冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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おめかししてみたから

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尻込みしていた理由を話してくれると言うので、ベッドに座って真剣に聞くことにした。

「……いやそんなに改まらなくてもいい、大した理由じゃないから」

歌見は立ったまま、少しもじもじとしている。

「ほら、見て分かると思う……思いたい、ゃ、分かって欲しいんだが、見た目に気を遣ってみたんだ」

「はい! 分かりますとも! ちょっと髪立たせてらっしゃいますし、カラコンしてらっしゃいます。タンクトップもわたくしへのサービスたっぷり雄っぱい露出度限界上げ仕様ですし、そのダメージジーンズのパツパツ感もセクシーでそ」

「ぁ、下は……特に考えてないんだ、パツパツとか、露出とか……」

「ぬぉお全問正解ならず! 習っていない漢字を書いたら減点です!」

悔し紛れに小学生の頃の苦い思い出を叫ぶ。

「目の付け所はよかったぞ、パンツはパンツでも下着の方だ。これが躊躇った理由なんだが……見てくれるか?」

「ほっ……? は、はい!」

下着? 躊躇った理由? まさかセクシーな下着を履いているのか? ドキドキワクワクしながら歌見がそれを見せてくれるのを待つ。

「…………せくすぃーぱんてぃーかと思いましたが、レースとかは特にないですな」

太腿の中程まで露出し、俺の眼前に晒された下着に特に変わった点はない。紐でもなければ、レースもない。

「なんでエロ下着のイメージがレディースなんだ。俺のは、その……エロ目的じゃなくて、スポーツ用で、でも水月はこういうの好きだろうから……で、でもやっぱり恥ずかしいし、スポーツのために開発された物をそういうのに使うって、なんか、罪悪感ないか? スポーツウェアもののエロ見た時みたいな感じの」

「うぅむ、話す相手が悪いですな歌見パイセン。罪悪感など覚えていては勃起を持つ性は務まらぬ、この世の全てに感謝しヌきなさい……という信条の元生きているので」

「まぁお前には愚問だよな。ほら、勃起教の教祖様、見ててくれよ」

「そんな宗教を立てた覚えは……!?」

俺は俺の目の前でくるんと半回転をした歌見の尻から目が離せなくなった。ジョックストラップだ、歌見が着けているのはジョックストラップ。

「……見たか? 水月」

男性器をしっかりと包んでいた黒いそれは尻を隠してはいなかった。腰と太腿にぐるりとバンドが巻き付いているだけで、日に当たることのない淡いペールオレンジのままの尻が、その愛らしい割れ目が、丸出しだ。

「なんか、裸より恥ずかしいんだよな……もしお前の反応が悪かったらと思うと、どうにもな……どうだ?」

「…………」

「……固まるなよ、おい……ひ、引いたか?」

「この世の全てに感謝を……多大なる、感謝を」

「…………大袈裟だ! ったく……感謝する対象は、俺だけで……いいだろ」

「ジョックストラップを開発した方! その先祖代々! 日本に伝えてくださった方! 流通経路を確保した方、パイセンがそれを知りその手に届くまでに数多の人々が関わっているのでそ!」

「ま、まぁ……それはそう、だけど、熱量が怖い」

「さささ、パイセンっ! ベッドへ、こちらへ!」

ぼふぼふとベッドを叩いて呼ぶと、歌見は困ったように笑いながら俺の隣に座ってくれた。

「横乳やべぇえ……!」

タンクトップと呼んでいいのかすら分からない、緩いその服は袖口も広く、胸と脇腹の上半分がよく見える。

「この筋肉の溝がっ……たまりませんぞぉ!」

「あんまり乳って言うんじゃない。いいから、ほら……さっさとヤろう。明日も学校だろ? 何時間もしないからな、一時間くらいで切り上げるぞ」

「えぇ~!? 出し切るまで付き合ってくださいよ!」

「お前絶倫だから嫌だ。ほら、ヤるぞ」

歌見は手を伸ばし、ベッドの端に置いていたローションを取ると自らの手に少量零した。

「お、あったかいな。助かるよ」

「当然でそ。あっ、準備はわたくしがやりますから……パイセンはごゆっくりなされてくだされ」

自分の尻にローションを塗りつける歌見の腰に腕を回す。

「お前は服脱いでこい。俺はこれ塗るだけにしておくから、ほら服濡れるぞ」

「はーい!」

素早く服を脱いでベッドに戻ると歌見はくすくすと笑って俺の首の後ろへ腕を回した。俺達はベッドの上で膝立ちになり、抱き合いながら互いへの愛撫を始める。

「パイセン、ちょっと足開いてくだされ」

「んっ……ひ、ちょっ待っ、んぁっ!」

「相変わらず敏感でいらっしゃる……んっ? パイセンなんか、柔らかい……? ですな」

「ぁ、あぁっ……風呂場で、少しほぐしてっ……ちょっと待て、待てって……! はやいっ、ひっ……!」

「早くヤろっつったのはパイセンですぞ」

ぐちゅぐちゅと音を立てて後孔をほじくる。俺の背や頭を撫でていた手を止め、俺の首に力いっぱいしがみつき、快楽に耐える歌見の甘い声が耳のすぐ側で響く。

「んっ……ひっ、ぁ、あっ、水月っ、水月待てっ、ゃ、イくっ、イく、からっ…………!」

ローションを足しながら後孔をほぐしていく。前立腺は避けているのだが、敏感な歌見は身体を跳ねさせて喘いでいる。腕の中で震えるたくましい肉体は、俺の支配欲をたっぷりと満たしてくれた。
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