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一時間以内だからな!
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首に絡み付いた腕は太く力強い。同級生の彼氏達とは違う。太い腕で締め付けられる感覚を味わうにはやはり歌見が一番だ、穂張三兄弟もかなり鍛えてはいるが歌見の方がムチムチしているし感度が高いからしがみついてくれる。
「イくっ、イっ……くぅっ、ほぐされてるっ、だけなのに……! くっ、そぉっ……」
腹に生温かい液体がかかった。
「はぁっ……はぁ、ちくしょう、準備中にはイきたくなかったのに」
「そうなんです? お尻は何度でもイけるんですからいっぱいイった方がお得でしょうに」
「まぁそりゃ、気持ちいいんだけどな……なんかイきたくないんだよ、我慢しちゃう。疲れるからかな……?」
「かな、と言われても……」
俺が絶頂を我慢するのは、早漏だと言われないためや、もう少し突いてあげたい時だったりが多い。悪いが、歌見が何故我慢するのかは察してやれない。
「まぁ、どうだっていいや。そろそろ始めるか?」
「そうですな、十分ですし……どうします? パイセンまた騎乗位しちゃいます?」
「いや、今日は……」
きゅ、と優しく抱き締められる。
「……お前に好きにされたい気分だ、一時間くらいで満足出来るようにやれよ」
「…………鼻血出るぅ」
「出てない出てない」
歌見の肩に手を添えると、押すまでもなく彼はベッドに仰向けに倒れてくれた。
「……ふふ」
カラーコンタクトが入って三白眼ではなくなった、オレンジ色の灯りを反射して輝く怪しい紫色の瞳。アッシュグレーの染髪と褐色に日焼けした肌も相俟って、ゲームやアニメのキャラクターのような非実在感が醸し出される。
「ほ、ほら、水月…………ぉ、おい……で?」
非現実感のある特徴で、照れながらもそれを必死に抑えて現実味のある微笑みを浮かべる。そんな彼への萌えと興奮はもう最高潮、俺は彼のむっちりとした尻肉を鷲掴みにし、鍛えているせいか締まりのいい後孔へ自らの欲望を突き入れた。
「……っ、あっ、ぁああっ!?」
必死に笑顔を作っていた歌見の表情が一気に崩れる。悲鳴でも上げているような顔だ、目には涙が滲んでいる。
「あっ、は……ぁ、うっ」
「パイセンとはまだ数をこなしていませんし、鍛えててお尻ちょっとキツめなので、一気に入れるのはちょっと危ないですな。パイセンも辛そうですし、一旦止まりますね」
開脚した足は蛙のようになってピクピクと震えている、しかしまだ二度目の絶頂は迎えていないようだ。先程の白濁液にまみれたままの陰茎は震えるばかりで射精の気配はない。
「ん……たす、かる。ふぅ……ふぅ…………ふあっ!?」
着たままのタンクトップの上から胸を鷲掴みにし、その肉厚さと驚いたらしい歌見の喘ぎ声を楽しむ。
「むっちむちですなぁ、いくら揉んでも飽きませんぞ。突っ込みながら雄っぱいモミモミとか男の憧れですな、わたくしは今憧れの只中に居ますぞ」
「んっ、揉むっ、なぁっ! 一旦っ、止まるってぇ……言ったろ!」
「腰の話でそ。こんなキツキツまんまんに半端に入れっぱでじっと待つだけなんてキツすぎまそ。モミモミくらいさせてくだされ」
タンクトップに隠されていない、胸筋の端をなぞる。すりすり、すりすりと指を辿らせる。しかし力はマッサージをするように少し強めに。
「んっ……ぅ、くそっ……お前はいつもいつも胸ばっか弄りやがって、何が楽しいんだっ……」
「手も目も楽しいですよ。ふほほっ、この辺は乳腺があって開発すれば気持ちよくなると聞きましたが、どうでしょう?」
