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霊を紹介 (水月+アキ・セイカ・ミタマ・サキヒコ)
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帰宅! しかし家には誰も居ない、母は義母とデートかな? アキとセイカは部屋だろう。ダイニングの大きな窓から庭に出て、そのまま真っ直ぐアキの部屋へ。
「ただいまぁ~」
アキは片手で筋トレ用に取り付けられた鉄の棒にぶら下がっていた。懸垂中のようだ、ちなみにもう片方の手はセイカを抱えていた。
「おかえり……」
完全に脱力した様子のセイカが顔を僅かに上げた。
「……! おかえり、です! にーにぃ」
「おぅ、ただいまアキ。筋トレ中か? セイカは……重り?」
懸垂をやめたアキはベッドを背にして座り、下ろされたセイカは義足を外してベッドに立てかけ、倒れ込むようにアキの膝の上に座った。アキはセイカを優しく受け止めたて座らせたが、彼ほどの反射神経や腕力のない俺では俺もセイカも痛みしか得られなさそうだな。
「うん、重り……しかし朝帰りか、今日は霞染と約束あるんじゃなかったのか?」
「あぁ、昼から来てくれる予定だよ」
アキとセイカの向かいに胡座をかく。愛しい恋人二人に正面から見つめられるのはいい気分だ。
「……予定ギッチギチだな、お前」
そりゃ彼氏が大勢居るからな、俺の身は一つなのだから予定ギチギチなのは当然だ。
「あぁそうだ、見てくれよ二人とも。サキヒコくんがパワーアップして実体化出るようになったんだ! これでみんなと話せるぞ」
「サキヒコ……? あぁ、前言ってた海で拾ってきた幽霊だっけ。分野といいお前なんなんだよ」
《スェカーチカ、兄貴なんて?》
《分野が何かよく分かんねぇバケモンだろ? ああいう人間じゃないのもう一人居るんだってさ》
セイカはアキにもサキヒコのことを説明してくれたようだ。
「サキヒコくん、出ておいで」
肩にヒヤリと冷たいものが触れる。服越しにも感じるこの冷たさは、この冷たい手は、サキヒコのものだ。俺の背後に隠れている。
《……!?》
突然出現したサキヒコに驚いたアキがセイカを膝から下ろし、背に庇って膝を立て臨戦態勢を取る。なんて素早さ、驚いても一瞬も怯まないとは……訓練の成果が透けて見えるな、アキの父親が憎い。
「そう身構えないでよ、サキヒコくんいい子だから」
《……下ろすな。尻痛い。肉少ないんだからな、俺……膝乗せろ》
何を言っているかは分からないが、セイカはアキを宥めているように見える。アキはサキヒコから目を離さないままセイカをベッドに上げた。
「秋風……はぁ、そうじゃねぇよバカ……」
「サキヒコくん出ておいで。顔見せたらちょっとは警戒解けるかも」
膝立ちをして俺の背中にぴったり張り付いたサキヒコは、俺が身体を捻るとそれに合わせて横移動した。
「もぉ……アキ、一回座ってくれ。な?」
サキヒコはよくミタマの背に隠れている姿を見る。同じ年積の人間でも、ネザメの前に立って周囲を威嚇しているミフユとは大違いだ。躾の悪いチワワと臆病なティーカッププードルって感じだな。いや、サキヒコの死ぬ寸前を思えば彼は臆病だけれど忠義はある、じゃあポメラニアンってとこかな。
《秋風、鳴雷が座れってさ》
「あーちゃん、さっちゃんをあんまり怖がらせんでやってくれ」
《うわっ!? はぁ……ったく、クソ。危ねぇとは思ってねぇんだけどよ、てめぇらバケモンは急に消えたり現れたりするから……》
