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本編
7話*
しおりを挟む金属の擦れる音、そして冷たい床。
風だろうか、柔い感触が俺の身体をふわりと撫でる感触に俺の意識が僅かに浮上した。
頭がぼんやりと霞む。視界がはっきりと定まらない。
ここはどこだ、と声を出そうとしたが何故か声は出なかった。ひゅうひゅうという隙間風のような音が喉から漏れるだけで、声が出ない。
「目が覚めた?」
項垂れていた頭を上げようとしたが、頭が重くて全く上がらない。開きっぱなしの口から唾液が垂れ、床にシミを作る。ぼんやりと染み込んでいく唾液に、いつもの床ではないことに気付いた瞬間、漸く俺は目を覚ました。
身体を少し動かすと同時に、金属同士が擦れるような音が鳴った。腕を動かそうとしたが、何故か両手共に自由が効かない。重い頭を懸命に持ち上げて顔を上げると、そこにいたのは申し訳なさそうに眉根を下げたドミニクだった。
――そうか……俺は捕まったのか。
そう悟った瞬間、笑いが込み上げてくる。くつくつと笑う姿はさぞ異常だったことだろう。それでもドミニクは何も言わなかった。
あの死にそうなほどの息苦しさはもうないが、代わりに身体の自由を奪われたようだ。頭よりも上の位置に挙げられている手を見れば、繋がれているのは一目瞭然だった。
「ラウルくん、上を向いて」
「……ふ、んっ……んぐ、ごほっごほっ!」
言われた通りに上を向くと唇が塞がれた。薄く開いた唇から口内に入ってきた生温い液体をごくりと嚥下する。もう一度同じように飲み込もうしたが、運悪く気管に入ったようで咽せてしまった。口端からは飲みきれなかった液体が溢れていく。
身体をくの字に折ることもできず、辛い体勢で咳をした為に喉からは再び隙間風のような音が聞こえてきた。
ドミニクは俺の背中を摩ったあと、もう一度唇を重ねた。先程と同じように口移しされた液体を、今度は咽せないように少しずつ嚥下していく。全て飲み終えた頃、唇を離したドミニクは俺の口端についた液体を拭い、額に口付けた。
「君が逃げ出したことを知った上の人達がお怒りになってる。君を躾直すとか言っているけど、俺にはどうすることもできないんだ……ごめん。俺は上からの命令で少しの間この大聖堂を離れるけど、帰ってきたらいっぱい話をしようね。あと……明日の予定だった第三皇子への奉仕は10日後に延期されたよ」
だから恐らく最低でも7日間はこのままだと思う、そう呟かれた声は震えていた。怒りだろうか、悲しみだろうか、俺にはわからない。
それでももう逃げられないと言うことだけは理解した。きっと今回のことで俺の部屋にも対策がされていることだろう。またねと言ったのにこれでは会えないかもしれないと、自嘲が溢れた。
ドミニクは俺を何度も振り返りながら出て行った。
彼が飲ませてくれた液体は治癒用のポーションだったようで、さっきまで全く出なかった声が今なら出せそうだ。まあ声が出せたからと言って何になるかはわからないが。それ以外にもほぼ全ての傷が治ったようで全身から痛みが引いていた。
「……リアムに、会いたいなぁ」
会って特別な何かをするわけじゃない。
他愛ない話をしたり、ご飯を食べたり、一緒に笑い合ってみたり――そんな他愛のない日常を一緒に送ってみたかった。俺はもうここから出ることは叶わないだろうから、せめて夢だけは見させて欲しい。
夢の中で会えるなら、もしずっとここから出られなかったとしても耐えていけるような気がした。
いつの間にか眠っていたようだ。残念ながら夢の中でもリアムに会えなかったが、いつかは夢で会えることを信じて今は耐えるしかない。
ふと周囲に人の気配を感じて顔を上げると、そこにいたのは能面のような白い仮面を付けた三人の司教と思わしき人間達だった。真っ白な仮面には当たり前のように表情はなく、君の悪い雰囲気を醸し出している。視界に入れた瞬間、喉から引き攣ったような音が出た。
