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冷たい愛撫 (水月×サキヒコ)
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陰茎を飛び出させるとサキヒコは俺に視線を戻し、コホンと咳払いをした。決して先程までのとぼけた発言を掘り返すなと、そう言われている気がした。
「じゃあサキヒコくん、とりあえず──」
「待てミツキ。急がなくてはならない今、最も早く出せる手順を選ばねばならず、そしてそれはミツキ自身が一番よく分かっているのだろうとは思う」
「う、うん……?」
「だが、ミツキよ。私はこれまでずっとミツキの背後に居たのだ、雨の日も風の日も……一晩中交尾を続けた日も幾人と乱交をしていた日も。ミツキ、私に指示は必要ない、私に全て任せてもらおう!」
「……! そっか、色々教えないとと思ってたけど……サキヒコくんは全部見てたんだったね……えっめっちゃ恥ずかしい、改めて実感する度恥ずかしいな背後霊って」
しかし背後から俺と彼氏の睦み合いを観察していたとはいえ、見ただけで上手く出来るものだろうか?
「では、始めるぞ……」
サキヒコはまず自身の髪を耳にかけた。普段隠れている形のいい小さな耳が見えたことで俺は非常に昂る、前言撤回だ、観察の成果は素晴らしい。
「ん……」
次にサキヒコは自身の手のひらに唾液を垂らした。とろとろと溢れる透明なそれに俺の興奮は更に高まり、俺の陰茎からも透明な液体が迸る。
「さ、触るぞ……力加減などに注文があればすぐに言うように」
濡れた手が恐る恐る俺の陰茎を握る。
「むっ……想像以上にしっかりとしているな、もう少し頼りない器官だと思っていたのだが……骨も筋肉もないとは信じられん」
サキヒコの手は小さく、俺の巨根を片手で掴むことは出来ない。だから両手できゅっと握って扱いてくれているのだが、何とも言えない背徳感がある。彼の年齢を思い浮かべていなければ犯罪感で萎えてしまいそうだ、彼の年齢を心の中で唱えていると至高の合法ショタっぷりに興奮が高まる。
「……あぁ、色々と言わねばならんことを忘れていた」
「んっ……何?」
「えぇと……ミツキのおっきー、ふとーい、かたーい、たくましー」
「ちょっと待って、棒読み過ぎ。内容的にはすごく興奮するんだけど棒読み過ぎていや待てよこの棒読み感逆にイイ……!? 義務的に俺を興奮させようとしてるけど嫌々だから感情がどうにも入らない的な……!」
「い、嫌々などではない! くっ……やはり心底からの感想でなくては、言葉だけでは駄目なのか……しかしミツキよ、確かにミツキのこれはとても立派なのだろうが……私は男性器に触れるのは初めてなのだ、私は背が低いから自分のモノは平均の参考にならないし……大きさですらそうなのに、硬さやたくましさなど…………ミツキ? なんだか、大きくなっている気がするが」
「そんな初々しいこと言われたらバッキバキになるに決まってるじゃん!?」
「滑りが足りなくなってきたぞ。んー……幽霊だからとて、唾液の分泌が自在になるという訳でも……んむんむ……ないと言うのに……」
もごもごと口を動かして唾液の分泌を促しながら話したサキヒコは、再び口を開け赤い舌を垂らして俺の陰茎に唾液を絡ませた。
「よしよし、十分な滑りだな」
「んっ……ぅ……」
「気持ちいいか?」
「かなり……」
サキヒコの手はとても冷たい。冷え性なんてレベルじゃない、幽霊の手は熱を奪う。けれどこの冷たさがまた心地いい。冷たい手に冷たい唾液を使ってぬるぬると陰茎を撫で回される、それには生きた人間の愛撫では絶対に手に入らない快感がある。
「……っ、ふ……ぅ……」
「うぅん……決め手が足りないようだな。あぁ、確かミツキはこういうのも好きだったな? ずっと見ていたんだ、知っているぞ」
ぷにっ、と柔らかな頬が亀頭に触れる。サキヒコは陰茎の幹部分を両手で扱きながら、ぷにぷにほっぺを亀頭に擦り付け始めた。突然の素晴らしい光景と先端に与えられる刺激に足が震える。
「くっ……ぅ、うぅ……!」
「ミツキはよく私の頬をつついて遊んでいるものな。ふふ……ほら、ミツキ、私の顔や髪を汚すなど気にしなくていいのだ。顔でも、髪でも、服でも、ミツキの好きなところで放つがいい」
「……っ、ん…………出るっ……!」
どびゅるるっ……と吹き出た精液はサキヒコのオカッパ髪の内側を汚した。頬に擦り付けていたのだから当然そうなる。
「はぁっ……はぁ…………ご、ごめん、髪……っていうか耳、塞がっちゃって。大丈夫?」
小さな耳は白濁液の下にすっかり隠れてしまった。
「問題ない。一度霊体化すれば……」
すぅっとサキヒコの姿が消え、俺の精液がぼたぼたと床や椅子に落ちる。
「……この通り、現世の物質は私から離れる」
俺の隣に姿を現したサキヒコはふふんっとこの上ないドヤ顔をかましていた。
「…………ここ職場の更衣室だから汚しちゃうの困るんだけど」
「……あっ」
「床だけならまだしも椅子はヤバいよ椅子は~! うっそこれ大丈夫かな染み込まないかなぁ! 合皮っぽいし大丈夫かなぁ!」
俺はズボンを上げることも忘れてティッシュを取り出し、椅子に付着した精液を必死に拭い取った。
「す、すまないミツキ……今度から拭きやすいところで霊体化する」
「そうしてぇ! まぁそれはそれとしてありがとね手コキ超よかった顔コキなんてもう最高だった……! またして欲しい……」
「あっ、そ、それはもちろん、いつでも!」
無駄に射精量が多かったため全て拭い取るのに時間がかかり、職場に着いていたのにほんの少しだけ遅刻した。
「じゃあサキヒコくん、とりあえず──」
「待てミツキ。急がなくてはならない今、最も早く出せる手順を選ばねばならず、そしてそれはミツキ自身が一番よく分かっているのだろうとは思う」
「う、うん……?」
「だが、ミツキよ。私はこれまでずっとミツキの背後に居たのだ、雨の日も風の日も……一晩中交尾を続けた日も幾人と乱交をしていた日も。ミツキ、私に指示は必要ない、私に全て任せてもらおう!」
「……! そっか、色々教えないとと思ってたけど……サキヒコくんは全部見てたんだったね……えっめっちゃ恥ずかしい、改めて実感する度恥ずかしいな背後霊って」
しかし背後から俺と彼氏の睦み合いを観察していたとはいえ、見ただけで上手く出来るものだろうか?