「くふふっ、なんじゃあーちゃん。案外と肝っ玉の小さい男じゃのぅ」
《俺のタマはデケェ。いや、てめぇらは安全そうだと思ってるし、出たり消えたりってのもまぁ、いい。そのうち慣れるだろ。だがよ、てめぇらが居るってことは……てめぇらと似たような力を持った、悪意に満ちたバケモンも居るってことだろ。見えないバケモンに背後からいきなり丸かじりってこともある訳だ。俺は危険過ぎるモノの存在を証明しちまうてめぇらが苦手なんだよ、悪ぃな》
「ふむ……その危険な化け物とやらを恐れるのであれば、尚更ワシらと仲良くすべきじゃ。危ないモノ、恐ろしいモノは、知らねばな。知識を蓄えれば消える恐れもある、昔描かれた数多の妖怪が自然現象として消えていったようにな」
ミタマはセイカを通さずアキと話している。言霊とやらの力で言語の壁まですり抜けているらしい。
「…………」
翻訳の役目を失ったセイカは不機嫌そうだ。通訳は面倒だと常々言っているくせに。
《それもそうだな。襟巻きに諭されんのは癪だがよ》
「誰が襟巻きじゃ! 恐ろしいことを言うな!」
穏やかな態度で強キャラ感を演出していたかと思えば、突然怒鳴って小物感を表す。何なんだ。
「……? マフラーしてるからじゃないのか。秋風、鳥待のことメガネとか霞染のこと女とか呼んだりしてるし……そんなに怒らなくても」
女って……レディとか、お嬢さんとか、そういうニュアンスだよな? おい女ァ! って感じじゃないよな?
「どう考えても狐の毛皮を襟巻きにする件じゃと思うがな」
「えぇ? 被害妄想だよ……そんなマフラー見たことないし。なぁ秋風」
《なんだ、スェカーチカ》
セイカはアキにロシア語で何かを尋ね、目を見開き、それから深いため息をついた。
「……ごめん分野。お前正解。コイツ……秋風、本当にもう、口が悪い」
襟巻き呼ばわりは毛皮扱いがアキの意図するところだったらしい。口が悪いというかジョークの趣味が悪いな。ブラックにも程がある。
「そういえば何でクソ暑いのにマフラーしてるんだ?」
「ん? ほれ」
ミタマはマフラーを引っ張り下げ、首にぐるっと一周ついた傷跡を見せてくれた。大きな傷跡にありがちな縫い跡などはない。
「みっちゃんが治してくれた傷の跡じゃ。目立つかと思うてな」
「真夏なのに着物にマフラーの時点でだいぶ目立ってるけどね。ごめんね綺麗に繋げられなくて」
「ズレとらんだけで十分じゃよ、そんな顔をしないでおくれ。ワシはこれ以上ないほど感謝しとる」
マフラーを締め直し、ミタマはにっこりと微笑む。うーん胡散臭い。
「……さきーこ、です?」
俺達の会話が終わったのを見計らい、臨戦態勢を解き警戒態勢に移ったアキが俺の背後に隠れたサキヒコに話しかける。
「サ、サキヒコ……だ。挨拶が遅れてすまない、貴殿の兄のミツキと交際させていただいている」
「さきーこ……よろしくー、です。ぼく、アキ」
お、自己紹介構文使うのやめたのか。少しは日本語に慣れてきた証かな。
「あぁ、よろしく頼む…………サキヒコ、なのだが」
「……? さきーこ?」
「…………サ、キ、ヒ、コ」
「さ、き、ひ、こ?」
「うむ、サキヒコだ」
「さくぃーこ」
「悪化している! 何故だ、サキヒコだ!」
「さっくぃーこぅ」
原型なくなったきたな。サキヒコの反応がいいからって遊んでいないか? あのニヤニヤ笑顔は怪しいぞ。
「さーきーひぃーこぉー!」
「まぁまぁまぁ……俺スェカーチカだから、ヒが消えるくらいマシな方だろ」
「……愛称だろう、それは」
