冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

やんわり調教

乳首を弄ってやったからだとは思うが、俺の巨根を根元まで咥え込んで、その上喉奥をぐりぐり責められながら歌見は絶頂を迎えた。

（これはもう喉の開発完了と見ていいですよな）

後は時間と回数を重ねて改良を進めていくだけだ。そのうち俺が名前を呼んだだけでイってしまうような身体にしてやりたい。

（……それは流石に日常生活に支障出そうですな）

絶頂の瞬間の力みが消えて、ぐったりとした様子で俺を見上げる。無言で俺の陰茎をはむはむと甘噛みしている。

「美味しいですかな？」

「…………かふぁい。張りが、ふごい」

「おぉおぅ……咥えたまんま喋られると結構キますな。ふふ、ふにゃふにゃのしゃぶしゃぶしたいですかな？」

「……俺は、なんふぁいか……イってぅ、のに……みひゅひ、いっふぁいも、イってなぅい」

「おや、そんなことを気にしてくださるとはパイセンはやっぱり健気でそ～、けなかわけなかわ健気萌え～」

わしゃわしゃと頭を撫でてやると歌見は頬を染めながらもバツが悪そうに目を逸らした。褒められるのが好きみたいなのに、褒められ慣れてないみたいだ。可愛い。可愛い。可愛い……可愛いから、もっと俺で染めないと。

「じゃあパイセンのお口に出させてもらいまそ。いいって言うまで飲んじゃやーよ」

「ん……んぶっ！　んっ、ぐっ、んんゔぅっ、んっ、んんぅっ！？」

「もうちょい扱かないと出ませんから、もうちょびっとだけ苦しいの我慢していただいて……ぁ、気持ちいいのでしたか？」

「んんんぅ……！」

「怒らないでくだされ。好きなとこしてあげますから」

後頭部と首の後ろをそっと押さえて、さっき見つけたばかりの喉の弱点を丁寧に抉る。歌見は涙を零す目を閉じて喘ぎ声を鼻から漏らし、俺の陰茎を強く吸い、締め付けた。

「んぐぅゔっ！？　ふぐっ、んっ、ぐゔぅっ……！　ゔ、ぅっ……！？」

「……っ、あ……出そう。パイセン、お口に……」

締め上げてくる喉から、吸い付いてくる口から少しだけ逃げる。喉奥を抉っていた亀頭を舌の上に戻し、欲望の栓を抜く。

「んっ、んんんゔぅっ……」

ようやく射精出来た。萎えずに数発出せる時もあるのに、今回は特大の一発で萎んだ。心地いい脱力感までセットだ、こんなにも満足出来る射精はなかなかない。

（お口でここまでってのはレアですな、あー気持ちよかった……賢者タイム入りそう）

まだ前戯なのに、本番が残っているのに、賢者タイムが訪れるなんて俺らしくない──

「んっ、んん……んーんっ、ん？　んん？」

──と、思っていたけれど、俺は俺だった。賢者タイムは結局来なかったし、また勃った。

「んんぅ……？」

歌見は素直に俺の「いいって言うまで飲んじゃダメ」という軽口紛いの言いつけを守り、飲んでいいのかと唇をきゅっと結んだまま尋ねている。

「それもしかして水月って言ってるんですか？」

「ん！　んんぅ」

精液を口に含んだままというとんでもなくいやらしい状態のくせに、歌見は「伝わるもんだなぁ」とでも考えているのだろう呑気な笑顔を浮かべている。

「もぐもぐしてくれません？　定番ですよな」

「ん……」

乗り気ではなさそうだったが、歌見は精液の咀嚼を始めてくれた。俺はベッドから滑り降りて歌見と視線の高さを合わせ、彼の目をじっと見つめて彼の胸を両手で揉んだ。

「んぅっ！？」

「もちろん吐いちゃダメですぞ、まだ飲んでもダメでそ。もぐもぐしててくださいね～」

軽く胸筋を揉んで彼の意識を胸に寄せたら、すぐに乳首を乳輪ごとつまむ。彼は慌てて口を両手で塞いだ。

「んっ、んぅっ、ん、ふっ……んんんっ！」

人差し指を細かく振って乳輪をぷるぷる揺らしてやる。深爪を心掛けているが万が一があってはいけないので、折り曲げた指の第二関節の丸く尖った角を乳首が埋まっている穴に押し込んだ。

「んんんんんっ！？」

穴は指も入らないくらい小さいから、ほじくるように動かしたって単に穴の縁を捏ねているだけになる。それでも歌見は仰け反って悦び、床で頭を打ちかけた。

「おっと……」

当然、彼の後頭部を守ったのは俺の手だ。この程度の反射神経は持ち合わせている。文武両道の母に感謝しなければな。

「……っ、ん…………みつ、きぃ……ごめん…………飲ん、じゃった」

口を塞いでいた両手をどかして、大きく口を開けて舌を突き出し、白濁液にまみれた赤い口内を俺に見せた。

「ごめん……まだ、いいって言われてないのに……イ、イった時にっ、ひっくり返っちゃって、つい、ごくって…………ごめん」

「…………ふふふふふ、そーんな深刻な顔で謝らないでくださいよぉ、そんな大事なお願いでもなかったんですから」

「そう……か？」

「あんなお願いちょっとしたスパイスですよ、つまみ食いも美味しいもんでしょ。実際美味しかったですか？」

「苦かったな……」

歌見は口をもごもご動かしている、舌を初めとして口内の色んなところに絡んだ白濁液を舐め取っているのだろう。

「……しかしパイセン、わたくしの術中にまんまとハマってしまったようですな」

「何ッ……！？　既に術を……！？」

「ノリよくて好きよパイセン。ふふふ……わたくしのジュニアの素をもぐもぐしながらイったのです、パイセンの脳に刻まれるザー汁の味にはイった時の記憶も含まれる……つまり！　パイセンはわたくしのミルクの味で興奮する身体になってしまったのですよ！」

「…………これ口に含む段階では、もうだいぶ興奮してるだろ……まぁ、言いたいことは分かる。開発進んだぞってことだろ？」

精液の言い方を気持ち悪く工夫してみたのにスルーだと俺が本当に気持ち悪い変態みたいに……俺は気持ち悪い変態だから別に問題ないな。

「口だの胸だのばっか構ってないで、そろそろ……なっ？　水月……ベッドに戻ろう」

「………………ィヤァアアハアァアアァアッ！　シャッライオラァアアッ！」

そろそろ本番に移行しようと誘ってくれているのだと察し、喜びのあまり奇声を上げながら立ち上がってしまった。

「俺はお前のその反応も、俺でそんなに喜んでくれるんだなって嬉しくなるけど……他の彼氏の前ではやめとけよ？　最悪フラれるぞ？」

「わ、分かってまそ……パイセン以外にこんな姿見せられませんぞ」

「……ふふ。起こしてくれ」

床に寝転がったまま手だけを伸ばした歌見の手を掴み、引っ張り起こす。彼は今から処女を失うと理解しているとは思えない緩んだ笑顔のままベッドに横たわった。