282 / 588
III プレ女王国連合の成立
砂緒モテ期到来 カヌッソヌ市の反逆
しおりを挟む
「よし、工兵は結界くんの設置! 魔ローダーは西側の城壁を壊せ!! 魔導士は大型攻城魔法を撃ち続けろ!! 魔戦車は突入の準備!」
コーディエは騎馬のまま立て続けに指示を出す。その指示に従って、シャル王やタカラ指令達がてきぱきと部隊を動かした。
「抵抗らしい抵抗がありませんな」
シャル王は横に居るコーディエに語り掛けた。
「ですね、ソーナサ・ガにはそれ程の戦力は割かれていなかった様です。陥落は時間の問題でしょう」
その直後だった。
「あれを見ろ!」
「あっちにも出ているぞ!」
コーディエの近場の兵達が騒ぎ出した。
「何だ? どうした?」
「ハッ、城壁のあちこちから降伏の白旗らしき物が無数に」
「む?」
言われてコーディエがよく見ると、確かに白旗らしき物や中には破けた白い布らしき物があちこちに掲げられていた。その上よく考えれば城からの反撃は一切無かった。
「魔戦車の砲撃と魔導士の大型攻城魔法は一時中止!」
「大丈夫ですかな?」
大アリリァ乃シャル王が慎重に聞いた。
「これ程の圧倒的な戦力差です、一時的に騙し討ちが成功したとしてももはや敵に大勢をひっくり返せる事は出来ません。小細工などしないでしょう」
「確かに!」
シャル王は手を叩いた。
「所でY子殿をどうお思いかな?」
シャル王は聞いてからコーディエの顔をちらっと見た。
「尊敬すべき同志ですね」
コーディエもシャル王を見てにこっと笑った。
『つまらん、何と歯ごたえの無い! 死ぬまで戦え!!』
『滅茶苦茶言わないでもらいたい。犠牲は少ない方が良い!』
『あの、外部魔法スピーカーオンで喧嘩しない方が……』
山から走り降りて来たY子とセレネの蛇輪は、攻城戦が急転してソーナサ・ガ国が降伏した事を知った。
「ああ、シャル王殿ご無事でしたかっ!」
Y子は蛇輪から降りると開城の処理に当たっていたシャル王に走って行き飛び付いた。
「こ、これY子殿、私は娘のある身、そのような事はお止め下され!」
「あはは、これは申し訳無い」
Y子が離れると、シャル王は赤面して少し大きめの鼻を掻いた。
「これはY子殿、ご無事で何よりです。蛇輪のご活躍により兵士達は安全に行軍出来ましたよ」
「ふーーーん?」
コーディエが笑顔で両手を広げたが、Y子は挨拶もせずに通り過ぎた。
「よし、ソーナサ・ガ王を尋問するぞ! とその前にカレン、ちょっとこっち来い!」
「もうセレネ、いちいちカレンの言う事を気にしないで、こんなに可愛くてキラキラした目の子なのよ!」
「顔で決まったら警備兵いらんわっ!」
こうしていつもの様にY子こと雪乃フルエレとセレネが喧嘩しつつ、昼過ぎには無抵抗で武器を捨てて投降した兵達のいる城内をあっさりと占領完了したのだった……
『……という訳なのだ、連絡が遅れて済まないな砂緒! きっと砂緒も司令官に着任したばかりでいろいろ苦労していると思って先回りしてしまったかな』
蛇輪から魔法秘匿通信で連絡が入り、ル・ツーの魔法モニター越しに数日ぶりにセレネの顔を観て声を聞いた砂緒だった。
『いやいやいやや、セレネさんの声が聞けて嬉しいですよ~~、こっちは軍の再編に邁進しつつ、一体どんな戦術でメドース・リガリァ本国に迫れば良いか夜も眠れず考えていて……少し寝不足なのですよ……』
『そうだろうな、実は砂緒はとても真面目で誠実な男というのはあたしが一番知っているぞ』
『セレネ……早くまた逢いたいです』
『バカッお前が魔輪で飛び出して行ったんだろうがっ』
モニター越しに二人は見つめ合った。しかしその後ろでイェラが良くもそんな嘘が付けるなと白い目で見ていた。
『セレネいい加減にしてっ! どこをどう取ったら砂緒殿をそこまで美化出来る?』
『そうだぞ、ソーナサ・ガが陥落した以上、今度はいつ本当に両面作戦を決行するか、それを決めろ砂緒! でなければもうご褒美は無いぞ!』
『こ、こら、変な事を、シッ!!』
砂緒の後ろから割って入ったイェラの口を慌てて押さえた。
『ちょっと待て、御褒美って何だ砂緒……? イェラお姉さまと何かあったのか??』
セレネが不審の目で見る。
『違う、違いますセレネ、私がイェラと知り合ってどれ程経つと思うのですか? セレネよりもずっと先に知り合っていたのに、今更何かあると思いますか?』
『そうだな……あたしなんかより先に知り合いだった物な……あたしなんてどうせ』
嫉妬して怒るよりも先に陰鬱になるセレネ。
『そうだな、我もフルエレ女王から砂緒殿とイェラ殿は妙に怪しい時があると聞いたぞ』
『普段どんな会話してるんですか?』