目の前にいる全員が体型が隠れるような服を着ているせいで男なのか女なのかも判別がつかないが、恐らくアルファだろうということだけはわかった。初めてドミニクに抱かれた日から、なんとなくではあるが相手がアルファかどうかがわかるようになっていた。それが何を意味するのかは、学も経験もない俺にはわからない。けれど確かにアルファ特有の香りのようなものがする。
「聖女ラウル」
無機質で無感情な声に名前を呼ばれ、びくりと体が震える。魔法で声を変えているのか、とても人間の出す声には聞こえなかった。
白い仮面をつけたうちの一人が一歩前に出る。俺の方へと一歩、また一歩と近づいてくる無機質な仮面から距離を取るように、拘束されてほとんど動かない体を僅かに後ろに引いた。
「く……くるな……っ」
仮面が近づく度に震えが大きくなっていく。カチカチと歯が鳴り、ぶるぶると全身が震える。あと一歩で触れ合うという時、仮面の人はふと歩みを止めた。
怖いのに、いや怖いからこそ相手から目が離せない。恐る恐る視線を少し上げて仮面の目の部分を見ると、きらりと光る瞳とかち合った。中身は人間であるはずなのに、つけている仮面と同様、そこにあったのは無機質ながらも宝石のように瞳。不思議とその瞳から目が離せなくなる。
「……あ……」
その瞳を見ていると不思議なことに震えが止まり、恐怖が身体の中から消えていくような感覚が全身を包み込んだ。
白い仮面をつけたその人は俺の目の前にしゃがみ込み、白い手袋をつけた右手でそっと俺の頬を撫でる。その手は少し下に下がり、俺の顎を優しく持ち上げた。だんだんと近づいてくる白い仮面に逃げようとする意思すら働かず、気づけば俺の唇は白い仮面の口の部分と重なっていた。
魔力が流れてくるようなそんな感覚が全身を駆け巡る。これは光属性の魔力だろうか?体内に入ればそれなりに魔力属性を感じることも可能だが、生憎光属性と闇属性だけは出会ったことがないから曖昧だ。でも魔力が流れてくる前に見えた無機質な瞳が金色に輝いていたから、恐らく光属性だろう。
「聖女ラウル、今から貴方には8日間、大聖堂に対して奉仕をしていただきます。第三皇子への奉仕までに貴方を教育する為ですので……我々を恨まないでくださいね」
今まで微動だにしなかった仮面二人のうちの片方が、無機質な声でそう告げた。その言葉に俺は何も反応を示さなかった――いや、示すことができなかったとでもいうべきだろうか。
頭は霞が掛かったようにぼんやりとし、体は指先を動かすこともままならないほどに重く感じる。今は顎を持ち上げられているので顔を上げていられるが、その支えがなければ恐らく項垂れていただろう。
目の前の白い仮面の人が何かを呟くと、白い仮面が解けるように消えていく。しかし素顔は晒されているはずなのに、何故かモザイクでも掛かっているかのようにその顔を認識することができない。
だがこれで漸く無機質な瞳から視線を外すことが出来た。
「……シス、これを飲ませて」
「わかった」
白いローブの中から取り出した瓶の蓋を開けて渡されたものを、シスと呼ばれた人はこくりと頷きながら受け取る。シスは瓶の中身を煽るように口に含むと、その口で俺の口を塞いだ。
シスの口から俺の口内へと瓶の中身が流し込まれる。初めは飲み込まないようにしていたが、気付いたシスが俺の鼻を摘んだ。息が苦しくて、無意識に喉を上下させながら嚥下してしまった。シスは口の中が空っぽになるのを確認してから、同じように俺の口内に流し込んでいく。
そうして何度も繰り返すうちに瓶は空っぽになり、口端から溢れた以外は全て俺の腹に収まった。
「では、私はこれで失礼します。あとは頼みましたよ、シス、ユイット」
「ああ、任せておけ」
