科学は、如何にしてヒトを幸せにするか~ななの例~

深町珠

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不変なる愛

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「デートしたいってさ」次のバイトの日に
麻美が、加藤にそう言った。

麻美は、さしずめアグリーガール(笑)
と言うには歳が過ぎている21才だ。

でも、正義感は友梨絵のように持っていて
狡い奴が嫌いだ。


そういうところが加藤とも共感できるところ。

騒々しいのが少し変(笑)。


「どーすんの?」と、加藤に聞く。



「話くらいは聞いてあげてもいいんじゃない?」と、加藤が言うと


麻美は心配する。「クルマでどこかに連れていかれたら」



加藤は「バイクで行けば」と。


麻美は、なるほど、と言って

友梨絵ちゃんの気持ちに任せて。と

そう伝えて。



友梨絵は、しばらくして加藤に

「断ったよー」と、にこにこ。



何を?と、加藤が笑ってると



ああ、と

友梨絵も笑って「わかんないね。あの人。
デートの男の子。綺麗な肌してて
女の子みたいだったけど

なんか、話もあんまりできない感じで。
子供みたい」と、子供の友梨絵に言われてもね、と
加藤も笑顔になった。



「もちょっと、男だったらしっかりしてないと。
あてにならないもの、あれじゃ」と、友梨絵は手厳しい。



「アタシの事も、なんか誤解してんの。
御人形じゃないんだもの」と。


まあ、それは
一目惚れってそんなものだろう。


それから、いいところも
いやなところも、ひっくるめて

許せるから愛なのだ。


若い子は、たいていは
自分が好きになりたいだけで

相手を許せる、なんて事は考えもしない(笑)。



でも、わがままを許してあげるのも
とても素敵な愛なのだ。




友梨絵は、思い通りに出来た。


他の男の子とデート、なんて

あまり許されない事だけど

友梨絵の思い通りにできた。
けど、少しだけ束縛されても見たかったと
そんな気持ちにもなったりもしたり。



それで「お休みの日、何してるの?」なんて
いつも聞く事をまた聞いてみたりする(笑)。
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