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III プレ女王国連合の成立
ソーナサ・ガ陥落 下 サッワの魔砲撃VSセレネの魔法剣
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すぐさま出撃したココナツヒメの半透明の装甲を持つ魔ローダー、ル・ワンとサッワの大型魔砲を抱えたレヴェルは、ル・ワンの瞬間移動(単)でカヌッソヌ市の少し南に出現した。
「速い! 連中一直線にソーナサ・ガに走っています!」
「どうなの当たりそう?」
サッワは到着後、躊躇無くプローンの砲撃体勢に移行して魔法スコープを覗く。しかし真横に高速で移動する敵を狙うには不利な装備だった。
「すいません難しいです、先のトリッシュ防衛戦時みたいに向かって来る敵と違って、真横に移動する魔呂には当たり難いかと。予測で魔戦車部隊や地上兵を流して狙えばある程度の被害は与えられそうですが」
サッワはスコープを覗きながら答えた。
「この味方の犠牲をある程度容認したかの様なやり方、明らかにトリッシュ国の時と違うわ。多分ユティト国のセレネとか言う強硬派の女ね……多分撃ち漏らした瞬間に飛んで来るわね」
この場に来ているのはル・ワンとサッワのレヴェルの二機であり、残り四機のレヴェルはメド国に居残っていた。
「……ソーナサ・ガの後ろの山に移動しましょう! 向かって来る敵を狙う方がやり易いです」
「そうね、手を握って」
「はい!」
シュンッ!!
ル・ワンとレヴェルは瞬間移動(短)の連続でソーナサ・ガの後背の山肌に移動した。この地は当初ラ・マッロカンプ王国のウェカ王子達が山を伝って攻め込んで来る予定の地であった。ちなみにこの山の中に隠れている魔ローダーは、開発されたばかりのココナツヒメの仮設魔法レーダーには探知され難く、ウェカ王子達の動きをメドース・リガリァは一切認識していなかった。最もウェカ王子達はかなり以前に移動してしまった後で今この地には既に彼らは居ない。
ガシャガシャガシャガシャガシャ……
Y子とセレネの蛇輪を先頭に、ミャマ地域軍の総勢一万の一団が一直線にソーナサ・ガに向かって疾走している。
「皆の者走れ!! 休めば死ぬぞ!!」
大アリリァ乃シャル王は馬に乗りながら走る部下達を叱咤した。同じくタカラ指令やコーディエ達も馬や怪鳥に乗りながら配下の兵達と進軍している。敵は半透明、ル・ワンと砲撃して来るレヴェルだけでは無く、城に到達すればそのまま攻城戦になる訳であり、魔ローダーだけが城に到着すれば良い訳では無かった。もし敵の砲撃で兵達が全滅すれば不本意だが、魔呂で脅すかそれも無理なら魔呂で砂山の城の様にソーナ・サガを踏み潰すしか無かった。
「鎧を着て装備まで持ったまま全力疾走はしんどそうね……」
「天蓋や居住装備は置いて来たのです、大した事は無い!」
「自分が走っている訳でも無いのに……」
セレネが言った後に、カレンがぼそっと呟いた。
「しっ、あの人に何を言っても無駄よ、言う事聞かない子なの」
「なんとなく分かります」
「はっきり聞こえる様に悪口を言い合うな!」
「悪口じゃ無いでしょ事実でしょ!」
ヒューーーーーーーーーーーン……
Y子が口答えした直後、セレネが空間上に展開している見えない魔法の格子が空気の揺れを感知した。
「来たっ三秒後!」
「ええっ!?」
Y子が叫んだが、叫んだ事で既に二秒経った。セレネは既に長大な氷の魔法剣を構えている。
「どりゃあああああああああああああ!!!」
実は少し射線は外れていたが、わざわざセレネは走り出し、少しジャンプすると魔法剣でサッワの超長距離魔砲攻撃の真を捉えた。
バシーーーーン!! ドォーーーーーーーーンン!! バリーーーン!!
魔砲弾を叩き斬ると、砲弾は空中で弾け散り、おまけに魔法剣の表面の氷を砕き溶かした。
「キャーーー」
「再生!!」
ビキビキビキ……
セレネはすぐさま魔法剣の氷を再生させる。
「凄い……アンタ大口叩くだけはあるわね!」
「当たり前だっ」
「おおおおおおお、あれが敵の爆撃!?」
「凄い、セレネ様は神かっ!!」
「俺達ちゃ無敵だーーー!!」
兵達が走りながら歓声を上げる。
「油断するな、あと少しだ走れ!!」
内心コーディエもセレネの働きに目を見張った。
「外しました! というか斬られました!!」
「え? どういう事」
「二発目撃ちます!!」
ドンッ!!
