男ですが聖女になりました

白井由貴

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本編

11話

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「なんだ……これ……?」

 一番大きいと思われた傷はある程度治っていたが、それ以外にも抉られたような、噛みちぎられたような大きな傷がいくつもあった。俺は極力裸体を見ないように努めながら、大きな怪我の一つ一つに手を翳して治癒魔法をかけていく。
 大きく抉れた箇所を大方治し終えた頃、彼女の長い睫毛がふるりと震え、翡翠色の瞳が姿を現した。
 
 少し休憩をしようという声にこくりと頷き、入り口付近に置いてあった籠から中身の色が異なる瓶を二本取り出す。そのうちの一本である治癒用ポーションを意識が回復した彼女に手渡し、もう一本の魔力回復用ポーションは自分用に手に取った。お互い無言で瓶の蓋を開けて中身を喉の奥へと流し込みながら、一息吐く。

 休憩中はルイスさんが聖女への聞き取りを行っていたのだが、話を聞けば聞くほどにルイスさんの顔色は悪くなっていく。それはドミニクも同じのようで、二人は彼女の話を聞きながら何かを考えているようだった。

 三人の顔色や表情から読み取るに事態はかなり深刻なようだ。ルイスさんはドミニクに何かを伝えるとすぐに部屋を出ていった。その様子には鬼気迫るものがあり、俺は驚きのあまり危うくポーションを落とすところだった。
 呆然とルイスさんが出ていった扉を見つめていると、聞き取りがひと段落したらしいドミニクが俺の隣に座った。彼女は、と寝台の方を見ると、その体には白いローブが掛けられており、裸体が見えないことに少しホッとした。

「殿下は、これから忙しくなるだろうね……」
「……何かわかったのか?」
「それがね……地下迷宮を探索中、高ランクの魔獣が5体も襲ってきたらしいんだよね。なんとか窮地は脱したようだけど……全員戦いでぼろぼろだったから転移魔法を使って大聖堂へと帰還しようとした時、誰かが第二皇子であるアルマン殿下を突き飛ばしたらしい」
「……!」

 高ランクの魔獣は、その名の通り高いランクを有した魔獣のことだ。その強さは、手練の上級騎士や上級魔導騎士でさえ一人で戦って倒せる保証はなく、3人以上で戦ってやっと倒せるかもしれないと言われる程で、今回はそんな魔獣が何体もいたようだ。
 
 冒険者であれば探索する1パーティーあたりの人数は6人以下と定められているが、今回は皇族の探索隊だ。第二皇子であるアルマン殿下と聖女以外には6人の上級騎士と2人の上級魔導騎士、合計10人で探索パーティーを組んで入ったらしい。しかしそれでも高ランク魔獣5体を相手して勝つのはほぼ無理だったそうだ。

 騎士や魔導騎士達はポーションを片手に戦い、聖女も治癒魔法や浄化魔法を使っていたが、全く歯が立たなかったとのこと。
 騎士や魔導騎士達が倒れていく中、アルマン殿下は聖女に転移魔法を使うように指示をしたそうだ。しかし転移する直前、転移陣の中にいたはずのアルマン殿下が誰かに押されるように陣の外に出たのが見えたらしい。恐らく押したのはあの時一緒にいた騎士や魔導騎士達の誰かだと彼女は言っているようだ。

 でもその理論でいくともうアルマン殿下は──そう最悪な結末を頭に描きそうになった時だった。

「だから急いでクロヴィス殿下は王城に戻ったんだよ。アルマン殿下を救う為の隊を結成し、率いる為に」

 クロヴィス殿下は腕の立つ第一騎士団と第一魔道騎士団、そして回復役の聖女二人で隊を結成したいと皇帝に進言するつもりなのだと言う。ドミニクは真剣な顔つきで立ち上がり、カツンカツンと音を立てながら寝台に横たわる彼女の元へと歩いていった。

「聖女カミーユ、貴方もクロヴィス殿下の率いる隊に聖女として参加せざるを得なくなると思います。どうしますか?」
「どうしますかと聞かれてましても……私たちに拒否権はないでしょう?取り敢えず……この傷をもう少しだけ治していただけないでしょうか?あとは自力で治しますので」
「そうですね、わかりました。……ラウルくん、治療の続きをお願いしてもいいかな?」

 聖女カミーユと呼ばれた人はとても美しく、透き通るような声をしていた。凛とした話し方は、俺とは違ってとても上品な言葉遣いだ。

 ドミニクも俺に対する態度とは違い、彼女にはとても丁寧な話し方をしていることから、もしかすると良いところのご令嬢なのかもしれない。寝台に腰掛けるように居住まいを正した彼女は、自身に掛けられていた白いローブに袖を通した。しかしこれから治癒魔法をかける為、前は開けっぱなしのままである。