「男に乳腺なんて要らんもんあるかぁっ!」
「乳首だって要るか要らないかで言ったら要らないじゃないですかぁ……名残としてないかな~、と。まぁ……開発の仕方まだ詳しく調べてはないんですが、パイセンモロ感なんでしっかりした開発しなくてもいいかなっと」
胸筋の端に添えたまま手を大きく震わせる。歌見の胸がたぷたぷと揺れ、彼の男らしい手はシーツを破らんばかりに掴んで引っ張った。これは快楽に耐えようとする仕草だ、胸を揺らしているだけなのに感じてくれているらしい。
「んっ、ふ……ぅうっ……! ゆら、すなぁっ、ばか……色んなとこっ、擦れる……」
ぎゅうぅっと後孔の締まりも強くなった。熱い腸壁は痙攣している。開脚させていた足がベッドを踏み締め、腰を浮かして揺らす。
「ぅ、あっ? おいっ、動かないってぇっ……! 言った、だろっ……尻と胸っ、同時とか無理っ、やめろぉっ!」
「わたくしは動いていませんぞ。パイセンがヘコヘコしてるのでそ」
「……っ!? しっ、してないっ、してないぃっ、そんなことっ」
「してますぞほら」
本当は分かっているのだろう、歌見は顔を真っ赤にして首を激しく横に振った。
「んまったくもぅパイセンったら、動いて欲しくなったならそう言ってくれたらわたくし頑張りますのに」
「ひっ……ち、ちがっ、ぁんっ! んっ、あ、あっあぁあっ!」
ズ、ズズっ……と少しずつ挿入を進めていく。腸壁をぞりぞりと撫でていくだけで歌見は身体を反らせて感じてくれる。感度の高い身体はイイ、俺のテクニックが上達していると勘違いさせてくれる。自己肯定感爆上がりだ。
「まだ奥まで入ってませんが、キツくて動きにくいので慣らすためにも軽ーく抜き挿ししますぞ」
これからの行動を予め伝えると、歌見はその快楽に構えて身を強ばらせる。きゅっと締まった後孔を犯せるのだ。
「んっ、あぁっ! ゃ、ぁんっ、んんんっ……! ゔっ、あぁっ、ぁ、ひっ……ひゔっ、んんんっ……! ゃ、あぁあっ!」
常に歳上らしくあろうとして、男として格好付けている彼の甘えた喘ぎ声はとても健康にいい。
「イくっ、イっ……くぅっ、ほぐされてるっ、だけなのに……! くっ、そぉっ……」
腹に生温かい液体がかかった。
「はぁっ……はぁ、ちくしょう、準備中にはイきたくなかったのに」
「そうなんです? お尻は何度でもイけるんですからいっぱいイった方がお得でしょうに」
「まぁそりゃ、気持ちいいんだけどな……なんかイきたくないんだよ、我慢しちゃう。疲れるからかな……?」
「かな、と言われても……」
俺が絶頂を我慢するのは、早漏だと言われないためや、もう少し突いてあげたい時だったりが多い。悪いが、歌見が何故我慢するのかは察してやれない。
「まぁ、どうだっていいや。そろそろ始めるか?」
「そうですな、十分ですし……どうします? パイセンまた騎乗位しちゃいます?」
「いや、今日は……」
きゅ、と優しく抱き締められる。
「……お前に好きにされたい気分だ、一時間くらいで満足出来るようにやれよ」
「…………鼻血出るぅ」
「出てない出てない」
歌見の肩に手を添えると、押すまでもなく彼はベッドに仰向けに倒れてくれた。
「……ふふ」
カラーコンタクトが入って三白眼ではなくなった、オレンジ色の灯りを反射して輝く怪しい紫色の瞳。アッシュグレーの染髪と褐色に日焼けした肌も相俟って、ゲームやアニメのキャラクターのような非実在感が醸し出される。
「ほ、ほら、水月…………ぉ、おい……で?」
非現実感のある特徴で、照れながらもそれを必死に抑えて現実味のある微笑みを浮かべる。そんな彼への萌えと興奮はもう最高潮、俺は彼のむっちりとした尻肉を鷲掴みにし、鍛えているせいか締まりのいい後孔へ自らの欲望を突き入れた。