ココナツヒメが戸惑う中、サッワは素早く次弾を撃った。
ヒューーーーーーン!!
「また来たっ!! 無駄だっ!!」
「ええ!?」
セレネは事も無げに魔法剣を構えると、慌てる事無く魔砲弾の軌跡を見定めた。
「そこだっ!!」
今度は真っすぐ自分達に向かって来た魔砲弾をスッと小さな動きで真横に轢断した。最も轢断した瞬間に魔砲弾は弾け飛び、真っ二つに割れるシーンが見える訳では無い。兎も角大きな破裂音を発して二発目も消え去った。
バシーーーーン!!
「凄いわ……」
「よし、飛ぶぞ!! Y子は結界くん散布忘れるな!」
「ああっ!」
キィイイイイイイイイイイイン!!
蛇輪は走りながらジャンプすると、そのまま鳥型の飛行形態に一瞬で変形し、弾道の射線から推測する射撃位置に向かって、一直線に飛んで行く。Y子の座席の後ろでカレンは背もたれを握る手に汗を滲ませながら固唾を飲んで推移を見守った。
「ココナさまっ飛んで来ましたっ! もう来ます!!」
「あと一発ね?」
「はい、当てます!!」
サッワのレヴェルはすぐさま巨大な魔砲を抱えると、腰だめで一直線で飛んで来る蛇輪を狙った。
「セレネ狙って来るわ気を付けて!」
「分かってるわバカ!」
「バカとは何だ!!」
軽く喧嘩をしながらぐんぐんとソーナサ・ガの後ろの山に向かって飛んで行く蛇輪。
「見えたっ!!」
「来た!!」
キューーーーーン!!
セレネとサッワが同時に敵を捉えて叫んだ瞬間、セレネの蛇輪は急上昇した。
「何!?」
サッワは走って来る魔ローダー部隊にも目もくれず、飛んで来る蛇輪に完全に囚われて、重い魔砲を垂直に持ち上げた。
「当たるかっ!!」
蛇輪はくるくると回転しながら急降下し始めた。
「当たれっ!!」
ドンッ!!
サッワは空中に向かって目測で撃ったが、そんな物当たる訳も無く最後の魔砲弾は虚しく空中に飛び去った。
「しまっ」
「サッワちゃん!? 斬って来るわよ!」
「Y子、結界くん散布!!」
「あいあい」
カシャッ!
カバン型の装置が開き、小さな結界くんがバラバラと周囲に散布された。ココナツヒメは上を見上げて何かが散らされるのを見た。
「魔法瓶!? 違うわっ結界兵器ね、サッワちゃん逃げれなくなるわ、走って離脱よ! 早く!!」
「はいっ」
ココナツヒメも魔砲を半分抱えると、山肌を走り出した。散布された結界くんの範囲外に出てから瞬間移動を使う為だ。
ガシャガシャガシャガシャガシャガシャ!!
「逃げんなーーーーーー!!」
飛行形態から人型に変形して着地した蛇輪が結界くん散布器を放り投げ、魔法剣を振り上げながら巨大な魔砲を抱えて走って逃げる二機の魔ローダーを追いかけて行く。
「待てい!!」
ザシャザシャザシャザシャッ!!
剣を振り被りながら駆け寄る蛇輪に、追い付かれそうになる二機の逃げる魔ローダー。その後ろ姿をカレンは目を見開いて見ていた。
(半透明の機体に、トリッシュ国でサッワくんが最後に乗っていた機体……やはり撃っていたのはサッワくんなの!?)