「では、始めるぞ……」
サキヒコはまず自身の髪を耳にかけた。普段隠れている形のいい小さな耳が見えたことで俺は非常に昂る、前言撤回だ、観察の成果は素晴らしい。
「ん……」
次にサキヒコは自身の手のひらに唾液を垂らした。とろとろと溢れる透明なそれに俺の興奮は更に高まり、俺の陰茎からも透明な液体が迸る。
「さ、触るぞ……力加減などに注文があればすぐに言うように」
濡れた手が恐る恐る俺の陰茎を握る。
「むっ……想像以上にしっかりとしているな、もう少し頼りない器官だと思っていたのだが……骨も筋肉もないとは信じられん」
サキヒコの手は小さく、俺の巨根を片手で掴むことは出来ない。だから両手できゅっと握って扱いてくれているのだが、何とも言えない背徳感がある。彼の年齢を思い浮かべていなければ犯罪感で萎えてしまいそうだ、彼の年齢を心の中で唱えていると至高の合法ショタっぷりに興奮が高まる。
「……あぁ、色々と言わねばならんことを忘れていた」
「んっ……何?」
「えぇと……ミツキのおっきー、ふとーい、かたーい、たくましー」
「ちょっと待って、棒読み過ぎ。内容的にはすごく興奮するんだけど棒読み過ぎていや待てよこの棒読み感逆にイイ……!? 義務的に俺を興奮させようとしてるけど嫌々だから感情がどうにも入らない的な……!」
「い、嫌々などではない! くっ……やはり心底からの感想でなくては、言葉だけでは駄目なのか……しかしミツキよ、確かにミツキのこれはとても立派なのだろうが……私は男性器に触れるのは初めてなのだ、私は背が低いから自分のモノは平均の参考にならないし……大きさですらそうなのに、硬さやたくましさなど…………ミツキ? なんだか、大きくなっている気がするが」
「そんな初々しいこと言われたらバッキバキになるに決まってるじゃん!?」
「滑りが足りなくなってきたぞ。んー……幽霊だからとて、唾液の分泌が自在になるという訳でも……んむんむ……ないと言うのに……」
もごもごと口を動かして唾液の分泌を促しながら話したサキヒコは、再び口を開け赤い舌を垂らして俺の陰茎に唾液を絡ませた。
「よしよし、十分な滑りだな」
「んっ……ぅ……」
「気持ちいいか?」
「かなり……」
サキヒコの手はとても冷たい。冷え性なんてレベルじゃない、幽霊の手は熱を奪う。けれどこの冷たさがまた心地いい。冷たい手に冷たい唾液を使ってぬるぬると陰茎を撫で回される、それには生きた人間の愛撫では絶対に手に入らない快感がある。
「……っ、ふ……ぅ……」
「うぅん……決め手が足りないようだな。あぁ、確かミツキはこういうのも好きだったな? ずっと見ていたんだ、知っているぞ」
ぷにっ、と柔らかな頬が亀頭に触れる。サキヒコは陰茎の幹部分を両手で扱きながら、ぷにぷにほっぺを亀頭に擦り付け始めた。突然の素晴らしい光景と先端に与えられる刺激に足が震える。
「くっ……ぅ、うぅ……!」
「ミツキはよく私の頬をつついて遊んでいるものな。ふふ……ほら、ミツキ、私の顔や髪を汚すなど気にしなくていいのだ。顔でも、髪でも、服でも、ミツキの好きなところで放つがいい」
「……っ、ん…………出るっ……!」
どびゅるるっ……と吹き出た精液はサキヒコのオカッパ髪の内側を汚した。頬に擦り付けていたのだから当然そうなる。
「はぁっ……はぁ…………ご、ごめん、髪……っていうか耳、塞がっちゃって。大丈夫?」
小さな耳は白濁液の下にすっかり隠れてしまった。
「問題ない。一度霊体化すれば……」
すぅっとサキヒコの姿が消え、俺の精液がぼたぼたと床や椅子に落ちる。
「……この通り、現世の物質は私から離れる」
俺の隣に姿を現したサキヒコはふふんっとこの上ないドヤ顔をかましていた。
「…………ここ職場の更衣室だから汚しちゃうの困るんだけど」
「……あっ」
「床だけならまだしも椅子はヤバいよ椅子は~! うっそこれ大丈夫かな染み込まないかなぁ! 合皮っぽいし大丈夫かなぁ!」
俺はズボンを上げることも忘れてティッシュを取り出し、椅子に付着した精液を必死に拭い取った。
「す、すまないミツキ……今度から拭きやすいところで霊体化する」
「そうしてぇ! まぁそれはそれとしてありがとね手コキ超よかった顔コキなんてもう最高だった……! またして欲しい……」
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