「了解でーす!あ、でもカートルさんもまた来てくださいね?」
「……気が向いたらね」
そう言ってカートルと呼ばれた仮面の人は踵を返して部屋から出て行った。足音が遠ざかっていくのを確認した二人はお互い顔を見合わせて頷き合い、ユイットと呼ばれた人はシスと同じように俺の近くにしゃがみ込んだ。
「本当に可愛い顔してますね、この子。まだ16でしょ?末恐ろしいというかなんというか」
「……そうだな」
「……んっ……ぁ……」
くすくすと笑いながらユイットは俺の胸を優しく撫でた。わざと乳首に触れないようにしながら撫で回してくる手に、全身がむずむずする。先程飲まされた液体が何だったのだろう。身体が火照ってきたのか額には薄らと汗が滲み、呼吸が乱れていく。
衣擦れの音が聞こえて視線を上げると、シスが白いローブを脱ぎ、ズボンと下着を下ろしているところだった。天を向いて反り勃つ大きくて硬い男根が目の前に現れ、ごくりと喉が鳴る。
「舌を出して口を開け」
「あ……んむっ……ん、む……」
体は何故かシスの言うことを聞いて、俺の意思とは関係なく舌を出していた。薄く唇を開き、そこから半分程出した舌にシスの立派な男根の先端が乗せられる。舌を滑るように進んでいくシスの男根は、薄く開いた口を徐々に広げていくように咥内へと入ってくる。まだ半分ほどしか入っていないにも関わらず、口の中はもういっぱいだった。
「動かすぞ……っ」
「んん、んむ……ん、んぐ……っ」
後頭部を抑えられながら腰を動かされ、シスの大きな陰茎が喉の奥を突く度にあまりの苦しさに呻いてしまう。じゅぽじゅぽと音を立てて抽挿を繰り返し、口の中で質量が増したかと思えばぐっと頭を押さえつけられた。喉の奥に勢いよく当たる熱に、苦しくて涙が溢れる。
シスの大きな陰茎と吐き出された熱を舌で押しやるようにして咥内から押し出そうとするが、逆に押し込まれてしまってごくりと飲んでしまった。何度か抽挿した後、口から糸を引きながら陰茎が引き摺り出され、俺はげほげほと咳き込んだ。胃が気持ち悪い。
「ごほっ、う、おえぇ……っ」
飲んでしまった精液をすぐにでも吐いてしまいたかったが、唾液が出るだけで吐き出すことは叶わなかった。俺の唾液に塗れたコンクリートの床を、息を整えながらぼんやりと見つめる。ぐったりと項垂れる俺の脇に手を入れてぐっと抱き上げられる。シスの大きな手が俺の腰を支えるように回され、唇が重なった。
「……ふぁ……んんっ」
口の端から流れた唾液を舐めた舌が口内に押し入り、俺の舌を絡めとる。じゅるじゅると音を立てながら舌の根から舌先へと吸い上げられ、その痺れるような快感に身体がぶるりと震えた。
さっきまでずっと俺の胸を触っていたユイットが背後から俺の腰を掴んだことで小さく腰が跳ねた。お尻の肉を左右に割られ、顕になった穴に冷たくてとろりとした液体がかけられる。液体を纏いながらユイットの細い指がくちゅくちゅと孔の縁を解すように動いた後、つぷりと中に入っていった。
オードリックによって暴かれてから日も浅いからか、指はすんなりと中へと入っていき、二本目も入ったところで指が胎内から出ていった。
相変わらずシスは俺の舌を舐めたり、吸ったり、甘噛みしたりと唇を重ねたままだ。唯一認識できる無機質な瞳と視線が合うと、先ほどには感じられなかった熱が感じられるようになっていた。薄らと涙の滲む目でその瞳をぼんやりと見つめると、シスの瞳がぎらりと光る。
「ふあ、んっ……んむ……んあぁッ……?」
後孔の縁にざらりとした熱が触れ、びくりと跳ねた。お尻に挟まるような温かさとちゅぷ、ちゅぱという音が背後から聞こえたことで、そのざらりとした感触がユイットの舌だということがわかり、身体が熱くなる。