シャクシュカ隊Ⅱとサッワの各レヴェルには、機体の一部に入れ墨の様に白い帯と数字が入れられており、それで各機を区別していたが、サッワの機体には隊長機を示す『1』の数字がはっきりと入れられていた。カレンはそれを覚えていたのだ。
「逃げてッッ!!」
「へっ?」
思わず叫んだカレンを、Y子は座席から振り返って見た。カレンは涙を流していた。
「……カレンちゃん?」
ビュンッ
走りながら何度も瞬間移動を試していたココナツヒメだったが、ようやく結界くんの範囲外に出たのだろう、突然走り去る二機の魔ローダーは、カレンの言葉に呼応するかの様にシュンッと消えた。
「ちいいいいい!!! 消えた、くっそーーーーー。今の言葉何だ?? 後できっちり取り調べるぞカレン」
「カレンちゃん??」
Y子が再び聞いてもカレンは押し黙ったままだった。その時丁度コーディエやシャル王達の地上兵や残りの魔ローダーがソーナサ・ガ国に到達した。
「速い! 連中一直線にソーナサ・ガに走っています!」
「どうなの当たりそう?」
サッワは到着後、躊躇無くプローンの砲撃体勢に移行して魔法スコープを覗く。しかし真横に高速で移動する敵を狙うには不利な装備だった。
「すいません難しいです、先のトリッシュ防衛戦時みたいに向かって来る敵と違って、真横に移動する魔呂には当たり難いかと。予測で魔戦車部隊や地上兵を流して狙えばある程度の被害は与えられそうですが」
サッワはスコープを覗きながら答えた。
「この味方の犠牲をある程度容認したかの様なやり方、明らかにトリッシュ国の時と違うわ。多分ユティト国のセレネとか言う強硬派の女ね……多分撃ち漏らした瞬間に飛んで来るわね」
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「……ソーナサ・ガの後ろの山に移動しましょう! 向かって来る敵を狙う方がやり易いです」
「そうね、手を握って」
「はい!」
シュンッ!!
ル・ワンとレヴェルは瞬間移動(短)の連続でソーナサ・ガの後背の山肌に移動した。この地は当初ラ・マッロカンプ王国のウェカ王子達が山を伝って攻め込んで来る予定の地であった。ちなみにこの山の中に隠れている魔ローダーは、開発されたばかりのココナツヒメの仮設魔法レーダーには探知され難く、ウェカ王子達の動きをメドース・リガリァは一切認識していなかった。最もウェカ王子達はかなり以前に移動してしまった後で今この地には既に彼らは居ない。
ガシャガシャガシャガシャガシャ……
Y子とセレネの蛇輪を先頭に、ミャマ地域軍の総勢一万の一団が一直線にソーナサ・ガに向かって疾走している。
「皆の者走れ!! 休めば死ぬぞ!!」
大アリリァ乃シャル王は馬に乗りながら走る部下達を叱咤した。同じくタカラ指令やコーディエ達も馬や怪鳥に乗りながら配下の兵達と進軍している。敵は半透明、ル・ワンと砲撃して来るレヴェルだけでは無く、城に到達すればそのまま攻城戦になる訳であり、魔ローダーだけが城に到着すれば良い訳では無かった。もし敵の砲撃で兵達が全滅すれば不本意だが、魔呂で脅すかそれも無理なら魔呂で砂山の城の様にソーナ・サガを踏み潰すしか無かった。
「鎧を着て装備まで持ったまま全力疾走はしんどそうね……」
「天蓋や居住装備は置いて来たのです、大した事は無い!」
「自分が走っている訳でも無いのに……」
セレネが言った後に、カレンがぼそっと呟いた。
「しっ、あの人に何を言っても無駄よ、言う事聞かない子なの」
「なんとなく分かります」
「はっきり聞こえる様に悪口を言い合うな!」
「悪口じゃ無いでしょ事実でしょ!」
ヒューーーーーーーーーーーン……
Y子が口答えした直後、セレネが空間上に展開している見えない魔法の格子が空気の揺れを感知した。
「来たっ三秒後!」
「ええっ!?」
Y子が叫んだが、叫んだ事で既に二秒経った。セレネは既に長大な氷の魔法剣を構えている。
「どりゃあああああああああああああ!!!」
実は少し射線は外れていたが、わざわざセレネは走り出し、少しジャンプすると魔法剣でサッワの超長距離魔砲攻撃の真を捉えた。
バシーーーーン!! ドォーーーーーーーーンン!! バリーーーン!!
魔砲弾を叩き斬ると、砲弾は空中で弾け散り、おまけに魔法剣の表面の氷を砕き溶かした。
「キャーーー」
「再生!!」
ビキビキビキ……
セレネはすぐさま魔法剣の氷を再生させる。
「凄い……アンタ大口叩くだけはあるわね!」
「当たり前だっ」
「おおおおおおお、あれが敵の爆撃!?」
「凄い、セレネ様は神かっ!!」
「俺達ちゃ無敵だーーー!!」
兵達が走りながら歓声を上げる。
「油断するな、あと少しだ走れ!!」
内心コーディエもセレネの働きに目を見張った。
「外しました! というか斬られました!!」
「え? どういう事」
「二発目撃ちます!!」
ドンッ!!