「……っ、あっ、ぁああっ!?」
必死に笑顔を作っていた歌見の表情が一気に崩れる。悲鳴でも上げているような顔だ、目には涙が滲んでいる。
「あっ、は……ぁ、うっ」
「パイセンとはまだ数をこなしていませんし、鍛えててお尻ちょっとキツめなので、一気に入れるのはちょっと危ないですな。パイセンも辛そうですし、一旦止まりますね」
開脚した足は蛙のようになってピクピクと震えている、しかしまだ二度目の絶頂は迎えていないようだ。先程の白濁液にまみれたままの陰茎は震えるばかりで射精の気配はない。
「ん……たす、かる。ふぅ……ふぅ…………ふあっ!?」
着たままのタンクトップの上から胸を鷲掴みにし、その肉厚さと驚いたらしい歌見の喘ぎ声を楽しむ。
「むっちむちですなぁ、いくら揉んでも飽きませんぞ。突っ込みながら雄っぱいモミモミとか男の憧れですな、わたくしは今憧れの只中に居ますぞ」
「んっ、揉むっ、なぁっ! 一旦っ、止まるってぇ……言ったろ!」
「腰の話でそ。こんなキツキツまんまんに半端に入れっぱでじっと待つだけなんてキツすぎまそ。モミモミくらいさせてくだされ」
タンクトップに隠されていない、胸筋の端をなぞる。すりすり、すりすりと指を辿らせる。しかし力はマッサージをするように少し強めに。
「んっ……ぅ、くそっ……お前はいつもいつも胸ばっか弄りやがって、何が楽しいんだっ……」
「手も目も楽しいですよ。ふほほっ、この辺は乳腺があって開発すれば気持ちよくなると聞きましたが、どうでしょう?」
「男に乳腺なんて要らんもんあるかぁっ!」
「乳首だって要るか要らないかで言ったら要らないじゃないですかぁ……名残としてないかな~、と。まぁ……開発の仕方まだ詳しく調べてはないんですが、パイセンモロ感なんでしっかりした開発しなくてもいいかなっと」
胸筋の端に添えたまま手を大きく震わせる。歌見の胸がたぷたぷと揺れ、彼の男らしい手はシーツを破らんばかりに掴んで引っ張った。これは快楽に耐えようとする仕草だ、胸を揺らしているだけなのに感じてくれているらしい。
「んっ、ふ……ぅうっ……! ゆら、すなぁっ、ばか……色んなとこっ、擦れる……」
ぎゅうぅっと後孔の締まりも強くなった。熱い腸壁は痙攣している。開脚させていた足がベッドを踏み締め、腰を浮かして揺らす。
「ぅ、あっ? おいっ、動かないってぇっ……! 言った、だろっ……尻と胸っ、同時とか無理っ、やめろぉっ!」
「わたくしは動いていませんぞ。パイセンがヘコヘコしてるのでそ」
「……っ!? しっ、してないっ、してないぃっ、そんなことっ」
「してますぞほら」
本当は分かっているのだろう、歌見は顔を真っ赤にして首を激しく横に振った。
「んまったくもぅパイセンったら、動いて欲しくなったならそう言ってくれたらわたくし頑張りますのに」
「ひっ……ち、ちがっ、ぁんっ! んっ、あ、あっあぁあっ!」
ズ、ズズっ……と少しずつ挿入を進めていく。腸壁をぞりぞりと撫でていくだけで歌見は身体を反らせて感じてくれる。感度の高い身体はイイ、俺のテクニックが上達していると勘違いさせてくれる。自己肯定感爆上がりだ。
「まだ奥まで入ってませんが、キツくて動きにくいので慣らすためにも軽ーく抜き挿ししますぞ」
これからの行動を予め伝えると、歌見はその快楽に構えて身を強ばらせる。きゅっと締まった後孔を犯せるのだ。
「んっ、あぁっ! ゃ、ぁんっ、んんんっ……! ゔっ、あぁっ、ぁ、ひっ……ひゔっ、んんんっ……! ゃ、あぁあっ!」
常に歳上らしくあろうとして、男として格好付けている彼の甘えた喘ぎ声はとても健康にいい。
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