舌が縁をなぞるように動いたあと、舌先が後孔を割り開いていくように入っていく。舌先が出たり入ったりするたびに体は小さく痙攣し、足はぷるぷると震え出した。俺の足に力が入っていないことがわかったのか、腰に回されたシスの腕に力が籠る。
ちゅぷと音を立てて舌が出ていくと、すぐに何かが後孔に宛てがわれる。それがユイットの陰茎だとわかる前に、ずちゅんっと音を立てて一気に突き立てられた。衝撃に俺は目を見開いた。視界がちかちかと瞬いて頭が真っ白になり、びくびくと痙攣する。
「――……ッ!……っ、……!」
「きっつ……ははっ、イっちゃった?」
楽しそうに笑いながら、ユイットは俺の腰を掴みながら強く穿つように腰を打ちつける。嬌声は全てシスの口の中に消え、聞こえるのはじゅぷじゅぷという水音と、陰茎が抽挿される度にパンッパンッと肌と肌がぶつかる音だけ。立ったままという不安定な体勢でありながら未だ倒れずにいられるのはシスが支えてくれているからだろう。
激しい突きに目の前がちかちかとする。抵抗しようとして腕を動かそうとしても、鎖で繋がれた両腕はじゃらじゃらと金属音を鳴らすだけだった。
段々とユイットが打ち付ける速度が上がっていき、俺の胎内で質量を増したユイットは最奥を突いた瞬間に弾けた。びゅるるっと奥へと注ぎ込まれる熱に震えが止まらない。
ずるりと陰茎を引き抜いたユイットは、すぐに俺の腕についている鎖を持ち上げて長さを変えていく。俺の身体は引き上げられるように、どうやっても座り込めない高さに調整された。それを待っていたかのように、ずっと重なっていたシスの唇が離れていく。
「んは、ぁっ……はぁ、ん……」
「次シスが後ろで俺前ね?ラウルちゃん、まだまだ楽しもうね?」
「は、ぁんッ!や、ああっ……やめ……ッ」
シスの大きな骨張った手が俺の腰を掴み、ユイットの出した精液と俺の腸液で濡れた場所に、凶悪なほどに大きな男根が宛てがわれてふるりと震える。一気にカリの部分まで入ったかと思えば、俺の前でしゃがみ込んでいたユイットが徐に俺のふるふると震える陰茎を口の中に収めたので、悲鳴のような喘ぎが出た。
涙が眦から溢れ、頬を伝って落ちていく。開いた口からは絶えず溢れる唾液が、しゃがんで俺の陰茎を咥えるユイットの肩に落ちた。
「ラウルちゃんのおちんちん、ちっちゃくて可愛い。ほら俺が咥えただけでこうやって起き上がってくるなんて、おちんちんは正直だね?」
「やあぁっ……んんっ、は……あうっ」
俺の羞恥を煽るためか、俺の状態をくすくすと笑いながら説明してくるユイット。話している間もずっと手は俺の陰茎を上下に扱いているせいで、ずっと喘ぎっぱなしだ。
「シスはもう挿れた?」
「まだ先端しか入っていない。これから挿れるところだが……とぶなよ?」
そう言ったシスは、先端を腹側に押し当てながら一気に奥まで押し進む。脳天から足先まで突き抜けるような快感が襲い、弓形に背中を逸らしながら声もなく絶頂を迎えた。
「――……ッ!……らめ、も……おく、らめぇ……ッ」
奥に辿り着いてもまだ奥へと進もうとするシス。呂律の回らない口を必死に動かして止めようとするが、無情にもシスは奥へ奥へと進んでいく。ぐっ、ぐっと奥を押し込められるように突かれ、その度に喉から悲鳴のような嬌声が上がった。
苦しいのだと、これ以上は無理だと身体が訴えている。やめてほしい、もう無理だと頭を横に振って必死に伝えるが、シスには届かない。
「う……くっ」
「んぐっ……あ、あぁ……らめ、っ……やら、ぁ――……ッ!」
ぐぽんっと奥のさらに奥、最奥に入った時、恐らく一瞬意識が飛んだ。目の前はちかちかと瞬き、頭はふわふわとしている。シスは激しく強く腰を打ちつけ続け、やがて胎内が熱で満たされていった。入りきらなかった熱は後孔から溢れ、大腿部を濡らしていく。
――そうして俺は、堕ちた。
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