ココナツヒメが戸惑う中、サッワは素早く次弾を撃った。
ヒューーーーーーン!!
「また来たっ!! 無駄だっ!!」
「ええ!?」
セレネは事も無げに魔法剣を構えると、慌てる事無く魔砲弾の軌跡を見定めた。
「そこだっ!!」
今度は真っすぐ自分達に向かって来た魔砲弾をスッと小さな動きで真横に轢断した。最も轢断した瞬間に魔砲弾は弾け飛び、真っ二つに割れるシーンが見える訳では無い。兎も角大きな破裂音を発して二発目も消え去った。
バシーーーーン!!
「凄いわ……」
「よし、飛ぶぞ!! Y子は結界くん散布忘れるな!」
「ああっ!」
キィイイイイイイイイイイイン!!
蛇輪は走りながらジャンプすると、そのまま鳥型の飛行形態に一瞬で変形し、弾道の射線から推測する射撃位置に向かって、一直線に飛んで行く。Y子の座席の後ろでカレンは背もたれを握る手に汗を滲ませながら固唾を飲んで推移を見守った。
「ココナさまっ飛んで来ましたっ! もう来ます!!」
「あと一発ね?」
「はい、当てます!!」
サッワのレヴェルはすぐさま巨大な魔砲を抱えると、腰だめで一直線で飛んで来る蛇輪を狙った。
「セレネ狙って来るわ気を付けて!」
「分かってるわバカ!」
「バカとは何だ!!」
軽く喧嘩をしながらぐんぐんとソーナサ・ガの後ろの山に向かって飛んで行く蛇輪。
「見えたっ!!」
「来た!!」
キューーーーーン!!
セレネとサッワが同時に敵を捉えて叫んだ瞬間、セレネの蛇輪は急上昇した。
「何!?」
サッワは走って来る魔ローダー部隊にも目もくれず、飛んで来る蛇輪に完全に囚われて、重い魔砲を垂直に持ち上げた。
「当たるかっ!!」
蛇輪はくるくると回転しながら急降下し始めた。
「当たれっ!!」
ドンッ!!
サッワは空中に向かって目測で撃ったが、そんな物当たる訳も無く最後の魔砲弾は虚しく空中に飛び去った。
「しまっ」
「サッワちゃん!? 斬って来るわよ!」
「Y子、結界くん散布!!」
「あいあい」
カシャッ!
カバン型の装置が開き、小さな結界くんがバラバラと周囲に散布された。ココナツヒメは上を見上げて何かが散らされるのを見た。
「魔法瓶!? 違うわっ結界兵器ね、サッワちゃん逃げれなくなるわ、走って離脱よ! 早く!!」
「はいっ」
ココナツヒメも魔砲を半分抱えると、山肌を走り出した。散布された結界くんの範囲外に出てから瞬間移動を使う為だ。
ガシャガシャガシャガシャガシャガシャ!!
「逃げんなーーーーーー!!」
飛行形態から人型に変形して着地した蛇輪が結界くん散布器を放り投げ、魔法剣を振り上げながら巨大な魔砲を抱えて走って逃げる二機の魔ローダーを追いかけて行く。
「待てい!!」
ザシャザシャザシャザシャッ!!
剣を振り被りながら駆け寄る蛇輪に、追い付かれそうになる二機の逃げる魔ローダー。その後ろ姿をカレンは目を見開いて見ていた。
(半透明の機体に、トリッシュ国でサッワくんが最後に乗っていた機体……やはり撃っていたのはサッワくんなの!?)
シャクシュカ隊Ⅱとサッワの各レヴェルには、機体の一部に入れ墨の様に白い帯と数字が入れられており、それで各機を区別していたが、サッワの機体には隊長機を示す『1』の数字がはっきりと入れられていた。カレンはそれを覚えていたのだ。
「逃げてッッ!!」
「へっ?」
思わず叫んだカレンを、Y子は座席から振り返って見た。カレンは涙を流していた。
「……カレンちゃん?」
ビュンッ
走りながら何度も瞬間移動を試していたココナツヒメだったが、ようやく結界くんの範囲外に出たのだろう、突然走り去る二機の魔ローダーは、カレンの言葉に呼応するかの様にシュンッと消えた。
「ちいいいいい!!! 消えた、くっそーーーーー。今の言葉何だ?? 後できっちり取り調べるぞカレン」
「カレンちゃん??」
Y子が再び聞いてもカレンは押し黙ったままだった。その時丁度コーディエやシャル王達の地上兵や残りの魔ローダーがソーナサ・ガ国に到達した。
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