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灯りを消して
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仰向けに寝転がった歌見のズボンを脱がせると、白濁液が染み出した下着を拝むことが出来た。俺は自分で全て脱いで全裸になり、ベッドに飛び乗った。
「三世ダイブって三次元でも出来るもんなんだな……」
「ローションは……ちょっと熱いですな」
事前に火傷をしそうなくらいに温めておいたローションはコーヒー程度に冷めていた。あれくらい熱くしておけば使う頃には人肌になると思っていたのだが……まだ少し温度が高い。もう少し置こう。
「ではパイセン、脱がしまそ」
歌見の下着を掴むと歌見の手もまた下着を掴んだ。下着を引き下げようとする俺の手に対抗して引っ張り上げようとしている。
「……怖くなっちゃいました? 大丈夫でそ、優しくします」
「ち、違うっ」
「じゃあ手、どけてくれます?」
「で……電気、消して……欲しい。ここは……その、やっぱり……あんまりじっくり見られるの、は……なっ?」
日焼けした肌と生まれたままの肌のセクシーな色の境目や、敏感過ぎる胸は見せてくれたのに、明るいところで下着を脱がしたことだってあったのに、今更「電気消して」なんてウブ可愛いにも程があるだろう。
「…………ダメか?」
せっかく下着を履いたまま射精させたのだから、ぐちゃぐちゃのどろどろになった下着の中の様子を電灯の下で眺めたい。しかし初体験は出来るだけ相手の好む状況を作ってあげたい、その方が良い思い出として残るし、リラックス出来るだろう。
「構いませんが、電気消したところでまだお昼ですから太陽さんが燦々ですぞ?」
「あー……カーテン閉めても明るいか?」
俺は電灯を消すようAIスピーカーに呼びかけつつ窓に向かった。
「こちらがカーテン全開消灯モード、ちょっと薄暗くなった程度ですな。小説も余裕で読めルクスでそ。で、これがカーテン閉めた感じ……小説はちょいと厳しいですな、文字の大きな絵本くらいなら読めルクスでそ」
「読めルクス腹立つ」
「この程度の薄暗さで満足ですかな?」
「うーん……」
不満そうだ。照れ混じりではあるが不満が勝った表情に、俺はアレを使うことを決意した。
「仕方ありませんな、対陽光最終兵器局地使用モデルを使う時が来ましたぞ」
「なんだそれ」
「遮光カーテンなるものでそ。アキきゅんが日の高いうちからこの部屋に居ることもありますからな。かわゆいお目目をサングラスなどで隠させないための道具となっておりまそ。少々お待ちくだされ~」
遮光カーテンを閉じると部屋は真っ暗になる。カーテンの上端に空いた微かな隙間が光の線を描いているのが見えるだけで、歌見の表情どころかベッドの位置すら視覚では分からない。
「暗っ、これは流石に怖いぞ」
「へい! 豆電お願いしまっそ」
電灯が小さなオレンジ色の光を放つ。薄ぼんやりとした明かりの下、歌見のシルエットが見えた。傍へ寄ると表情も分かるが、チャームポイントの一つである日焼けした褐色の肌と太陽から隠されているペールオレンジの肌の見分けがほとんどつかなくなったのは、少し残念だ。
「パイセンの髪オレンジ見えますな」
「その場の色に染まりやすいみたいだな」
「で、いかがでしょう。この照度は」
「うん……このくらいがいい。すまないな、ワガママを言って」
明るい部屋で歌見を観察したいと思っていたが、なかなかムードがある。オレンジ色の光も悪くない。
「いえいえ! 豆電モードがここまでムーディだとは知りませんでしたぞ、ドスケベライトに気付かせてくれてありがとうと言わせて欲しいでそ」
「お前ラブホとか言ったら部屋の電気のことなんて言うんだろうな……」
薄い闇の中、ぼんやりと浮かんだ歌見の方へ手を伸ばす。手探りでの愛撫は予想以上に興奮する。触覚が鋭敏になっているのだろうか、すべすべとした手の甲や鳥肌が立った二の腕などがよく分かる。不規則な呼吸が興奮を煽る。