「ごめんねサキヒコくん、アキ日本語苦手だから……長い目で見てあげて」
サキヒコが反応しなければ飽きて普通に呼ぶようになるだろう。からかいだと教えたらサキヒコは怒りそうだから、それは伏せておこう。嘘も方便だ。
「ただいまぁ~」
アキは片手で筋トレ用に取り付けられた鉄の棒にぶら下がっていた。懸垂中のようだ、ちなみにもう片方の手はセイカを抱えていた。
「おかえり……」
完全に脱力した様子のセイカが顔を僅かに上げた。
「……! おかえり、です! にーにぃ」
「おぅ、ただいまアキ。筋トレ中か? セイカは……重り?」
懸垂をやめたアキはベッドを背にして座り、下ろされたセイカは義足を外してベッドに立てかけ、倒れ込むようにアキの膝の上に座った。アキはセイカを優しく受け止めたて座らせたが、彼ほどの反射神経や腕力のない俺では俺もセイカも痛みしか得られなさそうだな。
「うん、重り……しかし朝帰りか、今日は霞染と約束あるんじゃなかったのか?」
「あぁ、昼から来てくれる予定だよ」
アキとセイカの向かいに胡座をかく。愛しい恋人二人に正面から見つめられるのはいい気分だ。
「……予定ギッチギチだな、お前」
そりゃ彼氏が大勢居るからな、俺の身は一つなのだから予定ギチギチなのは当然だ。
「あぁそうだ、見てくれよ二人とも。サキヒコくんがパワーアップして実体化出るようになったんだ! これでみんなと話せるぞ」
「サキヒコ……? あぁ、前言ってた海で拾ってきた幽霊だっけ。分野といいお前なんなんだよ」
《スェカーチカ、兄貴なんて?》
《分野が何かよく分かんねぇバケモンだろ? ああいう人間じゃないのもう一人居るんだってさ》
セイカはアキにもサキヒコのことを説明してくれたようだ。
「サキヒコくん、出ておいで」
肩にヒヤリと冷たいものが触れる。服越しにも感じるこの冷たさは、この冷たい手は、サキヒコのものだ。俺の背後に隠れている。
《……!?》
突然出現したサキヒコに驚いたアキがセイカを膝から下ろし、背に庇って膝を立て臨戦態勢を取る。なんて素早さ、驚いても一瞬も怯まないとは……訓練の成果が透けて見えるな、アキの父親が憎い。
「そう身構えないでよ、サキヒコくんいい子だから」
《……下ろすな。尻痛い。肉少ないんだからな、俺……膝乗せろ》
何を言っているかは分からないが、セイカはアキを宥めているように見える。アキはサキヒコから目を離さないままセイカをベッドに上げた。
「秋風……はぁ、そうじゃねぇよバカ……」
「サキヒコくん出ておいで。顔見せたらちょっとは警戒解けるかも」
膝立ちをして俺の背中にぴったり張り付いたサキヒコは、俺が身体を捻るとそれに合わせて横移動した。
「もぉ……アキ、一回座ってくれ。な?」
サキヒコはよくミタマの背に隠れている姿を見る。同じ年積の人間でも、ネザメの前に立って周囲を威嚇しているミフユとは大違いだ。躾の悪いチワワと臆病なティーカッププードルって感じだな。いや、サキヒコの死ぬ寸前を思えば彼は臆病だけれど忠義はある、じゃあポメラニアンってとこかな。
《秋風、鳴雷が座れってさ》
「あーちゃん、さっちゃんをあんまり怖がらせんでやってくれ」
《うわっ!? はぁ……ったく、クソ。危ねぇとは思ってねぇんだけどよ、てめぇらバケモンは急に消えたり現れたりするから……》
「くふふっ、なんじゃあーちゃん。案外と肝っ玉の小さい男じゃのぅ」