 俺に向けて申し訳なさそうに微笑む彼女の姿に、俺は意を決してぐっと足に力を入れて立ち上がった。

「俺が治癒魔法で治すので、カミーユさんは魔力と体力を温存してください」
「えっ……でも」
「俺なら大丈夫です。人より魔力量がありますし、それにカミーユさんがしっかりと回復していないとアルマン殿下が助けられないんでしょう?」
「……ありがとう、ございます」

 俺が安心させるように笑うと、彼女は驚いたように目をぱちぱちと瞬かせた後、それはもう女神の如く美しい微笑みを浮かべた。家族以外の女性に微笑み掛けられたのは生まれて初めてで、少し恥ずかしくなって顔を下げる。

 よろしくお願いします、という掛け声と共に始まる治癒。俺は彼女の体に触れないように手を翳し、治癒魔法を発動させる。少し多めに魔力を放出して体全体を一気に治すイメージをしながら治癒をしていくと、みるみるうちに身体は光に覆われ、一時間後にはほぼ全ての傷が塞がっていた。

 カミーユさんの服を用意するためにドミニクが一旦部屋から出ていったので、俺は彼女と二人きりになった。二人きりだと意識した途端、恥ずかしさが込み上げてくる。早足に寝台から離れ、扉の横の壁に背を預けながら座り込むと、彼女はそんな俺の方を向いた。
 そして眉尻を下げながら、耳を疑うような言葉を発したのである。

「男性の聖女同士、仲良くできたら嬉しいのですが……」
「……男性の、聖女……同士?」

 思わず聞き返すと、彼女――いや、彼は困ったように笑いながら確かにこくんと頷いた。驚きのあまり瞬きすら出来ずに固まる。言われた言葉を脳内で繰り返しながら、目の前に座るカミーユさんを見つめた。
 確かに先程治癒魔法を発動させている時にあまり見ないようにしていたし、大事な部分はしっかりと隠れていたので、てっきりその容姿から女性だと思い込んでいた。

「……あまりに綺麗だったので、女性だと勝手に……」

 5人いる聖女のうち2人が男性だとは聞いていたけれど、まさかカミーユさんがそのもう一人だとは全く思いもしなかった。柔らかな雰囲気を纏い、丁寧で穏やかな口調、そして優雅な仕草――男だと聞いた今でも首を傾げてしまう。
 しかし確かに男だと聞いてから見れば、しっかりと喉仏があるし、手もふわふわではなくてどちらかといえば骨張っているのがわかる。

 オメガは基本的に筋肉が付きにくく、アルファやベータとは違って華奢な人が多い。俺もやはりオメガなので他の人よりは華奢で薄い身体だったが、そんな俺よりも小柄、その上華奢な体つきなので一見するとまず男性には見えなかった。

「女性のようにも見える、というのは別にデメリットばかりではないんですよ?女性のようになる必要はなくても性別を誤魔化すことは、ラウルくん自身を守る為にも必要になってくると思います」
「……俺自身を守る為、ですか?」
「はい。男性オメガは圧倒的に数が少ないからか、この国は男のオメガに対する風当たりが少しばかり強いですからね……珍しいからと興味本位で襲われることも多い、と聞きます」

 襲われる、という言葉にぴくりと身体が反応する。それに気付いたカミーユさんは眉尻を下げ、苦い笑みを浮かべて少し下を向いた。つられて俺も胡座をかいていた足を立て、胸の前まで来た膝頭に額をつけて息を吐き出した。

 村にいた時の俺にはヒートは現れなかった。だからこそオメガであることを周囲に知られることは殆どなかったし、家族も村長も、俺と同じオメガ性の女性とその家族も俺を守ってくれた。何も知らずに育って、ここに来て初めて性的に襲われ、オメガであることに嫌悪した。
 恐らく彼も俺と同じように何も知らずに育ち、聖女としてここに連れてこられたのかもしれない。

「男であるが故に、男性からすると触れやすいのかもしれませんね……第二性は違っても、同じ男という性別は」

 確かに、そうかもしれない。
 さっきカミーユさんに治癒魔法を掛ける時、女性だと思っていたから服を脱がすのを躊躇った。けれどもし、最初から男性だとわかっていたら?戸惑うし緊張はするだろうが、必要だからとそこまで躊躇わずに脱がしていたことだろう。
 ……多分、そういうことだ。

「……ままなりませんね」

 膝頭に片側の頬を当てながらそう言うと、暫くの沈黙の後カミーユさんがぷっと吹き出した。鈴を転がすような声で笑うカミーユさん。なぜ笑われたのかわからず、膝頭から頭を上げて首を傾げると、彼は口許に手を当ててくすくすと笑いながら、目尻に浮かんだ涙を拭った。

