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第1章 幼少期
9話 姫母親になる
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[コルラド王国 城内 ユリウス丞相室]
ユリウスの、家庭教師のお陰でマイは、どんどん、吸収して行く。
それは、周囲の人々も、舌を巻くほどだ。
マイは、もう少しで5才になろうとしていた。
「マイ姫様、少しおさらいをしましょう、いくつか質問しますので、分かる範囲で、具体的に、答えて下さい、そして感想を一言、では、この国についてお願いします」
マイは、語り出す。
ソニアは、それを黙って聞きながらメモをする。
これがいつもの勉強スタイル。
「コルラド王国は、人口約1000万人の大国です。8つの街と15程の村そして王都で形成されています。
主な産業は、西に広がる農地で取れる小麦や、米、野菜などで、東側にある、コルラドの森から木材や鉱物を産出、それとモンスターの素材。
そして南東に広がる海からの海産物、西大陸間の運搬貿易などです。
南西の国ゼム王国と同盟状態、北の国ミドガル皇国とは、国交断絶、それは、前コルラド国王が、戦争により戦死したため。
今は、軍事産業に、力を入れて北からの進行に備えている、また、研究も熱心に行い、動物の種類、弱点、活用に成功した、数少ない国でもある、それを、ゼム王国と、共有しているため、他の国は、なかなか、その二国には、手を出せないため、国民は、他の国より幸福である。
でも、わたしはそうは、思わないの。
この国は、貧富の差が激しい、そしてそれは、差別に繋がっているの。
また、他の国も導入している、奴隷制を、違う種族や同種族に、行っている事自体に問題があるわ。
だけど、わたしはまだ幼いの、政治に参加はできない、わたしはこの国を変え、国民が笑顔で住みやすい国にしたいと日々考える。
それがわたしの目標なの!」
パチパチパチ
思わず、二人は手を叩く。
それもそのはず、まだ5才の子がここまで考えている。
普通なら、まだまだ、親の後ろを付いて回る歳なのだから。
(いつ聞いても姫さまの、話しは、吸い込まれます。わたしも、もう17歳なのだから、姫さまに、負けてられない)
ソニアは、いつもそう思うが、マイに負けてしまう。
だが、それで、イラついたりしない、それは何故か、マイがそれだけ、勉強しているのを一番理解しているからだ。
ユリウスの家庭教師が終わっても、マイは部屋に本を大量に持っていき読む。
それを約二年続けている。
今では、ユリウスの部屋にある本では飽き足らず、城中の、書籍を読破していた。
(ある程度のこの国の内情や国同士の問題点、大陸間の関係など頭に入ったし、魔法の基礎は、もうすべてマスターしたわ、一番大変だったのは言語ね・・・種族や大陸で言語が違うとは、今でやっと中央大陸にいる種族の言語を覚えたのに・・・
もし、大陸を移動した時や、別の大陸人に会った時に言葉が分からないのは問題だわ、それも何とかして覚えていかないと)
マイは底なしの好奇心と吸収力で勉強していく。
ユリウスが、マイにまた、質問する。
「マイ姫様は、どうしたらこの王国が良くなりますか?」
「漠然としてますねユリウス、それは、わたしに政治を任せてくれるなら、話すけど。
でも、わたしはまだ子供で、どんなに意見しても、他の者は、多分認めないと思うの。
わたしに足りないのは、年齢とこの世界の見聞だと思う」
ユリウスは、静かに頷く。
(マイ姫様は、この王国を変える。近い将来絶対に、それまで私が、この王国を内側から守る。
しかし、マイ姫様の、意見は、少しづつ聞き出して取り入れたい)
マイ姫様!マイ姫様!
王城のメイドが、廊下でマイを呼んでいる。
「どうしたの?」
マイが扉から顔をチョコンと出して聞く。
マイ姫様!卵が孵りそうです!
卵にヒビが!急ぎお部屋に!
「わかったは!直ぐに戻るね!誰も触らない用に!精神力を失うから!」
ソニアがマイに聞く。
「姫さま?精神力って言いました?もしかして、ドラゴンは、魔力を食すのですか?」
マイは、もう部屋から飛び出していた。
ソニアとユリウスもマイを追いかける。
ユリウスの手には、ユリウス専用武器、アスカローン(ドラゴンを倒したとされる聖剣)が、握られていた。
それは、以前に約束したことを遂行するためであった。
[コルラド王国 城内 マイの部屋]
「姫さま?大丈夫ですか?」
ソニアは、恐る恐る部屋に入る。
「ソニア!ユリウス!見て!」
マイは満面の笑みで、ベットの上のを指差す。
卵は、ヒビが入り、左右に動いている。
ピシピシカシャ!
