冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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思い出して (水月×アキ・セイカ ミタマ+フタ)

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あっという間にアキに脱がされてしまった。自分とは違う体温の肌に肌を擦り合わせる感覚が心地よくて、アキを抱き締めて兜合わせも兼ねて身体を揺らしていたが、アキは俺の手を振り払った。

《そういうのいいから早くケツにくれよぉ!》

「鳴雷、そういうのいいから早く入れてくれって」

「ねぇみつきぃ、裸で何してんの? お風呂入んの? その前にこれ外してよ~」

「……コンちゃん、デニム越しでいいからフタさんのお尻の穴ぐりぐりしてあげてくれる? デニム硬くて指じゃ痛かったら足の親指でもいいから」

「分かった……む、縄が邪魔じゃのぅ」

「避けられない? そんなにキツくは縛ってないんだけど」

「やってみよう。うーむ……なかなかズレんな…………ふんっ! よし、何とかなったぞぃ」

フタの背後を覗き込んでみる。ミタマはデニム越しにフタの尻の割れ目を開くように両手で左右それぞれの尻肉を鷲掴みにし、親指で穴を狙った。

「この辺かのぅ」

「多分……どうですかフタさん」

「何してんのぉ? お尻触ってんの誰、見えない……みつき、じゃないよね」

「コンちゃんですよ」

「コンちゃん……? やめてくんないかなぁ、それなんかやだ」

やめちゃダメだよと気持ちを込めてミタマを見つめると、彼は細い瞳を更に細くして微笑んだ。意地悪な笑顔だ。

《兄貴ぃっ、悪かったって……好きなだけハグしていいからほっとかないでくれよ》

ぐいっと腕を引っ張られ、泣きそうな赤い瞳で見つめられる。

「っと、ごめんなアキぃ」

翻訳を待つまでもなく放ったらかしにされた恨み言を言っているのだと悟り、白く柔らかい髪を撫でて宥めた。

「ぎゅってしたりなでなでしたり、乳首で焦らしたりしたいんだけど……フタさん焦らしてるのにアキまで焦らしちゃ流石に時間がかかり過ぎるよなぁ。縛ってないアキ焦らすと最悪足払い押し倒しからの逆レイプコースだし」

潤んだ目尻に何度もキスを落とす。そのうちアキは笑顔に戻った。

《兄貴ハグ好きだよな。ガキっぽぉ……ふふ》

「機嫌直ったか? じゃ、えっちしよっか。ほぐせたらすぐ入れてやるから、お兄ちゃん転ばせて乗っかったりしちゃダメだぞ。じゃ、今から言う体勢になってもらえるか……翻訳頼める? セイカ」

「はいはい……」

呆れたような表情でノートパソコンから目線を外す。

「俺がここに座るから、俺に向かい合わせに膝立ちになって……って伝えてくれ」

「ん」

「後、ノーパソ太腿に置いてると低温やけどのリスクあるから気を付けろよ」

「……分かった」

翻訳を終えるとセイカは素直にノートパソコンをベッドに下ろし、うつ伏せに寝転がって操作し始めた。

《いい趣味してるなぁ、兄貴》

フタの前に胡座をかくと、その俺の前にアキが膝立ちになる。背後に居るフタを確認し、俺の意図を察したのかアキはニヤリと笑った。

「恥ずかしくないか? アキの可愛いとこ拡げちゃうぞ」

《縛って焦らしまくった上に見せつけセックスなんて、マジでイジメまくるじゃん? フタってリューと似た趣味な感じ?》

ツンと上を向いた形のいい尻を鷲掴みにし、その筋肉質な弾力を楽しむ。割れ目を開き、後孔をフタとミタマに晒す。アキに恥ずかしがる様子はなく、楽しそうな笑みを浮かべたままセイカに何か呼びかけた。

《スェカーチカ! アレ頼む!》

《はいはい……》

セイカはベッド脇の収納をまさぐり、ローションボトルをこちらに転がした。

「あっ……忘れてた。ありがとうセイカ、また盛り上がってからローション取りに行かなきゃならなくなるとこだったよ」

「兄弟揃って片手しかないヤツをコキ使うなよ」

テディベアを枕代わりにしているセイカはアクリルの毛並み越しにジトっとした目でこちらを睨む。

「はは……ごめんごめん」

ローションを右手に垂らし、馴染ませながら軽く謝る。

「にぃに、はやくするです」

「あぁ、ごめんな待たせて。いっぱい気持ちよくしてやるからな~」

《ひっ……!? 冷てぇなちくしょう》

左手で割れ目を開き、温めていないローションが絡んだ右手中指をアキの後孔に押し付ける。何度抱いても、何時間と抱き続けたとしても、次の日には処女同然の締まりを回復させているアキの穴。

「んっ……にゃ、ぁ……んんっ! はぁ……にーに、にーにぃ……」

しかし処女同然なのは締まりの良さだけ。腸壁の柔らかさは熟れた者のソレだ。とろけて絡み付く熱い秘肉が中指に絡み付いてくる。指を挿入したばかりなのにこんなに反応がいいのは、フタを共に責めたことで興奮が高まっていたからだろうか。

「……ぁ、コンちゃん、軽く言葉責めもしといてよ。出来たらでいいから」

「承ったのじゃ~」

先程からずっと、フタは俺を呼んでいる。何してるのだとか、これほどいてだとか、暑いだとか、勃ち過ぎて痛いだとか。答えずにいるとフタは嫌わないでと泣き出しそうな顔をするが、すぐに忘れてまた同じ呼び掛けをして、そしてまた無視されていることに傷付いて──ずっと繰り返している。胸が痛くなってきたのでフタの相手はミタマに任せることにした。

「見とるかふーちゃん、あーちゃんの尻」

「うん……? 見てるけどぉ……」

「あぁやってぐっちゅぐちゅされるとのぅ、気持ちええんじゃ。心当たりあるじゃろ?」

ミタマは左手をフタの尻に残したまま、右手で彼の下腹を押した。

「んっ……何ぃ、お尻とお腹ぐにぐにしてさぁ~……嫌なんだって、ほんとに……ねぇ~」

「みっちゃんに抱かれたことがあるんじゃろ? 知っとるはずじゃ、ここの快感を。あーちゃんが今味ぉうとるモンを」

フタが静かになった。吐息を揺らし、抵抗をやめてミタマの手が与える鈍い快感に身を任せ始めた。

「頭で覚えられんでも、身体は覚えとるか。うむうむ、痛みと快楽は刻まれるものな」

ぐりぐりとフタの下腹を縄の隙間から虐めながら、ミタマは目を愉悦に細め、尻を触るのをやめて首を掴んだ。

「ヌシに切られた痛みもよぉく覚えとる。全くワシは首運が悪いようじゃ、少し前に糞餓鬼共に砕かれてのぅ……アレも痛かった。くふ、くふふっ……のぅ、ふーちゃん。みっちゃんの愛しい男よ、そうでなければ祟っていたところじゃ。みっちゃんの愛に感謝し、みっちゃんの愛に溺れ、淫らを極めその肉を捧げるがいい」

「…………ぅ、ん……そぉする」

フタが難しい言い回しかつ長文だったミタマの言葉を理解出来たとは思えない。いや、言霊とやらが何か作用しているのだろうか? ミタマが力を込めて話せば日本語だろうとアキに意味が伝わるように、フタにも話の意図するところだけが脳ではなく心に染み込んだとか……やめよう、どうせ考えても分からない。気になるなら後でミタマに聞けばいい、俺は今はアキだけに集中していよう。
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