すると突然イェラが砂緒に後ろから抱き着いた。大きな胸が砂緒の後頭部に押し付けられる。
『ご褒美とはこんな程度だ安心しろ!』
『ちょと、止めて下さい、むしろ心配になりますって!!』
『わーーい兎幸も!!』
後ろから大きな胸のイェラが抱き着き、さらに横から魔改造されムチムチした身体の兎幸まで参加して火に油を注ぐ。
『そう、頑張って。じゃあ両面作戦のタイミングが決まればまた相談しよう』
プチッ
暗い顔をしたセレネから強引に通信は切られた。
「イェラ何て事してくれたんですか? 男勝りなイェラらしくも無いですぞ!!」
「……そうか、やっぱり砂緒もそんな目で見ているのか……」
砂緒は少し赤面して恥ずかしそうに視線を逸らすイェラを見て驚いた。
「えっ」
イェラも砂緒とフルエレとセレネの三角関係を見守る優しいお姉さん的ポジションから、少し砂緒の事が本気で気になり始めていた。さらにその会話の後ろで、操縦席に入りきれなかったメランがタラップからじとっとした目で見ていた……
―メドース・リガリァの西隣り、カヌッソヌ市。
カヌッソヌ市はメドース・リガリァが七葉後川流域の中部小国群統一を目指して挙兵した直後に、いち早く恭順の意を示した衛星国の様な小国であった。
「何とトリッシュ国に続きソーナサ・ガまでが落ちたか!?」
「遂にメド国版図の東と西が落ちた事になる」
「同盟の勢いは凄まじいな」
「技術のユティトレッド魔導王国、生産力のニナルティナ、兵力のユッマランド、この三国が同盟しているのだ、最初から勝てる訳が無いのは分っていた!」
「誰だっメド国などに降ろうと決めたのは!」
「お前だっ!」
「何を!!」
今、カヌッソヌ市指導部は絶賛大混乱中だった。しかし代表指導者が遂に一つの結論を唱えた。
「もはや国内で揉めていても仕方があるまい。儂はもう既に同盟に降ろうと思う、誰か異論はあるか?」
「………………」
「………………」
「そうか、声に出さずとも皆の意見は同じだな」
こうしてまた一つ、メドース・リガリァ滅亡の歯車が動いた。
コーディエは騎馬のまま立て続けに指示を出す。その指示に従って、シャル王やタカラ指令達がてきぱきと部隊を動かした。
「抵抗らしい抵抗がありませんな」
シャル王は横に居るコーディエに語り掛けた。
「ですね、ソーナサ・ガにはそれ程の戦力は割かれていなかった様です。陥落は時間の問題でしょう」
その直後だった。
「あれを見ろ!」
「あっちにも出ているぞ!」
コーディエの近場の兵達が騒ぎ出した。
「何だ? どうした?」
「ハッ、城壁のあちこちから降伏の白旗らしき物が無数に」
「む?」
言われてコーディエがよく見ると、確かに白旗らしき物や中には破けた白い布らしき物があちこちに掲げられていた。その上よく考えれば城からの反撃は一切無かった。
「魔戦車の砲撃と魔導士の大型攻城魔法は一時中止!」
「大丈夫ですかな?」
大アリリァ乃シャル王が慎重に聞いた。
「これ程の圧倒的な戦力差です、一時的に騙し討ちが成功したとしてももはや敵に大勢をひっくり返せる事は出来ません。小細工などしないでしょう」
「確かに!」
シャル王は手を叩いた。
「所でY子殿をどうお思いかな?」
シャル王は聞いてからコーディエの顔をちらっと見た。
「尊敬すべき同志ですね」
コーディエもシャル王を見てにこっと笑った。
『つまらん、何と歯ごたえの無い! 死ぬまで戦え!!』
『滅茶苦茶言わないでもらいたい。犠牲は少ない方が良い!』
『あの、外部魔法スピーカーオンで喧嘩しない方が……』
山から走り降りて来たY子とセレネの蛇輪は、攻城戦が急転してソーナサ・ガ国が降伏した事を知った。
「ああ、シャル王殿ご無事でしたかっ!」
Y子は蛇輪から降りると開城の処理に当たっていたシャル王に走って行き飛び付いた。
「こ、これY子殿、私は娘のある身、そのような事はお止め下され!」
「あはは、これは申し訳無い」
Y子が離れると、シャル王は赤面して少し大きめの鼻を掻いた。
「これはY子殿、ご無事で何よりです。蛇輪のご活躍により兵士達は安全に行軍出来ましたよ」
「ふーーーん?」
コーディエが笑顔で両手を広げたが、Y子は挨拶もせずに通り過ぎた。
「よし、ソーナサ・ガ王を尋問するぞ! とその前にカレン、ちょっとこっち来い!」
「もうセレネ、いちいちカレンの言う事を気にしないで、こんなに可愛くてキラキラした目の子なのよ!」
「顔で決まったら警備兵いらんわっ!」
こうしていつもの様にY子こと雪乃フルエレとセレネが喧嘩しつつ、昼過ぎには無抵抗で武器を捨てて投降した兵達のいる城内をあっさりと占領完了したのだった……