少しづつ卵の中が、見えてくる。
マイは、殻を破る手伝いをする。
「姫さま!大丈夫ですか?魔力を食われるのでは?」
ソニアは、マイを止めようとする。
「ソニア、大丈夫だから、わたし今までずっと、この子に魔力を分け与えていたんだから」
「え?今なんと?今までずっとですか?」
ソニアとユリウスは、聞き返す。
二人の反応は、当然である。
5才の子供が、ドラゴンに魔力を分け与えているのだから、並みの精神力では、直ぐにドラゴンに、食われてしまう。
そう、思うのが普通なのだ。
ユリウスは、柄に手をやりながら、感じていた。
(やはり、マイ姫様は、尋常では無い魔力を秘めている)
『ピギャ~』
ついに、ドラゴンの子供が、卵から出てくる。
大きさは約50cmぐらいだ。
まだはっきりと目は見えてないらしく、一生懸命周りの匂いを、嗅いでいる。
そして、一つの匂いに気づき、立ち上がろうとするが、まだまともに立てない、
ベッドの上で、這いずるように少しづつマイに近づく。
「かっ!かわいい~!」
マイは、ドラゴンの子供に抱きつく。
「姫さま危険ではありませんか!?」
ソニアは、心配する。
「大丈夫よ、この子は、わたしの子供だもん!」
ドラゴンの子供は、なんとも言えない表情でマイに、抱かれていた。
その状況を、目の当たりにすると、二人は、感激した。
(う、美しい!この世の物とは思えないほど、綺麗な描写だ!)
ドラゴンの子供が、マイに撫でられている。
ドン!
「「マ~イ!」」
勢いよくコルラド王達が、入ってくる。
その二人すら。
その状況を見て、止まる。
「す、素晴らしい!」
「綺麗!」
が、直ぐに正気に戻る。
「マイ!大丈夫なのか?」
コルラド王は、マイのそばに行き、ベッドに座る。
その横にアイナも、座る。
「うん、大丈夫だよ、みんな心配しすぎ!わたしを信用して、この子はわたしが絶対に育てるから、ユリウスもね」
そう言うと、マイはユリウスの、手に持つ武器に目をやる。
「分かりました、私はマイ姫様を信用してます、私は政務に戻ります、マイ姫様また明日、勉強しましょう、では!」
「ご苦労!」
コルラド王はユリウスを見送る。
「ユリウス!!」
マイは、ドラゴンの子供をアイナに、渡し(パパだと問題が起きそうなので)ユリウスを追いかけた。
「なんでしょうか?」
ユリウスは、不思議そうな顔で?
廊下の真ん中でマイを待つ。
「わたし、小等部に入りたいの!」
コルラド王国の学園は、5才から小等部に入学でき、9才で中等部、12才で高等部15才で卒業し、成人として扱われている、ゼム王国も、同じシステムをとっているが、裕福な家庭しか、学問を学べないのが今の実情である。
「マイ姫様には、学問は、必要無いくらい、知識を得ていますよ?それに、これから魔法等の習得や、剣術、内政、淑女としてのマナー、軍事の事等、これから沢山覚えて頂きたいのですが、それでも行きたいと言うのであれば、その真意を教えて下さい」
「わたしは、世界を知りたい、でも、わたしはまだ子供、まずこの国の人々と、触れ合いたい、同じ歳ぐらいの子とも仲良くしたい、わたしに今足りない事は、人々と、接する事だと思うの!」
マイは、熱弁する。
それは、部屋に居た三人にも聴こえていた。
部屋から声が聞こえてくる。
「マイ!行きなさい!私が許す!」
「そうよマイ!貴方がしたい事をしなさい!ママはいつでも貴方の味方ですよ!」
「 姫さま!わたしは、どこまでもお供しますので、御身のままに!」
ユリウスは、やれやれとジェスチャーをして、マイの頭を撫でる。
マイはユリウスに頭を撫でられるのは初めての事で、凄く嬉しかった。
ユリウスがしゃがみ込み、マイと同じ目線で話をする。
「マイ姫様、畏れ多いとは思いますが、私は生涯独身を貫くと決めています。
ですが、私は貴方様を、唯一の自分の子供の様に思っております。
そして、子供には旅をさせろです。
行ってきて下さい、見聞を広めに、そして、良き友と巡り合ってきて下さい」
「ありがと!ユリウス!」
マイは、ユリウスに抱きつく。
「あっ、でも、学校から帰ってきたら、私とまた、お勉強ですよ、後、寄り道は、あまり、しないように」
「はい!」
二人は笑いながら、抱き合った。
ユリウスの、家庭教師のお陰でマイは、どんどん、吸収して行く。
