冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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雄っぱいサンド

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感度を確かめてみろと言われて、やらない道はない。男ならば、彼氏ならば、即座に手を出す以外の選択肢は存在しないのだ。

「ぁんっ、んふふ……水月ぃ」

下着越しの尻の割れ目に中指をねじ込み、後孔の縁をぐっと押し込んでみると、演技とも本気ともつかない喘ぎ声が頭の上から降ってきた。

「水月、もっと」

甘えた声を上げながらサンは俺の頭を強く抱き締めて、たくましい胸に俺の顔を擦り付けさせる。鼻が埋まって呼吸が荒くなり、サンの胸元が俺の息で熱くなる。薄手のシャツに俺の唾液でシミが出来ていく。

「…………サン! そろそろ私の番です。私は脱がされて撮られただけでまだほとんど触ってもらってないんですよ」

「脱がされたら十分だろ、ボクももっと脱がし甲斐のある服着てくればよかったなぁ」

「あなたは髪が長いからスーツは似合いませんよ。早く鳴雷さん離してください、窒息してしまいます!」

「ダメだよ、水月は今ヨダレ垂らして喜んでるんだから引き剥がしちゃ可哀想だよ」

「…………鳴雷さん! 胸ならこっちにもありますよ!」

サンの腕に頭蓋骨が軋むほど締められながらも無理矢理首を回し、ヒトの声がした方を向いてみると、緩んだネクタイに飾り立てられたはだけたシャツから覗く胸の谷間がチラリと見えた。

「美乳ぅ~!」

俺は勢いよくしゃがんでサンの腕の中から抜け出してヒトの胸に飛び込んだ。右胸はジャケットの上から、左胸はシャツの上から揉み、胸の谷間は素肌を唇で楽しんだ。

「はぁあ雄っぱい雄っぱい美乳雄っぱい」

筋肉の柔らかさと硬さを両手で楽しみながら、谷間に顔を挟まれるようなプレイも可能だなんて、なんて素晴らしいんだろう。

「ふふ……毎週三から四回はジムに通っている私に、絵を描き始めたら何日も閉じこもってしまうあなたが筋肉量で勝てる道理はありません」

「筋肉量ねぇ、そんなに変わらないと思うけど……それに、どっちがいいのか決めるのはボクでも兄貴でもないよ」

サンが真後ろに立ったのが気配で分かる。また首を絞められるのだろうかとワクワクしながら待っていると、後頭部に何か柔らかく弾力がある何かが押し付けられた。

「ほ~ら水月、売れっ子画家のおっぱいだよ~、貴重だよ~」

「社長兼組長のおっ……ぉ、ぱい……の方がっ! 貴重ですよね鳴雷さん!」

胸だ。胸が、頭の前後に押し付けられている。

「ちょっ、ちょ……ちょっと待ってください! タイム!」

「ん~? なぁに水月、やっぱりボクの胸がいい?」

「私だけがいいですよね鳴雷さん」

「横向かせて!」

ほんの少しだけ押し付け合いが緩み、俺は身体を回すことが出来た。左頬にヒトの胸を、右頬にサンの胸を味わう体勢だ。

「よし来い!」

背を曲げて頭を前に突き出す体勢を取れば、肩が邪魔にならず頭だけを挟んでもらえる。

「は~い」

「苦しかったら言ってくださいね……?」

両側からぎゅむっと胸が迫ってくる。俺の超絶美顔が押し潰されていく。

「天国! 極楽浄土! 桃源郷!」

「あ、そうだ。水月ほら、手こっちに置きなよ」

背中に回していた手を掴まれたかと思えば、俺の手はサンの尻に下ろされた。

「なるほど……鳴雷さん、私の方もどうぞ」

ヒトも俺の手を自身の尻に移した。下着越しの尻の感触が両手に伝わってくる。サンの方が柔らかく、ヒトの方が弾力が強い。

「ここが天竺! 天竺鼠が見える!?」

「天竺鼠ってモルモットのことだよ水月」

「妙なものが見えるということは酸欠なのでは?」

「あっやめて圧迫して! もっと圧迫してくださいお願いします!」

「兄貴、背中失礼~」

「ちょっと……」

サンはヒトの背に手を回し、更に俺の頭を強く挟んだ。頭蓋骨がミシミシと悲鳴を上げ始めた気はするが、性欲は骨より強いので問題ない。

「……じゃあ、私も……失礼します、サン」

ヒトもサンの背に手を回す。本当に頭が軋んでいるような……まぁいいか、ちょっとくらい歪んでも。

「あ、そうだ。こういうのはどう? 水月」

「こうですか? 鳴雷さんこれ好きなんですか?」

サンが身体を揺らし始めると、ヒトも同じように動く。胸と胸の間で顔がもみくちゃにされていく。

「んふぉおぉおぉおおぉ~……」

「水月嬉しそ~」

「本当ですね……痛くないんでしょうか?」

「ローションとか使って裸でしてあげた方がいいかもね。今度する? お風呂場とかで」

「……ローションってそのまま流していいんでしたっけ」

険悪な仲のはずのヒトとサンが次のプレイについて話している!? 少しは仲良くなってきたのだろうか、二十年以上あの仲だったのに俺を挟めば一日足らずで回復するなんて、俺……まさか、すごいのか?

「ん……ずっとお尻触られてると、変な気分になってきます……」

「ボクはもう後は抱かれるだけって具合のお尻だからね、ずっと前から気分はノってるよ」

「私だって今すぐにでも抱かれられます!」

「分かってないね~、水月はぬるぬるトロトロやわやわのお尻にしてからじゃないと入れないんだよ。優しいからね、傷付けたくないんだってさ」

「……へぇ」

「ちっちゃくて弱くて若いくせにさ~、傷付けたくないとかさぁ~、可愛いよねぇ~!」

むにゅうっ、とまた胸を強く押し付けられる。意識が朦朧としてきたのは興奮のせいだろうか、頭を強く挟まれ過ぎているからだろうか、ぼんやりとした頭では分からない。
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