「ふふっ……すみません。ちょっと思い出し笑いと言いますか、そういえば昔、丁度今と同じような話をしていた時に、全く同じ台詞を返されたなとふと思い出しまして……」

 同じ台詞を返した人のことを思い出しているのだろうか、彼は懐かしむように目を細め、そして寂しげに目を伏せた。

「それは……もしかして、アルマン殿下のことですか?」

 それは無意識に出た言葉だった。
 彼が何かを思い出すように悲しげに目を伏せた時、何故かそう思ったのだ。そんな俺の言葉にまた大きな目をぱちくりと瞬かせたカミーユさんは、困ったような笑顔で頷いた。

「彼は……アルマン殿下は私が幼い頃からの友人であり、第二性がわかってからは婚約者でもあるのです。今でも聖女としての役目を果たしながらも、どうしてかその婚約だけは破棄されずにいます。アルマン殿下は……本当にお優しい方なのです」

 そう言った彼の表情はとても穏やかで慈しみに溢れていた。アルマン殿下を愛おしいと言う気持ちが彼の全てから滲み出ていて、思わず頬が緩む。

 カミーユさんは公爵家の令息だったのだそうだ。
 公爵というとても高い身分を持った貴族でありながら、聖女にならなければならなくなった彼の心を知ることは出来ないが、愛する人をただただ愛おしいと思える彼が眩しく見えた。
 
 きっとアルマン殿下もそんな彼だったからこそ、聖女になっても婚約破棄をせずに、ずっと愛し続けているのかもしれない。

「……カミーユさんは、本当にアルマン殿下のことを愛しているのですね」
「あっ、愛しているだなんてそんなっ……」

 カミーユさんはその美しい顔をこれでもかというくらいに赤く染め上げ、顔を隠すように俯きながらこくりと小さく頷いた。
 
 羨ましいと思った。それと同時にどろりとした黒い感情が体の奥底から沸き上がってくる。
 俺には本当の意味で俺のことを愛してくれる人なんていない――そう思った時、脳裏に一瞬リアムが浮かんだが、すぐに違うと頭が否定した。リアムが「愛している」と言ったのは汚れていない俺なんだから勘違いするなと自分自身に言い聞かせる。胸がきしりと痛んだ音がしたが、聞こえないふりをした。

 それからカミーユさんと他愛ない話をして過ごしていたのだが、突然鳴り響いたバンッという大きな音に、俺達は揃って扉の方を見た。

「お二人とも、落ち着いて聞いてください。今からクロヴィス殿下が地下迷宮に向かうそうです。お二人も準備をして同行してください」


 勢いよく開け放たれた扉から姿を現したのはドミニクだった。左腕にはピクニックにでも行きそうなバスケットを持っている。ちらりと見えたバスケットの中からは白い布が覗いているので、恐らくはドミニクが持ってきたカミーユさんの着替えだろう。

 つかつかと寝台まで歩いていき、カミーユさんに持っていたバスケットを渡したドミニクは、早足に俺の方へと戻ってきた。その表情は険しく、額には汗が浮かんでいる。

「ごめんね、ラウルくん。お疲れのところ申し訳ないんだけど、これを飲んで彼と一緒にアルマン殿下救出に向かって欲しいんだ……頼む」

 その言葉にびくりと身体が震えた。
 それは懇願にも近かったように思う。これ、と渡されたものは魔力回復の上級ポーションだった。他にもポーションが入った麻の肩掛け鞄を渡され、俺は戸惑いながらも頷くしかなかった。

 本当は地下迷宮に探索に行くのならせめてリアムと一緒が良かった、なんて一瞬でも考えてしまった自分に嫌気がさす。
 
 ごくごくと無理やり胃に詰めるようにポーションを飲み切ると、身体の中がカッと熱くなった。使った分の魔力が徐々に戻っていくのを感じ、ほうと息を吐く。
 
 ドミニクの方を見れば今度は着替えの終わったカミーユさんにも同じように、魔力回復のポーションと各種ポーションが入った俺のものと同じ肩掛け鞄を渡していた。
 早足に部屋を出たドミニクの後に続き、俺たちは大聖堂内にある転移部屋まで急いだのだった。



 転移部屋は礼拝室の近くにあった。部屋いっぱいに描かれた大きな転移陣の上にはすでに多くの騎士や魔導騎士達、そしてクラヴィス殿下が立っている。俺たちが来たことがわかったのか、クラヴィス殿下はかつんかつんと音を鳴らしながらこちらに向かってきて、頭を下げた。

「聖女カミーユ、聖女ラウル、疲れているところ申し訳ないが、私と一緒にアルマンを探しに一緒に行って欲しい。頼む」

 俺は皇族であるクラヴィス殿下が聖女とはいえ一平民である俺に頭を下げるなんて、とあたふたしていたが、隣に立つカミーユさんは真剣な眼差しでこくりと一つ頷いただけだった。

 二人が転移陣の中央に向かうのを確認し、遅れないように小走りで追いかける。不意に誰かが驚いたように俺を呼んだ気がしたが、それを確認する前に床に描かれた転移陣が淡い光を放ち、俺たちを包み込んだ。

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