「パイセン、まずはほぐしたいので四つん這いになっていただけますかな? 腰を少し上げていてくだされば上半身は落としていただいても構いません、楽な姿勢になってくだされ。頭はそちらに……わたくしの枕をご使用くだされ」
歌見は俺の枕を抱き締めて上半身を落とし、ベッドに膝をついて俺の方へと尻を突き出した。
「ふふふ……」
むっちりとした尻をさすり、軽く揉み、きゅっと鷲掴みにして割れ目を開く。薄暗くてよく見えないが、まだ男を知らない穴が目と鼻の先にある。
「……っ、ひ……」
歌見は自分でもここを弄っていたらしいが、その頻度は如何程だろうか。ローションを使うより前に、指を入れるよりも前に、濡れていて柔らかく怪我をさせる心配のない舌を使おう。
「ひゃっ……! ぅ……」
自身の唇を舐めてたっぷり濡らし、きゅっと閉じた穴に口付ける。ちゅうっと軽く吸った後、穴に舌を押し付ける。ぐにぐにと穴の縁を揉み、皺の一本一本に唾液を塗り込み、舐めほぐしていく。
「ん……んっ? お、おいっ、それ手じゃないのかっ? は……? ゃ、やめろっ!」
歌見は俺の顔を押しのけて後孔を手で隠しながら仰向けになった。
「どうされたのでそ、パイセン?」
「どうしたじゃないだろ! おまっ、お前っ、な、なな、な……! 舐めただろ!」
「舐めてましたが」
「舐めるなこんなとこ! き、汚いだろ……」
「パイセンだってわたくしのしゃぶったじゃないですか、位置はほぼ一緒でそ」
とは言ってみたものの、陰茎はあまり汚くない気がするというのは、理解出来る。男なら誰しもが持っている感覚ではないだろうか、そんなことない? 主語大き過ぎた?
「さっきお風呂入れた時ちゃんと洗いましたし」
「だ、だからって……」
「指より舌のが柔らかいんですから、初めては舌のがいいんでそ」
あくまで個人的意見だが。
「…………後でちゃんとうがいしろよ?」
「ふふ、ご心配ありがとうございまそ」
体勢を戻した歌見の尻に再びしゃぶりつく。歌見は甲高い声を上げてビクリと震えた後、俺の手と舌に身を任せた。
「三世ダイブって三次元でも出来るもんなんだな……」
「ローションは……ちょっと熱いですな」
事前に火傷をしそうなくらいに温めておいたローションはコーヒー程度に冷めていた。あれくらい熱くしておけば使う頃には人肌になると思っていたのだが……まだ少し温度が高い。もう少し置こう。
「ではパイセン、脱がしまそ」
歌見の下着を掴むと歌見の手もまた下着を掴んだ。下着を引き下げようとする俺の手に対抗して引っ張り上げようとしている。
「……怖くなっちゃいました? 大丈夫でそ、優しくします」
「ち、違うっ」
「じゃあ手、どけてくれます?」
「で……電気、消して……欲しい。ここは……その、やっぱり……あんまりじっくり見られるの、は……なっ?」
日焼けした肌と生まれたままの肌のセクシーな色の境目や、敏感過ぎる胸は見せてくれたのに、明るいところで下着を脱がしたことだってあったのに、今更「電気消して」なんてウブ可愛いにも程があるだろう。
「…………ダメか?」
せっかく下着を履いたまま射精させたのだから、ぐちゃぐちゃのどろどろになった下着の中の様子を電灯の下で眺めたい。しかし初体験は出来るだけ相手の好む状況を作ってあげたい、その方が良い思い出として残るし、リラックス出来るだろう。
「構いませんが、電気消したところでまだお昼ですから太陽さんが燦々ですぞ?」
「あー……カーテン閉めても明るいか?」
俺は電灯を消すようAIスピーカーに呼びかけつつ窓に向かった。
「こちらがカーテン全開消灯モード、ちょっと薄暗くなった程度ですな。小説も余裕で読めルクスでそ。で、これがカーテン閉めた感じ……小説はちょいと厳しいですな、文字の大きな絵本くらいなら読めルクスでそ」
「読めルクス腹立つ」
「この程度の薄暗さで満足ですかな?」
「うーん……」