《俺のタマはデケェ。いや、てめぇらは安全そうだと思ってるし、出たり消えたりってのもまぁ、いい。そのうち慣れるだろ。だがよ、てめぇらが居るってことは……てめぇらと似たような力を持った、悪意に満ちたバケモンも居るってことだろ。見えないバケモンに背後からいきなり丸かじりってこともある訳だ。俺は危険過ぎるモノの存在を証明しちまうてめぇらが苦手なんだよ、悪ぃな》
「ふむ……その危険な化け物とやらを恐れるのであれば、尚更ワシらと仲良くすべきじゃ。危ないモノ、恐ろしいモノは、知らねばな。知識を蓄えれば消える恐れもある、昔描かれた数多の妖怪が自然現象として消えていったようにな」
ミタマはセイカを通さずアキと話している。言霊とやらの力で言語の壁まですり抜けているらしい。
「…………」
翻訳の役目を失ったセイカは不機嫌そうだ。通訳は面倒だと常々言っているくせに。
《それもそうだな。襟巻きに諭されんのは癪だがよ》
「誰が襟巻きじゃ! 恐ろしいことを言うな!」
穏やかな態度で強キャラ感を演出していたかと思えば、突然怒鳴って小物感を表す。何なんだ。
「……? マフラーしてるからじゃないのか。秋風、鳥待のことメガネとか霞染のこと女とか呼んだりしてるし……そんなに怒らなくても」
女って……レディとか、お嬢さんとか、そういうニュアンスだよな? おい女ァ! って感じじゃないよな?
「どう考えても狐の毛皮を襟巻きにする件じゃと思うがな」
「えぇ? 被害妄想だよ……そんなマフラー見たことないし。なぁ秋風」
《なんだ、スェカーチカ》
セイカはアキにロシア語で何かを尋ね、目を見開き、それから深いため息をついた。
「……ごめん分野。お前正解。コイツ……秋風、本当にもう、口が悪い」
襟巻き呼ばわりは毛皮扱いがアキの意図するところだったらしい。口が悪いというかジョークの趣味が悪いな。ブラックにも程がある。
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「ん? ほれ」
ミタマはマフラーを引っ張り下げ、首にぐるっと一周ついた傷跡を見せてくれた。大きな傷跡にありがちな縫い跡などはない。
「みっちゃんが治してくれた傷の跡じゃ。目立つかと思うてな」
「真夏なのに着物にマフラーの時点でだいぶ目立ってるけどね。ごめんね綺麗に繋げられなくて」
「ズレとらんだけで十分じゃよ、そんな顔をしないでおくれ。ワシはこれ以上ないほど感謝しとる」
マフラーを締め直し、ミタマはにっこりと微笑む。うーん胡散臭い。
「……さきーこ、です?」
俺達の会話が終わったのを見計らい、臨戦態勢を解き警戒態勢に移ったアキが俺の背後に隠れたサキヒコに話しかける。
「サ、サキヒコ……だ。挨拶が遅れてすまない、貴殿の兄のミツキと交際させていただいている」
「さきーこ……よろしくー、です。ぼく、アキ」
お、自己紹介構文使うのやめたのか。少しは日本語に慣れてきた証かな。
「あぁ、よろしく頼む…………サキヒコ、なのだが」
「……? さきーこ?」
「…………サ、キ、ヒ、コ」
「さ、き、ひ、こ?」
「うむ、サキヒコだ」
「さくぃーこ」
「悪化している! 何故だ、サキヒコだ!」
「さっくぃーこぅ」
原型なくなったきたな。サキヒコの反応がいいからって遊んでいないか? あのニヤニヤ笑顔は怪しいぞ。
「さーきーひぃーこぉー!」
「まぁまぁまぁ……俺スェカーチカだから、ヒが消えるくらいマシな方だろ」
「……愛称だろう、それは」
「ごめんねサキヒコくん、アキ日本語苦手だから……長い目で見てあげて」
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