それは、周囲の人々も、舌を巻くほどだ。
マイは、もう少しで5才になろうとしていた。
「マイ姫様、少しおさらいをしましょう、いくつか質問しますので、分かる範囲で、具体的に、答えて下さい、そして感想を一言、では、この国についてお願いします」
マイは、語り出す。
ソニアは、それを黙って聞きながらメモをする。
これがいつもの勉強スタイル。
「コルラド王国は、人口約1000万人の大国です。8つの街と15程の村そして王都で形成されています。
主な産業は、西に広がる農地で取れる小麦や、米、野菜などで、東側にある、コルラドの森から木材や鉱物を産出、それとモンスターの素材。
そして南東に広がる海からの海産物、西大陸間の運搬貿易などです。
南西の国ゼム王国と同盟状態、北の国ミドガル皇国とは、国交断絶、それは、前コルラド国王が、戦争により戦死したため。
今は、軍事産業に、力を入れて北からの進行に備えている、また、研究も熱心に行い、動物の種類、弱点、活用に成功した、数少ない国でもある、それを、ゼム王国と、共有しているため、他の国は、なかなか、その二国には、手を出せないため、国民は、他の国より幸福である。
でも、わたしはそうは、思わないの。
この国は、貧富の差が激しい、そしてそれは、差別に繋がっているの。
また、他の国も導入している、奴隷制を、違う種族や同種族に、行っている事自体に問題があるわ。
だけど、わたしはまだ幼いの、政治に参加はできない、わたしはこの国を変え、国民が笑顔で住みやすい国にしたいと日々考える。
それがわたしの目標なの!」
パチパチパチ
思わず、二人は手を叩く。
それもそのはず、まだ5才の子がここまで考えている。
普通なら、まだまだ、親の後ろを付いて回る歳なのだから。
(いつ聞いても姫さまの、話しは、吸い込まれます。わたしも、もう17歳なのだから、姫さまに、負けてられない)
ソニアは、いつもそう思うが、マイに負けてしまう。
だが、それで、イラついたりしない、それは何故か、マイがそれだけ、勉強しているのを一番理解しているからだ。
ユリウスの家庭教師が終わっても、マイは部屋に本を大量に持っていき読む。
それを約二年続けている。
今では、ユリウスの部屋にある本では飽き足らず、城中の、書籍を読破していた。
(ある程度のこの国の内情や国同士の問題点、大陸間の関係など頭に入ったし、魔法の基礎は、もうすべてマスターしたわ、一番大変だったのは言語ね・・・種族や大陸で言語が違うとは、今でやっと中央大陸にいる種族の言語を覚えたのに・・・
もし、大陸を移動した時や、別の大陸人に会った時に言葉が分からないのは問題だわ、それも何とかして覚えていかないと)
マイは底なしの好奇心と吸収力で勉強していく。
ユリウスが、マイにまた、質問する。
「マイ姫様は、どうしたらこの王国が良くなりますか?」
「漠然としてますねユリウス、それは、わたしに政治を任せてくれるなら、話すけど。
でも、わたしはまだ子供で、どんなに意見しても、他の者は、多分認めないと思うの。
わたしに足りないのは、年齢とこの世界の見聞だと思う」
ユリウスは、静かに頷く。
(マイ姫様は、この王国を変える。近い将来絶対に、それまで私が、この王国を内側から守る。
しかし、マイ姫様の、意見は、少しづつ聞き出して取り入れたい)
マイ姫様!マイ姫様!
王城のメイドが、廊下でマイを呼んでいる。
「どうしたの?」
マイが扉から顔をチョコンと出して聞く。
マイ姫様!卵が孵りそうです!
卵にヒビが!急ぎお部屋に!
「わかったは!直ぐに戻るね!誰も触らない用に!精神力を失うから!」
ソニアがマイに聞く。
「姫さま?精神力って言いました?もしかして、ドラゴンは、魔力を食すのですか?」
マイは、もう部屋から飛び出していた。
ソニアとユリウスもマイを追いかける。
ユリウスの手には、ユリウス専用武器、アスカローン(ドラゴンを倒したとされる聖剣)が、握られていた。
それは、以前に約束したことを遂行するためであった。
[コルラド王国 城内 マイの部屋]
「姫さま?大丈夫ですか?」
ソニアは、恐る恐る部屋に入る。
「ソニア!ユリウス!見て!」
マイは満面の笑みで、ベットの上のを指差す。
卵は、ヒビが入り、左右に動いている。
ピシピシカシャ!