不満そうだ。照れ混じりではあるが不満が勝った表情に、俺はアレを使うことを決意した。
「仕方ありませんな、対陽光最終兵器局地使用モデルを使う時が来ましたぞ」
「なんだそれ」
「遮光カーテンなるものでそ。アキきゅんが日の高いうちからこの部屋に居ることもありますからな。かわゆいお目目をサングラスなどで隠させないための道具となっておりまそ。少々お待ちくだされ~」
遮光カーテンを閉じると部屋は真っ暗になる。カーテンの上端に空いた微かな隙間が光の線を描いているのが見えるだけで、歌見の表情どころかベッドの位置すら視覚では分からない。
「暗っ、これは流石に怖いぞ」
「へい! 豆電お願いしまっそ」
電灯が小さなオレンジ色の光を放つ。薄ぼんやりとした明かりの下、歌見のシルエットが見えた。傍へ寄ると表情も分かるが、チャームポイントの一つである日焼けした褐色の肌と太陽から隠されているペールオレンジの肌の見分けがほとんどつかなくなったのは、少し残念だ。
「パイセンの髪オレンジ見えますな」
「その場の色に染まりやすいみたいだな」
「で、いかがでしょう。この照度は」
「うん……このくらいがいい。すまないな、ワガママを言って」
明るい部屋で歌見を観察したいと思っていたが、なかなかムードがある。オレンジ色の光も悪くない。
「いえいえ! 豆電モードがここまでムーディだとは知りませんでしたぞ、ドスケベライトに気付かせてくれてありがとうと言わせて欲しいでそ」
「お前ラブホとか言ったら部屋の電気のことなんて言うんだろうな……」
薄い闇の中、ぼんやりと浮かんだ歌見の方へ手を伸ばす。手探りでの愛撫は予想以上に興奮する。触覚が鋭敏になっているのだろうか、すべすべとした手の甲や鳥肌が立った二の腕などがよく分かる。不規則な呼吸が興奮を煽る。
「パイセン、まずはほぐしたいので四つん這いになっていただけますかな? 腰を少し上げていてくだされば上半身は落としていただいても構いません、楽な姿勢になってくだされ。頭はそちらに……わたくしの枕をご使用くだされ」
歌見は俺の枕を抱き締めて上半身を落とし、ベッドに膝をついて俺の方へと尻を突き出した。
「ふふふ……」
むっちりとした尻をさすり、軽く揉み、きゅっと鷲掴みにして割れ目を開く。薄暗くてよく見えないが、まだ男を知らない穴が目と鼻の先にある。
「……っ、ひ……」
歌見は自分でもここを弄っていたらしいが、その頻度は如何程だろうか。ローションを使うより前に、指を入れるよりも前に、濡れていて柔らかく怪我をさせる心配のない舌を使おう。
「ひゃっ……! ぅ……」
自身の唇を舐めてたっぷり濡らし、きゅっと閉じた穴に口付ける。ちゅうっと軽く吸った後、穴に舌を押し付ける。ぐにぐにと穴の縁を揉み、皺の一本一本に唾液を塗り込み、舐めほぐしていく。
「ん……んっ? お、おいっ、それ手じゃないのかっ? は……? ゃ、やめろっ!」
歌見は俺の顔を押しのけて後孔を手で隠しながら仰向けになった。
「どうされたのでそ、パイセン?」
「どうしたじゃないだろ! おまっ、お前っ、な、なな、な……! 舐めただろ!」
「舐めてましたが」
「舐めるなこんなとこ! き、汚いだろ……」
「パイセンだってわたくしのしゃぶったじゃないですか、位置はほぼ一緒でそ」
とは言ってみたものの、陰茎はあまり汚くない気がするというのは、理解出来る。男なら誰しもが持っている感覚ではないだろうか、そんなことない? 主語大き過ぎた?
「さっきお風呂入れた時ちゃんと洗いましたし」
「だ、だからって……」
「指より舌のが柔らかいんですから、初めては舌のがいいんでそ」
あくまで個人的意見だが。
「…………後でちゃんとうがいしろよ?」
「ふふ、ご心配ありがとうございまそ」
体勢を戻した歌見の尻に再びしゃぶりつく。歌見は甲高い声を上げてビクリと震えた後、俺の手と舌に身を任せた。
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