『……という訳なのだ、連絡が遅れて済まないな砂緒! きっと砂緒も司令官に着任したばかりでいろいろ苦労していると思って先回りしてしまったかな』
蛇輪から魔法秘匿通信で連絡が入り、ル・ツーの魔法モニター越しに数日ぶりにセレネの顔を観て声を聞いた砂緒だった。
『いやいやいやや、セレネさんの声が聞けて嬉しいですよ~~、こっちは軍の再編に邁進しつつ、一体どんな戦術でメドース・リガリァ本国に迫れば良いか夜も眠れず考えていて……少し寝不足なのですよ……』
『そうだろうな、実は砂緒はとても真面目で誠実な男というのはあたしが一番知っているぞ』
『セレネ……早くまた逢いたいです』
『バカッお前が魔輪で飛び出して行ったんだろうがっ』
モニター越しに二人は見つめ合った。しかしその後ろでイェラが良くもそんな嘘が付けるなと白い目で見ていた。
『セレネいい加減にしてっ! どこをどう取ったら砂緒殿をそこまで美化出来る?』
『そうだぞ、ソーナサ・ガが陥落した以上、今度はいつ本当に両面作戦を決行するか、それを決めろ砂緒! でなければもうご褒美は無いぞ!』
『こ、こら、変な事を、シッ!!』
砂緒の後ろから割って入ったイェラの口を慌てて押さえた。
『ちょっと待て、御褒美って何だ砂緒……? イェラお姉さまと何かあったのか??』
セレネが不審の目で見る。
『違う、違いますセレネ、私がイェラと知り合ってどれ程経つと思うのですか? セレネよりもずっと先に知り合っていたのに、今更何かあると思いますか?』
『そうだな……あたしなんかより先に知り合いだった物な……あたしなんてどうせ』
嫉妬して怒るよりも先に陰鬱になるセレネ。
『そうだな、我もフルエレ女王から砂緒殿とイェラ殿は妙に怪しい時があると聞いたぞ』
『普段どんな会話してるんですか?』
すると突然イェラが砂緒に後ろから抱き着いた。大きな胸が砂緒の後頭部に押し付けられる。
『ご褒美とはこんな程度だ安心しろ!』
『ちょと、止めて下さい、むしろ心配になりますって!!』
『わーーい兎幸も!!』
後ろから大きな胸のイェラが抱き着き、さらに横から魔改造されムチムチした身体の兎幸まで参加して火に油を注ぐ。
『そう、頑張って。じゃあ両面作戦のタイミングが決まればまた相談しよう』
プチッ
暗い顔をしたセレネから強引に通信は切られた。
「イェラ何て事してくれたんですか? 男勝りなイェラらしくも無いですぞ!!」
「……そうか、やっぱり砂緒もそんな目で見ているのか……」
砂緒は少し赤面して恥ずかしそうに視線を逸らすイェラを見て驚いた。
「えっ」
イェラも砂緒とフルエレとセレネの三角関係を見守る優しいお姉さん的ポジションから、少し砂緒の事が本気で気になり始めていた。さらにその会話の後ろで、操縦席に入りきれなかったメランがタラップからじとっとした目で見ていた……
―メドース・リガリァの西隣り、カヌッソヌ市。
カヌッソヌ市はメドース・リガリァが七葉後川流域の中部小国群統一を目指して挙兵した直後に、いち早く恭順の意を示した衛星国の様な小国であった。
「何とトリッシュ国に続きソーナサ・ガまでが落ちたか!?」
「遂にメド国版図の東と西が落ちた事になる」
「同盟の勢いは凄まじいな」
「技術のユティトレッド魔導王国、生産力のニナルティナ、兵力のユッマランド、この三国が同盟しているのだ、最初から勝てる訳が無いのは分っていた!」
「誰だっメド国などに降ろうと決めたのは!」
「お前だっ!」
「何を!!」
今、カヌッソヌ市指導部は絶賛大混乱中だった。しかし代表指導者が遂に一つの結論を唱えた。
「もはや国内で揉めていても仕方があるまい。儂はもう既に同盟に降ろうと思う、誰か異論はあるか?」
「………………」
「………………」
「そうか、声に出さずとも皆の意見は同じだな」
こうしてまた一つ、メドース・リガリァ滅亡の歯車が動いた。
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
俺、貞操逆転世界へイケメン転生
やまいし
ファンタジー
俺はモテなかった…。
勉強や運動は人並み以上に出来るのに…。じゃあ何故かって?――――顔が悪かったからだ。
――そんなのどうしようも無いだろう。そう思ってた。
――しかし俺は、男女比1:30の貞操が逆転した世界にイケメンとなって転生した。
これは、そんな俺が今度こそモテるために頑張る。そんな話。
########
この作品は「小説家になろう様 カクヨム様」にも掲載しています。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる