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早く抱いてってば
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高級ホテルの豪華な一室、広いベッドの上で、190センチ超の長身かつ筋骨隆々の肉体を持つ男が二人、あられもない姿で俺の言いつけ通り乳首を弄り自慰に耽っている。
「ん……はぁ…………鳴雷さん、そろそろ……」
「水月ぃ……まだ? 早く抱いてよ……」
一人はスーツを乱してシャツガーターやソックスガーターを見せつけて、もう一人はタートルネックのシャツは着たまま下半身裸になって、俺を求める。
(何これ、夢……?)
俺は夢を見ているのかもしれない。頬っぺたつねってみよ、あっ痛い、現実だわこの光景。
「……じゃあちょっと、お尻弄りやすいようにしてくれる?」
「こうで……いいですか?」
「四つん這いでいい?」
「自分の楽な体勢でいいよ」
ヒトは仰向けのままM字開脚をして太腿の裏に手を添え、サンは四つん這いになって尻を突き出した。
「……サン? 鳴雷さんは私に言ったのですが」
「水月の話ちゃんと聞きなよ、タメ口だったろ? 水月、兄貴には敬語使ってるよね」
「こういう場で外れてしまうのはよくあることです。私が兄なんですから私が先ですよ」
「水月と付き合ったのはボクが先だよ」
俺を奪い合って争う美人を眺めるのはとてもいい気分だが、同時に胃が痛くもなってくる。余裕だとか甲斐性だとか、そういったものが俺にもっとあれば喧嘩を心から楽しんだり簡単に諌めたりも出来るのだろうか。
「二人とも背が高くてイイとこに指が届かないかもしれないから、その時は玩具使うけど……いい?」
「はい」
「もちろん」
「まずはローション入れていくね」
注射器型ローション注入器にローションを装填、まずはサンの方からローションを入れていく。
「サン、ローション入れていくよ」
「冷たい?」
「一応足とか脇に挟んでおいたりはしたけど、あんまり温まってないと思う」
自分が後回しにされたと分かるとヒトは開いた足を手で支えるのをやめ、恨めしそうな目で俺を見つめた。
「ひゃうっ……! んー、冷たいねぇ……」
「ごめんねぇ」
ゆっくりとサンの後孔にローションを注入していく。冷たさのせいか鳥肌が立っていくのが見えた。
「……全部入った?」
ぷるんと揺れる尻には刺青がしっかりと入っている。
「うん、ちょっと待っててね」
ローション注入器にローションを入れ直し、今度はヒトの方へ。
「……サンの方がいいんでしょう」
拗ねたように言いながらもヒトは俺が寄ってすぐに開いた足を手で支え直していた。
「そんな顔しないでください。順位付けなんてしてないんですから……ただ、俺の腕は二本しかなくて、この道具は二本の腕を使う……それだけのことなんです」
「じゃあ……私からでもよかったじゃないですか」
「はい、でもヒトさんからじゃなくてもよかった。そうでしょう? 結果は同じなんです、順番なんて気にしないでください」
ヒトの後孔にもサンと同じようにローションを注ぐ。
「んっ……」
「俺がやることには、順番なんて意味がありません。分かってください……そんな悲しそうな顔しないで」
ローションを注ぎ終えたら頬にキスをしてベッドを離れた。一旦ローション注入器を置いて、使う予定の玩具を取ってベッドに戻った。
「ただいま~」
「……ねぇ水月ぃ」
ベッドに戻って早々不機嫌そうに名前を呼ばれた。
「さっき何かちゅって聞こえたんだけど? 兄貴とキスしたの? ボクはされてないんだけど?」
「ヒトさん拗ねてたから……」
「拗ねてません!」
「ボク今拗ねてまーす。キース、キース!」
仰向けのヒトとは違い、四つん這いのサンにはキスがしにくい。俺は彼の隣に身体を横たえて長い三つ編みを持ち上げ、唇を重ねた。
「機嫌直してくれた?」
「一応ね~」
「じゃあ、もうちょっとこっち寄ってくれる? ヒトさんももう少しこっち来てください」
「……? はい」
仲の悪さを表現しているようにベッドの端と端に寝転がっていた二人を呼び寄せ、肩が触れ合うまで後指二本程度という距離まで縮めさせた。
「なんでこんな兄貴に寄せるのさ~、すっごい不快なんだけど~」
「鳴雷さん……こんなに真ん中に寄せられなくても私はベッドから落ちるようなヘマはしませんよ?」
「俺の腕の長さの問題ですよ」
二人の尻を同時に撫でる。互いの距離が近付いたことに文句を言っていた二人は途端に黙り、微かに尻を震わせて俺の手の次の動きを待った。
「ひっ……ぁんっ!」
「んぅっ……!」
濡れそぼった穴に中指を挿入する。ゆっくりと慎重に、具合を見ながら進めていく。俺は右利きなので左手中指の方は特に気を遣って動かさなくてはならない。ローションにまみれた柔い肉は俺の指を締め付け、揉み、押し返す。
「……っ、あ……はぁっ……水月、水月ぃどう? 抱け、そぉ?」
「鳴雷さん……私は、私はどうですか? 今日こそあなたに抱かれたいんです……」
指を根元まで押し込んでしまえばもう、俺の指を異物として排出しようとする腸壁のうねりはなくなり、奥へと誘うような吸い付きに変わる。
「サン、感度上がったね。開発も本当に進んでる、このままちょっとほぐせば出来そうだよ。吸い付いてきて可愛い、気持ちよさそう。ヒトさんはこの前無理矢理拡げたから、挿入だけなら出来そうですけど……セックスの前にもっと感度上げていきたいですね」
ひとまずは前戯だ。そして前戯のために必要なのは、指ではギリギリ届くかどうかという深い位置に存在する彼らの前立腺を責めるローターだ。
「ん……はぁ…………鳴雷さん、そろそろ……」
「水月ぃ……まだ? 早く抱いてよ……」
一人はスーツを乱してシャツガーターやソックスガーターを見せつけて、もう一人はタートルネックのシャツは着たまま下半身裸になって、俺を求める。
(何これ、夢……?)
俺は夢を見ているのかもしれない。頬っぺたつねってみよ、あっ痛い、現実だわこの光景。
「……じゃあちょっと、お尻弄りやすいようにしてくれる?」
「こうで……いいですか?」
「四つん這いでいい?」
「自分の楽な体勢でいいよ」
ヒトは仰向けのままM字開脚をして太腿の裏に手を添え、サンは四つん這いになって尻を突き出した。
「……サン? 鳴雷さんは私に言ったのですが」
「水月の話ちゃんと聞きなよ、タメ口だったろ? 水月、兄貴には敬語使ってるよね」
「こういう場で外れてしまうのはよくあることです。私が兄なんですから私が先ですよ」
「水月と付き合ったのはボクが先だよ」
俺を奪い合って争う美人を眺めるのはとてもいい気分だが、同時に胃が痛くもなってくる。余裕だとか甲斐性だとか、そういったものが俺にもっとあれば喧嘩を心から楽しんだり簡単に諌めたりも出来るのだろうか。
「二人とも背が高くてイイとこに指が届かないかもしれないから、その時は玩具使うけど……いい?」
「はい」
「もちろん」
「まずはローション入れていくね」
注射器型ローション注入器にローションを装填、まずはサンの方からローションを入れていく。
「サン、ローション入れていくよ」
「冷たい?」
「一応足とか脇に挟んでおいたりはしたけど、あんまり温まってないと思う」
自分が後回しにされたと分かるとヒトは開いた足を手で支えるのをやめ、恨めしそうな目で俺を見つめた。
「ひゃうっ……! んー、冷たいねぇ……」
「ごめんねぇ」
ゆっくりとサンの後孔にローションを注入していく。冷たさのせいか鳥肌が立っていくのが見えた。
「……全部入った?」
ぷるんと揺れる尻には刺青がしっかりと入っている。
「うん、ちょっと待っててね」
ローション注入器にローションを入れ直し、今度はヒトの方へ。
「……サンの方がいいんでしょう」
拗ねたように言いながらもヒトは俺が寄ってすぐに開いた足を手で支え直していた。
「そんな顔しないでください。順位付けなんてしてないんですから……ただ、俺の腕は二本しかなくて、この道具は二本の腕を使う……それだけのことなんです」
「じゃあ……私からでもよかったじゃないですか」
「はい、でもヒトさんからじゃなくてもよかった。そうでしょう? 結果は同じなんです、順番なんて気にしないでください」
ヒトの後孔にもサンと同じようにローションを注ぐ。
「んっ……」
「俺がやることには、順番なんて意味がありません。分かってください……そんな悲しそうな顔しないで」
ローションを注ぎ終えたら頬にキスをしてベッドを離れた。一旦ローション注入器を置いて、使う予定の玩具を取ってベッドに戻った。
「ただいま~」
「……ねぇ水月ぃ」
ベッドに戻って早々不機嫌そうに名前を呼ばれた。
「さっき何かちゅって聞こえたんだけど? 兄貴とキスしたの? ボクはされてないんだけど?」
「ヒトさん拗ねてたから……」
「拗ねてません!」
「ボク今拗ねてまーす。キース、キース!」
仰向けのヒトとは違い、四つん這いのサンにはキスがしにくい。俺は彼の隣に身体を横たえて長い三つ編みを持ち上げ、唇を重ねた。
「機嫌直してくれた?」
「一応ね~」
「じゃあ、もうちょっとこっち寄ってくれる? ヒトさんももう少しこっち来てください」
「……? はい」
仲の悪さを表現しているようにベッドの端と端に寝転がっていた二人を呼び寄せ、肩が触れ合うまで後指二本程度という距離まで縮めさせた。
「なんでこんな兄貴に寄せるのさ~、すっごい不快なんだけど~」
「鳴雷さん……こんなに真ん中に寄せられなくても私はベッドから落ちるようなヘマはしませんよ?」
「俺の腕の長さの問題ですよ」
二人の尻を同時に撫でる。互いの距離が近付いたことに文句を言っていた二人は途端に黙り、微かに尻を震わせて俺の手の次の動きを待った。
「ひっ……ぁんっ!」
「んぅっ……!」
濡れそぼった穴に中指を挿入する。ゆっくりと慎重に、具合を見ながら進めていく。俺は右利きなので左手中指の方は特に気を遣って動かさなくてはならない。ローションにまみれた柔い肉は俺の指を締め付け、揉み、押し返す。
「……っ、あ……はぁっ……水月、水月ぃどう? 抱け、そぉ?」
「鳴雷さん……私は、私はどうですか? 今日こそあなたに抱かれたいんです……」
指を根元まで押し込んでしまえばもう、俺の指を異物として排出しようとする腸壁のうねりはなくなり、奥へと誘うような吸い付きに変わる。
「サン、感度上がったね。開発も本当に進んでる、このままちょっとほぐせば出来そうだよ。吸い付いてきて可愛い、気持ちよさそう。ヒトさんはこの前無理矢理拡げたから、挿入だけなら出来そうですけど……セックスの前にもっと感度上げていきたいですね」
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