少しづつ卵の中が、見えてくる。
マイは、殻を破る手伝いをする。
「姫さま!大丈夫ですか?魔力を食われるのでは?」
ソニアは、マイを止めようとする。
「ソニア、大丈夫だから、わたし今までずっと、この子に魔力を分け与えていたんだから」
「え?今なんと?今までずっとですか?」
ソニアとユリウスは、聞き返す。
二人の反応は、当然である。
5才の子供が、ドラゴンに魔力を分け与えているのだから、並みの精神力では、直ぐにドラゴンに、食われてしまう。
そう、思うのが普通なのだ。
ユリウスは、柄に手をやりながら、感じていた。
(やはり、マイ姫様は、尋常では無い魔力を秘めている)
『ピギャ~』
ついに、ドラゴンの子供が、卵から出てくる。
大きさは約50cmぐらいだ。
まだはっきりと目は見えてないらしく、一生懸命周りの匂いを、嗅いでいる。
そして、一つの匂いに気づき、立ち上がろうとするが、まだまともに立てない、
ベッドの上で、這いずるように少しづつマイに近づく。
「かっ!かわいい~!」
マイは、ドラゴンの子供に抱きつく。
「姫さま危険ではありませんか!?」
ソニアは、心配する。
「大丈夫よ、この子は、わたしの子供だもん!」
ドラゴンの子供は、なんとも言えない表情でマイに、抱かれていた。
その状況を、目の当たりにすると、二人は、感激した。
(う、美しい!この世の物とは思えないほど、綺麗な描写だ!)
ドラゴンの子供が、マイに撫でられている。
ドン!
「「マ~イ!」」
勢いよくコルラド王達が、入ってくる。
その二人すら。
その状況を見て、止まる。
「す、素晴らしい!」
「綺麗!」
が、直ぐに正気に戻る。
「マイ!大丈夫なのか?」
コルラド王は、マイのそばに行き、ベッドに座る。
その横にアイナも、座る。
「うん、大丈夫だよ、みんな心配しすぎ!わたしを信用して、この子はわたしが絶対に育てるから、ユリウスもね」
そう言うと、マイはユリウスの、手に持つ武器に目をやる。
「分かりました、私はマイ姫様を信用してます、私は政務に戻ります、マイ姫様また明日、勉強しましょう、では!」
「ご苦労!」
コルラド王はユリウスを見送る。
「ユリウス!!」
マイは、ドラゴンの子供をアイナに、渡し(パパだと問題が起きそうなので)ユリウスを追いかけた。
「なんでしょうか?」
ユリウスは、不思議そうな顔で?
廊下の真ん中でマイを待つ。
「わたし、小等部に入りたいの!」
コルラド王国の学園は、5才から小等部に入学でき、9才で中等部、12才で高等部15才で卒業し、成人として扱われている、ゼム王国も、同じシステムをとっているが、裕福な家庭しか、学問を学べないのが今の実情である。
「マイ姫様には、学問は、必要無いくらい、知識を得ていますよ?それに、これから魔法等の習得や、剣術、内政、淑女としてのマナー、軍事の事等、これから沢山覚えて頂きたいのですが、それでも行きたいと言うのであれば、その真意を教えて下さい」
「わたしは、世界を知りたい、でも、わたしはまだ子供、まずこの国の人々と、触れ合いたい、同じ歳ぐらいの子とも仲良くしたい、わたしに今足りない事は、人々と、接する事だと思うの!」
マイは、熱弁する。
それは、部屋に居た三人にも聴こえていた。
部屋から声が聞こえてくる。
「マイ!行きなさい!私が許す!」
「そうよマイ!貴方がしたい事をしなさい!ママはいつでも貴方の味方ですよ!」
「 姫さま!わたしは、どこまでもお供しますので、御身のままに!」
ユリウスは、やれやれとジェスチャーをして、マイの頭を撫でる。
マイはユリウスに頭を撫でられるのは初めての事で、凄く嬉しかった。
ユリウスがしゃがみ込み、マイと同じ目線で話をする。
「マイ姫様、畏れ多いとは思いますが、私は生涯独身を貫くと決めています。
ですが、私は貴方様を、唯一の自分の子供の様に思っております。
そして、子供には旅をさせろです。
行ってきて下さい、見聞を広めに、そして、良き友と巡り合ってきて下さい」
「ありがと!ユリウス!」
マイは、ユリウスに抱きつく。
「あっ、でも、学校から帰ってきたら、私とまた、お勉強ですよ、後、寄り道は、あまり、しないように」
「はい!」
二人は笑いながら、抱き合った。
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