薙ぎに斬る
大剣は魔物の腹を捉えて食い込む
更に力を込めて振り切ると魔物は真っ二つになり上半身が後ろに倒れ消滅し始める
「良いねぇこの大剣、よく切れる」
余り馬車から離れないように気をつけて近くの魔物を探す
ドラゴンゾンビが来てすぐに逃げられるように
追い付かれたら迎撃を考えるが逃げ切れるならそれに越した事は無い
別の魔物を見つけて戦闘を始める
先程と同じで攻撃を避けて攻撃パターンを確認してから攻撃に転じて大剣で切り裂く
「2体目、試し斬りだけどもう少し倒したいな。奥は……辞めとこう。ここでも機嫌を損ねるかも知れない」
馬車の近くで魔物が来るのを待つ
その間もしっかりドラゴンゾンビに意識を割く
「麓なので魔物が少ないのだと思います」
「そうだねぇ」
「奥行きますか?」
「うーん、動きないし行きたい気はするけど試し斬りだし良いや。そう言えば調査に関してはしなくていいの?」
今回、山に向かう理由として調査という名目を使っている
「あくまで名目なので、それに既に情報は得ました」
「情報?」
「山に近づくだけで認識されると言うのは初情報です」
「今まではそうじゃなかったって事?」
「最近通った冒険者達からもそのような報告は有りません」
新しい情報は有益だと判断されれば情報料が渡される
その為報告がないという事は前例が無い、もしくはそれを発見した生存者が居ないかのどちらか
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